お前が言えよ！！
ワノ国「将軍」及び四皇「カイドウ」を討つ戦の助太刀を頼まれたルフィは即答で答えます。「断る！」と。って、断るのかよ！と思ったらモモの助に直接言わせるのでした。ロビンに対して「まだお前の口から聞いてねぇ」「生きたいと言え」もそうだけど、ルフィは直接言わせるよね。
なるほど。ルフィだけがモモの助を一人前として見てたといたという。決して8歳時相手にムキになってただけでは無かったのである（おそらく多分）。
ルフィに直接言えと言われたモモの助は泣いてるだけではありません。いや泣いてるんですが、一つ筋を通したというか決意を固めました。モモの助はただの神輿では無い。さすが未来のワノ国将軍（予定）だぜ。
カイドウを倒しだい！！！
直接モモの助の口から「カイドウを倒したい」と言わせたルフィ。
土下座までする覚悟でルフィにお願いすのでした。実際に土下座はさせなかったけど。モモの助の覚悟に「よくわかった」と応えるルフィ。うおおお！この展開は熱いね。読んでてブルっときます。同情では動かんのだよルフィは。
またまた名シーンだね
今回のモモの助の土下座しようとするシーンはグッときたね。仲間の為にトップが土下座する。いままでルフィは3回だけ土下座したことがあります（多分）。はじめての土下座はドラム島。
土下座
ケスチアに感染したナミを連れてドラム島へやって来るも追い返されそうになります。銃を撃ってきてビビに当たった時はキレそうになるも、ビビに「あなたは船長失格よ」と言われ自分が間違ってると気づきルフィも土下座するのでした。
それまでルフィはお願いする立場なのに頭を下げる事を知りませんでした。ドラム島で仲間や友達の為に頭を下げてお願いする事を知るのでした。それからアマゾンリリーでマーガレットを救う為、魚人島でサンジを救う為にルフィは土下座してお願いしました。そんなルフィだからこそモモの助のお願いを「よくわかった」のでしょう。
土下座
モモの助の土下座しようとする覚悟も良かった。でもそれを途中で止めて土下座させなかったルフィのスタンスが非情に良かった。胸熱だよ。
まあルフィといえば「仲間や友達のため」に戦うのがデフォですから。そこがブレないかっこいい男だけど、助ける相手にもしばしば覚悟を求めるよね。見せて貰ったねモモの助の覚悟を！だからルフィも命を賭ける覚悟で応えるわけです。
「自分の命を賭ける覚悟だ！！」
ルフィの名言である。自分の命を賭ける覚悟。
「人を簡単に殺してみせる事が海賊の覚悟なのか」と問いかけるナミにキッパリとハッキリと言い切ったルフィ。自分の命を賭ける覚悟こそ海賊ルフィの芯だよね。
シロップ村でウソップと一緒に戦うと決めた時には「同情なんかで命賭けるか！」とも言ってました。ルフィは同情なんかで命は賭けないのです。これが顕著なのはアーロン編でしょう。ワンピ史上でも屈指の名シーンは胸熱すぎた。
「助けて…」「当たり前だ！」
何が素晴らしいってルフィはナミの事情を一切聞かなかったことでしょう。ノジコの話を聞かずに散歩行っちゃいましたからね。ナミの過去なんか興味無いと言って。ナミの事情を何も理解してなかったルフィ。
だ・け・ど！
泣きながら「助けて…」とナミの一言に「当たり前だ！」と言い切ったのである。ナミの涙と「助けて…」でアーロンと戦う理由は十分だったのである。ナミの過去は知らないし、同情も何もない。ナミに助けてと言われただけで命を賭ける覚悟が出来た。熱すぎるぜ。
アーロンに対して言い放った「おれは助けてもらえないと生きていけない自身がある」「だから助けてもらうんだ」はその通りで、助けて貰うから自身も助けるっていう。仲間だもんげ！
同情だけで命を賭けない。持ちつ持たれつですよ。
持ちつ持たれつですよ
アラバスタ編では1人だけ命を賭けてるビビを一括。
「おれ達の命くらい一緒に賭けてみろ！仲間だろうが！」。同情で命を賭けることはしないけど、かといって仲間が一方的に命を賭ける事も良しとしない。あくまで対等な関係です。これぞルフィの男気クオリティ。
覚悟には覚悟で応える。対等な関係で。
そんなわけで、覚悟を持ってお願いしたモモの助に対しての解答がルフィらしくて最高でしたね。
「手ェ組もう！」
お願いされたけど一方的に助けてあげる関係ではなく「同盟」という形で手を組むのである。ひゅー！かっこいいじゃないか。お願いされて一方的に助けてあげる関係じゃないからモモの助に土下座をさせなかったって事か。本当にね。今回のルフィとモモの助のやり取りは最高に最高で最高でした。覚悟に覚悟、同情ではない、あくまで対等な関係…そんなルフィの男気がギュッギュッと濃縮されてました。まる。
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