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『金の彼女 銀の彼女』堂々の完結!どっちかを選べって?無理無理のカタツムリ!

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金の彼女 銀の彼女(10) (月刊少年マガジンコミックス)

『金の彼女 銀の彼女』(赤衣丸歩郎)10巻読了。

これが最終巻です。約4年か…お疲れ様でした。泉に落ちた彼女は「金の彼女」と「銀の彼女」に分裂して織りなす三角関係もこれにて終了。

英里華を“金と銀”に分けた『叫びの泉』から現れた、第三の英里華――チビ華。敵意剥き出しだったチビ華だが、登郎が綾峰山で形見の手鏡を発見したことで、その閉じていた心を開くのだった。そして、チビ華が語る“金の姫”と“銀の姫”、その役目と運命とは・・・・!? 綾之峰家に隠された“禁断の歴史”が今、明かされる!! ヒロイン分裂による前代未聞の“二者択一ラブコメ”、涙のグランドフィナーレ!!

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ひょっとしたら2017年のラブコメの覇権を握るのは『金の彼女 銀の彼女』(赤衣丸歩郎)かもしれんな(そうか?)。「ニヤリング...

出オチのような設定からはじまりラブコメして、終盤はちょっとグッとまとめかたは見事でした。とても良かった。

ネタバレ風味なので、未読ならばこの先注意です!

『金の彼女 銀の彼女』10巻

1

匙は投げられた

そなた等のどちらかの恋がかのうた時、恋に破れたもう片方の姫は消える。魂に…いやハートにヒビが入り閉じこめた神の力が破裂しての

銀香が恋を自覚して、金に宣戦布告してからはひたすらニヤニヤと恋の三角関係を楽しんできました。しかし、楽しい時間もお終いである。チビ華によって告げられた真実!

金華と銀香で結ばれなかった方は消滅する!

確かに綾之峰花蓮さんがかつての金銀物語を語った時も、敗れた相方は二度と姿を見せなかったと言ってたけど消えてしまっていたのか。今回語られた金と銀の華撫姫も敗れた方は消えた。やれ恐ろしいことや!

三角関係の醍醐味

5

やっぱね、ラブコメならば波乱が必要じゃないですか。最近の波乱もない男女1対1の話も好きですが、古き良き三角関係ほど面白いものはない。

ヤキモチがあり、波乱が起こって、修羅場もある。ラブコメ的にニヤニヤさせてくれる展開に始まり、物語的にドラマを巻き起こせる展開。それこそ王道ラブコメ!王道三角関係!三角関係はラブコメの華ですよ。

『金の彼女 銀の彼女』も二者択一しなくてはいけないと物語を終盤でこれでも盛り上げてくれました。

「金VS銀」最終決戦

3

金VS銀

それぞれが最後のアピール合戦をする様はとても可愛かった。

お嬢様としてアピールする金も小悪魔のようにアピールする銀も最高でした。

このどちらかを選べて言うのか!

当然、主人公・登郎も苦悩します。この男はのっぺらぼうみたいな主人公や誠意あるイケメン系とは一味違う、80年代や90年代のラブコメ主人公のようなタイプですからね。『うる星やつら』の諸星あたる系。バカでスケベで甲斐性無しだけど本当はいいヤツみたいな。

こんな主人公は今時珍しいな…と思ったてけど、『金の彼女 銀の彼女』の終盤を読むと納得する。一般的にはクズ男とも呼べるかもしれんが、エロガッパだからこその理解できる結論である。

登郎の選択肢

4

論理だとか誠意だとかなんぞ知った事かー!!!

クズだー!

だが最初からクズ野郎だったので問題無しだー!!

ヒロイン2人の「ダブルヒロイン制」は悲劇も生みやすい。あからさまに片方を依怙贔屓しまくって、もう片方はただのお膳立ての役割でしかなかったりすると、それダブルヒロイン制じゃなくダブルスタンダード制でしかないからね。泣きたくなるよ。ソースは『ニセコイ』な!

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昔懐かしの主人公像の登郎だからこそ、この選択肢には納得する。

その為の手段もこの漫画でしかあり得ないものでしたからね。

思い返せば、絶滅危惧種となった浮気性でセクハラしまくる主人公って業界のスタンダードでした。漫画だと『うる星』のあたるや『GS美神』の横島などが最も有名で、美少女ゲームでは『下級生』『同級生』などの蛭田作品。『ランス』シリーズのランスとかさ。

おっさんには刺さるんだな。

そんな亡霊のような主人公にまともなラブストーリーをやらせるのはなかなかどうして。うまくまとめた金の彼女 銀の彼女』はアッパレやで。

敗者の存在

6

…ごめんな安田…もうお前にえっちな事させてやれそうにない…

『金の彼女 銀の彼女』の終盤で最も好きなのは敗者をきちっと出したことです。恋愛方面ではどっちも勝者になるウルトラQを使ったのに、それでも敗者が出てしまった。奇跡って起こらないから奇跡って言うんですよ!

三角関係のキモは「敗者の存在」である。

ラブコメでは必ず恋を成就させるヒロインと恋に破れるヒロインが出てしまいます。金と銀で恋愛方面ではどっちも勝者で敗者を出さないように描いていたのに!片方が消えてしまう!

悲しいなぁ…。

三角関係とは「選ばれなかったヒロイン」を描くことで、くっつくのかくっつかないのかという単純なラブコメから一線を画した深みのある物語を構築するものです。そういう意味では恋愛方面でないが三角関係の最高潮を描いた。

『金の彼女 銀の彼女』は歴代三角関係ラブコメによくあるパターンの、恋愛方面で敗者を出さなかったのに、消えてしまう方を描きドラマチックに盛り上げたのである。それで最高のハッピーエンドがあったのだ。

亡霊の想いを乗せて!

7

やったれゲコクジョー!

ラストの奇跡は控えめに言って最高でした!

「やったれゲコクジョー!」ってのは歴代綾之峰家の選ばれなかった方の金か銀の亡霊の言葉なんでしょうけど、80年代&90年代の亡霊ヒロイロインの言葉でもあった(ように思う)。

紆余曲折あってフェードアウトしてしまった亡霊ヒロインからの言葉だよ!

『うる星やつら』の初期本命ヒロインだった三宅しのぶは因幡じゃねーだろ!って。とってつけんな!って。ネバーギブアップ!奇跡って起こるからラブコメって言うんですよ。『gs美神』のルシオラは言うんです。消えてたまるか!って。いやおキヌちゃんでもいいけど。

スケベでセクハラして浮気性主人公の舞台装置になったヒロイン達の無念を見た(気がする)。カウンターで一発かました。あの頃にいたスケベ系主人公と敗者のヒロイン。その結末の最高形態がここにあった。

モヤモヤしたあれこれに成仏させてくれるような作品だった。

80年代と90年代のラブコメを体験したおっさんに対するファイナルアンサーだよ!

奇跡って起こるからラブコメなんですよ!まる。

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コメント

  1. 匿名 より:

    ソースはニセコイ大杉ィ!

  2. 匿名 より:

    主人公がヤマカムさんが述べてたように「GS美神」の横島を彷彿とさせるナイスガイだったので毎月楽しみにしてましたが完結で少し残念でした。
    完結については、まとめ方とかもきれいに決着してましたが、もう少しメイド集団を掘り下げれば、主人公にトキメキそうな美味しい果実がたくさんあったんじゃないかというところが残念と思った次第。

  3. 匿名 より:

    完結少し前に出てきた再会幼馴染がかませにすらなれなかったのが気になったな
    最後にちょこっとだけ触れてたけど
    テコ入れ要員にしようとしたけど結局完結決まったんであれだけの出番で終わったのかな

  4. 匿名 より:

    ベッドの上でエロガッパだった金ちゃんが見たかったです(小並感)