麦わらの子分共
麦わら大海賊団の爆誕である。
ルフィと一緒に戦った男たち7人が勝手に子分に加わって総勢5千6百人超えの大海賊となった。傘下とかでなく、「おれ達が危ねえと思ったら大声でお前らを呼ぶ」「お前らが困ったらおれ達を呼べ」という、互いに勝手気ままで自由でありつつもルフィの盾となり矛となる事を誓うのであった。
何度でも言うけどドレスローザ編は『ワンピース』という物語の縮図だったわけですよ。アングル的には「自由VS支配」「Dの一族VS天竜人」「天敵VS神」「夢を見るVS夢を見ない」…の宿命的な対決であった。
“麦わらルフィ”の子分にと名乗り揃った曲者7人
この先各個に成長を遂げ…いずれ歴史に名を残す「一大事件」を引き起こすのだが…今はまだ…誰も知らない物語
…というナレーションが全てですよ。
ドレスローザ編は世界の縮図
ドレスローザ編は『ワンピース』物語の縮図ですからね。いずれ歴史に名を残す一大事件ならば、そりゃまんま「自由VS支配」の戦いでしょう。天竜人共伝えてやってくれよ!お前達は引きずり降ろされる!ってさ(BYドフラミンゴ)。
巨大な戦いが現実的に見えてきた。
やったね!ドフラちゃん大勝利!
敗れて尚勝利するドフラミンゴである。
だってですよ!ドフラの目標は天竜人を引きずり下ろして世界をひっくり返す事だったからね。邪なドフラな願いを真っ直ぐなルフィが叶えちゃう予感がビシビシするぜ。そりゃドフラもウキウキして新聞の差し入れお願いするっちゅーの。図らずもドフラの意志を継ぐルフィになりそう。これも一種の「受け継がれる意志」だろうか。バルトロメオ以上にルフィのファンになってもおかしくない。
ドレスローザ編最大のキモはルフィが歴史に名を残した事だ。
だってルフィは億超えの懸賞金だけど、何やらかしたなんて世間に殆ど公表されて無かったからね。歴史に名が無かったんですよルフィは。世間に知られてるの司法の島落とした事と頂上戦争でチョロチョロしてた事(十分大事件ですけど)。ルフィは幻だったんです。以前にビビは以下のように例えた。
幻だったのです
「暗い暗い嵐の中で一隻の小さな船に会いました。…船は私の背中を押してこう言います。お前にはあの光が見えないのか?闇にあって決して進路を失わない不思議な船は踊る様に大きな波を超えて行きます。海に逆らわず、しかし真っ直ぐに…。例え逆風だろうとも。―そして指を指します。みろ光があった―…歴史はやがてこれを幻と呼ぶけれど、私にはそれだけが真実。そして―(以下、何を語ったか不明)」
ルフィは幻だったんです。
歴史には決して名が残らないんです。でも、ビビにとってはルフィが光だけが真実だったのである。そんなルフィが億超えと言うに相応しい歴史を世間に残したのがドレスローザ編である。
歴史に載ったー
七武海ぶっ倒した事件が世界へ放たれた。
本当は七武海を陥落させたの3人目だけど、世間的にはじめてルフィが七武海をぶっ倒したのが公表されてしまったのである。祝!七武海陥落が公にである。これが個人的にドレスローザ編の活目点かな。
んで、今更ながらビビの演説は深いよ。
ルフィを「嵐の中で光を見つける存在」という比喩だからね。「Dはまた必ず嵐を呼ぶ」とはコラソンから受け継いだローの台詞である。確かにDは嵐を呼びまくっている。もう作中で9人も“D”の名を持つ者が登場して、「まるでDのバーゲンセールだぜ」ってベジータも呆れとったわ!D多すぎ!
Dは嵐呼びまくりです。サウロはオハラのバスターコール、エースは頂上戦争、ローはドレスローザ事件、黒ひげも嵐をかき回すし、お前ら嵐を呼びすぎやろ…。ルフィも同様に嵐を呼ぶし中心にいる。ただ、一つだけ違う点がある。ルフィの「D」は希少価値がある。嵐の中で光を灯すのである。
量産型の「D」とは一味違うぜ!
嵐を呼ぶのが量産型のDならば、ルフィは嵐の中の灯火なり。
Dの意志を引き継いでいたであろうシャンドラの灯火を聞いたノーランドは「嵐の中でその灯に手を差し伸べられた」「聞こえるハズもない嵐の中で私は鐘の音を聞いたんだ」(290話)と述べてた。ルフィもそんな感じだ。
あの光が見えないのか?
Dの名を持つ者の中でも一味違うのが、モンキー・D・ルフィなり。
神の天敵でもあり、嵐を呼ぶ存在でもあるけどけ、ルフィは灯火。量産型のDとは違うのだよ!
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