『ワンピース』第843話 ヴィンスモーク・サンジ
やったね!ナミさん大勝利!
いやまあ実際にクラッカーに勝利したのはルフィですけど。
ナミさんは手伝っただけだけど、この天使のような笑顔を見せられちゃね。この勝負ナミさんの勝ちだ!誰に勝利したかって読者に大勝利ですよ!東映さんはアニメ化する時にはちゃんと揺らせよ!お願いします。
なんて呑気なことを言ってる場合ではない!
サンジめ…どーいうことだってばよ!
ヴィンスモーク・サンジ
クラッカーを倒したルフィはその足でサンジに会いに行くのですが、サンジの様子がどうもおかしい。前回のサンジの表情は何か決意を固めていたんですが、そっちの決意を固めたのかよ。それはアカンやつや!
「…帰れ、下級海賊共」
ルフィとナミの登場に驚いたサンジでしたが…。
会いに来たルフィを蹴っ飛ばし「…帰れ、下級海賊共」と冷たい態度を取るのでした。もちろん、本当はルフィたちと一緒に帰りたいのが本音でしょう。手枷をはめられている上に実の父親以上に父親として慕ってるゼフが人質のようなものですからね。
うーむ、真意は違うがクラッカーの言った通りになってしまいました。
クラッカーはルフィが会い行っても無駄だと断言していた。
はからずもクラッカーの述べた通りになってしまった。 pic.twitter.com/6vXqGknSM9
— 山田 (@yamakamu) 2016年10月24日
ヴィンスモーク・サンジを仲間と思うのならば放っておいてやれ
奴は強国の王子、お前達とは身分違いだ!!
気高き妻を貰い何不自由なくここで暮らしてゆく!
友の幸せも願えず手前勝手に「仲間を取り戻す」だと…!?
そんな迷惑な元船長と会った所で高潔な王子は呆れてこう言うだろう…
「帰れ!!みすぼらしい下級海賊…!!!」
(837話「ルフィVS将星クラッカー」)
クラッカーがルフィに言ってたことをほぼそのまんま状態である。
モチのロンでサンジは演技で冷徹に振る舞っているわけですが、やはり真意を伝えることはできないでしょう。ここが難しいところですね。
サンジは自己犠牲精神が半端じゃないからね。
バラティエで無抵抗にボコボコにされたのしかり、ドラム島でルフィとナミをかばって大けがしたのしかり、ナミとウソップをかばってエネルの雷を受けたのしかり…。サンジは己を犠牲にしてしまう傾向があります。今回もまた自分を犠牲にしている。
サンジに出来るのだろうか?
「ごめんみんな!私と一緒に死んで!!」(88話)
自己犠牲精神といえばナミにもありました。
アローン一味に入ることでココヤシ村のみんなを生かすための自己犠牲。
そんなナミが言い放った「ごめんみんな!私と一緒に死んで!!」は超胸が熱くなってしまうワンシーンであります。
ゾロとサンジが力尽きぶっ倒れ、ルフィもウソップもいない。完全に絶望的状況下でアーロンからもう一度測量士として働けば村人は見逃してやるという誘いを突っぱねたナミである。「ごめんみんな!私と一緒に死んで!!」「ぃよしきたァ!」はどう見ても客観的に死ぬと分かっててのやり取りだったからね。胸熱!
果たしてこれがサンジに出来るだろうか?
まあ無理だよね(即答)。
サンジ奪還編のキモはここにいきつくと思う。以前にも述べた通り、サンジは己の夢のために突き進むことが出来るかどうかでしょう。
サンジに出来るわけはないが…
サンジにとってみれば、ゼフは唯一無二の「父親」ですからね。
ジャッジに存在を無かったことにされた少年にとって、自分の命の恩人で、「親」と言ってくれて、道を踏み外したら一緒に死ぬまで述べたんだからね。これはちょっと特別な存在ですわ。そんなゼフが実質人質という状態。サンジには「私と一緒に死んで!」とは言えんでしょうねぇ。
サンジの美徳ともいえる自己犠牲精神。
ルフィから自己犠牲っぷりを「死ぬことは恩返しじゃないぞ!」(59話)、「バカかお前っ!そういう勝手なことするなァ!」(137話)と注意されてもサラサラ止める気もなかったし。果たしてサンジはどーするのだろうか?
ゼフならば…
逆にゼフなら「サンジ!余計なマネするな」とか「チビナスにかばわれる程おれは落ちぶれちゃいねェ」とか「クソガキが…」ってまた言って怒りそうなものですけどね。なんたって、サンジはゼフが潰えた夢を継ぐ者、「受け継がれる意志」そのものですし。
ゼフはサンジの自己犠牲精神を絶対に否定する。
人間としてはいくら間違っても「男の道」を踏み外すなと教えたんですからね。夢を諦め、仲間すら欺き自分を押し殺すこと。そりゃサンジさん「男の道」を踏み外してるぜ。「ごめんクソジジイ!俺と一緒に死んでくれ!!」くらい言えんのか。
ゼフなら「くだらねェ理由」とバッサリ切り捨てるでしょう。
一本の槍
「腹にくくった一本の槍」とは「信念」を表わすものと語っていました。
オールブルーを見つけるという夢を諦めていたサンジは「くだらねェ理由で…その槍を噛み殺してるバカ」であると。
クリークはドイツ語で「krieg」戦争。尾田っちも18巻のSBSでクリーク編は戦争がテーマだったと述べていました。戦争屋「ジェルマ66」、「german」でドイツ、そもそもナチスをモチーフにしていることからクリーク編に通じるテーマがありそうでもある。
クリーク編でやり残したのかもしれないことが一つあるね。
サンジは腹に「一本の槍」をくくれるのかどうか。
優秀な兵士のクローンだろうが、血統因子の改造で最高傑作だろうがね。
科学戦闘部隊という組織そのものが何百の武器を仕込んでも、腹にくくった「一本の槍」にゃ叶わなねぇ!ですよ。まる。
ONE PIECE モノクロ版 83 (ジャンプコミックスDIGITAL)
集英社 (2016-12-02)
コメント
このバトルで見聞色は活かされるのだろうか?
都合よく使われなくて相手の気持がわからないとかだったら駄目すぎるぞ
↑なんか見聞色を勘違いしてないか?
見聞色は相手の気配を察知したり敵の動きを読んだりするものでしょ
ああ、まあコビーは人の気持ちを感じ取ってたな
最近、ウソップやナミに都合のいい敵や状況が用意されている気がする
目の前にビックマムの指示で動いている最高幹部がいるのに、敵の手にしているマムのビブルカードに逆らえないとかご都合すぎだろ……
久しぶりにコメントします。
ところで、ルフィの回復における「肉」のくだり。
今回は”回復”というより”消化”でしたが、
これまでの歴戦の中でルフィは大ダメージを負っても「肉」を大量に摂取することで
回復してきましたよね?
これってあくまでワンピースの漫画的表現であって、あんまり突っ込まないのかな?
と思ってたんですが、今回ナミが「人間の身体ってそうだっけ?」
と驚いている描写がありました。
これ何か隠された意味があるのではないかと思うのですが、、、
ルフィって1話の時点で(ゴムゴムの実を食べる前)既に「かなづち」ですよね。
もしかしたらルフィが自分でも気づかないうちに「ニクニクの実」の能力者だったってことあり得ませんかね?
肉での傷の超回復が能力の1つで、ニクニクの実とゴムゴムの実の特質がうまく掛け合わさって2つの悪魔の実を摂取しても体が爆発しなかったのではないかと考えてみました。でもって、ギア3やギア4で見せる肉体の膨らみってゴムの性質から考えると少し妙な気もしていたんですが、もしニクニクの実の能力で肉体の大きさを変化させているのだとしたら。。。
尾田先生は物語の始まりに気を遣って伏線を張り巡らせていると聞いたのでこんな妄想もありかな?と思うのですが、、
黒ひげ同様に複数の能力身につけられる可能性が微レ
アラバスタでサンジがプリンスと名乗っていたのが懐かしい
その時から今回の実際にプリンスだったという構想があったのだろうか
ヨンジと同様ニジもナミさんにときめいていたけど、
果たしてイチジがどんな顔をしていたのかが気になる。
七武海でも四皇でもない相手に勝って「やったー!」とかやられてもな…海賊王目指してんだろ?
何かしら因縁のある敵でもないし。
このジェルマとマム海賊団が全部ルフィの傘下になるなら面白いんだけどな。
ルフィとサンジがガチで戦ったら、ルフィの圧勝では?
麦わらの一味でルフィと互角に戦えるのってゾロくらいでは?
良い展開ではありますが、ロビンのときと被りますね。
可能性としてはとても低いですが、ジャッジはナルトのイタチのようにサンジを守ろうとしたという展開はありえないでしょうか?
結婚しビッグマムの傘下になれば安泰ですし、幼少時に幽閉・脱走させたのも弱いやつがジェルマにいたら死ぬだけなので、あえて突き放したとか…
ジャッジはイタチのように、サンジを守ろうとしたという展開はないでしょうか?
ビッグマム傘下になれば、海軍もなかなか手出しできなくなり安泰ですし。
幼少時に脱走させたのも弱いサンジが死なないように、あえて突き放したのでは…
↑推敲途中のものを送信してしまい、申し訳ないです。
ロビンと被るって人がいるけど、個人的にはエースと被る。
俺(とゼフ)の問題なんだよ、何で来たんだ
みたいな。
見聞色の覇気を今だに勘違いしてる輩がいるんだね。人の心は読めないから!頭、大丈夫?ビブルカードに逆らえないとかご都合すぎと言うのなら読むな!敵が都合よく配置されすぎとかワンピアンチのくせに読み込んでるな。ワンピが嫌いなのに何でそこまで読み込めるの?嫌いな漫画をそこまでして読み心情が分からないわ。あ、お隣の国出身者なら
納得ですけどね。
ちんこ
見聞色は相手の次の瞬間の行動までしか読めないよ。
フフッ