『ニセコイ』第211話 ホシフルヨルニ
小野寺さんは可愛い!(挨拶)
年度末の為にくそ忙しく更新頻度が微妙になってまいりましたが、今回の『ニセコイ』を語らずにいられようか。まずね、小野寺さんが可愛い。それとね、小野寺さんが可愛い。やっぱり小野寺さんが可愛い。ついでに大学いもに「パァァァ!!」と笑顔になる小野寺さん食いしん坊可愛い。
いよいよ最後の戦いである。楽を巡る正妻戦争は最終局面を迎えたのです。最終決戦は「ホシフルヨルニ」。サブタイがそのまんま星降る夜にですね。カタカナ4文字のサブタイトルが基本の『ニセコイ』では珍しいと言えます。今まででサブタイがカタカナ4文字で無かったのはたった1回だけ。それが13話「ザクシャインラブ」です。
『ニセコイ』第13話 ザクシャインラブ
小野寺さんが告白すると決心し、実際に告白した初期『ニセコイ』屈指の「うおおおお!」って盛り上がったエピソードであります。まあその後燃え上がっていた期待に冷水をぶっかけられたわけですけど。野球ボールなんか飛んで来るな!
小野寺さん可哀想物語のはじまりでしたけど、千棘サイドにとっては子供の頃に男の子と約束した時に言った言葉を思い出したのでした(約束自体は記憶に無い)。それが「ザクシャインラブ」。それ1話冒頭で楽が結婚の約束した女の子と交わした言葉じゃねーか!物語的には重要な意味があったのがカタカナ4文字の法則でない「ザクシャインラブ」です。
あまりにも決定的な描写にコサキニストが白目にもなったものです。しかし、これが小野寺さん不幸話の序章だったから恐ろしい。その後の小野寺さんはドラクエ3風に言えば「そして伝説へ…」となったのです。
そして伝説へ…
小野寺さん可哀想。
小野寺さん可哀想伝説もある意味ではネタとして楽しめたもの。だって楽が好きなのは中学の頃から小野寺さんだからね。だから置き去りにされても神の邪魔が入っても、圧倒的リードがあったから笑っていられたのです。
しかし、しかしである!
先行してたはずの小野寺さんのリードが怪しくなってきたというか、何か2人を同時に好きになっているとか「これが好きってことなんだ」でマジコイとかやられてリードしてた小野寺の優位性が揺らいでしまったのでした。
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告れば1巻で『ニセコイ』完だったのに…。
小野寺さん可哀想極まりです。いや、ぶっちゃけ、神(古味直志)は最初から『ニセコイ』を千棘ENDと決めて描いてたのです。小野寺さんがリードしてたのを千棘が追いついたのは出来レースなのです。はなっから「千棘END」で物語を紡いできたんです。悲しいことに。
色々あった
本当に色々あった。
作者が千棘ENDと先に決めてから、色々と見えない力で小野寺さんの頑張りは無効化されてしまい、予定調和で千棘が並んできたといえる。『トクレポ(AA)』によると小野寺さんは「千棘と正反対の女の子という形で作りました」「構想当時は『2号』というぞんざいな呼び方をされてました」と古味先生は述べてました。
結局は、千棘ENDありきで小野寺さんは生まれたのです。
「2号」とか呼ばれてたんです。小野寺さんは所詮は千棘のアテ馬でしかなかった。千棘のためのカマセ犬なんです
『ニセコイ』という漫画は千棘のための物語だったのです。
千棘は約束された勝利の正ヒロインであり、小野寺さんは約束された敗者の2号ヒロインなのです。全ては予定調和の約束された千棘=ニセコイなのです。
全ては千棘の為に…
泣きたくなるね。
これが現実なんです。
『ニセコイ』とは千棘ENDと最初から決められていた物語だったわけだ。悲しいことに。だからこそ、私は主張したい。泣くのは辞めよう!泣くな!『MOTHER』風に言えば、エンディングまで泣くんじゃない!である。
泣くんじゃない!泣きたい気持ちは分かる!
分かるんだけど現実を受け入れよう!小野寺さんは千棘の踏み台なんです。まずはその事実を認めよう。
悟りを開くといいましょうか。
現実を認めるとなんでも大丈夫って気になるね…。
大丈夫
「私ねず―っと一条君の事が好きだったんだよ?」
(千棘がたまたま聞く)
こんな重要な局面でも平常心でいられるね。
いやだってさ、この展開って例のキムチ事件とまったく一緒やん!
どうせアレでしょ?千棘が難聴おこして「一条君の事がキムチだったんだよ?」とかやるんでしょ?もうね、アホですか。なぜ初期の『ニセコイ』がジャンプで人気を取ったかといえばラブコメにおける「引き」を上手に使ったからでしょう。しかし、それを多様すしぎてガッカリな結果を何度も繰り返したが為に、読者もパターンに慣れてしまったのだ。
どうせ難聴で誤魔化すんでしょ?って…。
どうせ難聴で…え???
ええええぇぇぇぇ!?
ってキムチにならねぇ。
マジで小野寺さんの楽に対する想いを聞いちゃったよ!これはもう後戻りできねーぞ。今まで散々、読者の期待を煽る引きを乱用して裏切ってきましたが、全ては今回の為の布石だったか。
さあ盛り上がってきました!
つってもなぁ…。
物語は最初から千棘の為に収束する、約束された勝利のヒロインだったわけだし。最初から千棘ENDと決められて『ニセコイ』が描かれていたわけだし。クライマックスで盛り上がるかといえばね…。未来が決まってるわけだから。
がしかし!
俺たちは忘れてはいけない。約束された勝利の天空のいちごパンツの持ち主東城が敗れたことを。『いちご100%』は東城ENDありきではじまったわけです。なのに西野ENDでした。
運命のいちごパンツのはずが?
つまりだ!
世の中は人気商売なんです。
全てを決める神(作者)といえども商業漫画家。人気商売なんです。資本主義のブタ!読者の期待や声を無視することは出来ません。この手のラブコメ漫画なんて万人が納得する結末などあり得ない。
故に、人気があるキャラENDで終わらせるのが一番。
「2位じゃダメなんですか?」(蓮舫風に)。ダメなんです。一番じゃなきゃダメなんですよ。そして小野寺さんは人気投票二連覇する人気が最もあるキャラなのです。
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小野寺さんの絶大な人気を垣間見れば絶対神(作者)ですら「あれ?小野寺さんENDのが望まれてるのかな?」と思うんです。最初から千棘ENDと決めてても覆る唯一の可能性!それが読者からの人気や声!
何より小野寺さんは人気ナンバーワンです。
つ・ま・り!読者のニーズに応える人気商売、資本主義の法則で小野寺さんが最後の勝つという結論になるんです!この勝負小野寺さんの勝ちだ!
1位千棘、2位小野寺さん
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