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「ダイヤのA」が胸が熱くなりすぎる件

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ダイヤのA(20) (週刊少年マガジンコミックス)

一番熱く面白いスポーツ漫画は何かと聞かれれば、私は絶対に「ダイヤのA」と答えます。どう考えても圧倒的に熱い、興奮する、鳥肌が立つ、泣ける、マーベラスすぎるのです。

現在、甲子園をかけて都大会の決勝戦。そもそも王道の野球漫画なら弱小高校で名門高校をバッタバッタと倒していくものですが、「ダイヤのA」は主人公の沢村栄純が名門、青道高校へ野球留学するをするというリアルな現実主義な話。

だからこそ、今の3年生の積み上げてきたものが違うのです。

感情移入をしてしまうのです。

最大のライバル高だった市大三高が敗れて、なんだかなーと思ったのも事実。最初は、いきなり王者として出てきた稲城実業に対して斜めに構えていました。

しかし、決勝戦の面白さがただ事ではなく、もう稲城実業の面子にも目が離せません。例えるなら、「スラダン」の、ポッと出てきた山王工業みたいな感じ。いきなり出てきても…と思ったら、試合が圧倒的に面白いという。

青道VS稲城

というわかけで、決勝戦の青道VS稲城がやばすぎる。興奮し鳥肌が立ち胸を打ち感動して、もう自分でもよくわからない感情です。近年まれに見る超名試合なのです。面白すぎるだろ、と。

特に、最期の夏に怪我をしたエース丹波ですよ。怪物1年降谷の限界が来て、リリーフに登板して投手交代する様の何とマーベラスなことか。

後は、お願いします…」と呟いてマウンドおりた降谷。あの何考えているか分からない男が託し、丹波の口元が笑っている様子が良すぎる。タイトル「バトン」って、胸に響きすぎる。

そもそも今の頼りになる3年生が、実は近年の青道で最も頼りにならなかった世代というのは驚きです。そして、丹波のピンチになった時に思い出す回想が泣ける…。

5

丹波の過去

丹波は他にも、マウンド下りるとき結城に言われた「もう一度。必ずもう一度、お前をマウンドに立たせてやるからな」というやり取りが泣ける。他にも、小湊(兄)の決死のファインプレー、伊佐敷の徹底的に繋ぎに徹したプレイなど、3年生やばすぎるプレーが感動もの。

そして、最もこの試合が盛り上がったのは8回裏です。1点差で負けている中で掴んだチャンスで、青道の4番結城哲也と稲城エース成宮鳴の4度目の対決こそがキモです。圧倒的に興奮するのです。

3番伊佐敷が徹底的に粘る時、前園(控え)の回想シーンで伊佐敷が過去に話した台詞が何とマーベラスなことか!

「これでも、毎打席、毎打席…必死でボールに喰らいついてんだよ…。悔しいけどよ…逆立ちしても、敵わないすげぇ打者が後ろにはいるからな…」

そして選んだフォアボール。そして、迎えた結城と成宮4度目の対決。パねぇ盛り上がりですよ。熱すぎるにも程がある。というのも、「ダイヤのA」といえば、選手の心情が吹き出し抜きで太文字でコマ内で語られるのが特徴。よく視点が変わりますが、誰の言葉なのかは一目瞭然。

6

モブの視点

ベンチ入り出来なかったモブキャラが空気読めてない沢村に対して「アイツ…ちゃんと分かってんだろーな。ここで追加点取られたら…試合が決まっちまうかもしれねーんだぞ…」と、主要メンバーでなくても視点がバンバン変わります。エースだろうと、4番だろうと、ベンチだろうと、観客だろうと、それぞれ個人の視点で語られるのです。

誰の言葉なのかは分かる仕様なんですが、8回裏の結城VS成宮の意地と誇りがぶつかった対決のパねぇ熱は、この言葉が、青堂と稲城それぞれのナインの言葉が一つ繋がっている事ですよ。御幸やクリスや監督の言葉。

「流れは今」

「間違いなくウチにきてる―…」

7

言葉が一つに

お前が決めろ、哲(キャプテン)―

主要メンバーの視点、脇役の視点で語られたそれぞれ個人の言葉が、この対決には複数人が同時に同じ言葉で語るのです。これが青道の4番でキャプテンの結城哲也への信頼ですよ。青道の言葉が一つになったのです。パねぇよ。燃える!

しかも、青道に対して稲城ナインまで、それぞれ個人の言葉がエース成宮への信頼に繋がって一つになっているのです。「いったれ、鳴」と語る者いれば、白河は「こういうピンチも久しぶりかもね…」と呑気に語り、カルロスは「ねじ伏せればいい…」と強気に語りだし…。
「いつも通り」

8

言葉が一つに

俺達は、エースを信じる

青道が同時に4番を信じれば、稲城も同時にエースを信じる言葉。やばすぎです。鳥肌ものです。それぞれの視点で個人で語られたのが、同じ言葉で4番とエースを信じる言葉で語られる展開。燃えます。

で、20巻はこの超燃え展開で終わりです。続きが気になって仕方ないです。私は連載も追っているのですが、この続きはヤバイ。死ぬほどヤバイ展開の連続です。

21巻が出た時に語ろうと思いましたが、この興奮は今語らざるを得ない。単行本派は21巻が出てから読んでということで。鉄は熱いうちに打てですよ!

結論を言えば、青道が逆転です。ガッツポーズものなのですが、9回裏で最後のツーアウトを取って、沢村も崩れて交代。ラストを閉めるのは川上です。ここからの流れがジャットコースターのように上がって下がってヤバすぎる。脳から変な汁が出るほどの面白さです。ラストに円陣組む青道ナインが再び、複数の言葉が一つに収束します。

「今までやってきた事を信じよう…」

「俺達の…」

「青道の野球をすれば―」

結果は後から、ついて来る―

と、青道ナインの言葉が一つにまとまり、燃える展開。後は気持ちの勝負。もう、ここからは言葉はいりません

というか、スポーツ漫画では王道なのですが、最後の最後のクライマックスでは、台詞も吹き出しも心情も一切文字では語らず、ただひたすらアクションシーンが永遠と続くのです。あお高もキャプテンもスラムダンクも、最後の最後の決着へ向かう時は、全てを出し切り文字で語るものなんて何もないのです。

9

試合のシーンが淡々と…

打とうがファインプレーしようが、台詞もナレーションも心情も何もありません。もう、文字で語ることなどないのです。ただただアクションシーンが続くのです。どういう感情なのかとかは、キャラの顔などで想像するのです。

台詞など何もなくてアクションシーンが続くと、まるでビデオをスロー再生しているように、リアルに時間が減速とか止まっているように感じてしまいます。なんという肉迫感なんだ。

そして、決着の時…。打たれました。というか逆転した時は勝って甲子園に行くものと思ってしまっただけに衝撃がでかいです。泣きそうです。同点になった時の監督の激で、一旦は持ち直したのに。監督が「今やるべきことをしっかりやれ―」と語れば、全員が頷きます。そして各視点での言葉がまた逸材。

御幸「そうだ…」

白州「終わりじゃない」

川上「前を向け」

ナイン全員で(応援席含め)「まだ試合は終わっちゃいない―」

そして白球が空を舞ってしまいました…。ここで再び、それぞれの青道ナインの視点で語られた言葉が、同時に同じ言葉で集束するのです。それぞれ、「ばっ…」、「ふざけんな」、「やめろ」と語り…。

10

やめろ―

8回裏に最高の盛り上がりで燃えた、各個人の言葉が同時に同じ事を語るという一つに集束するという展開が、最後は各個人が同時に「やめろ―」という言葉に収束してしまったのです。なんという絶望感

マジできついは…。圧倒的な絶望感ですよ。まじ泣きそう。今後は、3年生が抜けて今の1、2年が中心の新展開になるんでしょうか。というか、川上はあと1アウトでリリーフ登板してサヨナラ負けって、リアルなら川上ンゴとかコケにされるとこですよ。コイツが来年のエースかと思うと胸が熱くなるな。

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