以前、ゾロが今だに紹介されていないという記事を書いたところ、以下のようなメールを頂きました。
SB編終盤での、かのクマの慈悲の回のタイトルは「海賊狩り ロロノア・ゾロ」だったのは覚えておるでござるか?このタイトルを使うために、これまで紹介コマは控えてきたのではないかと思ったのでござるよ。ルフィ一味の危機を、ゾロが自分の命と引き換えに救う話の構想を当時から尾田さんが持っていたという超解釈をすれば、この説は決してありえなくはないと思ったのでござるよ。ただ、「火拳のエース」ってタイトルもあったような気もするから完璧な説ではないでござるかもしれんでござる。
面白い意見ですね!
485話でくまによって、モリア戦で傷ついたルフィの怪我を変わりに受けたゾロ。ボロボロになり、現在でも傷は癒えていません。
傷を一身に受けるゾロ
ルフィの傷を一身に受けたゾロ。ゾロのかっこよさが際立つエピソード。この時のタイトルが「麦わらの一味・海賊狩りのゾロ」。なるほど、このタイトルを使うためにあえて通り名と名前の紹介をしなかったというのは面白い意見です。
盛り上がるインペルダウン
さて、今週の「ワンピース」です。
ルフィとバギーがLEVEL2でバシリスクというニワトリが産んだ怪物を相手にしている頃に、ハンコックたちはLEVEL4でインペルダウンの署長マゼランと会っていました。
ハンコック
よし、妻にしてやるえ(チャルロス聖風に)
やばいってハンコック可愛いって。16歳でマリージョア脱出して直ぐに九蛇海賊の船長となったという事は、今は11年後だから…、27~28歳ぐらいですか。結婚するには丁度いいですね。
一方のルフィたちは、Mr.3と合流。Mr.3はルフィを脱獄中と勘違いしているようなので、下に行くと分ったらどんな反応するのでしょうか。
で、今回最大のキモはハンコックでもMr.3でもなくジンベエなんですよ。初めは謎だらけだった七武海もほとんど登場し、最後を飾るのはジンベエ。ジンベエは、初期の頃から名前だけ登場していた意味深なやつでした。
魚人海賊団の頭"ジンベエ"
王下"七武海"の一角のジンベエ。初期から名前だけは登場し、魚人海賊団の頭という事ですが、詳細な情報はほとんどありませんでした。少ない情報ですが、ちょっと魚人海賊団の歴史を振り返ってみましょう。
・200年前
魚人族と人魚族は、魚類と分類され差別されていたが、世界政府が魚人島への交友を発表。
・11年(以上)前
冒険家フィッシャー・タイガーが、天竜人が住む聖地マリージョアへ単身で乗り込み、奴隷解放の為に暴れ回り、奴隷達を解放。奴隷だった魚人たちとタイヨウの海賊団を結成。
魚人海賊団結成
タイヨウの海賊団は、天竜人の奴隷の証、天駆ける龍の蹄を太陽のシンボルに変えたマークが体のどこかにあります。魚人海賊団は、東の海にもその名を轟かしており、相当な大海賊だったと思われます。
11年前に、ハンコックは奴隷から解放して直ぐに九蛇海賊の船長となって七武海に加盟。魚人海賊団結成も11年ぐらい前だったと思われます。
この前後の年で起きたことといえば…。12年前に、魚人のトムさんが海列車を完成。11年前に、シャンクスがフーシャ村を拠点として活動してた頃の出来事。
・8年前
フィッシャー・タイガーの死後、魚人海賊団はいくつかの一味に分裂。マクロ一味など。
マクロ一味
魚人海賊団は複数の一味に分裂しました。
そして、魚人海賊団の頭ジンベエが七武海加盟と引きかえに、アーロン一味を東の海へ解き放つ。アーロン一味がココヤシ村を占領し、そこを拠点に東の海を支配し、魚人の王国を建国しようとしました。
ココヤシ村襲われる
「まさか…"グランドライン"の魚人海賊団が分裂したって噂は…本当だったのか…!!!」
ナミに1600万ベリーの懸賞金がかけられた時、ココヤシ村の面々は新聞でナミに懸賞金がかけられたと知りました。にも関わらず、魚人海賊団という大海賊団が分裂した事を噂レベルでしか知らなかったことから、アーロン一味は分裂後にすぐに東の海へ行き、魚人海賊団分裂という記事が新聞に載る前にココヤシ村を襲ったと思われます。
アーロンは奴隷でなかった?
アーロン一味が奴隷だった説はちょっと怪しくなってきました。
というのもハチの回想でアーロン一味の幹部は幼馴染で、シャボンディパークの観覧車に憧れている1コマがありました。
20年以上前に、ハチは遭難していた冥王レイリーを助けました。その頃のハチはまだ子供で、タイヨウの海賊団に入るまでレイリーと仲良くしていたとか。つまりハチは奴隷でなかった事はほぼ確定。何より、子供の頃のハチの額には何のマークもありませんでした。
子供の頃のハチ
ハチがいつタイヨウの海賊団に入ったかは定かではありませんが、フィッシャーが奴隷を解放して結成した初期メンバーではなく、タイヨウの海賊団結成後に入ったと。
アーロンがハチの幼馴染だとすれば、アーロンも元奴隷のタイヨウの海賊団の初期メンバーではなさそうです。では何故、あそこまで人間を毛嫌いしていたのかは分りませんが。
またアーロンの懸賞金は2000万ベリーと、今となっては安すぎ。七武海のジンベエと肩を並べていたというのに、これでは安すぎます。まあ、海軍に賄賂を送って村の支配をモミ消していたので、実際には懸賞金が跳ね上がりそうですが。ジンベエとアーロンの関係も興味深いです。
そして、いよいよジンベエがついに登場ですよ。
ジンベエ
かっこ…いいかな?
今まで七武海が出てきた時は、「どん」と迫力満載だったのに、ジンベエは血まみれでボロボロです。「監獄へ行ったあいつはどうだ。そろそろ頭は冷えたか?」というセンゴク元帥の言い方から、てっきり小学生が廊下に立たされているようなもんだと思ってましたが、完璧に犯罪者扱いです。
これで七武海も全員登場しました。
七武海加盟と引きかえにアーロンを東の海へ解き放ったらしいですが、何の為に?ただの仲違い?また、サンジの旅の目的である、東西南北全ての海の魚が泳ぎ、あらゆる海の食材が揃うというオールブルー。コミック23巻のSBSで尾田先生は、魚人は魚を支配しようとすると言っており、魚人海賊団船長のジンベエならオールブルーについて何か知っているのではないかな、と。
で、登場したばかりのジンベエですが、相変わらず謎だらけです。
エースを「さん」付けで呼び…。
「痛ェのは…、仁義を通せぬ…わしの心じゃァ!!!」
「七武海の称号が何じゃ…そんなものいらん!!!」
「この戦いが止められるなら…わしは命もいらん!!!」
ジンベエは白ひげに対して仁義を通すって、知り合いなのでしょうか。しかも、アーロンを東の海へ解き放つことで、七武海に加盟したのでは。その称号がいらんとは…。戦いを止めようと必死です。
政府の言いなりで動く七武海はくま一人だけ。にもかかわらず、海軍トップのセンゴク元帥は、白ひげとの戦いを、最も協力的に参加すると踏んでいました。もう意味分りませ。ジンベエは何を考えているのでしょうか。あと、何となく体の模様がドラゴンの頬の模様に似てます。まあ関係ないと思いますが。
海侠のジンベエ、元懸賞金2億5千万ベリー。今後の動向に注目です。
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