月曜日といえばジャンプで、ジャンプといえば「ワンピース」なのです。ついに来てしまった赤髪シャンクス。脳から汁がほとばしるほどの興奮。赤髪海賊団の面子のかっこ良さは、もはや濡れる。間違いなく今回のキモはシャンクスです(ドン)。
シャンクス
「テニプリ」の許斐先生と同じように、いい感じで胸をはだけているのに、なぜに男のオレから見てもカッコ良くて興奮してしまいます。シャンクスを見ていると、胸が熱くなるんだ…(最近このフレーズ気に入っている)
シャンクスは本当に渋くてかっこいいな。というか、今は一体何歳なのでしょうか…。と思って調べたら、4巻のSBSに出てましたね。
ルフィの村にいた時点で27歳でした
という事は今は37歳か38歳ということですね。ほとばしる中年魂!
終戦
で、580話「終戦」はシャンクス祭りに突入ですよ!見所満載すぎる。まず注目したいのは、赤髪と黒ひげの対面です。
黒ひげと赤髪
「どうだティーチ…―いや…"黒ひげ"」と、顔の傷が「ズキ」と痛みながら話しかけます。シャンクスに傷をつけた男こそ黒ひげ。とくに注目すべきは、赤髪海賊団のシンボルマークこそ、黒ひげにつけられた「傷痕」が特徴なのです。
赤髪海賊旗
海賊旗のシンボルマークに自分の顔の傷痕を入れるとは…。かつてルフィは、海賊旗は「信念の"象徴"」「命を誓うもの」とワポルに言い放ちました。信念の象徴で命をかける海賊旗に、敵に傷つけられた傷痕を入れるシャンクス。黒ひげとの間にどんな因縁があったというのか。
普通に考えれば、ロジャーの傷は海賊王の船で見習いをやっていた時と思うところ。白ひげ海賊団と何度もやりあったらしいので、その時につけられたと思いますが、だがしかし!
伏線王である尾田先生は、末恐ろしい事にシャンクスがいつの時点で傷がついているのかを今だに巧妙に隠しているのです。はい、何かありそうな臭いプンプンします。
20年以上前
バギーの回想の時と0巻の新世界でシキ率いる戦艦隊と戦った時、見習いの頃のシャンクスが登場しますが、顔に傷はありません。この時は、黒ひげに傷つけられる前であることが分かります。そして、ここからが伏線王尾田っちの恐ろしいところ。
20年前(ロジャー処刑時)
45巻や0巻でロジャーが処刑された時に、バギーと一緒にローグタウンにいたシャンクス。なんとも恐ろしいことに、尾田っちはどう見ても意図的にシャンクスの顔を隠して傷があるのかないのか分からないのです。
これでは、ロジャーの船で見習いをやっていた時に傷をつけられたのか、それとも独立した後に傷をつけられたのかまったく分かりません。
ロジャー処刑された後に、独立してシャンクスは赤髪海賊団を結成することになります。シャンクスが最初にメンバーに勧誘したのが道化のバギーというのは今思うと、微笑ましいものです。「おれと一緒に来いよ!!」と熱心に誘っているシャンクスは、バギーの事を相当評価していたのでしょうか。コレ腐女子人気出ても良くない?シャンクスとバギーはカップリング的に。
しかし、シャンクスは「おめェの部下なんざ、まっぴらだバーカ!」とフラれてしまいました。バギーの勧誘に失敗したシャンクスは、当然ルフィと同じように仲間集めをしたことでしょう。そして、唯一描写されたのがウソップの父親であるヤソップを勧誘する時。
10~20年前(ヤソップ勧誘時)
ヤソップ勧誘時も、シャンクスの顔が隠れている。尾田っちは本当に伏線大好きだな。この時点で傷があるんだかないんだか分りません。わざわざ意図的に隠すって事は意味があるんでしょうね。
で、重要なのはヤソップ台詞ですよ。ヤソップ勧誘時の台詞で、私は思う!ヤソップに対して「おれはシャンクス、海賊だ」と名乗っています。しかし、当のヤソップはシャンクスが乗っている船を見つけた時に、以下のようにつぶやいいるのです。
「何だ、珍しいな旅の船か…?」
ヤソップに海賊だと名乗ったくせに、当のヤソップはシャンクスの船を見て旅の船と言っているのです。そう、この時のシャンクスは自称海賊にすぎないのではないか、と。
思えば、ルフィも最初から海賊を名乗っていましたが、海賊旗が出来たのはウソップを仲間にした時から。ヤソップがシャンクスの船を見て「旅の船か…」と言っている事から、ヤソップがシャンクスにとって何人目の仲間なのかは分かりませんが、赤髪海賊団に海賊旗のシンボルマークはこの時なかったと導き出されます。
そうなると、シャンクスが独立して赤髪海賊団を結成した後に、黒ひげティーチに傷をつけられたという可能性も非常に高くなってきますね。もちろん、海賊旗がなかっただけで傷はあった可能性もありますが。
シャンクスめ…どこまで俺をワクテカさせるのか。さらに、白ひげ海賊団VS海軍の戦争を止めにかかれば、海軍のトップのセンゴク元帥は、シャンクスを認めるような事を。
センゴク元帥
「お前なら…いい。赤髪…責任は私が取る」
すげぇ。海軍のトップがシャンクスを認めていますよ。思えば、世界最高権力の五老星に「"赤髪"は暴れさせればこそ手に追えんが、自分から世界をどうしようとという男でもあるまい」とか「下手に動かず様子をみるのだ」と言わしめた男だけあります。
世界最高権力からも一目置かれる男。しかも、暴れなければ危険ではない、と。そういえば、同じ四皇でもある白ひげは、世界でも最も最悪の集団のように、思われていました。ウソップは、エースが白ひげ海賊団と聞けば…。
ウソップの反応
「"白ひげ"…"白ひげ"って、やっぱその背中のマーク本物なのか?」と汗かいてビビりまくり。今になって、白ひげ海賊団は男気があって皆気の良い集団だと分かりますが、普通の人々にとっては悪の象徴のように思われていたようです。アラバスタでも"白ひげ"の名前だけで、一般人は委縮してビビっていました。
対して、赤髪はウソップも憧れのような印象を持っておりました。つまり、海軍ないし政府は白ひげには悪の枢軸のようにプロパガンダを流していたようです。赤髪には政府側が対して危険視していなかった事が伺えます。同じ四皇なのに。
そんなわけで、海軍もそれほど悪いやつだとは思っていないシャンクス。センゴク元帥まで一目置くということか。シャンクスのおかげで戦争も終結。でも、歴史から抹消された犯罪者を解き放ち、一味に加えた黒ひげを見逃すのはどうかと思うぞ☆
しかし、やはり今回の一番の見所は、シャンクスがあえてルフィに会わなかったことじゃないでしょうか。
今は会わない
「今、会ったら、約束が違うもんなルフィ」
なんてこったい!?幼少の頃にルフィとシャンクスがした約束とは「いつかきっと返しに来い。立派な海賊になって」というもの。シャンクスはまだルフィを立派な海賊と認めていないのか。
既に七武海の2角を打倒し、正義の門まで崩したルフィが半人前とは。もう立派な世界中が注目の海賊になってしまったと思うのですが…。シャンクスは、どこでルフィを立派な海賊と認めるのでしょうか。
意味深なシャンクス
以前に白ひげと酒を交わした時にはルフィについて「"新しい時代"に、懸けて来た…」と言っていました。なんとも深い台詞。そもそも、シャンクスはルフィを相当評価しているようで、鷹の目には小さな村の面白いガキの話をしていました。海賊王の右腕レイリーには「ロジャー船長と同じ事を言うガキがいたんだ…」と嬉しそうに報告していました。
そうとうルフィを評価して色々な人に語っていたようです。恐らくは、一番自由なやつが海賊王という台詞なんだろと思いますが、シャンクス的には、七武海の2角を打倒し、正義の門まで崩したぐらいじゃ立派な海賊にはなっていないのでしょう。シャンクスのハードルは高いぜ。しかし、マーベラスです!戦争も終わり、この先どうなるのか続きが楽しみだぜ。って、次回休載かよ!
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