『ワンピース』81巻が発売されました。
収録されているのは807話「10日前」~816話「イヌVSネコ」まで。ナミ達とゾウで合流しての11日間に何が合ったのかが語られ、ミンク族の感動的なエピソードまで。
81巻もとても満足でした。
やっぱ『ワンピース』は最高だぜ。あ!ジャンプ掲載時にあった807話の「クー・ド・バーストで逃げましょう!」「フランキーかウソップがいねェとやり方がわかんねェ」のやり取りは、チョッパーが普通に使ってたので、コーラが切れてたと脳内補完しましたけど、コミックでは本当にコーラが切れた事になっておりました。やったね山田ちゃんの脳内補完大勝利!ですよ。
上ジャンプ掲載時 / 下コミック収録時
ジャンプ掲載時ではビッグマム海賊団に襲われ、ブルックがクー・ド・バーストで逃げることを提案し「フランキーかウソップがいねェとやり方わかんねェ」「ガオン砲の撃ち方なら知ってる」というやり取りでしたが、コミックでは「さっき使ったからコーラが足りねェ!」「ガオン砲もダメだ!どうしよう」と変更されていました。
他にも細かいところがジャンプ掲載時と変わってるところ有り。
需要があればですが、次のコミック辺りから自分がジャンプ掲載時とコミック収録時を事細かに羅列してもいいんですけど。どうでしょうか?まあ時間という最大の問題もありますけど。
81巻も大満足です
SBSはキャラの誕生日を筆頭に興味深い情報が満載!
ワンピの世界観をより楽しんで考察(妄想?)するようなディープな読者も満足できる情報まで有り。やっぱね。ワンピは作りこまれた細かい設定をディープに楽しめるから最高だよ。81巻のSBSでは以下のような質問&解答がありました。
Q:ぼくは、尾田っちみたいな優秀なマンガ家になりたいです。そこで質問です。マンガを描くためには、なにが必要ですか?あと描き方も教えてください。おねがいします×2。
O:ちょっともー優秀だってー?もっかい言って、録音するから。ねー。まー結構こういう教えてーっていうの貰います。なかなかSBSでは答えづらいんですが、最近「ジャンプ流!」って本が出ましてね。ジャンプの作家さん達の漫画制作を収録したDVDつきの本で、参考になるかも知れないし、ならないかも知れません。これ、実はワンピースの元担当ハブやんが編集してまして、恩のあるこの人の頼みじゃなかったら、まず引き受けてませんでした(笑)
『ジャンプ流!まるごと尾田栄一郎』は『ワンピース』好きにはたまらない本でした。DVDもガイドブックも見所満載で、尾田っちの仕事場やデビューまでのエピソードなど見応え抜群。
<参考>
・『ワンピース』がもっと好きになる『ジャンプ流!まるごと尾田栄一郎』が最高だった件
尾田っちの漫画を描くこだわりが伝わってきます。デビュー前から担当さんと意見をぶつけ合って衝突したというエピソードはスゴい。
いやぁ…当時はホントに意地っ張りでしたから。今もそうですけど(笑)編集者は日々多くのプロの作品に触れていて、その経験を通じて、それぞれが独自の理論を持っています。いろんな新人の失敗も見てきているから、それらを踏まえてアドバイスをくれるんですよね。でも僕のほうは、“それはその人が失敗しただけで、自分がやればうまくいくんじゃないか”と思っていました。自信過剰でもあったんですよね(笑)
実は『ワンピース』ってジャンプバトル漫画としては独特な点が上げられます。それは敵キャラが超巨大すぎるというところ。
ワンピでは巨大な敵キャラは頻繁に登場します。四皇のビッグマムやカイドウのデカさはビックリしましたしね。デカいキャラって実はジャンプでは人気を取りにくいそうなんですよ。
例えば『30th ANNIVERSARY ドラゴンボール 超史集』でドラゴンボールの歴代担当のインタビューで以下のようにあります。
<関連記事>
・『30th ANNIVERSARY ドラゴンボール 超史集』はドラゴンボールの全てがある!超スゴイ!
鳥嶋さんが担当の時から変わらない大前提が、敵を大きくしないということ。実は悟空が大猿になった時って原作でもアニメでも全然人気がないんです。要するに大きすぎるとリアリティがなくて、見てる側がピンとこないんです。それよりも相手が自分と同じくらいの方が怖い。(DB二代目担当インタビューより)
『ドラゴンボール』ではキャラを大きくしすぎると人気がガタッと落ちてしまったそうな。途中から敵も同じくらいの大きさにこだわるようになりました。まあ巨大な敵とかリアリティ無いと言わればその通りですしね。ジャンプじゃ巨大キャラを出すと人気が取りにくく、等身大な敵キャラの方が怖がられ人気取れる。
それを考えると今でもバンバン巨大な敵キャラを登場させる『ワンピース』は人気が落ちてない(と思われる)のは凄い。歴代ジャンプ漫画で最も巨大なキャラが多い作品だと言えます。81巻でも巨大な敵キャラジャックが登場します。
一味で最も大きいブルックの身長が266cm。他にもドンキホーテ・ドフラミンゴが305cmで黒ひげ・マーシャル・D・ティーチが344cmあたりなんて大きいんだけど、もう普通の身長ぐらいにしか思わなくなってきましたしね。でも、巨大キャラが多いからこその『ワンピース』のスケール感ともいえます。
今後もバンバン超巨大な敵キャラが多く登場すると思いますが、それがスケールの大きさになってるのが『ワンピース』の魅力ですね。まる。
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