胸熱である。
何がって「ワンピース」648話"タイヨウへと続く道"ですよ。
最初から最後まで小物臭全開だったホーディを倒し、魚人島編もエンディングへ近づいてきました。ちょっと今回は謎や伏線とか名シーンが多すぎですよ!
・"万物の声"とか
開始1ページ目、しらほし姫と海王類達の会話がのっけから衝撃的。
「しらほし姫…ぼく達は君が生まれて来るのをずっと待っていたよ」
「この舟はおれ達が引く為に作られたんだ」
「ずっと昔からそうするように伝わっているんだよ」
「数百年に一度、我々の王は人魚の姿で生まれてくるよ」
「君は…生まれた時から私達の"王"だ」
ビックリ仰天ですね。
海王類達は、伝説の人魚であるしらほし姫が海王類の"王"であると言いだました。
しかもノアは海王類が引く為に作られたとはっきりと述べています。
魚人の先祖達が試みて無念のまま潰えた夢ってのは、伝説の人魚である海王類の王がいなかったからでしょうか。
つーか海王類何歳だよ!
24年以上前の出来事である海賊王ロジャーを「ちょっと前」というからして相当な長生きしてそうですけど。
ルフィが海王類の声を聞けたように、ロジャーもまた海王類の声が聞こえていたうようで。
海王類の声が聞けたロジャー
私は"万物の声"というのは見聞色の覇気の超バージョンアップ版みたいに捉えていたんですけど、そういう意味ではなさそうな感じですね。
海王類の声が聞けたルフィもまた"万物の声"というものが聞けるのかもしれませんね。
・あの一族
「舟はボロボロだ…直るかな…ちゃんと使えるかな」
「直すにはあの一族の力が必要だが―時代が代わった…」
「直るかな、直るといいね。約束の時までに」
「あの一族」ってなんぞ。
約束を交わしたのはジョイボーイという人物。
ポーネグリフにまるで手紙のっような謝罪をしていました。
前回も述べたように、ポーネグリフに記したという事は少なくとも800年以上前の約束だと思われます。「あの一族」というもの800年以上前でしょうか。
ノアは魚人島の住民総出で作られたらしいですけど、「あの一族の力」とは設計図とか造り方とかそういうものなのか。謎だらけです。
・忘れ去られてた濡れ髪のカリブー
魚人島の内乱に絡まなかったカリブー。性的にエロく人魚を攫いまくっていましたけど、どうやら開放してかわりに宝物庫の財宝を片っ端からパクった模様です。
国宝"玉手箱"も…。
宝物庫がもぬけの殻
どういう事でしょう。
「オークション相場が1匹7千万…」「高級人魚借り放題!ここは宝島だァ」と、嬉々としながら人魚を狩っていたカリブーですけど、人魚を開放して財宝をパクっていきました。
「俺の体はァ~底なしさんよォ~ウ~プ」とか歌ってましたけど、カリブーの沼能力に納める限度があって、人魚より金になりそうな財宝をパクったのでしょうかね。
・ジンベエ△□×(ジンベエさんかっけー死角無し)
ルフィが出血多量で血が必要になってしまいました。
人間の血を拒んで息絶えたフィッシャー・タイガー、鼻血で出血多量になったサンジ…と、人間と魚人の献血というのは一つのテーマでもありました。
ルフィに血を上げるか悩む魚人島住人。
魚人島には人間に血を供血してはいけないという法律があり、みんな二の足を踏む中で颯爽と現れたのがジンベエである。
「わしの血を使え…!!」
「『F』じゃ!!いくらでもやるわい!!」
傷つけても…
傷つけられても流れる赤い血
とても道とは言えぬ程…
か細く狭いその管こそ―
恐れ合う偏見を…血で血を洗う戦いを
かくもた易くすり抜けて
絵空に描くよりも
確かに見える"タイヨウ"へと続く道
いい話だな、おい。
胸が熱くなってしまったぜ。続くのじゃ。
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