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『AKB49』第261話、シアターの女神ようやく会えたね

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『AKB49』第261話 シアターの女神

『AKB49』完結まで後2話。
カウントダウンがはじまってからの終盤の盛り上がりは漫画史に残る伝説でしょうか。

「感動」「熱血」「共感」がギュッギュと濃縮されて毎回、脳から汁が出る面白さでした。テンションMAXで涙腺崩壊…スゴイね。感謝するぜ!『AKB49』を読めたこれまでの全てに!

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クライマックス!

さて。前回、正体をバラしたみのり。
宝春ではなく自分の口から伝えたいと、戸賀崎の配慮でビデオレターという形でファンに正体を晒すのであった。

んで、卒業公演の翌日。騒ぎになっているだろうと思う浦山実だが、予想に反して何の騒ぎにもニュースにもなっていない。どういうことでしょうか。

一体何があったのかといえば、浦山みのりが男であるとカミングアウトした後の会場は大騒動になっていました。当たり前ですね

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大騒動である

大混乱のみのりファンたちは「何かの冗談だろ?」「嘘だ!嘘だああああ!」「騙されてたってことか!?」と収拾つかない状態です。そりゃそうだよね。

だって、大好きで推しまくってた女性アイドルが実は男でした…って判明したら炎上するに決まってるじゃないですか。

このファン達の気持ち分かります。分かりますよ!
もう11年前になるでしょうか。

この年、美少女ゲーム界の二大炎上事件というものがありまして。一つは『下級生2』のたまきん事件、もう一つが『はなマルッ!』の実は男でした事件である。

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はなマルッ!

ヒロインの1人に桐島菫ちゃんという大変小さくて可愛らしい、とても18歳以上とは思えないけど18歳以上の、いわゆる幼い見た目のキャラがいました。

この子が実は男だったわけで。しかも事前に何の公表もしておらず、攻略も終盤で、いざ賢者になろうって時になって男である事が発覚!おまけで掘られるイベントまであって、大魔王バーンのメラゾーマ並に強烈に燃え上がったものじゃ。

やはりね。「男だと思った?実は女の子でした」という嬉しい裏切りは許すけど「女の子だと思った?残念!男でした!」って悲しい裏切りは絶対に絶対に許さないのがオタクなんですよ。オタクの定めです。

ですので、みのりに裏切られた、騙されたと怒るファンの気持ちが痛いほど分かってしまいます。

そして、ファンの1人が外で待ってるやつにスマフォで連絡を取ろうとした時に、奥平先生が現れるのであった。よかった。

この地獄絵図と化した会場をおさめてくれることでしょう。

奥平先生なら、奥平先生ならきっとなんとかしてくれる!

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奥平先生現れるも…

気のせいだった。
奥平先生現れるも何も変わらずである。
てか、奥平先生言ってる事が寒いよ!

それでも奥平先生のトークは続く。

その迫真の演説とも言えるみのりに対する想いは、胸と目頭を熱くしまくるというもの。「浦川みのりはここにいた」「楽しくはなかったか?」「小さな悩みごとなど忘れてしまったんじゃないか!?」とファン達に訴えかけます。

思い返せば、私が『AKB49』はただのネタ漫画という評価を一変させたのは奥平先生が初登場したエピソードでした。

みのりが本当の意味でアイドル「浦川みのり」になった瞬間でもあります。みのり推しになった理由は、教師を辞めようとしてたところで、みのりの公演で勇気づけられたからだとか。

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みのりがいたから奥平先生は勇気づけられた。
奥平先生がいたからみのりも勇気づけられた。

ウィンウィンですね。

アイドルがいるからファンがいる。ファンがいるからアイドルがいる」という原点であり究極でもある真理ですな。それを体現したというか到達したのが今回のエピソードでしょう。

奥平先生の心情こそ今回のサブタイ「シアターの女神」ですしね。
「シアターの女神ようやく会えたね こんな近い距離に素敵な君がいる シアターの女神 初めてここに来れたテレビやグラビアより 輝いた君が好きだ」「汗をかいた女神
噂以上だね 一生懸命さに心が打たれるよ 汗をかいた女神 何度も会いに来たい生きてくその楽しみ 見つけたよ君が好きだ」ですよ!生きる希望だったんですから。

そんで、奥平先生の演説が熱すぎんぜ!

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“ファンを幸せにしたい”


その気持ちに嘘がなかったからだ!!


不幸になった者はいるか!?


今の2時間に後悔のある者は


拡散でも何でもすればいい!


少なくとも私は彼女から“幸せ”しかもらってない!



奥平先生…(´;ω;`)
あまりにも素晴らしい演説で胸が一杯ですよ。
感動した!

そもそも、奥平先生が教師を辞めようとしてた理由は生徒をまとめあげる「統率力」と、彼らを引き付ける「人間的魅力」が欠けてたからって気付いたからですからね。

そんな奥平先生が今回の演説では騒ぎ立ててるファンをまとめあげる「統率力」と、彼らを引き付ける「人間的魅力」に満ちていました。『AKB49』はみのりの成長物語だけでなく、もしかしたら奥平先生の成長でもあったんじゃないかと思いましたね。アイドルが成長するからファンが成長するですよ!

奥平先生の演説を聞いた250人のファン全員は固く口を閉ざし、「浦川みのり=男」という事実を確かに目撃しながら、世間に公表する者は誰一人いなかったのであった。


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誰一人世間に口外することはなかった。

ラストのモブ達の表情が実に良いね。素晴らしい。
全員が全員複雑そうな表情を浮かべるものの、その目は一つ大きなの覚悟を決めていた。闘う漢って感じでさ。胸が熱すぎるよ!ある意味、ファンは本当の意味でシアターの女神に「ようやく会えたね」ですしね。超感動した。

まあ、「現実じゃ絶対あり得ない」展開でしょう。
ご都合主義すぎだし、ベタベタで捻りもない風呂敷の畳み方でマイナス的な要素がたくさんんあるのも事実でしょう。だ・け・ど!そんな全てが些細なことに思えてくるくらい強烈に押し寄せる感動と清々しい読後感よ。これね傑作です(断言)!

うむ。やりすぎ感満載な現実で起きるはずがないカタルシスを、あざとく過剰にたっぷりと味わわせてくれるのがエンタメ漫画の少年漫画の醍醐味である。

故に、『AKB49』という少年漫画は最高傑作というに相応しい

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