すんごいメール頂いたので、まず紹介から。
いつもワンピ感想&考察じっくり読んで楽しませてもらってます。ヤマカムさんの事だからお気づきだと思いますが、ルフィとエースが兄弟の盃を交わす時、盃がもう一つあります。
!?
な に こ れ ?
なんぞコレ。おいおい、まじかよ!!兄弟はもう一人いるってことでしょうか。anadaさん、あなた凄すぎです。恥ずかしながら、まったく気付きませんでした。サボって、もしかして人物名か?ここで伏線張るのかよ。尾田っちパねェな。
さて、歴代ジャンプ作家37人にインタビューした「マンガ脳の鍛えかた(AA)」に尾田先生のインタビューが掲載されていました。「ワンピース」は、少年たちに向けて少年漫画を描いているという話題があり。
長くやっていて一番思うのが、読者はどんどん成長していくものだ、ろいうこと。(中略)
"新入生"が入れなくなっちゃうじゃないですか。固定ファンだけが喜ぶようなマンガになってしまう。読者は循環していいんです。僕は"少年マンガ"の読者は大人になって出ていくものだと思っているから、常に今入ってきた少年たちが喜べるかどうかを考えている。
大体5年周期くらいで読者は入れ替わる気がしますね。だから「ワンピース」はこれから第3期生ぐらいをお迎えする頃じゃないかな(笑)
なるほど、今や週刊少年ジャンプ本誌よりも多い初版300万部という前人未到の記録、今なお読者が増え続けているのは、新しい読者を迎えようとしているからなんですね。感動しました。スミマセーン!第1期生です。30近いおっさんでごめんなさい。しかし、我々第1期生でも十分楽しめるのが「ワンピース」ですよおぉ。
なるほど、今や週刊少年ジャンプ本誌よりも多い初版300万部という前人未到の記録、今なお読者が増え続けているのは、新しい読者を迎えようとしているからなんですね。感動しました。スミマセーン!第1期生です。30近いおっさんでごめんなさい。しかし、我々第1期生でも十分楽しめるのが「ワンピース」ですよおぉ。
というわけで、脳汁飛びまくるほど目が離せない「ワンピース」ですが、大海賊エドワード・ニューゲートが逝きました。散り際のかっこよさがパねえ。569話で「おれ達はオヤジの"誇り"を守る!」白ひげの後ろを守る息子たち。
白ひげは男の中の男!
誇り
はー、かっこいいです。以前、ゾロがミホークに敗れた時に、背中の傷は剣士の恥と言ってましたが、それに通じるものです。
しかも、散り際の回想がまた逸材すぎる。家族が欲しかったってくだりは泣けます。若竹さんでも語られていますが、ロジャーとの思いでが良すぎる。
ロジャーと花見
この飲んでる酒が、「赤髪のガキに伝えて来い…おれにもの言いたきゃ、いい酒持って、てめェで来いと」とロックスターを追っ払って、シャンクスに持参させた酒と同じですね。
"西の海"の酒
こういう粋な計らい良いなー。昔からの読者第1期生としては、こういうの大好きです。しかも西の海で桜を花見しているというのが良いですよね。西の国の大泥棒だったDr.ヒルルクは、山一杯の桜を見て感動したと語っていましたが、この場所でしょうか。さらに、ロジャーとエドワードの語らいがマーベラスすぎる。
「もう長くねェ。ラフテルへの行き方でも教えようか白ひげ」
「聞いても行かねェ。興味ねェからな…」
なんだこの会話!海賊王に最も近い男と言われ、ロジャーと唯一互角にやり合った白ひげが、ロジャーの死後20年間、いまだに海賊王になれていない事が最大の疑問でしたが、事も無げに「興味ねェ」の一言でサラッと流す、白ひげのかっこいいこと!白ひげはワンピースなんか興味なかったんですってよ、家族が欲しかっただけなんですってよ、奥さん。パねぇな、エドワード・ニューゲート。
で、これからの台詞の意味深なこと。ロジャーに"D"についてを聞いた回想の後に、黒ひげに向かって一言。「お前じゃねェんだ…ロジャーが待っている男は…少なくともティーチ、お前じゃねェ…」。今までの台詞っぷりから大物感があった黒ひげですが、オレの中で一気に小物になり下がりました。黒ひげは器じゃないのか。そして、この台詞。
"D"の意志
!?
すっごい重要な事言っちゃっています。私は今まで、ミドルネームに「D」の名前がつくのを「Dの一族」と言っていましたが、血縁は関係ないんですってよ、奥さん。びっくりしたわ。
確かに、「D」について意味深なことを言ったDr.くれは「生きてたのか"D"の意志は…」、ロビンは「何故戦うの?何者なの?"D"の名を持つあなた達よ…」と、誰も血族とは言ってませんでしたね。これからは「Dの一族」ではなく、「Dの意志」という言葉を使おうと思います。でも血縁関係ないっていうのはマジかいな?
巨人族のサウロに「D」がついていたのは血縁関係が関係ないからで良いのですが、モンキー・D・ルフィの父親も祖父も「D」がついているし、エースの父親も母親も「D」がついていますが、これでも血縁関係が関係ないってこと?
「"血縁"を絶てど、あいつらの炎が消える事はねェ…。―そうやって遠い昔から、脈々と受け継がれてきた…!!そして未来…いつの日か、その数百年分の"歴史"を全て背負って、この世界に戦いを挑む者が現れる…!!!」
この言い方からして、「D」というのは滅んだけど、どこかでいきなり「D」という名の者が生まれるという事という感じに受け取れますけど。輪廻転生みたいな生まれ変わる感じ?ある日、突然「D」という名前が付く子供が生まれる感じ?意味分かりませんね。あー、分かんねー!「D」って何なんだ!
分かった事は一つ。血縁とは関係なく、「あいつらの炎」が受け継がれているという事。受け継がれる意志ですよおおお!
これらは止めることのできないものだ。
"受け継がれる意志"、"人の夢"、"時代のうねり"
―人が自由の答えを求める限り、それらは決して―止まらない
100話の海賊王ロジャーの言葉です。そして、このロジャーの言葉が、「ワンピ」のタイトルで使われているんですよお。「受け継がれる意志」は145話、「人の夢」は225話。145話の「受け継がれる意志」ではDr.ヒルルクがとんでもない台詞を残しました。
ヒルルク
「人は、いつ死ぬと思う…?心臓を銃で撃ち抜かれた時…違う。不治の病に犯された時…違う。猛毒のキノコのスープを飲んだ時…違う!!…人に忘れられた時さ…!!おれが消えても、おれの夢はかなう。」
すんごい名言です。人が死ぬのは人に忘れられた時。たとえ消えても意志が残るということですよお。つまり、「D」というものは、人に忘れられなければ生きているっつーことか?とは言え、直接的に「D」が何かと聞かれれば、まったく分かりません。しかし、血縁とは関係なしに受け継がれるというのは興味深いです。
そういえば、「受け継がれる意志」と「人の夢」は、もうタイトルで使っていますが、今なお「時代のうねり」はタイトルに使われていません。白ひげ海賊団VS海軍本部&七武海という天下分け目の大戦争中でも、タイトルに使われませんでした。尾田っちは、「時代のうねり」というタイトルをどこで使う気なんだ!
さらに、白ひげの言葉は続きます。
「興味はねェが…あの宝を誰かが見つけた時…世界はひっくり返るのさ…!!」
ワンピースは実在する
「"ひとつなぎの大秘宝"は、実在する!!!」
これが白ひげの最後の台詞。全世界に中継されています。全世界に向けて、大秘宝ワンピースは実在すると宣言ですよおぉ!鳥肌立ったわ!海賊王ロジャーが「おれの財宝か?欲しけりゃくれてやるぜ…探してみろ。
この世の全てをそこに置いてきた」と残して大航海時代へ突入した時に通じます。かつてのライバルと同じように、世界中の人々を焚きつけて逝きましたよお!そして、突入するというのか、新時代へ!続く…かなぁ?(3回連続ワンピというのも、どうなんだろうねぇ。)
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1121話のタイトルで「時代のうねり」が使われましたね!