『ワンピース』第961話「山の神事件」。
光月おでん様の過去編はワンピ物語でめちゃくちゃ重要であることは昨年のジャンプフェスタの尾田っちのコメントで分かる通りです。いわく「光月おでんの人生と共に大きな物語の核心にせまってまいります!」である。
今回の「山の神事件」も始まったばかりですけど、「えー!?」って事柄が多かったですね。やっぱり、ワンピの過去編は面白い。
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961話「山の神事件」
山の神が人里へ来る
山の神の子
巨大白猪の「山の神」は子供を追って人里へ来るというのは「ワノ国」では言い伝えとして残っています。今(41年前)では迷信と思ったる人も多数。かなり昔に「山の神」は人里におりてきてめちゃくちゃにした事があっても、最近はそんな事件はめっきり起こって無かった様子。
錦えもんが金に目がくらんで子供白猪をGETして「花の都」へ来てしまったのが原因で大事件になってしまいました。(別にあの3人が錦えもんに追い剥ぎされなくても同じ結果になっただろが)。
この事件をおでん様が見事に解決するエピソードでした。
おでん様18歳、錦えもん16歳。傅ジローはこの2人よりもさらに若く少年の背丈ですね。
錦えもんとお鶴さん
錦えもん
「山の神」のお鶴さんも食べられてしまったらしい。
そこで幼なじみエピソードで錦えもんにとってお鶴さんがいかに大事な人だったかをモノローグ形式で描く。
今回の話は、おでん様の過去編の一貫であるものの、主人公は錦えもんだったとも言えますね。ワンピの過去編で群像劇って珍しいかな。
なんだかんだでめちゃんこお世話になっており、錦えもんにとってお鶴さんがかけがえのない人であることが分かります。身ぐるみ剥がされて辛辣なやり取りだったのに、借金立てかえてくれてたり、生活の心配したり、「おれが死んでも悲しむ奴なんかいねぇ」に怒ったり…。
なんちゅー理想的な幼なじみなんだ!
結婚前は「錦ちゃん」と呼んでたのが今では「錦さん」呼びになってるのも興味深い。
男・光月おでんのカッコよさ
光月おでん!!呪われた子!!
おでん△□✕(さんかっけー死角無し)!
前述した通り、961話のエピソードは「錦えもんから見たおでん様」って展開で描かれておりますので、素直におでん様のカッコよさに惚れ惚れしてしまいます。
本当は錦えもんのせいで「花の都」がめちゃくちゃになってしまったのに、全ての罪を自分でかぶって「山の神」退治までしてしまいます。まだまだ、織田信長によろしく「うつけ者」でありますが、男衆は錦えもんの心の男気に惚れてるのもええね。
なんたって、おでん様は「皆に愛された」そうですしおすし。
その片鱗が見えましたね。
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前回は女性からモテモテっぷりが示唆されておりましたけど、今回は男性陣からのモテモテっぷりも描かれておりました。表向きは嫌われ者だけど、実はおでん様好きってのいい感じで分かるね。
「山の神」はどうなったのか?
おでん二刀流「桃源白滝」
すでに18歳時で「閻魔」と「天羽々斬」を持ってるおでん様。
「閻魔」は霜月コウ三郎、「天羽々斬」は飛徹が作った刀です。(コメントで傅ジローがコウシロウではないかって意見が散見されますが、親と思われるのコウ三郎も和道一文字も50年前に「東の海」なので可能性は少ないかなと。そもそもコウシロウは「東の海」生まれです)。
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どんな経緯があって名刀「閻魔」「天羽々斬」をおでん様が持ってるかは不明だけど、「おでん二刀流」は既に18歳で編み出してる模様。剣士の師匠とかはいなかったっぽいですね。自己流で開祖が「おでん二刀流」なり。
錦えもんは、お鶴さんに身ぐるみ剥がされてから3人組の身ぐるみ剥がすなど、16歳時点ではまだ「悪魔の実」を食べてません。これから食うエピソードあると思われる。加えて、今の錦えもんは二刀流でもあるので、おでん様に師事した可能性が微レ存。
錦えもんは一刀流と二刀流のハイブリッドなので、二刀はおでん様直伝っぽいすね。多分。16歳の錦えもんの刀は1本のみです。
それはそうと「山の神」は牙を折られたのは描写されてるけど、生死は不明ですね。子供の白猪も途中から消えちゃってます。自分は、「山の神」は九里の開拓に使われると予想してるので、猪親子のその後が気になるでござる。
18歳おでん様絶縁される
ワノ国「山の神事件」おでん18歳の出来事である
絶縁上等!!!
河岸を変えよう!日が暮れたらそこが寝所だ!!!
おでん様の「破天荒」さよ。
豪快すぎるんんだってばよ。
ここまで断片的に描かれたおでん様の過去によると、しばらく白舞の康イエの処へ入り浸ってゲンコツ貰うなど叱咤激励される。そして無法地帯の九里のボス格であるアシュラ童子を倒して平定して町を作り九里大名と認められるのが20歳です。
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後の「赤鞘九人男」のスタート
おでん様に惚れてしまった錦えもんと傅ジロー
おでん様の男気に惚れてしまった錦えもんと傅ジローは「花の都」を追放された後もついていくのでした。この後、白舞で康イエのところで生活保護さらた後に九里を治める流れでしょうな。
九里大名になった後、イヌアラシ&ネコマムシ&河松も配下になる。それより前か後かで「カン十郎」「雷ぞう」「イゾウ」も配下になるって感じかな。雷ぞうは現オロチ御庭番衆のボス(この当時はおでん様御庭番衆か?)福ロクジュと並び称されてる男なのでただのチンピラでなかったかもしれません。
今回は錦えもん視点で描かれた群像劇だったので、次回は誰の視点で描かれるかは知らんが、錦えもんはこの後にお鶴さんと結婚して確かな夫婦の絆があると分かってるので、その辺も楽しみですね。
何より「皆に愛されたおでん様」の下地は18歳で出来つつあります。
我々読者は神の視点で、康イエのところで「いつまでウチに入り浸る!」(941話)と言われるぐらいニートしてる事も、20歳で大名になることも知ってるので、ここからのおでん様の下剋上人生が楽しみですね。
これから白舞でニート生活や
霜月康イエ
18歳で「花の都」を追い出されたおでん様は、「白舞」大名の霜月康イエのもとに転がり込んで生活することになります。942話で描かれてましたね。
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どれくらいの期間、康イエのところに入り浸っておでん食ってるニートライフ送るか知らんが、最初は康イエを「オジキ」と呼んでたのか。942話では「ヤスさん」呼びするニートでしたので興味深い。今回は「その呼び方やめろ!」と注意されてます。
もっと気になったのは、生活世話されてたニート時代のおでん様に、錦えもんと傅ジローが既に子分になってたことでしょう。
ビックリですね。
というのも、これからおでんが九里を平定した後、ふつうに白舞で盗みを働くからなり。
942話
若かりし「赤鞘九人男」、おでん様の生活を世話してくれた…というか寄生してた白舞の金銭かっぱらおうとして捕まった事件である。
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今読み返すと、錦えもんと傅ジローの2人はこれからおでん様と一緒にニート生活の生活の面倒見てくれたのに盗み働くなんてとんでもねぇ野郎だな!
新入りのコマ使い・黒炭オロチ
黒炭オロチ
ヘェヘェ!!康イエ様に拾って頂きました。
オロチと申し。コマ使いでございやす。
な ん だ こ れ ?
私は先週の感想で「花の都」でヒョウ五郎と揉めてる「黒駒」というヤクザの一段が「黒炭オロチ」なのかなって考えたけど、全然違いました。黒炭オロチは「白舞」の霜月康イエの「コマ使い」でした。
ってことは、「黒駒」というヤクザの一団は全然別か…。
現在軸で一切触れられない、兎丼に捕まってもいない、おそらく存在すると推測される「九里」の親分なのだろうか。
黒駒がまだ未登場の九里の親分か?
>コメントより
940話
花の都のヒョウ五郎、兎丼の「血文字の大マサ」、白舞の「破れ笠綱ゴロー」、鈴後の「夕顔のお蝶」、希美の「蛇の目の弥太っぺ」。これでそれぞれの郷の親分5人になる。ワノ国は6つの郷でそれぞれに親分がいたそうな。
それを踏まえると、九里の親分が未だに未登場ということになる。940話ではシルエットで4人だけでなく5人いる(ようい見える)。つまり、兎丼に捕まっていなかった九里の親分がいるわけですね。
ヒョウ五郎と争ってると思われる41年前の「黒駒」のヤクザもの。彼らが九里の親分になる可能性が微粒子レベルで存在する。まだ登場してないのでどういう奴らか不明ですが、「黒駒」の一団はかなり重要になりそう。
それにしてもねぇ…。
オロチがここから将軍になるのは色んな意味で興味深いですね。おでん様に恩もあるそうなので、白舞の新人コマ使いがどうやって天下取るんじゃろ。楽しみです。まる。
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コメント
オロチのモデルは秀吉で確定ですかね
となると、裏切り者の光秀は?
傳ジローっぽいんだが……
まだ赤鞘に合流してないと言うことはモロモロの内部事情を知らない訳ですから、傳ジローっぽいってのは少し飛躍し過ぎな気がします。
海に出るまでの期間と帰ってからの期間、名前の売れ方からしてもイゾウもかなり弱いんですよね。今回もヤマカムさん引っ張ってますが。
イゾウがワノ国出身で共に白髭のモビーディック乗って、おでんがヘッドハンティングで船降りたらイゾウが隊長を引き継いだって線と筋は通るんですけど。
戻ってきてから城が落ちるまでの期間に加入して名を売ったというのも、海に出て白髭からロジャーに乗り換えて世界制覇してワノクニ戻るってのと同様に短いし、、、、
モデルが1人と限った事では思うので、普通に秀吉+明智光秀+八岐大蛇でいいんじゃないですかね…
おでんも、おそらくは織田信長+石川五右衛門+須佐之男命+宮本武蔵 あたりのハイブリッドな感じですし。
オロチや錦えもんを裏切るぐらいでは、光秀は務まらない。 傳ジローもオデンを裏切っていたのなら、誰も仲間にしたいなんて言わないはずだけど。
>それはそうと「山の神」は牙を折られたのは描写されてるけど、生死は不明ですね。
いやいやいや、よく見てください。山の神、ハンバーガーのパンみたいに横真っ二つですから!!
子どもはともかく、親は多分シシ鍋になって都の人たちに食べられてそう。
ね?www凄い見落としw
牙と一緒に二刀両断の描写でしたね
胃袋で飲み込まれた家と人で町ができてたとかなんとかで、そんな飲み込まれた人達や三人組の二人やお鶴が助かってるのに生死不明とはヤマカムさんらしくない
しれっっっ と訂正するかな
あの山の神を切ったページは口の所しか描写してない変な見開きだったからな~ 山カムさんの意見も10%くらいあるかもよ
上下真っ二つなのに生死不明?って見直してみたところ、切られた次のページで確認すると口の上下がつながってたんです。
イノシシ鍋にされた描写もないし、たしかに親子ともに生死不明な描写だと思います
いや、山の神真っ二つにされてませんか
神レベルの野獣が真っ二つにされて、その子供が残ってるというのは
空島のノラを思い出す所
確かに。
神殺しのところも。
デカくなって再登場?
俺も大人になった白猪が出てくる予感がします
黒駒といえば次郎長と対立した黒駒勝蔵の黒駒一家ですかね?尾田さん次郎長三国志のイラストとか描いてたし。
「煮えてナンボのおでんに候!」
の場面に至るまで、過去最大級の過去編になる予感が…
ロジャーとの絡みやモリアがどうのこうのとか、トキ様の話もあるし
“ 桃源 ” ” 白滝 “!!
かっこいいなぁ
ゾロの技も、このワノ国風なのは当然なんだけどどこかで「だれの血筋」なのかまで分かると面白い。「東の海の名もない人の子で、コウシロウのいろいろ教わった」っていうよりも血縁があった方が「だからあんなに強いのか」って納得行くし
過去編でヒント出るかな。
個人的に、リューマの子孫だと思う
確かリューマも霜月性で、鬼丸(牛鬼丸)の主人も霜月だった筈だから、その辺りの血筋かも
いいですねぇ~
「リューマの血を引いておったのか…道理で強いはず」
ゾロ「じゃあ…コイツ(秋水)はオレがもらっていくぞ?文句ねぇな!ドン!」
みたいな展開かな。過去編では傳ジローの名字が気になりますよねぇ
それはないかなー
また空島編との共通点が出来ましたねやはり意図的かな?
おでんの刀、斬る時に黒刀になってるね
閻魔は当然だけど、もう一振りも
つまりおでんはこの頃から流桜(武装色の覇気)が使えたと
それでも刀は黒刀にならなかったのか
黒刀になる条件は「長い間覇気を流され続ける」でしょうね
クラッカーも名刀を持ってましたけど、どんな名刀でも「〜業物」と数えられるくらい古くからある刀+覇気を流し続けられた刀が黒刀に成るんでしょう
そんな単純じゃないと思うけど
傅ジローの髪の生え際が狂四郎と一緒なんですけどこれは
親分も二刀流ですし、錦えもんと一緒に習った傅ジローな気はしますね
〇〇したとか、しないとか
というのが二つ続いてるけど
実際におきたのか、伝説が誇張されたのか判断つきかねるな
まぁどっちでもいいが
傾いたのは笑った
デンジローとオロチは出会い済みですね。仮に狂死郎がデンジローだとすると赤鞘だとオロチに認識されるはずなので、処刑されてる気がする
元々ジロー説は何の根拠もないしなあ。普通に別人の可能性が高い。
でも、他にいなくない?
まだ顔出ししてない丑三つ小僧くらいしか
その丑三つ小僧も狂死郎かもだし
オロチが気付かないのは、そういう能力とか
斬られた日和も生きてるし
ユメユメの実とか
弱い根拠なら、アニメのオープニングで狂死郎が赤鞘に混じっていたなど色々ある。
狂死郎はカン十郎らに見られていたはずという疑問もあったが、傅ジローがサングラスをいつも掛けていたので、変装が見破られにくいという可能性が残った。
投稿お疲れ様です!
今回はおでん様がめちゃくちゃかっこよかったですね!
豪剣って感じで戦闘に圧巻されました!
黒駒についてですが、かなりメタ的な発想なんですが、
オロチは姓が「黒炭オロチ」、康イエの「コマ使い」
→「黒炭オロチ」+「コマ使い」→「黒」+「コマ」→黒駒
ってのはあり得そうですかね?
もしかしたら、黒駒の手先の可能性もあったりするかもとか考えてみたり><
ただ、こうやってみると康イエもおでん様も優しいですよね。
人のために動く人たちというか、そういう感じがします。
単純にオロチがとんでもない人間だったってだけなのかもですね。
これから赤鞘の株を上げていくんだけど、リーダー格の錦えもんがこれまでパンクハザードやドレスローザでほぼ強さアピールできてないのがすごく残念だな。
イゾウと同じく四皇幹部クラスはあってもいいから、もっとやっとくべきだった。
オロチがなかなか魅力あるキャラになってきたと感じた
この出自から成り上がったなら根が臆病なのも納得だなあ
「a」タグの変な紹介レビューは何なんですか?
正直ウザいので消してほしい
こういう小銭稼ぎしていかないとブログ界隈も食っていけないんですよ。許してあげて
君が寄付してあげたら?
君ってなんか残念だね
オロチが小間使いの時点ではまだ妖術(ヘビヘビの実?)を持っていなかったのかも、
錦えもんが竜を親の仇同然と敵視する理由(単純にカイドウ?)もまだはっきりせず、
これから明らかになっていくのか
オロチの実はカイドウ経由だろ
それに、ヤマタノオロチは龍じゃない
ヘビヘビの実だし
錦えもんが敵視してる龍はカイドウだろう
下っ端の小間使いなのに既に黒炭姓なのが気になります
別に江戸時代でも庶民が名字持ってなかったわけじゃないらしいですが
あるいは土地由来なのか職種由来なのか…
ヒント:「木下」藤吉郎
感想ありがとうございます
オロチ関連の考察と合わせて今回の騒動でワノ国の住人のおでんに対する心情も気になるところです
男達の住人の心情がどうも怒りで押さえ込まれているというより何らかのしきたりを守っているようにも見えます
これまで回想などで語られているワノ国自信の特性と合わせて読むと男達はおでんに対する嫉妬よりも尊敬や憧れの方が強く感じられました
先の結末がオロチの成り上がりと分かりきってはいますが今回の騒動でその成り上がりの断片が少しずつ解明されていくことに期待しています
>ワノ国の住人のおでんに対する心情
は今回描かれてる通りだと思うけど、
怒りで押さえ込まれている?おでんに対する嫉妬?
って一体どこから?
言い回しをよく読むと『住人がおでんが悪いと思い込むようにしている』が正しいですね
指摘ありがとうございました
居候時代におでんが康イエからオロチを庇った恩でもあるのかな?
白猪の子供、二代目山の神として現代にも出てきそう
親が胃の中に街を作れるくらいなら、20年経った子供も反乱軍全員を入れて泳いでいけるかも
シロシロの実みたいでいいね。
黄金を飲み込んでいたウワバミのようなお宝があるというのも捨てがたい
そういえば、ワノ国は黄金がどうとかいう話がなかったっけ
リューマの昔話の時に
もしかして傳ジローが、現在のスパイなんじゃないかな?
祈祷師が、ホールデムに似てる気がするんだけど
おでんが着てる羽織り、月の欠け方が判事絵と逆ですね。もしや、こっちがホントの欠け方かな。イタチ港と逆の場所が集合場所という示唆で使えるかも。
おでんと旧知の中だったら知ってるけど、比較的最近の知り合いは知らない(途中でおでんが判事絵と同じ模様に変えたとか)なら、この暗号でも成立するわけだ。
結構前の寺子屋のシーンでオロチ二刀流って言ってるのは、オロチ自体が、おでんに憧れて自分の技のように広めたからなんだろうな。
おでんに愛憎を持ってるのかもな、それだと秀吉+光秀っていうのも、わかる気もする。
傳ジローが背負ってる刀、和道一文字だよね!?!?
ありえん
和道一文字は東の海にあるから
傳ジローメガネ
青キジ出てきたのかと思ったわ