漫画版『ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり』8巻読了。
登場キャラも増え、人間関係も複雑に絡み、世界観も広がって本当に楽しいですね。私は原作を読んでいないので純粋にストーリーが気になる。
この作品は中世ファンタジーに自衛隊をぶっ込むという、『戦国自衛隊』や『ジパング』の系列だけど、補給線があるので自衛隊△□☓(さんかっけー死角無し)状態である。
盛り上がりまくり!
炎龍編も終わり一段落…とはならず!
一気にきな臭くなってまいりましたね。
と、同時に一気に桃色にもなりました。帝国内部で色々と政治的な陰謀が蠢く中で、主人公・伊丹サイド本筋とは一歩離れて、お風呂ちゃぷちゃぷシーンや、口移したりとね。
ラブコメ漫画もビックリのサービス&ニヤニヤっぷりです。良いと思います。
良いと思います!
素晴らしい!
レレイが倒れて仕方なく口移しで薬を飲ませた伊丹である。
その様子を見ていたロゥリィとテュカの反応よ。複雑でどーしようもない感じが実に良いじゃないですか。テュカは「あそこまでやっちゃうんだぁ」(ギリギリ読めた)とブツブツ…。ああ、この2人、本当はヤキモチ焼きたいんだけど、仕方なくだし命が掛かっていたからヤキモチが焼けないんだなって。
なんという高等テクニックなヤキモチ術であろうか。
ヤキモチというのは最も読者がニヤニヤできるヒロインの求愛パフォーマンスに他なりません。ヒロインと正月はヤキモチを焼いてなんぼなんですよ。それを封じられてしまえば?焼きたくても焼けない生ヤキモチ状態ですよ。焼かずに生でも美味しいんですね。新たな発見です。とても可愛かった。
それはそうと。中世ファンタジーな世界に「もし自衛隊がいたら?」という問
いに答えてくれるのが『ゲート』の魅力じゃないですか。
7巻は王道ともいえる「ダンジョン攻略」ですからね。スゴイ攻略です。ダンジョンに銃火器を持っていくのは間違っているのだろうか?いや、間違っていない。それでいい。それがいい。「近代兵器VSダンジョン」である。
一方、帝国サイドの皇太子・ゾルザル。
絵に描いたようなバカ皇太子です。凄く器が小さいです…。
ゾルザル皇太子
プライドだけ高い無能とでもいいましょうか。自尊心と虚栄心の塊です。
普通さ、いわゆる「バカ王子」っていうのは、本当は優秀だったり途中で覚醒とかするものじゃないですか。
『レベルE』のバカ王子とか、『ヴィンランド・サガ』のクヌートとか、『アルスラーン戦記』のアルスラーンとかさ。昼行灯に見えて実はスゴイってのが「バカ王子」の鉄則というか。
にも関わらず、ゾルザルさんはまったく凄そうじゃないし、今後も覚醒する気配すら無いね。
最初こそ、父を欺く為に暗愚な皇子を演じており、無能に見せて本当は優秀かなって思ったものですが。本人が演じていると思ってただけで本当にバカだってんだから救いがない。どう酷い目に合うかとか楽しみです。
まあでも7巻のキモは菅原さんですよ。
29話でシェリーというお子さんが親に怒られているのを頭をナデナデしてあげていました。とっても微笑ましいワンシーンか、とっても羨ましいワンシーンでした。
シェリーの頭をナデナデ
チャラララ~チャッチャッチャッ♪キューピー菅原の3分クッキング!
材料は「いい子にしてたらきっとよい贈り物が届くと思いますよ?」と頭をナデナデするだけ!はい出来上がり!フラグ満了期です。とっても簡単だね!
ちょろーい。だがそれがいい!
そんなシェリーがまた出てきたけど、凄く可愛く小悪魔になってた。
男子三日会わざれば刮目して見よと言うけれど、それは幼女にも当てはまるんだね!
小悪魔シェリー
周囲に嫁アピールする既成事実を作るのである。
その様子が小悪魔なんですけど、いじらしくも微笑ましくもあります。
めったくそ可愛かったわけですよ。何を言っても脳内変換して自分と両想いとしてしまうシェリー…恐ろ可愛い子。可愛い幼子から本気で慕われてね。
正直、伊丹より羨ましいですよ。
ホップ・ステップ・ワープで、次々とヒロインのハートを射止めてハーレムになっている伊丹ですが菅原さんに負けてると断言できる。小悪魔幼子シェリー1人に惚れられている菅原さんの方が羨ましいもん。菅原さん大勝利じゃないですか!
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