マガジン新連載『盤上のオリオン』が期待大な件！

＞将棋×青春×ラブストーリー

＞『四月は君の嘘』新川直司、最新作！

将棋の神童・二宮夕飛は、かつての輝きを失い連敗を重ねていた。そんな折、肩を並べていたはずのライバル・久慈彼方と公式戦で当たる。この日は、彼方27連勝目、夕飛17連敗目という記録的な対局になった…。挫折する夕飛はとあるバーに立ち寄る。そこで、ある少女と運命的な出会いをする！彼女の名は茅森月。横暴、ワガママ、破天荒な月だったが、その将棋は鋭く自由、まさに「神様に選ばれた将棋」そのものだった！

ジャンプ＋の『バンオウ-盤王-』『目の前の神様』、サンデーの『龍と苺』と最近の少年誌では将棋漫画が増えてきてます。リアルに藤井聡太さんの影響でしょうか。

マガジンでも最近まで『それでも歩は寄せてくる』が連載してました。入れ替わる形で新たな「将棋×ラブコメ」がスタートしました。それが『盤上のオリオン』です。この方は月刊のが向いてると思うけど週刊か…と思ったら、めっちゃ面白くなりそうな予感がある。

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『それでも歩は寄せてくる』（それあゆ）堂々の完結！うるし先輩は永久に不滅です！

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17連敗中の主人公
バーの店員と対局
新川直司イズムがある
青春ラブストーリー？
マガポケなら無料で読める

17連敗中の主人公

導入は最近ジャンプ＋ではじまった『目の前の神様』に近いかな。

挫折中の主人公とライバルの天才って構図。

29連勝で四半世紀破れなかった記録を塗り替えた天才棋士・久慈彼方。将来名人が確実視されてる天才…敗れた二宮夕飛が主人公です。現在17連敗中の奨励会員。

15歳の高校1年生でプロ棋士になるために2週間前に上京してきました。兄弟子が励ます為にバーに連れていかれて運命的な出会いをすることになります。

バーの店員と対局

バーではお客さんと対局するシステムがありました。何でも、接客に余裕ができた時に将棋指したら評判良くて対局の申し込みがひっきりなしになるぐらいの人気サービスとなっています。

対局料はギムレット一杯！

ちょっと「むっ…」とすることがあり、兄弟子がギムレットを飲んで二宮夕飛が彼女と対局することになりまさかの敗北。そして運命的な再会を果たすわけです。

1話の段階では謳われてる「将棋×青春×ラブストーリー」のラブストーリー要素はあまり感じませんが、期待大です。

新川直司イズムがある

『盤上のオリオン』は新川直司先生イズムが違う形でカチッとハマってます。

『四月は君の嘘』『さよなら私のクラマー』でもお馴染みの決める見開きがゾクゾクさせてくれます。高田延彦風に言えば鳥肌立った！です。すごい見開きドン！です。

この絵力こそ新川直司先生の真骨頂でしょう。まるで音が聞こえてくるをも超えて、しばらく鳥肌立って茫然としちゃう衝撃的な見開きをやっていた『四月は君の嘘』を思い出させる。

演奏でもサッカーでも将棋でも鳥肌ものの見開きが出ると、テンションMAXになりますね。将棋指してるだけなのに臨場感と迫力がある。今後も将棋で決める見開きが沢山出てくるのでしょうか。楽しみですね。

青春ラブストーリー？

バーのねーちゃんが高校の先輩だった件！

素人に負けてしまい落ち込む二宮夕飛でしたが、その相手とまさかの再会。って高校生だったのかよ！生徒会副会長のメガネっ娘でした。

まだラブストーリーがはじまる気配は無いものの、公式で「将棋×青春×ラブストーリー」と謳ってるんですから恋がはじまるのでしょう。

とりあえず感じたのは、名作『四月は君の嘘』を彷彿させるというか主題は近いのではと思ったり思わなかったり。

例えばヒロインが主人公を「君」と呼んだり（いくら未成年とはいえ客に初手で「君」は前から知ってるのではと裏読みしちゃう）。1話じゃ触れられてないが公式説明によると主人公が元神童。ヒロインのおかげでかつての神童が復活するのはお約束でしょうか。あと、ヒロイン自体がかをり風味な傍若無人。

『四月は君の嘘』っぽさを感じられるからこそ、タイトル『盤上のオリオン』も何か意味があるのではと考えちゃうよね。君嘘はタイトル自体が壮大な伏線になってました。

盤上というのは当然、将棋の盤でしょう。で、オリオンって…。オリオンが死後天に昇ってオリオン座になったようなの想像しちゃうよ。まあ、今作ヒロインは病気に見えないが…ねぇ…？家族か親類が営むバーだとしても高校生働かせる？酒飲んでる描写（ウーロン茶かもしれません）。実は二十歳超えてたりして…。知らんけど。

なんにしてもとても楽しみですね。面白くなりそうな予感がビンビンです！まる。