『葬送のフリーレン』の魔王や勇者について。
読み返してて色々と気になった点が出てきてるんですよね。
特に魔王についてはかなり謎が多い。
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『葬送のフリーレン』の魔王
魔王城はいつ出来たか
7話
大陸の遥か北の果て。この世界の人々が天国と呼ぶ場所、オレオール(魂の眠る地)にただり着いた。そこは多くの魂が集まる場所で、私はかつての戦友達と対話した。この世紀の発見は魂の研究を飛躍的に進歩させるだろう。
旅の目的である北の果てのエンデ。そこでは死者と出会って会話ができるそうな。フリーレンは勇者ヒンメルと再び会話するために旅をして冒険の最終地点です。
大魔法使いフランメはエンデを訪れたと記しているし、オレオール(魂の眠る地)は当時は天国と呼ぶ場所だったそう。描写だけ見ると綺麗な神殿風です。今では魔王城がある場所です。
ここで引っかかるのは、魔王城っていつできたかです。
だって、アウラ戦の過去回想ではフランメが生きてた時代が描かれたじゃん。フリーレンを拾って弟子にして逝去するまでの約50年のさ。その回想では当然のように魔王は君臨してました。
- 約1000年前にフランメはオレオール(魂の眠る地)を訪れる
- オレオール(魂の眠る地)は今の魔王城の場所
- 約1000年前から魔王は健在
つまり、1000年前の魔王城は北の果てオレオール(魂の眠る地)ではなかった説である。フランメが訪れた時は天国だったんだよね。後からその地に魔王城を建てたということになる。
魔王はエルフを狩ってた
24話
『葬送のフリーレン』ではエルフは極端に少ないです。24話で同族の武道家(モンク)のクラフトと出会えばエルフは全滅したと思ってたという会話をしていました。
作中で登場したエルフはフリーレンとクラフトの2人しかいません。とはいえ、ここ数百年単位で見るともう1人か2人は生きてるっぽいです。
- フリーレン「最後に同族と会ったのも400年以上前」(13話)
- クラフト「同族と会うのは300年振りくらい」(24話)
フリーレンは400年以上前に同族に会ったことがあり、クラフトは300年前に会ってるそうな。ここ400年単位でいえば、エルフは他にも生存してる事が明らかです(今も健在かは不明)。
なぜこれほど少ないのか。最初、フリーレンは恋愛感情や生殖本能が希薄だからと言ってましたが、根本的な理由は約1000年前の魔王のエルフ狩りでしょう。
21話
エルフを皆殺しにしろ。それが魔王様の命令だ。
約1000年前に魔王はエルフを絶滅させる命令を出している。フリーレンの村も当時の将軍「玉座のバザルト」によって滅ぼされました。バザルトより強いのも派遣されており、エルフ皆殺し計画は徹底されてました。
おそらく、1000年前の魔王のエルフ絶滅計画によって、エルフの集落は壊滅したと推測されます。エルフは極少数で、種族は絶滅してると思ってると。
ここで気になるのは何で魔王はエルフを皆殺しにしようとしたのかでしょう。
魔王はエルフを恐れた?
魔王がエルフ絶滅計画を立てた理由は定かでありませんが、このロジックを当てはめるとしたら『ドラゴンボール』のフリーザ様、『ドラクエ4』のデスピサロの心境がさもありなん。
フリーザ様は伝説の超サイヤ人を恐れ、デスピサロは邪悪なるものを打ち倒す勇者の予言を恐れて…早めに策を施すというか、対象が目覚める前に滅ぼそうとしました。
魔王もひょっとしてこれらと同じではと。
つまり、本物の勇者はエルフにいる説である。
勇者の剣
25話
勇者ヒンメルは「勇者の剣」を抜けなかった。いわく「この世界を滅ぼす大いなる災いを撃ち払う勇者のみ」が抜けるそうです。
勇者の剣無しでも魔王倒しちゃったのもスゴイけど、これって剣を抜ける本物のディスティニー背負った勇者が別にいるってことですからね。
1000年前にエルフを皆殺しにしろって命令出してた魔王は、フリーザ様やデスピサロのロジックだったらエルフの中に本物の勇者が生まれると恐れた可能性が微粒子レベルで存在する。そして、その勇者はフリーレンなのではと思ったり思わなかったり。
そもそも勇者ヒンメル一行が「勇者・僧侶・戦士・魔法使い」の4人パーティで(大魔法使いフランメの戦友も3人だったので4人パーティ?)、今のフリーレンたちは「魔法使い・魔法使い・戦士・僧侶」ですからね。フリーレンが勇者はあり得るぞい。
まあ、もう魔王討たれたので誰倒すんだよって気もしますが。大魔王がいる?知らんけど。
フリーレンが復讐をやめた理由
21話
フリーレンは家族も村も魔王軍によって殺されたわけです。魔族を絶対殺すマンとなっていました。いわく「私は魔族にすべてを奪われた」「魔族を根絶やしにしたいほど憎い」である。
師匠フランメから戦いの魔法しか教えられなかったし、復讐のためと追求されていました。
フランメはフリーレンを「いつか魔王を倒せるほどの高みにたどり着ける」「お前が歴史にナを残すのは、魔王をぶっ殺すときだ」(22話)と、いつか魔王倒してね的なことを言われてる。
にも関わらず、フリーレンは戦うことを辞めちゃってたんですよね。
27話
もう五百年以上魔族との実戦はやってない。もう戦い方も忘れてしまった。私は決断を先送りにしすぎた。
勇者ヒンメルの偉業は約80年前…冒険は10年間なのでざっくり約90年前としよう。フリーレンは魔族絶対殺すマンだったのが約590年前に魔族との戦いを引退して隠居していました。
家族や村を滅ぼし、師匠からも魔王倒せよって言われてたのにである。エルフの長寿故のモチベーション低下なのか、何か復讐心もへし折られるような出来事があったのか。私気になります!
壮大な物語の予感
そんなこんなで気になることわんさかです。
- 魔王城が出来た時期
- 魔王がエルフ皆殺し計画を立てた理由
- フリーレンが実は勇者説
- フリーレンが約590年前に戦うこと辞めた理由
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コメント
エルフ掃討は単に自分らより長生きで鍛えれば伸びる魔力で上を行かれる存在を恐れただけって感じも
魔族は500年でも長生きらしいけどエルフは最低1000年のフリーレンでもまだ小娘っぽいので
代替わりしてなけりゃ1000年近く生きてる魔王もいるわけだけども
4人PT前提なのはなぜ?
ファミコンからのRPGは4人が多いけどさ、物語を作る上では、別に4人じゃ無くてもいいのでは?
そもそも4人ってファミコンの機能的な問題があって、本来なら6人PTにしたかったって話しも聴いた事もある。それが今では定着して4人PTの作品多いけど、海外のファンタジー作品は5人以上いる作品多いしね。
フリーレン様に頭だけでなく違うところも撫でて欲しい
ゼーリエ忘れ去られてて草