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『スクールゾーン』4巻 感想 人間関係が広がるからこその変化が青春偶像オムニバスとして芸術の域に達してる件

スクールゾーン

 

『スクールゾーン』4巻(ニンギヤウ)読了。

 

よかったね、柊──。それぞれの学校で、気の置けない友人ができて別の道を歩み始めた双子・椿と柊。表向きはそれを祝福する椿だが、どこか釈然としない心のモヤモヤを感じてしまい…!?夏合宿、パジャマ女子会、夏祭りデートなどの各キャラエピソードもあますところなく収録!脳細胞と五感に訴えかける蠱惑的尊さを誇る百合ギャグ、第4巻!

 

頂きました。いやー、これ本当に良いっすわ。回を重ねるにつれて加速度的に面白くなっていく。加速度的にニヤリングを増していく(百合的な意味で)。女子高生がキャキャウフフしてる姿。これ至高なり。キャラの掘り下げも漫画の面白さをより肉付けしてます。

 

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『スクールゾーン』4巻感想

夏合宿

夏だ!海だ!合宿だ!ということで八手さんの映研合宿(なんで映研が海なんだと突っ込むのはヤボです)について行った横江とけーちゃん。

 

3巻で海に入って水着を堪能したので気持ち的には「良い合宿だった」と結論づけてしまってもいいくらいに満ち足りた気分だったのですが、冷静に考えるとまだ海で遊んだだけだった。

 

ただ、そうは言ってもね。到着していきなり「水着」というクライマックス級のイベントをやってしまったからね。もうこれ以上のイベントは無いと普通なら考えるでしょ?ところがどっこい!

 

75話

 

>温泉入ってさっぱりしようや

 

夏休みのお泊りイベント。ドキドキイベントは水着など序の口であったのである。合宿はこれからが本番だった。温泉である。

温泉の章

 

大盤振る舞いの温泉エピソードでしたね。ドキッ女だらけのお風呂回!ラッキーSKB(スケベ)もあるよ!ですよ。とくに一番小さいけーちゃんが一番大きいというギャップよ。

 

作者の画力も凄まじく上がっているので視覚的インパクトが抜群です。思わず感謝の正拳突きをしてしまう。セイ!セイ!セイ!ハァーッ!である。そんなお風呂ちゃぷちゃぷ回も話の内容が面白いのがミソ。

 

『スクールゾーン』はオムニバス形式になってて、コンビ(カップリング含む?)が確立してる。そこでコンビ同士が絡んだり、他のキャラが入ったりと少しずつ世界観が広がっていきます。

 

八手さんと椿の映研コンビに横江とけーちゃんが混ざると化学反応を起こすのは必然だったのもかもしれません。横江がけーちゃんLOVEなことを速攻見破る椿と、はじめて知った八手さん。それによって関係の変化が起きるのが実に良い。

 

山手線のように日常をグルグル回るんじゃなくて、確実に着実に話が進展していくのがこの漫画の魅力である。

 

海辺の花火も良かった。なんのかんので夏合宿は最初から最後までニヤニヤさせてくれる。随所に挟まれる恋する乙女成分の横江がまた素晴らしく、無限のニヤリングループへと誘うのであった。

広がるから変化する

88話

 

ふつくしい…。

 

 

そういえば横江は美人だった(すっかり忘れてました)。あまりの美しさにけーちゃんじゃなくても見とれるっちゅーの!

 

夏祭りエピソードはの究極のニヤリングイベントであった。もう素晴らしかった。最近は、おバカコンビで甘さ控えめな主人公コンビでしたからね。ギャグ方面が強かっただけに破壊力抜群でした。

 

夏合宿を境にギクシャク(?)してしまってた横江。その心情の変化がなかなかどうしてよ。以前『スクールゾーン』の魅力を3つ述べたけど、もう一つ追加しとかねば。

 

  • 少しずつ登場人物が増えていく
  • 各キャラにはそれぞれ独立した物語(人間関係)がある
  • それが繋がっていく様が極上
  • 繋がった人間関係で生じる変化 new

 

夏合宿の椿に気持ちを見抜かれ八手さんに知られたからこそ生じた変化である。「横江・けーちゃん」「横江・けーちゃん・八手」だけでは絶対に変わる事なかったからね。人間関係が広がって生じるちょっとした変化がめっちゃツボ。

 

オムニバス形式でしっかり物語が進み変化が出る。そういう「広がる人間関係→だから生じる変化」が最も顕著だったのは4巻表紙にもなってる椿と柊でしょう。

巨大感情を拗らせてる椿

90話

 

日生椿(姉)と柊(妹)は双子。2人は中学までずっと一緒だったのですが高校は別。しかも柊は明らかに椿を嫌っていました。そんな2人の紆余曲折が明かされた過去編はよりキャラを深掘りしてて心情を繊細にする。

 

特に拗らせてるのが椿です。お互い別の学校で友人も出来て楽しくやってたんですけど、柊の友達・空木れん(この娘も伏線ガン盛りで過去が気になる)が訪ねてきて負の感情が目に見えて出ていたの印象的。

 

私がとなりからいなくなってそれで柊が楽しく過ごせるなら…今はもうそれ以上他に望む事はないです(91話)

…そっか…よかったね柊(84話)←こじらせて闇が出てる

 

妹の柊が楽しく過ごせるならいいって言ってたのに面白くなさそう黒いオーラ出しちゃってんの。44話の「(学校)楽しくない」から84話「学校…楽しいよ」を聞いて、望んでたはずなのにめちゃくちゃ複雑そうになってるの。もう本人も分からないモヤモヤです。

 

同じように椿が友達とよろしくやってるの知った柊の反応とは対照的すぎる。ちょっとこれは今後が目が離せないですね。

 

「椿・柊」が「椿・柊・空木」に広がったら凄まじい化学反応が起きてしまったわけです。このように少しずつ人間関係が広がって繋がっていくからこそ起きる化学変化が実に上手く話を転がすのです。これこそ『スクールゾーン』最大の面白ポイントなり。

 

オムニバス形式だからこその醍醐味ともなってきた。「オムニバス形式+青春群像劇」が絶妙な塩梅でマッチしてるのでギャグや百合に加えて物語としてめっちゃ面白くなってる。芸術の域に達してるわ。まる。

 

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