「ワンピース」の三大テーマといえば、100話"伝説は始まった"の冒頭でネレーションされた海賊王ゴール・D・ロジャーの言葉ですよね。
これらは止めることのできないものだ
"受け継がれる意志""人の夢""時代のうねり"
―人が『自由』の答えを求める限り、それらは決して―止まらない
海賊王G・ロジャー
そもそもこの言葉はロジャーが何時に残したのかも気になるところです。
「海賊王」となっている事から"偉大なる航路(グランドライン)"制覇後なのか。
で、「受け継がれる意志」「人の夢」「時代のうねり」というものは「ワンピース」という物語ではかなり重要な意味合いです。サブタイトルでも使われました。
サブタイで使われたロジャーの言葉
・「受け継がれる意志」145話
Dr.ヒルルク
「人はいつ死ぬと思う…?心臓を銃で撃ち抜かれた時…違う。不治の病に犯された時…違う。猛毒のキノコのスープを飲んだ時…違う!!」
「…人に忘れられた時さ…おれが消えてもおれの夢はかなう」
ヒルルクが30年かけたドラム王国に桜を咲かせるという夢。
「おれの代わりに桜を咲かせてほしい」という意志は、ヒルルクが消えても受け継がれ、6年後にドラム王国(現サクラ王国)には満開の桜が咲きました。人が本当に死ぬのは忘れられた時である、と。消えようとも夢は受け継がれ叶う、と。
・「人の夢」225話
黒ひげ
「海賊が夢を見る時代が終わるって…!?えぇ!?オイ!」
「ゼハハハハハハハ!!」
「人の夢は!!終わらねェ!!!」
ベラミーから「海賊が夢を見る時代は終わった」「夢に生きて幸せだった…負け犬の戯言だ」「夢追いのバカ」と言われて一切手を出さなかったルフィとゾロ。そして、手を出さなかったルフィの勝ちだと言った黒ひげ。人の夢は終わらないと叫ぶのでした。
・「時代のうねり」まだサブタイトルで使われてない
ロジャーの残した言葉「受け継がれる意志」と「人の夢」はサブタイトルで使われました。
今だに使われていない「時代のうねり」。
シャッキーも「時代が少しずつうねり始めてる」と言っていましたが、「時代のうねり」のタイトルは使われません。てっきり頂上戦争で使われるかと思ったのに、尾田っちはどこで「時代のうねり」のタイトルを使うんだってばよ!
で、ロジャーは「受け継がれる意志」「人の夢」「時代のうねり」の3つは人が自由の答えを求める限り、決して止める事は出来ないし止まらないと残していました。
そしてワンピース625話のサブタイトル。
受け継がない
難波してきた天竜人が絵に描いたような悪い奴でした。
タイヨウの海賊団のメンバーでミョスガルド聖の元奴隷の魚人は「許そうにも…!お前だけは許す事ができない…!」と銃をぶっ放しますが、オトヒメ王妃は庇うのでした。
「あなた達の心の叫びは痛い程伝わってきます、辛いでしょうけど…その人間達への怒りを…!憎しみを!子供達に植えつけないで…!彼らはこれから出会い…考えるのですから!」
オトヒメ王妃の言葉を聞いたジンベエはフィッシャー・タイガーの最後の言葉を思い出すのでした。
タイガーの台詞
「頼む!お前らは島に何も伝えるな!」
「おれ達に起きた"悲劇"を!人間達への"怒り"を!」
人が自由の答えを求めるなら「受け継がれる意志」は止まらない。
魚人が自由の答えを求めるなら「受け継がれる意志」は止める。
今まで「受け継がれる意志」は、夢を受け継ぐといった意味合いでしたけど、魚人の場合は人間への憎しみとか怒りというもの。「受け継がない意志」なんとも深いサブタイトル。
デッケンさんがロリコンではない可能性が出てきました。
デッケンさん
デッケンさんって6歳の幼女のしらほし姫に恋してガチで10年間ストーカーし続けたと思っていたのですが、どうもそうではない可能性が出てきました。
遥か昔に、海王類を従わせる人魚姫がいたらしく、デッケンさんの先祖である初代はその伝説を追い求めて海底を目指したとか。どうも、しらほし姫にその才能があるようです。
デッケンさんはロリではなく、しらほし姫の才能目当てで求婚して自分のものにならないなら殺そうとしているのでしょうか。いや、僕らのデッケンさんに限ってそんな筈はないと信じたい。
今回の扉絵連載「世界の甲板から」はゼフ。
バラティエ本店改装中のようで、どこかに船を泊めて優雅に新聞を読んでいます。
ゼフ
ゼフといえば以前にも述べましたが、1年間の"偉大なる航路(グランドライン)"の航海で4つの海の全種類の魚が住むというオールブルーの可能性をみつけたと言っていました。
「一年の航海で見つける事は出来なかったが、おれはあの場所にオールブルーの可能性をみた」
そして、魚人島へ行く途中の海底で、海流は世界中で龍のように繋がって旅してる語られたので、私も海底のどこかに世界中の海流が集まって4つの海の全種類の魚がいるオールブルーの可能性があるかなと思ったのです。
とどのつまり、ゼフは魚人島まで行った可能性が非常に高い、と。
というか、バラティの船のデザインがどうも臭うんですよね。
アーロン一味が乗っていた船(シャーク・スパーブ号)とタイヨウの海賊団が乗っていた船ってある共通点があるじゃないですか。
タイヨウの海賊団の船
船首が魚の頭で船尾が魚の尾ひれ。
んで、フカボシ王子達が乗っていた船も同じように、船首が魚の頭で船尾が尾ひれ。船が一匹の魚のようなデザイン。そして今回、天竜人を地上へ送るのに使った竜宮王国の船もやっぱり同じ。
船首が魚の頭、船尾が尾ひれ
どうやらこの形状のデザインは魚人島の船の特徴のようです。
そしてバラティエの船の形って、船首は魚の頭で船尾は尾ひれで魚人島の船の形状と非情によく似ているんですよね。
バラティエ
なんで魚人島風のデザインの船だったのか。
ゼフはオールブルーの可能性を見たと言ってるぐらいだから、魚人島へ向かう海中に潜った可能性あると思うんですけど、魚人の船のデザインを真似したのか。
偉大なる航路(グランドライン)前半は新世界に比べると楽園らしいですけど、ゼフこそ作中でルフィに「グランドラインは楽園」と言った初めての人。ゼフは新世界まで行ったのか。海上レストランといえば魚料理だろというだけかもしれませんけど。
んで、今回の話を総括すると6歳のしらほし姫が可愛いということ。
しらほし(6歳)
うん、僕はデッケンさんはガチだと信じてる。
だってこんなに可愛いんだから仕方がないよ!
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