『聖剣伝説 ECHOES of MANA』がリリースされました。
早速遊んでみたのでプレイレビュー記事です。『聖剣伝説』が青春だった方ならぶっ刺さりまくる!
タイトル | 聖剣伝説 ECHOES of MANA |
ジャンル | アクションRPG |
会社 | SQUARE ENIX |
リリース日 | 2022年4月27日 |
対応端末 | iOS 13.0以降、Android 7.0以上 |
容量 | 2.5GB |
公式Twitter | 聖剣伝説 ECHOES of MANA |
『ヴェルヴェットコード -Velvet Code-』プレイレビュー
スマホで聖剣伝説
『聖剣伝説 ECHOES of MANA』はスクエニ名作の聖剣伝説シリーズ新作アプリのアクションRPGです。
まずプレイした第一声は「あー!これは聖剣伝説してますね!」でした(ちゃんとドラクエしてます的な意味で)。
『聖剣伝説』を簡単に説明すると、FF外伝のアクションRPGとしてゲームボーイで出てた後ヒットして続編『聖剣伝説2』はFFとは全然別の世界観・設定の作品になったのです。
「1」はFFの魔法だったけど「2」からはオリジナルの魔法とか別物。厳密に言えば『聖剣伝説』シリーズは「2」から…という意見もあるぐらいです。
さらに聖剣2は『FF6』にも『クロノトリガー』にもなってた世界線が存在する。結局『聖剣伝説2』として発売された紆余曲折もドラマがあります。当時のスクエアはスタイリッシュで名作製造機やったんやで。
僕ら世代にとって『聖剣伝説2』は名作オブ名作ですからね。
当時の小学生にとっては必修科目といって過言でない。
武器を変えて熟練度で強くなってくとか(FF2でクソゲーバランスと化したシステムがちゃんと具現化)、主人公は魔法使えなくても仲間をうまく使えたり(主軸操作と別の仲間の魔法をぶっ放せる)、雑魚敵避けまくってボスの弱点付くプレイなら低レベルでクリアできるとか、3人同時プレイも可能だったり…。
いまのMMORPGやオープンワールドゲームの走りというか元祖のような存在ですね。
色んなプレイ方法があり、雑魚敵狩る作業すら楽しめた。まあ青春っすね(しみじみと)。
はじめてみる
まずは主人公の見た目の選択ができます。どっちを選んでもいいし、どっちもゲーム中で存在してます。
女性を選べば聖剣集めを女性がして男性は留守番。逆もまたしかし。同時に存在して含みをもって色々語られるので主人公の存在自体も物語の鍵になると思われる。
見た目を決めたら名前を入力してゲームスタートです。最初はチュートリアルで操作を覚えていきます。
チュートリアルから面白い
最初はホークアイという男が牢屋に捕まってるところを助けるところからスタートします。綺麗なグラフィックでありながらアクションて会話してる風のアクションがスーファミ版の聖剣っぽくてニヤリとしてしまう。
まあ、イベントは立ち絵のノベル形式で進行していくんですけどね。そこでバトルの操作方法などを実践しながら覚えていきます。あー!聖剣プレイしてる感は抜群です。
チュートリアルの終盤まで主人公は一切喋らず、聖剣主人公っぽさがあった。
というのも当時のエニックスのドラクエ主人公は喋らない。スクエアのFF主人公は喋る。ってのが2大国民的RPGの違いでした。聖剣伝説2主人公は喋らないことでスクエア主人公では珍しいドラクエっぽさも醸し出してわけです。
おそらく当時のドラクエは「主人公=プレイヤー」を明確にし、FFは「客観的な第三者的なドラマ」を見せる手法だった(と思う)。で聖剣2はドラクエ的な「ランディ(主人公)=プレイヤー」という視点のドラマに仕立てた。
『聖剣伝説 ECHOES of MANA』も同じように主人公が喋らないのでノスタルジーに浸りましたね。
まあ、モノローグやちょっとした会話のやり取りはあるんですけど、ほぼほぼ無口の主人公です。あの頃のスクエアゲームでは珍しい喋らない主人公…(=プレイヤー)を彷彿させて「スクエアの聖剣シリーズやってるわ!」感が蘇る。
「主人公=プレイヤー」って昔懐かしの味わいが良いっすな(まあ、女女性の見た目選んでるけど)。
バトルは聖剣っぽさ有り
バトルはMMORPGなどでお馴染みの左下の仮想パッド(コントローラー)で移動して右下のアクションボタンで技を繰り出してくシステム。
通常攻撃、スキル技、必殺技…と、今のアクションRPGやMMOではオーソドックスなものとなっています。
そんな中でも「聖剣らしさ」がちゃんとしてるのがミソ。右上のミニマップ地図のように、ちょっとした隅々まで行って来て攻撃して…の探索要素があります。
操作するキャラを臨機応変に変えれたり、操作してないキャラの魔法を使えるなど「聖剣プレイしてる」感は存分に味わえる。
大迫力アクションや必殺技のモーションなど、今のアプリゲームで聖剣を遊ぶって部分は100%楽しめます。
ぶっちゃけ、スタミナ消費のステージ制ってアプリRPGの王道でありながら、きちんと聖剣のアクションRPG要素が残ってるのが素晴らしい。
ちゃんと聖剣伝説してますわ~。
続きが気になる物語
ストーリーがいいんだ。
序盤から主人公の存在や使命。世界観や設定などが小出しで語られ、「うおおおお!続きどうなんだー!」って吸引力が半端ない。
世界樹でもクリスタルでもなく「マナ」というのが心の琴線に触れてくる。これはドラクエでもFFでもないオリジナルワールド。聖剣ワールドである。
キャラ同士の掛け合いも面白いし、ドラマチックで壮大なシナリオも最高である。『聖剣伝説 ECHOES of MANA』はシナリオが素晴らしいゲームだと断言できる。
あえて、ここぞのイベントで立ち絵やアニメやCGでなく、チビSDのアクションで物語を紡ぐ演出もにくい。
スーファミ世代の2等身SDでドラマ仕立てて演出してたのを思い出しちゃうね。
昔はな。今のようなアニメやCGのムービーもないし、一枚絵やウネウネ動く立ち絵もなく、ドット絵のアクションや演出でグッとくる胸熱な物語を紡いでたんじゃよ。そういうの思い出すぐらい秀逸なバトル時SDキャラでのドラマがあるんじゃ…(←おじいちゃんその話は聞き飽きました)。
聖剣キャラが出るオールスター
ポポイー!!
プリム!!
聖剣伝説シリーズでお馴染みのキャラが登場するのも最高なんだ。キャラが出せるのは3人(サブ3人で落ちたら出れるので実質6人)というのも分かってる(謎の上から目線)。
一方で、今のスマホRPG風なシステムになってるし、簡単操作で本格的なアクション動作を体現できる簡易でもある。今までの聖剣シリーズ知らなくてもまったく問題なくゼロから楽しめるようにもなってる。
『聖剣伝説 ECHOES of MANA』は聖剣シリーズをプレイしたおっさんの足裏をこちょこちょくすぐるのはもちろんで、新規ではじめても100%楽しめるバランス感覚が良い感じです。
古参も新規も楽しめるアクションRPGです。
『聖剣伝説 ECHOES of MANA』レビューまとめ
そんなこんなで『聖剣伝説 ECHOES of MANA』プレイレビューでした。
スマホで簡単に本格的に当時の聖剣伝説が遊べるアクションRPGです。物語から設定からめちゃんこ面白く引き込まれます。バトルも今風にお手軽でありながら当時のプレイヤーの心の琴線に触れてくるシステムとなってる。
懐かしいと思う人も、はじめての人も、間違いなく楽しめる新たな聖剣シリーズです。おすすめ!