ハンターNo.368「凶行」のかゆいところ
モモゼちゃんの事しか感想書いてなかったので、その他の気になったことも。
ゴキブリを操ることを実演し、ビルが人を操る系の能力者と勘違いしていた(と思われる)バビマイナでしたが、オイト王妃がモモゼちゃんの殺害現場を目撃して叫んでしまった為、あっさりとオイト王妃がゴキブリ操作していた事を悟られてしまうのでした。
ビルの三文芝居がムダになってしまった…。
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しかし、これバビマイナはどう見るんだろ。
ビンセントが服毒自殺したのは「人を操る系の能力者」がいるんじゃないかと予測してたわけでして。オイト王妃の能力(借り物だけど)だと分かり、念能力を探る使命のバビマイナ的には、クラピカとビルとオイト王妃の3人が能力者ってなるよね。
また一からビルとクラピカの能力を探るのかな。
オイト王妃を気遣って円を解いたのは、「良い人」ではあるけど「(能力を探れと)命令を受けた軍人」として見るとどーなんじゃろ。いいのか?バビマイナの次の出番待ちのヒュリコフさんはどうなってってしまうのじゃ…。
ヒュリコフさん
バビマイナがクラピカ達の念能力を探り出す事が出来れば「自分の出番ですね」と次に投入されるを待機してるのに。このままでは出番が来ないぞ!
悲しむオヒト王妃
悲しむオイト王妃
意外だったのはオイト王妃がモモゼちゃんの死に取り乱して悲しんだこと。もちろん、オイト王妃自身はこの王位継承戦がサバイバルデスマッチである事は理解してる(クラピカに説明したのもオイトだし)。犠牲者が出るのは分かってただろうに…。
いや、それ以前にさ、オイト王妃は義理娘を家族って思ってんだね。
サバイバルゲームに熱中しているあなた方には、腹違いの娘を見殺しにしなかった事がよっぽど奇妙に映るのね
これが超意外ですよ。
だって、ホイコーロブラザーズなんてかけらも兄弟愛無く、ぶっ殺す対象としか見てなかったし。モモゼちゃんに至っては実の母親にすら嫌われてたし。ドゥアズル王妃も実子のハルケンブルグを姉・カミーラ様が殺すと宣言してもまったく気にも留めてなかったし。
子供が2人以上いる王妃は、おそらく1人にしか肩入れしないんでしょうかね。生き残るのはたった一人だけなのを理解してて。つまりホイコーロ家に「家族愛」なんつーもんは存在しないと思ってただけに、義理娘のモモゼちゃんに悲しむオイトにはビックリでした。
どういう家族関係なんだか分からんが、モモゼちゃんだから悲しんだのかな。いい子っぽかったし。可愛がったのかもしれんな。流石にチョウライ王子には敬語使ってた(チョウライは義理の親だけどタメ口の王様目線)ので、上位王子は義理でも「息子」や「娘」とは思ってないでしょ。下手したら上位王子の方が年上かもしれん。
しきたり
王子の就寝中は部屋の外で警護するしきたりだったようだ
「しきたり」って言うからにはこれはホイコーロ家の決まり事のようなものだよね。王子は寝る時は部屋でひとりでなくてはいけない。警護は部屋の外。これ、モモゼちゃんをやった犯人に限らず、やりたい放題じゃん。
結局、警護といっても部屋の外しかいない。ゴキブリ探索で使った排気口もある。念を具現化して操作できる能力者なら、就寝中は(非能力者の)王子を狩りまくれるような気がするんですが…。まあ、流石に念使える護衛は王子の部屋に円を貼るなりして対策立てるだろうけど、できるのはかなりの使い手のみでしょ。
モモゼちゃんだけでなく、ひと晩で王子がごっそり減る可能性すらあるぞ…。
念獣はエネルギー切れる?
エネルギー切れをおこし、そこを狙われた…
モモゼちゃんの念獣が何で守らなかったのかと尋ねられエネルギー切れを起こしたと考察するクラピカ。読者は、モモゼちゃんの念獣は「おヒマ?」に答えた者を乗っ取ると知ってるだけに、微妙に合ってるけど微妙に外れてる会話が面白くもある。
「犯人は念に精通してる人物だな」って、むしろ念を使えなきゃ「おヒマ?」の声すら聞こえないので、どちらかと言えば念に精通してない者のほうが犯行しやすいような…。ま、モモゼちゃんをやったのは念使いでしょうけど。
むしろ、あのネズミは犯人に「おヒマ?」って聞かなかったのかよ!
役立たずだったネズミ念獣
2つ考えられる。「1、聞かれたけど犯人はスルーした」「2、クラピカの予想通り本当にエネルギー切れ起こした」。366話を読み返すと、「ズズ…」と佇むネズミ念獣が薄く描かれているので、クラピカの言う通りここで念獣はエネル―切れ起こしてしまったと見るのが妥当でしょうか。
まあ、エネルギー切れ起こさなくても「おヒマ?」って正体不明の謎生物に聞かれた答える迂闊なアホはサイールドさんぐらいしかいないかもしれないけどね。
いや、ネズミ念獣だって「おヒマ?」って聞くだけではないかもしれん。もっと能力あった可能性もある。ただ見せる事無く主人が天に召してしまったので披露できなかったのかも。念獣が王子守らなきゃ「しきたり」で一人で就寝する下位王子なんて一晩持たんもんな。
チョウライ王子は?
次にチョウライ王子の件だが…
クラピカついに倒れる。
そりゃ、こんだけ絶対時間(エンペラータイム)使ってりゃね。ヨークシン編でもふらっとしたり長期間寝るなど、肉体への披露が半端じゃなさそうでしたから。これは次回からクラピカに代わって誰かが主役に代わるのだろうか。そろそろレオリオが見たぞい。
で、チョウライ王子の件って何だ。
気になる絶妙なところで倒れてしまった。「念を2週間で覚えてもらう」って案件で2つある問題の一つが「チョウライ王子の件」である。もう1つは念習得に複数人派遣して教えて貰いたいって件。これは上限を2人にする事を決めました。チョウライ王子は何か念習得関係で問題になるような提案をしたのだろうか…。
これだけは何なのかまったく分からん。
なんだろ?護衛だけでなく王子自身の派遣も有りかとかかな…。
「1008」号室にいるツェリードニヒ
1008号室
信じられない…第4王子が「1008」号室にいる…!
王子の部屋番は、上位王子から順番に「1001」「1002」…となっております。ツェリードニヒは本来「1004」号室が部屋のはずなのですが…。どういうわけか「1008」号室にいます。この部屋は第8王子サレサレのはずでは…?
2つ考えられます。
1、ただの部屋番号を描き間違えたミス
2、サラサラは既に亡き者にされてツェリたちが堂々といる
おそらく単純に「1」でミスだとは思いますが…。
サレサレを亡き者にしてそのままテータちゃんと一緒に弟の部屋で念の修行するとかまじもんのキチ〇イになるしな。
いやしかし、犠牲者1号をモモゼちゃんにした冨樫先生だし、ツェリードニヒはまじで頭のネジが飛んでるから「2」の可能性も捨てきれん…。
サレサレ
仮に既にツェリに亡き者にされていたとしたら、サレサレの「次の晩餐会、世界が変わるぜ?」とは何だったのだという。世界に居ないじゃん。モモゼちゃんはもっと意味深で大物オーラ出してたのに、何も明かされず退場したのでサレサレの行方が気になります。
他の漫画なら、単純に部屋番号描き間違いだろうなってなるんだけど、『ハンター×ハンター』の場合は、サレサレ死んでるよって意味合いにすら思えてしまうでござる。
テータちゃん生きてるの?
テータちゃん
クラピカはどうやって2週間で念覚えさせるんじゃろね。ウイングのように無理やり目覚めさせる方法を取るのでしょうか。そして、「2週間」の話を聞いたツェリは、テータちゃんの話と違うと大激怒である。懸念してた通り、テータちゃん大ピンチになってしまった。
ツェリードニヒ
「オレがこの世で一番嫌いなのは嘘つく女だぞ…信じていいんだな?」
テータちゃん
「はい」
そして血が…。なにこれ?テータちゃんも退場なの?
ツェリの念獣は偽った者を攻撃するウェルフィンの「卵男」や『レベルE』の嘘付きを自動で貫く人魚みたいなものなのかな。ツェリードニヒに対してウソ付きは殺す系の念獣。
つってもテータちゃんは嘘を言ってるのかな。そりゃ内心では、ツェリの能力を遠まわりに教えようとしてるが。「絶対に私のやり方が最も正しくかつ早道です」とのこと。正しいのは間違いない。しかし、早道はダウトっぽいなぁ。嘘つき自動で殺す系念獣ならテータちゃんヤバイじゃん!
また、気になるのは「オレがこの世で一番嫌いなのは嘘つく女」という発言は誰を指してるんだろうか。嘘つく「奴」でなく「女」ですからね。348話でツェリードニヒは「俺様使い」「一人称が名前の女」はまんま兄ベンジャミンと姉カミーラ様を指してただけにね…。今回の発言も対象者が具体的にいるっぽいよね。
「嘘をつく女」が嫌いか…。
まだ未登場の実母ウンマしか思い付かんが果たして…。
コメント
ここでテータちゃんやっちゃうと念習得がかなり中途半端な状態になっちゃうし
そうなってクラピカに教えを乞うようなキャラでもないし当分はこのままじゃないかなーと
「嘘をつく女」
自分を偽ってるのはカチョウですね。
男には嘘吐かれても「別に?殺すだけだし?」
女に嘘吐かれたら「てめーコノヤロウ!」
こんなニュアンスではないかな
誤字多すぎィ!いかにモモゼ死亡がショックだったかよく分かるわw
ハンター×ハンターだとここでクラピカの寿命ってことも有り得そうで怖い
普通なら絶対ないけど
こうやって見てくと、こんだけ風呂敷広げたら、連載投げ出したくなる気持ち分かる気がした。週間で整理出来ない。
オイトのは家族云々ではなくて、もっと単純に「人が殺されようとしていて、それを自分だけがそれを知っている状況で、殺人を止めに入るか」って話でしょう。
腹違いの娘~、は上の問いに「その死が自分に有利になるとして」って条件を入れるだけ。
マイケルサンデルの講義みたいなもんですね。
大抵の人はオイトに近い感覚を持つのでは、と思って読んだのですが…
冨樫先生の「ジャンプ流」のDVDを最近ようやくみたのですが、
10話分はほぼ並行して作ってあるようなシーンがありました。
前回の10話分かとは思いますが、今回も同じようにされているのではないかと。
だとしたら、10話ほぼ出来上がってから連載始まって、
その間にまた10話練って書くとかそんなルーチンなのかな?
ハンタで番号書き間違いって言うとシズクの番号書き間違いをコミックでお騒がせしましたって直してたのを思い出すね。
揚げ足取りであれですが「天に召される」をずっと「天に召す」と書いてるのが気になってしょうがありません…
並の知能でも生き残れるのは一人だけで最終的には自分の王子以外全員死なないといけないことは理解できるんですから、オイトが取り乱したのは考えがあっての事でしょう。それに、本気で止めたいなら叫ぶよりもゴキブリを耳の中にでも突撃させた方がよほど効果的でしょうし。
ただの感情で取り乱すようなら王妃の器どころか・・・
素直に受け取ってる人が多いことに驚きました。
あと、本人の意思とは関係なく動く自動操縦の念獣がエネルギー切れを起こすというのは不自然ですね。勝手に出てきて勝手に動いているのに。
オイト王妃はクラピカの面接のときに「船を脱出したい」と依頼してんだから殺し合いは望んでないんだろ。最後の一人の王子として我が子を生き残らせたいなら他の王子の暗殺者として雇うだろうし。
元々が貧民の出身、シマヌとのやり取り、娘への愛情深さの描写、クラピカの顔色の悪さや能力使用による負担を案じる様子、自分の否を認め謝罪したり積極的に協力する姿勢を見せたり・・・と全体を通して「心優しい善人(母親)」だと描写されていると思う。
モモゼの殺害現場を見て取り乱すのもその描写の範疇じゃないか?実質ほとんど一般人だし、目の前で知り合い殺されそうだったらそりゃ取り乱すし叫ぶだろ。んで自分じゃどうにもできないような犯人だったら助けを呼ぶだろ。我々で置き換えても想像できる普通の行動だと思ったな。
つかゴキブリが耳の中に突撃する程度で絶賛殺害中の念能力者を阻止できるとは思えんし、仮にできるとしても直前まで念能力者ですらなかったオイトにそこまでできたかっていう。元々念って感情やメンタルを揺さぶられると弱いじゃん(念獣操作できないとか纏が乱れるとか)