『僕と君の大切な話』(ろびこ)4巻読了しました!
感想を一言!最高みゃああああああああ!
同じ学年の東くんに片想いしてきた相沢のぞみ。告白を忘れられて複雑な気持ちでいたけれど、東くんが大切なことを憶えてくれていて嬉しくなる。一方、東くんもようやく告白のことを思い出していた。次第に距離が近づく2人は、冬休みも毎日会うことになり…!? 笑いもニヤニヤも止まらない! すれ違う男女の新感覚”トーキング”ラブコメディー、第4巻!
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やっぱろびこ作品は人数増えてワイワイガヤガヤにぎやかになると加速度的に面白くなっていくね。じっくり丁寧に描きながらも、きっちり盛り上がる。
『僕と君の大切な話』4巻
のぞみんと東
うわ!なんだこれ!
見てるだけで超ドキドキする!
メインの2人のこそばゆいやり取りはなんなんだよ!頬が自然と緩む。のぞみん&東の関係は、徐々にであるが、しかし確実に進展しており「ときめき度数」がうなぎのぼりです。こぜろ春期のドキドキだ!
ろびこ先生といえば、漫画界随一のときめき描写に定評がありますからね。キャラクターの表情や仕草から、それこそ息遣いまで、あまりにも生き生きとしている。輝いている。並んで歩くだけでも、肩を並べて座ってるだけでも、屈指の名シーンだぜ。
4巻ラストに放ったのぞみんのときめきホームランは最高でした。
がしかし!『僕と君の大切な話』はメインの2人を差し置いて、むしろ食ってしまうぐらいの活躍を見せる子がいます。はまりん(浜田まりん)である。
はまりん伝説の始まり
そして伝説へ…
はまりん伝説が開始されたのは2巻11話「恋は嵐」。
1巻から扉絵やのぞみんと一緒に出てましたが、ちゃんとした登場は2巻から。
最初はのぞみんにベタベタの親友ポジションでそれほど心の琴線に響くような子じゃありませんでした。地味な子だし、そのうち「\ハッマリ~ン/」と消えてしまいそうな存在感でした。
それがどうでしょう。忘れ物のりぼんを鏡の前で付けてオシャレしてたらカフェインに見られてしまいます。自分でりぼんなんて似合うわけないと自虐するところで、「そう?似合いそうだけど?」の一言が炸裂して、はまりん伝説が始まったのである。
はまりんの魅力
はまりんの七変化
2巻で恋の予感を感じさせていたはまりんは3巻で、完全に恋する乙女の「そわそわモード」になっていました。はまりんのデレ進行速度が早すぎるぜ!(褒めてます)カフェインにりぼんを褒められて、実際に付けるようになった乙女心が可愛らしい。
特に14話「文系女子は塔の上で踊る」のはまりんは半端じゃありませんでした。勢いが止まりません。破竹の勢いである。
のぞみんと東がカフェインにつて話しているのを聞き耳立てて、「カフェインっていうんだあいつ」から始まり、上げて落とされまた上げて落とされてメダパニに陥る忙しいテンションと見事な顔芸。終始ずっと無双状態の「はまりんタイム」だった。
はまりん自身「おかしい」というように、3巻のはまりんはおかしかった。僕ら読者もおかしかった。だって、読んでる最中ずっとニヤニヤしっぱなしだったもの。おかしいでしょ!あまりのこそばゆさに、座布団を抱えて悶えずにはいられなかったもの。いとおかし。
はまりーん!!
それにしても聞いてもいないのにカフェインについて叫びだし、本人降臨からの衝撃顔と逃走劇は見事すぎたぜ。さすが「自爆」に定評のあるはまりんだぜ。ある意味、美味しくない役だけど、やっぱ美味しい役ではあるな。
はまりんはドジっ子を超える自爆っ子なのだ。もはや作者にオモチャにされてるんだか分からないぐらいの愛玩ヒロインでもあります。見ててニヤニヤできる恋するヒロイン!笑える面白ヒロイン!この二面性がはまりんの魅力なり。
顔芸のはまりん
18話「高校生は芋づる式に集まる」
4巻のはまりんも素晴らしかった。
初詣でカフェインとバッタリである。
何よりもリアクション顔が天下一品だ。
はまりんの面白さと可愛さのキモは「顔芸」ですな!
4巻のリアクション顔は量・質共にこれまでで、もっとも充実していました。はまりんのよくばり顔芸セットだぞい。たまに少女漫画のヒロインがしていい顔じゃなかったりする。しかし!その一方でめちゃんこ可愛い赤面叩き出したり、すごい幅です。
ビックリ顔もはわはわ顔もきょどり顔も…はまりんの表情変化だけで楽しめる。なんつーか、味わい深いです。最初は無表情系のクールキャラって印象だったのに!違った。屈指のポンコツだった。
…浜田まりん。地味だなんて、とんでもない!
「百面相のはまりん」として、歴史に名を残すな。
この顔最高だな
余談だが、はまりんのベスト表情は19話の「ここにいたら悪い?」だと思う。可愛らしくて、面白くて、天使にすら見えるという奇跡の表情を叩き出していました。
はまりんの恋路
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みちゃおれん…!!
初詣で2人きりのシチュエーション。そこではまりんが取った行動は場を持たせるために話しかけて来たのを背を向けて無視したことと、くしゃみをしてティッシュを差し出されれば盛大に叩きつたことである。え、ちょっと待って。この子なにやってんの。
男子と喋るの機会がほとんどなく緊張してたというはまりん選手の痛恨の自爆っぷりです。この混乱っぷり、さてははまりん初恋だな。まあでも、はまりんは残念な子がそのまま可愛さに直結するから!キャラ立ってるから!「残念さ」が強調され、そこがいい。
本人も魚で例えて自分は深海魚(まわりはサメやエイや熱帯魚)で生きてる海が違うと感じてます。変人…もとい超人の中にいる凡人。一番人間臭い。極端なコントラストがあったほうが深みあるからね。「落差」「格差」を強調するダメ人間のはまりんは光るぜ。
そんなはまりんの大躍進!
はまりんの成長
はまりん…成長したな!
いやまあ、普通に水族館誘ってくれた事にお礼を言っただけですけどね。なんだその程度かと思われるかもしれませんが、これまでのはまりんの言動を考えれば、物凄い発展ですよ。成長することサイヤ人のごとしですよ。
あと、「どーいたしまして」と返された表情も良かった。恋する少女の顔をしすぎである。見ているこっちが恥ずかしくなる初心さ。はまりんの可愛さ伸張がめざましい4巻でしたわ。次々に見せてくれる可愛い一面に「はまりん記念日」と定めたいぐらい。
あ~可愛いな、こんちくしょー!
(↑結論)
成長は喜ばしいことであるがどこか寂しさもある(めんどくさい読者心)。はまりんが成長してしまうとポンコツヒロインの魅力がどーなってしまうか。人間として成長するとポンコツヒロインとしての輝きがいまいち冴えなくなるのではないかと。ポンコツが輝くというのも、何言ってんだって感じですが…。
カフェインくんは、恋するヒロインとしても、ポンコツヒロインとしてもはまりんの魅力を引き出す為に頑張って貰いたいと思いました。はい。敵は本能寺にあり!はまりんの魅力はポンコツにあり!
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