『かぐや様は告らせたい』第106話 文化祭を語りたい
マスメディア部所属の紀かれんと巨瀬エリカ。二人を主人公にしたスピンオフ『かぐや様を語りたい』も開始され本編でも主役を張っております。何気に以前から登場しており、コミック1話、11話、14話でかぐや様と白銀を素敵と憧れを持ってたモブの生徒です。
さすが『かぐや様は告らせたい』です。
どんどん世界観が広がっていき、まさかモブの生徒でスピンオフ作品までやるとは恐れ入った。広がるかぐや様ワールドである。
<関連記事>
第106話 文化祭を語りたい
今回のサブタイトルは「文化祭を語りたい」。
前回のサブタイが「伊井野ミコは愛せない①」と、ミコちんの名ではじめて「①」とナンバーが打たれてましたが、続きの「②」でなかったか。
紀かれんと巨瀬エリカが文化祭に向けて重要人物にインタビューを取っていくという形式です。文化祭に向けての助走というか期待値を跳ね上げてくれます。
キャンプファイヤー
キャンプファイヤーの火手天火の射手
かぐや様スゲーことやるな。
やっぱ秀知院学園の文化祭「奉心祭」はウェーイ系だぜ。ミコちんのおかげで今年から復活するキャンプファイヤーが俄然楽しみになってきました。
そういえば、ミコちんの小等部時代にはやってたのに中止になってた理由は生徒会選挙で語られてたと教えていただきました。
キャンプファイヤーをやらなく(できなく)なった理由は生徒会長選挙のときにミコちゃんの演説で語られてましたね。深夜まで居座る生徒やポイ捨て問題から夜間活動に町内会の許可が下りなくなったから。
>コメントより
コミック68話
あー、そうでした。キャンプファイヤーできなくなった理由はコミック68話「伊井野ミコを笑わせたい」で語られてました。そっか。3年前まではキャンプファイヤーは恒例行事だったものの、深夜まで居座る生徒やポイ捨ての問題でできなくなったと。
そうするとミコちんの普段の行いで、再びキャンプファイヤーが可能になったのは感慨深いものがあります。今回はミコちんの出番無しですが、「伊井野ミコは愛せない」シリーズの続きがどうなるか注目です。
かぐや様の完コピーっぷり
中1の時にたまたま理想的な射が出来て以来ずっと同じ動きをしてるだけ
天才かな?天才です。
なぜこんなに上手なのかと言えば中1の時に出来た完璧な射を繰り返してるだけという。普通ならできませんがかぐや様だからこそできる。いわく「中るのはただの結果」である。完コピして結果だけを出す。
天才少女だが果たして本当にこれでいいのだろうか?
弓道というのは的に中てるまでの一連の動作を通して「心身の鍛練」をするものである。かぐや様のやってることは「武道の精神」「礼法」といった一番大事(と思われる)ものが一切無いのだ。心が無いといってもいい。超効率重視である。
高校に入って一度も大会に出てないのは「真面目に鍛錬を重ねる全てのスポーツマン」に対してクリスマス優先と、かぐや様は鍛錬もしてないことが伺える。実際に弓道部にほとんど顔出してない幽霊部員だそうだし。
完璧コピーできて結果だけを出すことについては、ソーラン節を白銀に教えたコミック84話「白銀御行は踊りたい」でもありました。
コミック84話
全てを「真似しろ」「コピーしろ」「魂なんて曖昧なものは不要」と断言しました。そこを藤原書記と意見が食い違って揉めていました。真似でいいんだぁ。ふ~~~ん。
あの時はギャグだったけど改めてピックアップされると、「心」とか「魂」が一切無いかぐや様は意味深です。初期『ピアノの森』で譜面通り完璧に弾いた雨宮とめちゃくちゃだけど魂揺さぶったカイを彷彿させますね。
かぐや様のことだからピアノも大変秀でていらっしゃる事でしょうが、藤原書記と比べるとどうなっちゃうかなぁ?これは「かぐや様VS藤原書記」のピアノ対決する前振りにしか見えんぞい。
「奉心祭」の由来
つばめ先輩…!?
今回の演目は奉心伝説
奉心祭の由来になったお話だよ
想い人に心臓を捧げた愛の物語
怖ぇーよ!!
つばめ先輩は推薦で進路も決まっており(3学期も学校来るのか?石上の天下分け目の前振りか?)、最後の文化祭を全力で楽しむつもりのようです。で、文化祭でやるのは劇と新体操を組み合わせた舞台。
それが秀知院の文化祭「奉心祭」の由来なんだとか。
ここで刮目すべき点は、「想い人に心臓を捧げた愛の物語」って言葉だよね。具体的な詳細は不明ながら「奉心祭」って名前なのに、その由来は想い人に心臓を捧げる…「奉」でなく「捧」って点やな。
ここで前回のミコちんの回想を振り返りましょう。
105話の回想
小等部時代のミコちん。
キャンプファイヤーに感動するかけがえのないミコちんのの思ひ出です。刮目すべきはこの秀知院の文化祭の名前が今の「奉心祭」でなく「捧心祭」となってる点でしょう。
ただのミスの可能性もあったけど、改めてつばめ先輩が「奉心伝説。奉心祭の由来になったお話だよ。想い人に心臓を捧げた愛の物語」と言ったことで、漢字が変わっている点になんか深い意味がありそうだぞい。
「奉」は色んな意味で使われるが「捧」は「ささげる」に限定した意味合いなり。
心臓を捧げたのがはじまりか。すごく文学っぽく詩的っぽいな。
秀知院の三大美少女?1年の不知火ころも
三大美少女?
1年の妖精、不知火ころも
2年の姫君、四宮かぐや
3年の白鳥、子安つばめ
秀知院が誇るそれぞれの学年の美少女ってところ。かぐや様とつばめ先輩の「お可愛さレベル」はご存知の通りですが、まだ見ぬ1年の不知火ころもって子もそのレベルの天使っぷりなのでしょうか。
ちなみに、「不知火ころも」という名前は既に登場済みです。
95話の2学期期末テスト結果発表で49位に彼女の名前がありました。
49位 不知火ころも
<関連記事>
まだ見ぬ不知火ころもちゃんは1年の中でもけっこうな成績上位者である。石上が目指す学年50位以内近辺です。以前から名前だけ出てた「不知火ころも」に焦点を当てたから、そのうち重要キャラとして登場するでしょう。
そして、同時に注目したいのは原典でもある「竹取物語」です。
石上麻呂に相当する石上くんがかぐや様から難題「燕の子安貝」を出されて挑んでます。このように石上につばめ先輩と、メタな「竹取物語」的な視点で見ると「不知火ころも」も今後のキーになるかなと。
<関連記事>
「竹取物語」に照らし合わせると、生徒会メンバーにはあと1人だけ「枠」があります。
・会長…白銀御行(大伴大納言御行)
・副会長…四宮かぐや(かぐや姫)
・書記…藤原千花(藤原不比等)
・会計…石上優(中納言石上麿足)
・会計監査…伊井野ミコ(石作皇子)
・庶務…????(右大臣阿部御主人)
白銀の難題「龍の頸の五色の玉」、藤原の難題「蓬莱の玉の枝」、石上の難題「燕の子安貝」、ミコの難題「仏の御石の鉢」…と。コメントで教えてもらったんですけど。そこから推論すると不知火ころもちゃんは名前が重要やで。
生徒会役員で残った庶務は「阿部」性の可能性が高く、2年の学年4位に「阿部和音」と1年学年4位に「阿部夜由代」という名前からして女の子が秀知院学院にはいます。
2年の阿部和音 / 1年の阿部夜由代
姉妹か知らんが、「阿部」さんは苗字からして、どっちか(もしくは両方)生徒会入りすると予想されます。阿部さんが生徒会役員になると仮定し、竹取物語の右大臣阿部御主人に出されたかぐや姫の難題は「火鼠の皮衣(ひねずみのころも)」である。
まだ生徒会メンバーにもなってない阿部さんの難題「火鼠の皮衣」となる名前だよね。不知火ころもって。1年を代表する美少女らしいので登場の期待値が高まります。はい。
白銀の難題「龍の頸の五色の玉」
龍珠桃
そんなメタ的な視点で読むと、白銀の難題「龍の頸の五色の玉」に該当する龍珠桃も重要なキャラでしょう。そもそも、今回インタビューされた人の中では場違いすぎるキャラである。今のところ主要人物じゃないからね。
ここであえて龍珠桃という子をピックアップしてるところが意味深だ。自身はかぐや様に文化祭までに告白されなきゃ自分から告ると宣言してるだけに気になるところです。
<関連記事>
事実、白銀が文化祭に向けて作ってるハリボテのオブジェはどう見ても「龍」だし「玉」もあります。玉に関しては数十年前の生徒会が屋上に飾ってからの伝統となってるようですが、玉だけじゃない。細長いものにせっせとウロコを貼ってるのはどう見ても龍を作ってる。
伝統の「玉」に、おそらく白銀オリジナルの「龍」。
白銀の難題「龍の頸の五色の玉」は文化祭なのか!?
まとめると!
キモはつばめ先輩なり
総括すれば、今回もかぐや様はお可愛かった…ではなく!つばめ先輩がエッチだったということなり。笑顔で新体操する姿はとても扇情的でした。はい。
くしくも、スピンオフの同人版と同じつばめ先輩ネタである。狙ったのか偶然なのか知らんがどちらもつばめ先輩がえっちな身体をしていると主張するかのようなエピソードでした。偶然か狙ったのか…。
<同人版かぐや様>
確かに燕岳も良い。人は山頂を目指すものだ。
同時に山頂を踏破したら谷へ降りるべき。そこは「脇」「太もも」「お尻」のつばめ先輩の肢体。美しさ、優しさ、力強さがある。「胸」が好きだという事と「脇」「太もも」「お尻」を否定することはイコールじゃない。
同人版がつばめ先輩の胸の素晴らしさを説くなら、本家は「脇」「太もも」「お尻」の素晴らしさを説く。最高であると。つばめ先輩のばでぃはパーフェクトだぞと。
コメント
つばめ先輩が完璧美少女過ぎて、石上と釣り合わなすぎ辛い
石上の難題が間違ってますよ
仏の御石の鉢ではなく、燕の子安貝です
それと、阿部はバランス的(男女比)に男の可能性もありますよ
英語版のルビが、阿部和音はかずおだったらしいですし、もう1つ法則があります
それは、竹取物語由来の女キャラの名前はひらがな3文字が多いという事です
例外もいますが、四宮『かぐや』、子安『つばめ』、大仏『こばち』、不知火『ころも』となっています
この法則を考えると、阿部の名字を持つ二人は男かもしれないのです
まあ、偶然かもしれないですけど
英語版は公式のチェックが甘い可能性があるのでそれほどあてにはできないかと
別に、この情報が正しいとは言ってない
可能性があるとだけ言ってるんだよ
阿部さんちは「やゆよ」と「わをん」
どう読むかはまだ明かされてない
弓道のくだりですが、理想の射というのは仏教での悟りみたいに人間性を排除した先あるものだと私は思ってるので、そのために必要な武道の精神や礼法といった精神を向上させることで理想の型を維持するという本来のルートではなく、心がないからこそ理想の型を維持できるというかぐや様の異常性を強調しているんじゃないかと思います。
何が言いたいのかというと会長のことを考えて全然的に中らないかぐや様がみたいです。
組長の娘・・・部長会議で隣にいた警視総監の息子・・・集英社・・・
これはやはりニセコイ
ヤクザの娘が重要キャラならなにかと対になってる警視総監の息子も同程度に重要さ持ってそうだよねえ
アウトローと権力側の恋愛物語。
に、ニセコ……。
結構元ネタを使ってきているのが面白い。
龍の珠を取りに行って失敗、目がスモモのように腫れ上がるという逸話があるんで、告白が成功するしないも含め、今後の展開が見通せない。
ハプニングで間違って龍珠に告白しようとしている、みたいなことになるとか。
いずれにしろ、これまでで最長のエピソードになりそうな予感はしますね。
>目がスモモのように腫れ上がるという逸話があるんで
かぐや様的には、寝不足でクマがある目がお好きなのだそうなので、スモモのように腫れ上がった目も意外に好きかも?w
大伴御行とかぐや姫が両思いの話というと、SF映画「竹取物語」なんてのもあったりしますが、映画ネタがあったりして。