『ワンピース』1109話〝阻止〟の感想・考察です。
久々に扉絵連載開始。第二十六段「沈む鬼ヶ島」が描かれてました。これはワノ国のその後をやるのか、海面が1メートル上昇したことで世界で何が起きたのかをやるのか。扉絵連載のタイトル無いだけに気になるところです。
さて、本編は「えええぇ!?」という驚きしかない。
ここで揃って来るのかよ!
本当に録画映像なのか?
・そんなに急に話し始めても、相手にも聴く準備というものがあるでしょう
・よしわかった…では受信準備のインターバルは10分じゃ(1109話)
ズッコー!!
前回ラストに「これから残すメッセージに皆驚くと思うがそれが世界の『真実』である」と強制メッセージが世界中にばら撒かれる…と思ったら映像電伝虫の準備が必要だからと10分のインターバルを取ることになります。
まず思ったのは世界の「真実」伝えるだけなら映像いらなくない?音声だけで充分じゃん。裏を返せば映像を見せる必要があるってことだよね?
あと、前回ラストでは心電図みたいのがちょっと波打ってましたが、今回「ピー…」と水平になり、ベガパンク(ステラ)の心臓が停止した事を現してる。間違い無く死んだなコレ。
で、過去の録画映像とはとても思えない点もある。
バカめよく見ろ。後ろの時計を、現在のエッグヘッドの時刻じゃねェ…!こいつは過去に録った「記録映像」だ!!(1109話)
モルガンズが指摘する映像の時刻が現在のエッグヘッドと時間が違うので「記録映像」だろうと述べてるが、本当かなぁ?
完璧主義者のベガパンクならインターバル何分取るとかコーヒーがどうとか編集で絶対カットするでしょう。仮に10分の用意時間が必要なら、こんな問答映さず今から「10分後に映像込みで~」と編集すればいいわけで。
何より映像に映ってるのはベガパンク(ステラ)、シャカ、ピタゴラスと亡くなった3人です。
- 世界の「真実」伝えるだけなら映像不要
- 映像電伝虫を用意する時間をリアタイっぽく決めてる
- 完璧主義者とは思えない無駄なやり取り多い
- 映像に映るのはステラ、シャカ、ピタゴラスの死んだ3人のみ
これもう「記録映像」でなくリアルタイム実況なのでは…?
死後のカラクリ?
死後の世界を科学で作ったとかそういう類でなく、おそらく「パンクレコーズ」の同期とかが関係してるのかなあ。
毎日一回彼らは「パンクレコーズ」を通じて体験と知識を同期している。性格と任務は別々ゆえそれぞれの体験は価値あるものになる!!(1067話)
ステラが亡くなっても数体サテライトは無事で「ノミノミの実」の悪魔も移ってないことから、ベガパンク(本体)の肉体が死んでも分身がいれば死亡にカウントされず能力による「パンクレコーズ」も健在なのでしょう。
パンクレコーズで意識・記憶を脳内共有してるので、肉体死んでも脳みそ格納庫で意識みたいな概念が残ってるんじゃないかなと。
あと、今回「リリス」「アトラス」「エジソン」の生きてるサテライトが1コマも描写されなかったのも含みがありますね。
意識あるサターン聖と五老星の通信
「おいサターン、ベガパンクはどうなった?」
サターン聖「黄猿が殺した。死んだはずだ…そう思う。見ていた」(1109話)
サターン聖が変身して目がヤバイ状態になってから一言も喋らなくなりましたが、普通に意識もあるし自我もある模様。ってか、五老星は電伝虫使わずテレパシーまで出来るのかよ!
離れたところでテレパシーできても、視覚は分からない(共有できない)模様。何が起こってるか逐一サターン聖に聞いてますね。
引っかかるのはサターン聖の「見ていた」って台詞に点々つけ強調してるところ。これどういう意味合いだろ。目の前で黄猿はベガパンク(ステラ)を貫いたんだから「見ていた」を強調するのがよく分からん。ちょっと自信無さ気だし。
そもそもこの会話も意味深すぎる。
サターン聖「黄猿が殺した。死んだはずだ…そう思う。見ていた」
ではなくもう一人いるのではないか…と。
サターン聖「黄猿が殺した。死んだはずだ…」
????「そう思う。見ていた」
これ後者のが会話が成り立ってるのよね。
「見ていた」って誰かの視点を通して見てたって感じですしおすし。それがイム様なのか(イム様が会話に割り込んできたならもうちょい反応してもよさそうな気もする)、サターン聖が2人いる(分身?)なのか…。
サターン聖2人(分身)説
止まれ…「パシフィスタ」(1094話)
船に乗ったままパシフィスタに命令(声が届いたのは今回のテレパシー能力か?)。
これもパシフィスタの命令権がアトラスに奪われたら、割と早く命令権奪い返してました。遠隔から把握してる(まあ、こっちは電伝虫で説明できるが)。
何より引っかかるのは魔法陣から登場した時の第一声でしょう。
地上か…久しぶりだ…!!(1094話)
常にマリージョアに居るから下界に滅多に降りてこない故に、この「(下界の)地上か…久しぶりだ…!」って第一声が出たと思ったけどさ。冷静に考えるとおかしい。おかしいぞ。突っ込みどころしかない!
そもそもマリージョアだって「地上」そのものだし、「(下界の)地上」って解釈してもおかしい。だってさ、サターン聖は軍艦に乗って航海してエッグヘッドまでやって来たわけじゃないですか。
〝赤い港(レッドポート)〟この巨大な港は〝赤い土の大陸(レッドライン)〟を挟んで2つ存在し、壁の向こうの海へ渡る政府のルートとなっている。ここには聖地マリージョアへシャボン玉で飛ぶリフト〝ボンドラ〟があるのだ(905話)
お分かり頂けるだろうか?「地上か…久しぶりだ…!!」が絶対におかしい理由が…。マリージョアから出航するにはボンドラで降りて「赤い港(レッドポート)」から船に乗る必要がある。下界の地上もとっくに立ってるわけです。
- 聖地マリージョアがあるレッドラインも立派な地上
- (下界の)地上って意味でも「赤い港(レッドポート)」で立ってる
- 「地上か…久しぶりだ…!!」←?????
これを踏まえるとエッグヘッドに魔法陣から出てきた第一声が「地上か…久しぶりだ…!!」ってなるかぁ?いつもいるレッドラインも普通に地上だし、下界の地上って解釈しても「赤い港(レッドポート)」から船乗ったよね?
「地上か…久しぶりだ…!!」って、文字通り本当に地上に出ていたのが久しぶりだったのではなかろうか。
ズズズズズ…(1094話)
エッグヘッドで魔法陣から出て暴れてるサターン聖は本体とは別なのでは?
サターン聖(本体)は今でも船に居て、分身なのか悪魔召喚なのか分からんがそういう類のサターン聖(分身?)を魔法陣から出した(ような気がする)。こっちはこっちで喋るしちゃんと個別の意志を持ってる。
サターン聖(分身?召喚?)「黄猿が殺した。死んだはずだ…」
サターン聖(本体?)「そう思う。見ていた」
というやり取りだったのではと思ったり思わなかったり。
もちろん五老星自身(本体)が化物に変身できるのはサボがコブラ王助けようとして目の前で変身したので間違いありません。五老星…サターン聖本体も化物に変身でき、召喚?分身?のもう一体も同じく化物に変身できるのかなぁと。
この論拠は「麦わらの一味」の宿命の敵(ラスボス候補)が「黒ひげ海賊団」と言われるのと同じ。総勢11人なんよね。世界政府の頂点に君臨するイム様&五老星。「五老星×2」と仮定すると、こっちも総勢11人で最強11人の三つ巴になるってメタ視点なり。
五老星全員集合?
アレは…くそジジイが現れた時の!(1109話)
さあ!盛り上がってまいりました!
サターン聖がエッグヘッドに上陸した時と同じ魔法陣みたいなのと黒い稲妻が走る。それが「×4」なので五老星が全員集合なのは間違いないでしょう。
ただサターン聖がわざわざ船乗って航海してエッグヘッドへやってきたように、魔法陣で世界中どこでも召喚可能ってわけではないでしょう。少なくとも五老星の誰か1人は現場まで行くことで、他の五老星がワープできるってカラクリかなと。
気になったのは「呼ぶぞ」ってサターン聖(化物)の言葉。「来るか?」「来い!」でなく、「行く!」「向かう!」でもない。呼んだんです。
普通に8時だよ!全員集合!みたいなノリの掛け声で「呼ぶ」なんて言うか?五老星が揃うのはほぼ間違いない。ただし「呼んだ」んです。呼ぶってそれ悪魔召喚的な意味にしか聞こえないわ。
五老星本体が化物に変身できるのは確実!
ただし含みを待たせた個所が随所にある。
「五老星×2」って分身・召喚でおかわりある気がするんよねぇ。
以前述べた、五老星とティーチが普通の人間でない体の構造が異形(ティーチの血筋は特別)って同じ枠内の人なのか謎の種族?みたいなくくりだと、「あいつら」のアンサーにもなる(気がする)。
「さぁ…それに…あいつじゃねぇ…」
「あいつらだ…たぶんな」(225話)
黒ひげの仲間…って意味でなくティーチ自身が「あいつら」って指してたっぽいよね。これ、ちょい前のハチノスにいたティーチが瞬間移動のようにアマゾンリリーに現れた時にも突っ込んだけど、普通に航海日数を計算すると来れるわけ無いんだわ!
ティーチも「×2」説ですよ!
こっちはこれまでの描写でより現実味がある。
それは「歯抜け」と「歯有り」です。
581話
マーシャル・D・ティーチは意図して別けて描いてるのか作画ミスの範疇なのか分からんが、「歯が綺麗に全部あるバージョン」と「間抜けに歯抜けしてるバージョン」があります。後者を厳密に言えば歯抜けも複数パターンあるけど、今回は割愛。
んで、歯が全部揃って生えてるティーチは本体(が歯抜けと仮定して)が危険にならないインペルダウンレベル6囚人勧誘時で歯が全部ある。といっても頂上戦争時ではコロコロ入れ替わってるのか?センゴクに攻撃される寸前のティーチも歯が全部あったり、あんま「これだ!」って共通点は見いだせない。
あくまで作画ミス的なものでなく、尾田っちが意図してティーチを「歯並び良好」と「歯抜け」を描いてるとして、どっちが本体か(どっちも本体か)はさておき、今回の五老星サターン聖を踏まえると…最低でも「×2」の2体以上いる説がより濃厚になってくる。
サターン聖は分身か召喚か知らんが、きちんと意志持ち喋る者がもう1体いる可能性が微レ存。遠隔操作とかそういうのでなく自我が間違い無くある。そっくりさんみたなやつです。
地上か…久しぶりだ…!!
魔法陣から飛び出して「地上か…久しぶりだ…!!」は絶対におかしい!
レッドラインだって地上だし、「赤い港(レッドポート)」は下界の地上だし。
この言葉を発するなら、召喚された…「呼ぶぞ」によろしく、呼び出された…分身?影?召喚?の怪物が久々に地上に出れたぜ!みたいな意味合いがあるよね。
「五老星」は最低でも「×2」なのではないかと思った次第です。はい。
五老星は×2なのか?
ティーチも×2なのか?
これまでの紆余曲折を踏まえると意味深すぎるんだってばよ!
※追記、生放送なのかどうか?
完璧主義者のベガパンクとは思えないぐたぐた映像。事前の録画なら編集でカットするだろ!って思うし、生放送っぽいよね。映像必要なのは世界のトップが五老星(人外の化物)を流すためで、10分のインターバルは五老星をおびき寄せる説か。
ただ一方でこんな意見も…。
面白い意見ですね。
まあ、前回のベガパンクはもう「覚悟を決めた」と言い、サンジに「もうええっちゅうにサンジ」と助け不要になり、黄猿にトドメ刺されてしてやったりと笑ったので、死後の映像はあらかじめ仕組まれてて、五老星(化物)実況したろと切り替えたかもしれません。
※追記、サターン聖は分体?
サターン聖は何か自分の分身(自我があって喋れる別個体)を召喚した説はやっぱ「ありそう」よね。
地上か久しぶりだは、別に船でなくても住んでるマリージョアのレッドラインだった立派な地上だし、仮にワープで船に乗ったとしても下界に降りてるわけで…。「地上か…久しぶりだ…!!」というのは文字通り、地上世界に召喚?されたの久しぶりって意味かなって思ったり思わなかったり。
※「悪魔の実」しか不思議ないって意見
面白い意見ですね!
尾田っちは「FILM RED」副音声で確かにワンピ世界で「悪魔の実」以外に不思議なものはないってルールを決めてると述べてます。ただ、そこだけが独り歩きしてる(ような気がする)。現実世界基準でなくワンピ世界基準の「不思議なもの」は全部「悪魔の実」で説明する範囲ってことです。
例えば「FILM RED」では歌の魔王・トットムジカが登場する。それに関して尾田っちは「魔王という概念はワンピ世界に存在する」ときっちり断言してる。だから不思議だけど「悪魔の実」じゃないので普通にいるわけ。
つまり、「魔王=ワンピ世界では不思議じゃない」です。
魔王が不思議でない範疇なら悪魔は…?ってね。不思議じゃないっしょ!
コメント
扉絵連載が気になります。
鬼ヶ島って地上に下したはずなのに海中にあるのはなぜ?モモの助が動かしたのかなぁ?
またはワノ国で事件が起きて落ちたのか・・・
ルフィの攻撃に対するダメージが通らない感じと、召喚っぽい感じはやはり分体だからと考えるのが妥当そうですよね。
本人の意識がある実態を持った思念体的なものなのか、あるいは別個の意思をもったナルトの影分身的な分体なのか。
世界に与えるショックについては、この事件の結末は、と前置きがあるので、10分焦らしてる間にルフィたちが脱出(あるいはルフィのみ捕獲とかもあり得そう)してエッグヘッドの戦いの終わりと共に、ベガパンクの放送が流れている展開になるのかな。
分身してるはありそう
「地上か…久しぶりだ…!!」は軍艦まで魔法陣ワープ使った可能性もあるかと。
世界トップが呑気にエレベータ使うのもなんだか、、、
とは言え分体説はあるかも?勢揃いした五老星勢をルフィが倒しちゃったら拍子抜けだけど、倒さず逃げるのもこの段階まで来たら無さそうな気もするから、「倒したけど実は本体じゃなかった」はありそう
まさに『ズッコー!!』でしたわ、更に次週休載だしな・・・ありえへん
緊急放送的な感じでもベガバンクたちに緊急感がないのと、ヨークがこの事知らなかったのか、スパイとしてリークしていなかったのかも気になるところ
ヨークが知らないとなると、現実で最近流行のAIでのハイジャック放送なのかもですな
分身説は面白いですね!それなら傷が治るのも納得行くし。
そりゃねぇ聞く側にだっていろいろ準備が必要ですからね 五老星は自身に宿る悪魔を召喚してる?ブルックの幽体離脱のように肉体は別にあるのかな
そもそも何を世界に伝えたいのでしょうか。大昔の空白の100年なんて語っても、どえらく長い話になるわけで、考察通り映像である必要はないですよね。録画映像ならば再起動したであろう巨大ロボの生中継ってわけにもいかんよね。10分という時間稼ぎだけなのでしょうか。映像なら例えば、イムの写真見せながら、このお方は不老でこの世界の王であり私達の日常生活はイム様の夢の中で成り立ってるんです、なんてのもひとつ。いずれにせよ、世界の秘密がここで晒されるとラフテル目指す意味ないですね。この先、ベガパンクが脳だけで生きてくなら、コンセント抜かない限り不老ですね。
扉絵連載は場所的に、あるカップルの復活の予兆だと予測している。
映像が必要なのは怪物五老星を実況中継するためじゃないかな
そう思う。10分は敵をおびき寄せる時間。
それとニカの姿とリズムを見せてニカを知識として知ってる者に伝えるためかなと。
でもこれがリアルタイム映像で、ベガパンクの目的が五老星やニカの生中継だとしたら、別にベガパンク本体の死をトリガーにして映像流す必要なくない?
まだ生きてる内に「これが世界の真実だ!」って映像配信を始めて、途中で妨害に遭って殺されたとしても結果一緒なんだし。
あとそもそも五老星やニカが目の前で戦い始めたのを見て、「よし、生中継で世界にバラしてやろう」と思い立ったんだとしたら、「死んだ瞬間に録画に見せかけた生放送開始」は手際がよすぎる気もする。そんなの準備してる暇あったかな。
メタで見るとここで世界の秘密分かったらラフテル行く必要無いから途中で通信途切れるよね
五老星の時のコブラのセリフみたく上手く聞けない感じにするんかね
1111話がキリ番だからそこまで「世界の『真実』」の発表は引っ張られそう。
ティーチと五老星は同一種族説ですね。
しかし、その場合、なぜ五老星は見た目バラバラの種族なのか、が謎です。
特にVナス寿郎。ワノ国種族と思ってましたが。
同一なのは、種族ではなく、別の何か???
おだっちは、REDの副音声で「不思議なことは全て悪魔の実で説明」と言ってた。
ティーチと五老星に共通するのは、もしかして、特殊な悪魔の実のシリーズとか???
天下のクソ映画として有名なスターウォーズEP8でルークがやったように
別の場所から精神体を出撃させたような感じじゃないかな
精神体ルークにダメージが通らなかったように今のサターンも何やっても無傷だし
今から来るであろう五老星も4人はマリージョアにいて精神体(人外部分)だけ召喚するのでは
やっぱり録画と見せかけてこのやべー怪物達が世界のトップですよって中継するのが目的なんじゃ
ベガパンクも分身を作って色々共有してるしサターン(五老星)も同じ感じなんかな
もしこれが録画ではなくライブだったとしたらベガパンクの本当の本体が別に居て
現場に居るのは分身と言うかコピーみたいなものってことになる?
結局ベガパンクもサターンも分身同士がやり合っていた…のか?
「黄猿が殺した 死んだ筈だ…」「そう思う 見ていた」
黄猿良い人論者から見ると、このセリフ、ベガパンク生存のフリにしか見えないー
10分間、五老星がラボフェーズ破壊にかかりきりになれば、どさくさに紛れてステラは脱出できる。
仮死状態のステラを島外に連れ出す仕事は、当初は黄猿の役割でしたが、ルフィが来たので役割不要に。
お役御免の黄猿はまんまと現場を離れ、軍艦でグロッキーのふりをして一休みです。
そうだと良いな!
五老星はイム様が使役してる式神的な存在なのかなと。生き物じゃないから再生じゃなくて復元。不老。
式神って陰陽道(五芒星)と関わりあるし。