『MAJOR 2nd』第217話「本当の気持ち」感想 睦子さん勝負おパンツに履き替えた説！

『MAJOR 2nd』第217話「本当の気持ち」

 

扉絵の沢ネキの家族を見て子持ちに見えてしまった。

それほど沢さんは大人っぽいということです。違和感ないんだよなぁ。

 

さて、睦子の恋愛模様を中心に描かれててきましたが、今回で一区切りでしょうかね。早く合宿を見たいって気持ちがムクムクしておりますしおすし。

 

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217話「本当の気持ち」感想

ヘソ出し睦子

 

この前、カニちゃんの悪夢を見たばっかなのに睦子さんはいつも夢を見るな。「悪夢を見る→目覚める」の流れができつつある。相川七瀬もビックリの夢見る少女じゃいられないですよ。

 

ただし、今回見た夢は現実なのです。ただ昨日言われたことを夢でも見ただけなのです。

カニちゃんの悪夢があるからこそ夢で良かったの説得力もあるし、残念！現実でしたの絶望も増すね。

 

 

それにしても睦子の顔芸はなかなかどうしてよ。面白可愛いが満載です。妙に味があり、こんなに「面白さ」と「可愛さ」を合わせた顔芸はニセコイの小野寺さん以来です。

 

今回のキモは睦子の「ヘソ」です。

あえて着替を小さく

メジャーセカンドの醍醐味といえばJCの着替です（きっぱり）。

着替シーンは満田先生のプロの拘りが随所に見て取れるわけじゃないですか。あと尻です。

 

 

この2つがメジャーセカンドの両輪といって過言でない。

なのに、あえてそこをピックアップしてないところがスゴイ。

 

買い物へ出かける時、野球の練習に行く時…と計2回も着替えシーンがあったわけじゃないですか。それなのに醍醐味である着替シーンをあえて小さく描いているんですよ。

 

 

…小さっ！

 

この漫画の核である着替えを小さくしてしまうというね。逆に「今回は着替シーンがメインではありません」という満田先生のメッセージがあります。

 

着替シーンを大コマで描いちゃうと、読者も「うっひょー！睦子の下着だー！」とガッツリ食いついちゃうじゃないですか。そこをスカして小さくすることで、大コマで描いた「おへそ」がより引き立つってわけよ。

 

提供した「おへそ」を心ゆくまで味わって欲しいが故に着替をメインに添えない。満田シェフのプロ魂が濃縮されていた。小さく描くのはベテランの匠の技よね。

近年のサンデーというかコマ拡大現象

スマホ普及によって電子で読む人が増えた今はサンデー作品に限らずコマがめちゃくちゃデカくなってるのが漫画界のスタンダードです。読者がスマホで読むことを前提にした配慮でしょう。

 

 

巻物から冊子になったような大きな変化があったわけよ。

サンデーで限定すれば、私は「古見さん以前・以降」に別れてると思ってる。

 

 

スマホ普及に比例してる古見さんのヒット以降、主流漫画はコマの大きさが倍率ドンです（とはいえ、サンデーの看板は細かいコナンなんだけどね）。昔のギャグ王でやってた1Pドクラクエギャグ、4コマ漫画のようなね。

 

明らかに、スマホで読まれることを前提とした「コマ割り・大きさ」になってるわけです。この辺は作者さんか編集さんが研究・研鑽して「スマホでも読みやすいコマ割り」となったのでしょう。知らんけど。

 

サンデー作品に限らずコマの大きさが上がると、決めシーンは1P丸々使うか見開きになる。そんなコマ割りが主流となってる現在において、1P内の大きいコマと小さいコマで見せ場を出す満田先生は古き良き伝統の味を感じるね（褒めてます）。

 

伝統の味

 

あぁ。これが伝統の味よ。

三段・四段のぶち抜き人物絵ね。

 

高橋留美子先生の得意技であり、「かってに改蔵」でもよく見られた表現。具体的に今のサンデー作家の名前出すと、畑先生もコトヤマ先生も前作ではよう多様してたけど、今のスマホ最適解にした表現ではあまり見られないものですね。

 

今風なんだけど懐かしさがあるわけです。

 

JC下着界のレジェンド

 

2度目のお着替えシーンも小さいコマ。

ここはメインディッシュではなく、今回は「おへそ」を心ゆくまで味わって欲しい配慮が伺える。

 

とはいえ、2度目の野球の練習へ行くお着替えは「JC下着界のレジェンド」と呼ばれる満田先生の真髄が隠されていました。お気づきでしょうか？

 

私がここまでメジャーセカンドの着替シーンを熟読して分かったことがある。それは、年頃の女の子らしく（？）、おパンツとブラはセットになっていることだ。多数の着替でもブラとパンツは柄を揃えておる。

 

 

買い物に出かけた時のブラは花柄のものだったわけです。

 

 

これは裏を返すと、買い物時のおパンツも花柄だった可能性が非常に高い。なのに、大吾と野球練習に出向く着替えのおパンツは花柄でないわけです。

 

ここから導き出すと、睦子は大吾に誘われて下着を履き替えたのではないかということです。小さいコマでも、勝負パンツだった説である。誤解がとけた以上に感動的ですね。まる。

 

 

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