昨日の続きです。
648話は見所満載で魚人と人間の絆が胸熱だったわけですけど、ラストのルフィの衝撃的発言にイスから転げ落ちるってものですよ。
「なァ、ジンベエ…」
「おれの仲間になれよ!!」
「おれの仲間になれよ!!」
なん…だと…。
ここでルフィがジンベエを勧誘しやがったんだってばよ。
こいつはビックリ仰天ですね。以前に何度も語りましたけど、改めて"麦わら一味の仲間"をちょっと振り返ってみましょうか。
ご存じの方も多いと思いますけど、麦わら一味には本当の意味で仲間に加わると「○人目」というサブタイトルが付きます。
現在の麦わら一味の「○人目」と、その時のルフィとのやり取りは以下のようなもの。
ロロノア・ゾロ 「1人目」(6話) |
「ナイス、ゾロ」 「お安い御用だ船長(キャプテン)」 |
ナミ 「2人目」(94話) |
「ナミ!お前はおれの仲間だ!!」 「……、うん!!」 |
ウソップ 「3人目と7人目」(439話) |
「もう一度…俺を仲間に入れてくれ゛ェ!」 「バガ野郎、早く掴ばれーっ!!」 |
サンジ 「4人目」(68話) |
「おれも行くよ、連れてけ」 「お前の船の"コック"おれが引き受ける。いいのか?悪いのか?」 「いいさ!やった―っ!!」 |
トニートニー・チョッパー 「5人目」の表記未だ無し |
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ニコ・ロビン 「6人目」の表記未だ無し |
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フランキー 「3人目と7人目」(439話) |
「乗れよフランキー!おれの船に!!」 「仕方ねェ!世話してやるよ!」 「おめェらの船の"船大工"!このフランキーが請け負った!」 |
ブルック 「8人目」(489話) |
「私!生きててよかったァ!!」 「あ、私仲間になっていいですか?」 「おう、いいぞ!」 |
こんなところか。
2人目のナミ、3人目のウソップは麦わら一味に加入した時に「○人目」のタイトルが付きませんでした。
当然、ルフィ的には仲間であるものの、本当の意味合いでの仲間の加入である「○人目」がついたのは当分あと。
以前にも述べたように、「○人目」というサブタイトルが付くのは麦わら一味の中で職業としてルフィが必要とした時です。
1人目のゾロにしても、グランドラインは海賊の墓場だからと言われ、「だから強い仲間が要るんだ」と述べ"戦闘要員"としてゾロを勧誘し仲間にしました。
海のコックにしても、船大工にしても、船での役割としてルフィが必要だと感じて勧誘し仲間に加えていきました。
例えば、遭難して航海士が必要であるとルフィとゾロで話し合うも、ナミを船に乗せたのは別に航海士としてではありません。
たまたまナミが航海士だっただけ。
泥棒ナミが麦わら一味の航海士となったのはアーロン編からです。
うちの航海士
泥棒のナミが麦わら一味の航海士ナミとなったのですよ。
ウソップにしても「おれ達もう仲間だろ」と、麦わら一味の仲間となりましたけど、狙撃の名手であると知ったのは乗船後。
その職業としてルフィが必要と感じて仲間になった後に、麦わら一味に加わって「○人目」という正式な仲間加入サブタイトルがつくのである。
未だに「○人目」のタイトルがないのが5人目のチョッパーと6人目のロビン。ウソップも狙撃が得意と知ったのは乗船した後。
たまたま狙撃が得意で狙撃手に任命し、後に狙撃手として改めて加入して「3人目」となるのです。チョッパーも同様で、「いいやつだ!面白れぇ!サンジ、あいつ仲間にしよう」と言って勧誘し、たまたま船医だったという。
チョッパーの職業は「船医」、ロビンの職業は「考古学者」。この2人はルフィに職業としての必要性を述べられずに麦わら一味に加入して現在に至っています。
1人目「戦闘員」ゾロ、2人目「航海士」ナミ、3人目「狙撃手」ウソップ、4人目「コック」サンジ、7人目「船大工」フランキー、8人目「音楽家」ブルック、…彼らはルフィが船での役割として勧誘して「○人目」のタイトルが付いたのです。
職業的に仲間が欲しい
で、何が言いたいのかといえば今回のジンベエを仲間に誘うものの別に船での役割としては勧誘していません。ジンベエが勧誘に頷くかどうかは分かりませんけど、このまま仲間になったとする「9人目」は付かない可能性が高いかも。
というかジンベエは仲間になるんだろうか。
ルフィは今まで「いいやつ」「面白いやつ」「気に入ったやつ」はけっこう片っ端から勧誘していました。
ガイモンさん、クロッカス、Drくれは、ビビ、アイスバーグ…などは勧誘するも断られてしまいました。
勧誘断る
「私…一緒には行けません!今まで本当にありがとう!」
「冒険はまだしたいけど、私はやっぱりこの国を、愛してるから!」
「―だから行けません」
ビビ同様に、乗船しなかった人達は、その場所でやる事がある夢があるという理由でルフィの勧誘を断ります。
海に出てはやりたい事とか夢が出来ない、と。麦わら一味は「世界一の剣豪」「世界中の海図を描く」「オールブルーを見つける」…など、麦わら一味に加わって海に出ても「≒」で自分の夢を叶えられる者が乗船してます。
ジンベエの夢ってなんぞ?
魚人島が本物のタイヨウの下でしょうか。
ならば魚人島に残る…って、七武海辞めて島にいられなくなったしなぁ。てか、今でも魚人海賊団の船長ならば麦わら一味入りは無理じゃねっていう。
でもずーっと1人で行動してるし。
アラディンに船長の座を譲ってフリーなら問題ないか。
そもそも、ジンベエが仲間になると仮定すると職業は何だろう。
何のかんので麦わら一味の役割はけっこう埋まっています。
唯一役割として足りない、必要じゃないかと思わせてくれたのはデュバル戦で船を上手に動かす事が出来なかった事でしょうか。
船が動かせない
つまり"操舵手"である。
麦わら一味と「対」になっている黒ひげ海賊団にも"操舵手"がいることだし。
まあ、黒ひげの船はイカダで"操舵手"はオールで漕いでいたけど。
そういえば、インペルダウン脱出後にマリンフォードに乗り込む時に、船を操縦していたのはジンベエでした。
ジンベエ操縦
特に作中でジンベエの船を操縦する技術は語られていませんでしたが、何か凄くシックリきているような気もする。ひょっとして操縦技術がめちゃくちゃ上手いのかもしれない。
何にしても、ここでジンベエ勧誘とかワクテカが止まりませんよ!
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