Q、博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?
A、はい!バリかわいいと思います!
ソースは『ニセコイ』のマリーな。
というわけで(どういうわけだ?)、『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』(新島秋一)1巻を読了しました。いいですねぇ。博多弁のどん子ちゃんめがっさ可愛いです。
博多から来た博多乃どん子ちゃん。かわいいけれど博多弁丸出し。でも、どん子ちゃんの博多弁はみんなを笑顔に!! ネットでも話題の方言少女4コマ!!
<試し読みできます>
・『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』(チャンピオンクロス)
二次元界は、アホだってぽんこつだって電波だって人外だって、ミミズだってオケラだってアメンボだって、みんなみんな「可愛いにプラスアルファ」の要素に変換される世界です。その中でも「幼なじみ」は個人的に最強の属性であり、「方言(訛り)」を喋る女の子も心の琴線に触れます。
つまり、『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』のどん子ちゃんは「幼なじみ」+「方言(訛り)」は心の琴線を鷲掴みにされてしまいます。
博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?
博多乃どん子
東京に住む高校一年生・東京(あずまみやこ)のクラスに一人の転校生がやってきます。名前は博多乃どん子。京は福岡生まれで幼稚園の時に東京へ引っ越してきたのです。福岡に住んでいた頃に中の良かった幼なじみが転校生のどん子ちゃん。久々に再会したどん子ちゃんは博多弁を喋るまくりで何を言ってるのか理解できないのであった。
東京(あずまみやこ)に博多乃どん子か…。
他に下町子(したまちこ)を交えた3人によるドタバタ博多弁4コマなり。なんというか。すごく安直な名前ですね(褒めてる)。
「幼なじみ」といえば幼少時に離ればなれになったとしても必ず生まれ故郷に鮭のごとく戻ってくるのは常識ですが、どん子ちゃんと京が再会したのは福岡でなく東京です。これも一つの運命!
昔はおしとやかで無口な女の子だったのにパワフルな博多弁で圧倒されてしまいます。「なんばいいようと!」「バリ受けるっちゃが!」と博多弁で喋られても、いまいちよく理解できない京。むしろ京が標準語になってることを寂しいとまで言い出すどん子ちゃんである。からの!福岡ローカルネタ。
ばってん変わっとらんもんもあるったい
博多弁、東京と福岡の違い、ローカルネタをじゃんじゃんぶち込んできます。
これが知らなかったことばかりで面白いんですよ。
自分が福岡にあまり馴染が無いのですけど知らなくても十分楽しめます。おそらく福岡の人ならばもっと「あるある」ネタとして楽しめるのではないでしょうか。ピストル飛び交う修羅の国ってイメージしかなかったけど面白い国ですね。福岡国。
福岡ネタがてんこ盛り
知らなかった福岡ネタが多いので『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』を読めば福岡通になれる(かもしれない)。
例えば福岡の食事事情といえばソウルフードの豚骨ラーメンですよね。
どん子ちゃんは東京に引っ越して来て病に侵されてしまいます。「豚骨ラーメン欠乏症」である。なるほど。福岡の人が東京に来れば豚骨ラーメン欠乏症にかかる(かかりません)。そんなわけで東京で豚骨ラーメンを食べるわけですが福岡のラーメン事情が分かります。
福岡のラーメン事情
東京のラーメンは高すぎると。
色々とトッピングすれば千円を超えてしまう。福岡ならばトッピング込みで698円までしか許さんと。福岡ではラーメンは600円台までが限度。博多風は認めないなど、福岡のラーメン事情がよく分かります。
ラーメンだけでなく、福岡のゴミ出し事情や竹下製菓(九州では有名らしい)や「東京土産ひよこ」や「はやかけん」などなど…。福岡ローカルネタを面白おかしく紹介してくれます。またコミックでは「どん子ちゃんひと口講座」というコーナーがあり、福岡ネタをさらに補完してくれる。君もこれで福岡通だ!
4コマ漫画としても面白い
あんたの方言好きだよ
福岡ローカルネタだけでなく、テンポの良い掛け合い漫才の応酬や1本1本がきちっと「起承転結」して綺麗にまとまっている4コマ漫画としても素晴らしい。
特にお気に入りは3話のまち子と友達(懐く)エピソード。京の前でしか博多弁を話さなかったどん子ちゃんが方言を隠さなくなる心温まるお話しでした。ギャグだけでなく良いお話しもやるから侮れません。1巻ラストに収録されている特別編「またいつか」は幼なじみ好きなら必見でグッとくる。
ギャグ良し、ネタ良し、テンション良し、エピソード良しです。
4コマ漫画として隙無しの布陣!隙は無いけど好きすぎる。
どん子ちゃん可愛すぎ
どん子ちゃんかわいすぎか
冒頭でも言ったけど。『博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?』というタイトルの解答は「そう思います」以外に無い。博多弁のどん子ちゃんがめちゃくちゃ可愛いという結論にしかなりません。
元気いっぱいに博多弁を喋るどん子ちゃんは見てて飽きないし可愛い。たまに不意打ちのように可愛らしい一面を見せて読者を悶絶させてくるからおそろしい子だよ!また、クラスメイトの伸長低いのに胸は巨大なまち子も可愛い。湘南に海水浴行く話は視覚的な破壊力抜群でした。
あ、ちなみにラブコメ要素は今のところあんまり無いです。
コメディに振り切れてる。そういうの期待すると肩透かしになるかもしれません。とはいえ、それを補って有り余るどん子ちゃんの可愛さが満載。
どん子ちゃん
見てくださいよ。
どん子ちゃんのテンションによる表情を!
この漫画はどん子ちゃんのテンションが魅力なんです。
バラエティ豊かで実に素晴らしい。
どん子ちゃんは屈指の顔芸使いと言っていいでしょう。どん子ちゃんの顔芸だけでも面白いのがすごい。笑顔を筆頭に、泣いたり、落ち込んだり、怒ったり…リアクション顔が最高最高アンド最高である。どん子ちゃんはとてもかわいい。単純な結論です。まる。
博多弁の女の子はかわいいと思いませんか? 1 (チャンピオンREDコミックス)
秋田書店 (2016-11-18)
コメント
でも実際そんなしゃべり方するのはおばちゃんばっかですよ
博多風龍とかいう、東京で幅を利かせてる謎のエセ博多ラーメン
福岡の人間の取り扱い方としてはとりあえず食べ物褒めとけ
ただし屋台のラーメン、一蘭、一風堂はやめとけ、味覚バカだと思われる
明太子も地元の人間はそんなに食わん
モツ鍋も人によって好き嫌いが分かれるから鬼門
焼き鳥は豚バラ、皮あたりが比較的好まれるけど、何がうまいのか食ってる本人たちもよくわかってない
魚、特にゴマサバあたりがベスト
豚骨ラーメン食べたい。
文章にしちゃうとよっぽどの方言じゃないと
何言ってるか分からないまでにはならなさそう
訳分からなさは発音やらも原因になってるだろうしさ
引用されてる再会シーンの会話だって殆ど理解出来るよね
>例えば福岡の食事事情といえばソウルフードの豚骨ラーメンですよね。
牧のうどん・ウエスト「え?」
「方言」がって言うよりは「どん子ちゃん」が可愛いのでは?笑