『ハンター×ハンター』No.398◆探索の感想・考察。
まず今週のジャンプ(2023年2号)の巻末コメントで気になる記述があります。冨樫先生は以下のようにコメントされてます。
スタッフの種花です。掲載分とその後の30話は全て4年前に書いた物で早く今書い<義博>
なんと既に先の30話分は4年前に描かれてるそうな(おそらくネーム)。
これなら10週で終わった後もすぐに帰ってくると思うじゃん?ところがどっこい!ここで4年前のハンターが掲載された2018年52号のジャンプ巻末コメントをみてみましょう。
次の10週分のネームは出来ているので体調や状況と相談しつつ原稿進めて行きます<義博>
そして4年間音沙汰が無かった…。
つまりそういうことです。
ノッブの推察力
幻影旅団の過去編は前回で終了。クモの初期メンバーは分かったけど、後から増員してナンバーを付けた経緯や、クルタ族を滅ぼした詳細など気になるところを残してます。
フィンクスとノブナガがジジイ(ギャトーム?)の念能力でレスバしてる。神の視点を待つ我ら読者はノッブの言ってることが合ってることを知ってる。
ジジイはただの見張りでボコンテが罠を張ってる。
ボコンテ(放出系)夜逃げ・運び屋 | |
ギャトーム?(具現化系?) |
ノブナガは念能力にかなり詳しいんですね。フィンクスもこの意見は間違ってたけど普通に念能力について詳しい。また、ジジイ(ギャトーム?)は具現化系能力でほぼ確定かな。
フェイタンの拷問
398話
フェイタンは拷問が得意な描写がけっこうありました。ウボォーいわく「フェイタンが体に聞いたからまず本当だ」と何か聞き出すことに絶対の信頼を寄せてた。パクノダの記憶が読める能力と同じくらいの信用度。
フェイタンの拷問はまず両耳を落とす。そして一度始まったら耳だけで済んだものは一人もいないそうな。84話の拷問後(と思われるシーン)は顔に袋被せてたけど耳そぎ落とされてのかな。
84話
フェイタンの拷問は「まず両耳を落とす」そしてそれで済んだ者は一人もいないので、他に顔面を色々と痛めつけてる感じかな。
前まで拷問大好きサディストって印象しかありませんでしたが、過去編を踏まえるとフェイタンの拷問はサラサの仇を取るために身につけたと思えますね。
ボコンテ能力の詳細
○結界形式…札や縄など、念を込めた道具で能力発動をサポートし、より広域で複数の罠を張る事が出来る。
○地雷形式…特定の場所に念で直接発動スイッチを設ける。強制力が強い分、2~3か所が限界。
罠ことボコンテ能力の詳細がどんどん明かされていく。それもトライアンドエラーを繰り返すことでどのような念能力が絞り込んでいく。まるで探偵漫画の理詰めのような心地よさ。
冨樫先生が設定中なのはご存じの通りですけど、その設定を前提にした推理やドラマの展開させ方はただ拘った作った「だけ」の設定とは一線を画す。味わい深い。
ボコンテの罠(能力)はざっくり以下のようなもの。
- 放出系
- 獲物がアミのかかるのを待つ瞬間移動
- 移動先の足元には金具がある
- 発動スイッチは2~3カ所
- 能力者が出入口の近くにいないと発動しない
- 罠にかかるのは連続で発動する
こんな感じかなと。
罠…瞬間移動の設置個所は「3101号室」と「C扉」の2カ所。
生牡蠣
ノブナガ「貝の類は…一度ド当たりしてから口に入れただけで吐いちまう…」
フェイタン「他人が触ったモノ食べる無理ね。他人が喋た真下にあたモノとかもうゼタイ無理」
ノブナガは貝に食った事があるらしく牡蠣を食べるなんて絶対無理。フェイタンは有吉系で他人が触った食べ物など絶対食えない系。
ノッブはまだ分かるけど流星街って、いわゆるスラムみたいなイメージがあるだけに、フェイタンの食い物に関する事情は驚きもある。
処理場には誰もいない
ヒンリギが優先して罠にハマっても蛻の殻でした。
ノッブとフェイタンの予想通りなら術者は近くにいるはずだし、ノッブもここがアジトであると確信してました。
また394話では新しい処理場があることが伺えました。
・3101号室はもうダメそうだからC扉の方からね
・そうね、新しい処理場で優先して50以上に上げると良いわ(394話)
モレナの台詞から察するに「3101号室」のワープ入口はすでに覇気される事が伺えました。「C扉」の方を使ってる様子。だからパッと見でもぬけのからになってると。
ヒンリギさんは幻影旅団のファンだった?
ヒンリギ「ノブナガさ…」
思わずノブナガさんと口ずさんでしまうヒンリギであった。「シャ=ア組」の下っ端の中にはクモのファンがいましたが、「シュウ=ウ組」の若頭であるヒンリギさんまで幻影旅団のファンだった疑惑である。
組長(オニオール=ロンポウ)からはクモはバランスを崩すので消せと命令されてるのに、実は隠れファンだったという事でしょうか。
後でバランス調整のために消すと決めてる抹殺対象なら思わず「さん」は出ないでしょう。
※追記
ノブナガはヒンリギを気にいる
どうやらノッブはヒンリギを気に入った様子。かつてはウボォーとコンビを組んでかけがえのない存在となってました。過去編を踏まえるとたいして絡んでもない、ゴンを気に入ってた様子から「強化系」が大好きと思ってましたが…。
ヒンリギは具現化系です。能力の特性でなく、勇猛邁進な人物が好きになる事が伺えます。
※追記
確かにすでにヒソカを見つけてて幻影旅団には一切教えてない。本当にファンなら胸中が気になるところですね。
コメント
わざわざ箱っていうアイドル用語使ったのは本心だったわけだ…
ヒンリギは旅団がヒソカを探してることも知ってるし、そのヒソカをオニオールの指示で遠ざけたのもヒンリギ自身がやったことなんだよな
マジモンの旅団ファンだったら、かなり心苦しく思ってるんじゃないのか?
あと、ヒソカをかくまってることがバレたらいろいろヤバいと思うんだが
最近じゃなくて何年も前からコメントしてる毎度長文の人の考察見るのもここの楽しみ方じゃないの。
投稿場所が飛ぶのって、原因がブラウザ側かサーバー側かわからないけど、プログラムの不具合のようだねこれ。
ブラウザ変えると治るかも?
考察が読みたいのに記事が大学生のレポートみたいだ、という投稿のことについては、今回のハンターハンターが「ノブナガがぜんぶ説明してる」から考察の余地がない内容なので、そりゃヤマカムさんのせいじゃなく誰が書いても考察が少ないわな、と思った。
今回分の考察コメントがほとんどないのがその証拠でもあるね。
最近毎度引用されている超長文の人、よく観察されているのはわかるが、自分でサイトなり立ち上げて自分のところで考察文かいて欲しい。ヤマカムなりの考察記事が見たくてここを見てるのに。
コメントとのやり取りで記事がアップデートされるのはこのサイトの魅力だけれど、この長文の人はわざわざ前回のハンタまとめ記事のコメントに「月曜になったのでまとめます」なんて新しい記事ができる前からコメ欄に草案を書き始めるから、それをまとめて画像をつけたす大学生のレポートみたいな記事になってしまっていてすごく残念。
気付いたことを伝えたい気持ちは分かるけれど、自分が用意した遊び場ではないのだから、伝え方や情報を出すタイミングにも気を遣ってくれると嬉しいね。
引用してるのはブログ主だから、それはコメつけてるヤツではなくブログ主への要求だな
引用が悪目立ちしてるのはわかるし、あまりやってほしくもないんだが、それとコメント書くなというのは別の問題
お前も含めてコメントはあくまで勝手に書いてるだけで、採用するかどうかはブログ主の権限だろう
あの長文の人、ヤマカムさんより読み込んでるからあのコメント見るのも楽しみの一つかな
コメント引用するしないはヤマカムさんの判断だし
まとめコメを書いてるものです。
いちコメ民が勝手にやってる事をコメで弁明するのもどうかとは思ったんですが、ベレレインテの会話っぽく言えば「いいの?」「どうせ目立っている」ということでしょうから、あれの経緯などを書いてみます。
■経緯
まとめの発端は、4年前このコメ欄が激しくレスバトルしてた頃に「じゃあ翌週は結局どうなったんだよ」という結果を書いていたものです。つまりあれはコメ欄まとめなんですね。
コメントが過熱した所を放置せずコメント民側でまとめておくか、というのと、次週の客観的な内容だけを置けばレスバも仕切り直しだろう、というものです。
余計な考察を入れると逆効果なので、月曜のジャンプ読者系サイトやツイッターで論争になっている所なども確認しつつ、できるだけ無難で客観的な書き方をしています。ヤマカムの記事の方向性とは正反対ですね。
当時のコメ欄バトルが無意味に激化した理由のひとつに、作品の情報を読み取れていない読者がいる、というのがありました。(ハンターハンターでは特にありがちです)
よくある間違いをコメント欄で繰り返すと、叩くコメがその数倍ついて、叩かれた方が逆ギレ、という悪循環です。
あらすじは「最低限ここは読み取ってからヤマカムを読め」という意図もあります。「誤読避け」ですね。
ヤマカムを読みに来ている理由はまさに「ヤマカムならではの考察が読みたい」からなので、それ以前のところで引っかかるなよ、ということです。
■引用が目立つ、という意見について
正直、考察でもないのにブログに引用されたのには驚いたんですが、ブログ主催者の山田さんはコメント民との交流を大切にするので、「あらすじ」もコメントにあるからと気をつかって引用してくれてるのだと思っています。
あるいは引用は、ブログ内で強調したいところを繰り返して表現する手法のひとつでしょう。引用と同じシーンをご本人の文章であらためて書くスタイルなので、引用して画像をつけただけという批判はさすがに言い過ぎでしょうね。
ただ、主催者にあまり気を使わせるのもなんだな、というのと、(考察ではなくストーリーをテキスト化した文章という異質さで)明らかに特定の人物とわかるコメントが多く引用されるのが気になる人はいるだろう、とは思います。
最大の懸念は、山田さんは昔は推しキャラにペロペロとか書いてたのが、いまは真面目な解説サイトになっているのでは?ということです。変に冷静な文が混じると勢いが削がれるのでは?
もっとも、今の本編でペロペロできそうなキャラがいないというか、だいたい死んだので、残り少ない推し対象がいつ死ぬかと固唾を飲んで見守る、という作風にシフトしているのかもしれません。いつかまた心配なくペロペロできる時がくるといいですね。
ハンタの内容じゃなくコメントの話で長々とすみません。
いちコメ民が勝手にやってることですし、怒られたらやめよう、と思ってたんですが、(引用してくれてる山田さんはじめ)寛容なコメ民の人々が意外なほど好意的な反応で驚いています。また、気に障った方すみません。
コメ民の人々の意見は「悪い意味で目立つ」と「別にいいんじゃないの」が半々のようで、続けてもやめても何かしら波紋が残るパターンでしょうか。
どちらにしてもあと二週です。現状維持といういかにも中道的な対処を取りたいと思いますが、これが不確定要素を増やし想定外の事態を招いた場合は、やはりチードルよりクラピカの言うことの方が当たってる、と思ってください。
生き残るか分かりませんがノブナガはヒンリギをクモに勧誘する気がします
まぁこれまでのことがあるから俺も期待してないけど、前は「ネームは出来ている」だったのが、今回は「(掲載分とその後の30話は全て4年前に)書いた」と明言している+掲載分を4年前に書いたということはやはりツイッターがフェイクだったのかと思いたくなる。
加えて、「早く今書い」ここ大事。
早く今書い→ているものを載せたい、とか、ているものを皆さんに見てもらいたい、とか、そういう言葉が続くのではないか。
つまり、400話+30話が掲載されたうえで、431話から予想もつかない展開が待ち受けているのでは。
という妄想に満ちた期待。
いやー、単純に10話で終わらず続き読みたいよね。
なんか間違えて誰かのコメントに返信する形になっちゃった。
元コメの人のコメントには、一切関係ないです。すみません。
新規発言のつもりで返信ボタンを押してしまったパターン?
作者のツイッターは5月に開設されてるが、その時点で「あと4話」と書かれてる。今回連載の原稿10話分がすべて完成したのは11月なので、単行本作業とかいろいろ込みではあるものの、4話に6ヶ月かかったことになるな。
作者ツイッターでは次の10話のうち、3話分と11ページまではペン入れしたのが確認できる。
残り6話と8ページ分になるわけだが、この分だとあと1年はかかりそうだな。
四年前のジャンプの作者コメントで「次の10週分ネームはできている」とあったその「ネーム」が、読者の想像したものとはかなり違った、ということなんだろう。
実際のネームはルーズリーフに書いたメモみたいなもので、作者が見ればコマ割りやストーリーがわかるが他人が見てもわからないくらいの超簡略なもの、という写真がツイッターに上がっていた。あれは少なくともペン入れ前の原稿の意味じゃないな。
つまり「ネームがある」とか「四年前に描いた」というのは、「作者の頭の中にその時できた」程度の意味だろう。
若頭ってけっこう上の役職なんだろうし、シュウ=ウ一家があるうちはノブナガもなかなか誘いづらいとは思うんだが、もし勧誘するとしたら今回の抗争で船ごと全滅に近い状況になった時かもしれないな。
カキンマフィアはかなり特殊な成り立ちで、王の婚外子しかマフィアの頭になれないらしい。
若頭が組長になることはない、というのがわかるので、いまの組長が死んだ時はヒンリギも組を離れるのかもしれないな。
フェイタンは流星街にいた頃は今回喋っていたような食への抵抗感はなかったか、あったにせよ我慢して暮らしていたものの、
欲しい物はなんでも手に入る盗賊になったら今まで抑圧されていた反動が出てあそこまでの潔癖になったのかもしれないですね
ヒンリギ、若頭という高い地位の構成員なのに体張るなぁ
牡蠣の発信機は上下の階の判別がつかないから場所を突き止めても真下か真上だったら階層の移動が面倒だなぁと思ったけど、旅団なら床や天井をぶち破って移動するのかな?
ノブナガはエイ=イ家を潰す気満々なのに対してフィンクスはそこまででもないんですね
組員全滅にこだわるノブナガに対してフィンクスは機能停止させさえすればそれでいい派になったりだとかの対応差が今後出たりするんでしょうか
ノブナガがああも一家潰しにこだわるのは単に直情的だから舐められて一際頭に来ただけなのか、それとも過去編で判明した通り、旅団は舐められない存在として君臨することで流星街を悪党から遠ざける意義を果たせる集団だからなのか?
フェイタン、謎ですね。あまりごはんを食べなかったから身長が伸びなかったとか?
3層と言われてる場所は、実際には10階建てくらいになっているのが、B.W号の断面図で示されています。
この階を移動するとしても一階だけとは限らないわけで、何階分登り降りすればいいかがわからないとけっこう面倒そうですね。
……実は、受信機を水平から垂直に立てれば上下の距離がわかるのかも……?
シュウ=ウのオウとの会話では、むしろフィンクスが対エイ=イ戦をやる気まんまんでしたけどね。フィンクスにはシュウ=ウと手を組んだという意識があると思います。
フィンクスとフェイタンがヒンリギの作戦に懐疑的なのは、三つのマフィアがお互いに宿敵同士だ、というブオール一家に聞いた話が頭にあるからじゃないでしょうか。
なので、シャ=アのヒンリギのことがいまいち信用できない、というのが行動に現れてるんだと思います。
実際はシュウ=ウとシャ=アは
ノブナガはもともと特攻する気だったのに加え、「オレと組んだ方が俄然生存率が上がる」というセリフから、ヒンリギを無駄死にさせたくない、という思いが伺えます。気に入ったんでしょうね。
実際はシュウ=ウとシャ=アは仲間同士みたいなものなのが、読者にはわかってますけどね。
(途切れたので修正追加)
さらに訂正:シャ=アのオウ、シュウ=ウのヒンリギ、が正しいですね。
この二つがなかなか覚えられない……
月曜になったのでどうなったか検証・No.399「退去」はエイ=イ本拠地探索の続きです。
◯センタクルームの様子が描かれる
人は居ませんが洗濯機が動いています。机の上には処理途中の遺体らしきものが置かれています。
(※3コマ目の机の横のゴミ袋の位置が他と違いますが、これが別の机なのか、描き間違いなのかは不明)
◯ヒンリギとノブナガ、「ついさっきまで人がいた」と感じる
ノブナガはメンバーが退去した理由として、先に罠で送った隣人がエイ=イだった可能性を考えますが、ヒンリギはいくつか別の推測を述べ、答えは出ないと結論づけます。
(後悔や怒りを)宥めてくれたのか?とヒンリギの心遣いをめぐるやり取りがあります。
◯まだ開けてなかった扉を開ける
鍵はかかってなく、中にはエイ=イのメンバーが9人居て、8人は会議をしています。扉が開いた事には誰も関心を示しません。
「セトリ」という歌や音楽の演目を示す言葉があり、ライブの計画のようです。
ソファにいるのは罠を担当するボコンテでしょうか?
◯ヒンリギが声をかけるが、メンバーは一瞬そちらを見ただけでまた会議に戻る
リアクションがないので、ヒンリギとノブナガは攻撃することに決めます。
扉に罠があると推測、待つのが最善だが、あえて「動」でいく、とヒンリギが投げナイフを投げます。
◯トレベレムにナイフが刺さるが無傷、ナイフの刃の部分が消えて左手の缶に刺さった形で現れる
トレベレムはナイフの柄だけを取り、握りつぶします。No.394ではタッシを片手で運んでましたし、念能力以前にかなり力が強いようですね。
◯トレベレムの能力が迎撃型でノブナガと相性が悪い
発動条件を推測するのが難しく、うかつに攻撃できません。
また迎撃型への対処はNo.99でゼノがやっていましたが、離れて攻撃できるなら攻略しやすいようです。
◯ヒンリギの相手をしようとするトレベレム、それを止めるスフレ、そこにナイフを投げるヒンリギ
侵入者の相手はするな、とモレナに言われているようです。
スフレのつかんだ左手を振り払いつつナイフを避けるトレベレム。ナイフは後ろにいるペリゴルに向かって飛び、ペリゴルは何か能力を出そうとしますが、オルラジが手に持った少年ジャンプでナイフを止めます。
◯ナイフへの対処で起きたことを話すメンバーたち
トレベレムには不用意に触るのは危ない、ペリゴルは「器官」に選ばれたので自重する必要がある、とのこと。
◯ヨコタニがヒンリギ・ノブナガと会話
顧問弁護士だと自己紹介をした上で、本拠地に入った事とナイフを投げたことを犯罪だと指摘します。ヨコタニはヒンリギとノブナガの顔や所属を知っていました。
手に持った本はハンター文字で「ろっぽうぜんしょ」と読めます。
トレベレムが仲間に「軍と警察に連絡して」と言い、ヨコタニは指示に従えば穏便に済ます、とヒンリギに提案。ノブナガにもなにか提案しかけます。
◯刀を投げてヨコタニの額に刺すノブナガ、刀は紐を通じてオーラをまとっている
ノブナガの刀は伝統的な作り(太刀拵え)ではないんですが、日本刀の付属品の紐(下緒)は付いています。また本来の紐を結ぶ場所でもある鍔が付いてないかわりに、柄の後端に下緒を結ぶ輪のようなパーツがあります。
紐でオーラを伝えて、刀を「周」で強化しています。
◯ヨコタニの肩を右手でつかむトレベレム、ヨコタニは無傷で、刀の先端が消えている
トレベレムの左袖から血が滴るのを見て、能力を推察するノブナガ。
◯トレベレムの能力が地の文で説明される
名称は”Damage”(スウィートホーム)、ダメージを攻撃してきた物質ごと移動させる能力とのこと。
◯ヨコタニ、日本らしき国の出身であることを語る
スシ、和服や日本刀、カタカナや漢字など、ハンターハンターの世界に日本っぽい国があることは今までもいろいろと描かれています。
◯トレベレムがヨコタニに「守備隊だろうが」と言い、ヨコタニは能力を使う
名称は”墨攻”(LSDF)、衛兵を具現化する完全防御型の能力とのこと。
モレナのアジト限定という強い制約を付けることで、念の熟達者でも排除できる非常に強いものになっています。
衛兵は7人、くるみ割り人形のような服を着て、ガンダムのような足をしています。
◯衛兵を攻撃するノブナガ、しかし衛兵には効かず、さらにオーラが増強される
条件を満たすと攻撃が効かなくなる無敵型、とのこと。
衛兵の額の数字が警戒レベルによって変わり、MAXになると5になります。
◯衛兵たちに抱えられて扉から連れ込まれ、罠で強制退出させられるノブナガ、ヒンリギも衛兵に追われる
会議をしていた部屋の扉を越えると飛ばされるのがわかります。衛兵は飛ばされずに部屋に入れます。(エイ=イのメンバーはボコンテに声をかけて入れてもらうんでしょうか?)
ノブナガは刀を奪われ拘束されつつも「自動操作で排除するまで追ってくるぞ」とヒントをヒンリギに伝えます。
◯ヒンリギ、発信機をセンタクルームに残す
自動操作なら隣の部屋に入れば何をやっているかが見えない、というアドバイスの意図を察します。
◯3101号室に戻されているノブナガ、後からヒンリギも戻ってきた
ノブナガは現状をふりかえり、エイ=イの仲間専用のジャンプポイントもあるはず、と推測しています。
ヒンリギ出現時に、ノブナガは持ってない刀に手をかける仕草をしていますが、それが何の意味なのかは現時点で不明です。
◯今後の調査方法を語るヒンリギ、発信機を使った捜索は旅団が引き受ける
シュウ=ウは船の間取りの調査と、人相書きを書いて目撃者探しという方法でアジトの場所を探る方針。
モレナの能力と「キカン」という言葉に注意をうながした後、ここからはノブナガとは別れて行動します。
訂正
トレベレム→トレベルムが正しいですね。
■コメント欄に出た話題との関連
▶︎ヒソカの居場所の話は出ませんでした
▶︎ノブナガとヒンリギの協力プレイは成功、発信機を残す計画が完了しています
▶︎ヒンリギの旅団への勧誘は行われませんでしたが、今後も協力が続くようです
▶︎翌週以降に掲載があるかどうかは特に情報がありません
■新規に出た名称の元ネタは、現時点であまりわかっていません
「Damage」は元ネタに該当しそうなものが多く特定が難しそう。アメリカのサスペンスドラマ?
「スウィートホーム」も該当しそうなものが複数あるが、表記から考えると日本のホラー映画か?
「墨攻」は酒見賢一による造語で、小説のタイトル(コミカライズ・映画化もされた)。拠点防衛のスペシャリストの話。
「LSDF」が何かは不明。SDF(自衛隊)に関係する言葉か?
■本編最後のページには「次号、エイ=イを追う旅団!!そして王子たちにも動きが!?」というアオリが付いてます。
ハンターハンターの場合、かなり前に内容はわかっているはずなので、アオリも信用できそうです。
■ジャンプ巻末の一言「あの紙の内容を具体的に決めたら頗る気分が悪くなったそ」はサラサ殺害現場の張り紙の事と思われます。
月曜になったので続きがどうなったか検証。
No.400 はフィンクス・フェイタンによるエイ=イアジト捜索から始まり、王子たちの様子が描かれます。
◯発信機の示す位置に来たが100〜200m離れた上層か下層を示しているため、まず下の4層から捜索
フィンクスは「円」も使えるが技術的に下手とのこと。
また、円を使った捜索の問題点が語られています。能力者の位置がバレて、なおかつ防御ができないようです。
◯ノブナガ合流、3人は5層のシャ=アのアジトに向かう
マフィアに話が通っているので、旅団は中央連絡階段がフリーパスになっています。
ここで、もしモレナが2層にいるとカキンマフィアのルールに反してないため全面抗争にならないのでは?という疑問が発生。これもモレナの作戦のようです。
エイ=イの防御・カウンター型の能力者の対策にフランクリンを連れて行こうと提案するノブナガ。
対エイ=イ戦は余興なので執着するな、とフィンクス。執着を否定しないノブナガ。面白そうな奴がいるというのはトレベルムのことでしょうか?
◯緊急放送が流れている
王子の死が公表されたと思われます。カチョウでしょうか?
放送が流れるコマで並行して旅団が会話し、背景には船外上空の飛行生物の数がさらに増えていることも描かれています。
◯第6王子タイソンの様子
イケメン私設兵たちは王子好みの設定を演じていることが語られます。ジュリアーノにも役が振られました。
イズナビはタイソンの念獣の能力で継承戦を止められないか検討、タイソン王子はカットローノ王妃経由で国王にタイソン教典を読ませることになりました。
また、タイソン王子が男性であることが示唆されています。
◯第10王子カチョウの部屋の前
セイコ王妃所属兵と国王軍が対立しているシーンが描かれています。セイコ王妃は王子脱落を示す規制テープを部屋に張らせたくないようです。
カチョウの死が確定したのは救命艇の遺体が発見されたからと思われます。
カチョウ(念獣の能力)が司法局に保護されていますが、セイコ王妃はそれを知らないような描写になっています。
◯司法局にいるカチョウ
カチョウの死を知ってショックを受けるセンリツ、反省は後にしろと言うカチョウ(念獣の能力)は自分の現状を分析して「戦うしかない」(フウゲツ以外の王子を殺す)という前向きな計画を語っています。
ややこしい状況ですが、カチョウは生前と同じ姿で同じ考え方をするようです。
フウゲツのオーラで動いているのかカチョウ自身の死後の念なのかそれ以外か、は本人にもわからないようです。
また、非念能力者であるフウゲツに見えるようになった時点でカチョウの守護霊獣としての役割を終えているため、継承戦からも脱落している、という、ちょっとわかりにくい認識のようです。
◯司法局と暗殺計画
司法局の偉い人(カイザル)の説得とカチョウの挑発で立ち直るセンリツ。
王子たちからセンリツに面会要請が来ています。第3,第4王子は演奏依頼、第1,第5,第7王子は「訴えられたくなければ演奏しろ」という脅しの意味があるようです。
どちらにしてもセンリツの演奏を王子同士の暗殺に利用するためだろう、という話のあと、カイザルは唐突に、上位の王子をまとめて暗殺する計画を語りはじめます。
理由はセンリツへの愛という、王子殺しの極刑を覚悟するには不釣り合いなものですし、カイザルの心音にまったく変化がないため、嘘あるいは自分を操作する能力者だと判断するセンリツ。
しかしセンリツやフウゲツを処分したいだけなら、嘘の暗殺計画など回りくどいことをする意味がありません。
本当に暗殺計画をやるつもりで、面会を申し込んでいる王子を暗殺したいということなら、面会を申し込んでいない王子がカイザルに暗殺を指示した首謀者か?と推測するセンリツ。
◯国際渡航庁特務課のシュタイナーに携帯機器のようなものを渡すカイザル
第一王子私設兵が「特殊戒厳令」を宣言して、他王子や対立組織の者を処刑する事態が起こるかもしれない、ということに備えています。「これを押してくれ」とありますが、具体的にどんな機器で何をするものかは不明です。
シュタイナーは自分の安全が保証されていることをそこまで信用していないようですが、自分が死ねば異変があったことだけはわかるだろう(渡航庁に伝えるべきだろう)と考え、この依頼を受けています。
◯VIP用証人保護エリアの部屋に帰るカチョウ
カチョウとフウゲツは同じ部屋です。
フウゲツはマジカルワームの能力を一人で使えるようになり、回数も制限が無いようです。
またフウゲツはテンション高く喋っていますが、目の下にはクマができて、やつれた様子です。
能力が成長しているのか、使いすぎる仕様になって体を蝕んでいるのか、それとも他陣営の暗殺能力なのか不明です。カチョウにはオーラや念獣が見えないので、センリツに確認を依頼します。
◯カイザルの計らいで、司法局の廊下ですれ違うフウゲツとセンリツ
フウゲツのオーラが極度に弱くなり、邪霊がまとわりついています。命が危ない状況。
しかし、原因となりそうな念獣や呪憑型念能力は確認できません。
◯センリツ、面会要請に応じる
いきなり第3王子チョウライ本人が来ました。演奏の依頼と、念獣の作ったコインを受け取ってほしいとのこと。策略ではなく褒美を取らせるということのようです。
次は第4王子私設兵隊長で、ヴァンタインという名前であることが判明。演奏依頼の他に何か交渉したいようです。センリツはカマをかけて、フウゲツを人質にした他王子暗殺の交渉かどうかを探りますが、違ったようです。
◯カイザルとセンリツによる暗殺計画は延期
フウゲツの異変を先に解決することになりました。センリツを保釈すると第一王子に連れて行かれるため拘束(という名の保護)は継続。フウゲツ救護を急ぐセンリツはクラピカに事情を話すことをカイザルに依頼します。
◯第5王子私設兵ロンギ、第5王子ツベッパとの協力者(パートナー)契約をクラピカに持ちかけ了承される
ロンギは念能力を使えます。No.369でヒュリコフが念能力を隠していると見抜いた四人のうち、最後の一人が判明したことになります。
またロンギは念の存在をツベッパやマオールにも秘密にしていたことになりますね。
第5王子は守護霊獣もパートナー(共同研究者)を必要とするなど、パートナーがキーワードのようです。
■コメント欄に出た会話との関連
▶︎エイ=イのメンバーのライブらしき活動の話はありませんでした。
▶︎ノブナガは刀を持っていませんが、フィンクスやフェイタンは特に気にしていません。
■No.401以降の掲載方法の告知
今後は週刊連載ではない形で皆様にお届けすることになりました、という告知ページがあります。
具体的な掲載方法と時期は未定。
ジャンプ本誌に載せるのが新人掲載枠を圧迫するのが問題だったのか、ジャンプ+が不定期発表に適しているという判断なのかはわかりませんが、少なくとも「休載」という扱いではなくなるようです。