『ニセコイ』第214話 イドコロ
一緒に終業式をサボって屋上へ行くのでした。小野寺さんがサボろうと言いだした理由は行方不明となった千棘のことでした。
なぜ千棘がいなくなったのかを話す2人。
そこで「急に小野寺のことどう思う?」「本当に素敵な人だよね」「泣かせたら許さないわよ」という千棘の最後の会話の内容を聞いた小野寺さん。ふと反芻するのでした。今までの千棘の言動を!
そして小野寺さんは気付いてしまうのであった…。
千棘ちゃんの好きな人って―…
天然無邪気鈍感っぷりに定評のあった小野寺さんが気付いてしまったか。
さらに千棘がいなくなった理由を例の天体観測の独り言を聞かれたからと考えるのでした。はい!小野寺さん大正解!
って、この流れは小野寺さん派にとって「良い流れ」なのか「悪い流れ」なのか判断に迷うなぁ。
まあ、小野寺さんが気付かなきゃ物語が進まないってのもあるんですけど、個人的にこのまま千棘がフェードアウトして、小野寺さんの不戦勝で全然オーケーだったので(←小野寺さん勝利至上主義者)。
『ニセコイ』も完全に終盤でもうすぐ終わるのでしょう。
今の流れは完全に千棘に向いているとしか言えない。そもそも神が邪魔しなきゃ1巻で決着ついたわけです。それをひたすら引き延ばし、小野寺さんの頑張りが全て「いてつぐ波動」で無効化されちゃったわけですよ。
問おう!このまま千棘と結ばれて納得できるか?
絶対に出来ません!(←小野寺さん原理主義者)
小野寺さんの勝利を祈るのみでごわす。
んで、肝心の千棘がどこに居たのかといえば12年前の「あの場所」でもなんでもなく、母親の華さんがいるアメリカにいました。
千棘
あざとい!
もうね。本当にね。千棘はあざといんですよ。
華さんの会社を手伝うのにスーツ着用だけでもあざといのにメガネまで装備していますからね。お前視力「10.0」じゃなかったんかい!なんでメガネしてるんだよ!くそっ、明らかに読者のハートを掴みにきてやがる。普段と違うスーツ姿でメガネのコンボですよ。あざといにもほどがあるでしょ!
ここ最近の千棘は全力で読者のハートを盗みにきてますからね。
今回も千棘が切なさ全開で逆に応援したくなっちゃう仕様です。
切なさ全開の千棘
楽と小野寺さんを祝福したいけど出来そうもない。
でも楽が好きで、また小野寺さんも好き。二人が恋人になった後に何食わぬ顔で同じ学校にはいられないと思う千棘からは切なさと共に愛おしさもムクムクと込み上げてきます。
少女漫画もビックリの千棘のモノローグが切なさを一層引き立てます。
もう戻れないんだあの楽しかった日常には、と。こんなん読まされたら、たいていの読者はコロッと千棘に転んでしまうのも仕方がないでしょう。
だがしかし!
切なさといえば小野寺さんのが上だからね(←誇れない)。
そんなわけで、千棘を探しにアメリカまでやってきた楽と小野寺さん。
早速エンカウントします。
あの…千棘さん…。
この前の鼻からラーメンといい…とてもメインヒロインがしていい顔じゃないです。
なんにしても最終決戦の地はマリーが島流しされたアメリカか。
マリーもいるので出番が待たれる。いよいよ最後の戦いのゴングが鳴るのかな。現状は千棘有利な流れですが、まだまだ小野寺さんにだって勝機はある…はず?(なぜか疑問形)
でも、小野寺さんはどう動くだろう。
千棘の好きな人が楽と気付いちゃったのが吉なのか凶なのか。千棘はあっさり身を引いたけど、何気に小野寺さんもすぐに身を引きますからね。例えば31話「ホウカゴ」。楽が千棘の写真持ってると思い、2人はやっぱり恋人とか色々と勘ぐってあっさり恋のリングから降りたし。
あっさりと身を引く小野寺さん
果たして相手を思いやって身を引く行動に出る2人の決着は…?まあここまで来たら2人ともリングに上がるしかないでしょうけど。決着は近い。
まあ納得できる終わり方なら千棘ENDでも別にいいんだけどさ、今までが今までだけに、やっぱ小野寺さんENDじゃなかったら自分は納得できないんだよなぁ
当ブログは小野寺さんを全力で応援しています!
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