『BE BLUES…』第267節 メンタルブレイク!!
江藤さは可愛い。
最近は自分好みのラブコメが増えてきて、やれ天野めぐみ可愛いだの古見さん可愛いだの指宿くんペロペロだのと言ってきましたが、サンデー最強のヒロインは『BE BLUES…』の江藤さんです(きっぱり)。
天津飯の言葉を借りるならば、(可愛さの)次元が違いすぎる。
今回のカラー扉絵もなかなかどうして。ヒロイン3人揃っていますが江藤さんだけ神々しいまで光って見える(当社比)。いやそれにしても、江藤さんのスタイルの良さヒロイン界のヒマラヤ山脈と言われている優希(※言ってるのは私だけです)と張り合えるのではないだろうか。前から気付いてたけど江藤さんもデカイよね。
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ところで、『BE BLUES…』が良い意味でヤバイ臭いしてきたんですよ。
正直に告白すれば高校編は江藤さんが可愛さは最高だったんだけど中学編のが面白かったと思うわけです。試合そのものに手に汗握るような熱いものなかったし。準決勝は熱いっちゃ熱かったけどね。
ところがどっこい!
今度の聖和台戦は名試合になる臭いがプンプンする。龍ちゃんが埼スタに入る描写だけでブルット震えちゃうぐらいヤバイ感じだったんだけどさ。序盤の試合展開で確信しましたね。この試合は絶対に名試合になる!
聖和台の4番 クロちゃん
聖和台戦は桜庭さんが先発出場するっていう今までの試合とは一味違うスタメンです。
で、早速変態ドリブラーの本領発揮。桜庭さんが聖和台をボッコボコにします。得点にこそ結びつきませんが、単独で聖和台ディフェンスに切り込んでタジタジにする天才っぷりを見せつける。さすが桜庭さんである。
桜庭さんステージの幕開けだぁぁ
んで、不幸にも桜庭さんをマークしてた聖和台の4番。チームメイトから「クロちゃん」と呼ばれている黒田はどー見ても桜庭さんの天才っぷりを演出するだけのカマセ犬です。
最初こそやる気に満ちた表情で間合いを詰めてディフェンスしていました。「対応できてる」と言われたのもつかの間、桜庭さんの餌食になってしまいました。今週の『湯神くんには友達がいない』の林山とちひろ状態になってしまいます。
桜庭さんとクロちゃんの状況(画像はイメージです)
桜庭さんのビビリ出すクロちゃん。
その間わずか7ページである。あの威勢は何だったのかっつーぐらい情けなく震え出します。死んだ魚の目になってしまった。「こいつ持たせてからではダメだ…」→「こいつが持つ前に奪う」→\(^o^)/
もうないじゃん…(打つ手が)。
あちゃー。こりゃ、桜庭さんの踏み台キャラやな。悲しいが凡人が天才に挑むとクロちゃんのように格の違いを見せつけられて、絶望してしまうカマセ犬キャラは星の数ほどいる。雑魚キャラと呼ばれる有象無象である。クロちゃんもこのパターンか…。
詰んでしまったクロちゃん
クロちゃんはもうダメだ…。
チームメイトの言葉も耳に入らないぐらい絶望してしまっている。桜庭さんは紛れもなく天才である。おそらく将来は日本代表の秘密兵器になるでしょう(先発は無理)。そもそもクロちゃんなんてモブもモブですし。キャラとしての格が違います。
例えるならば、テクモ版『キャプテン翼』(ファミコン)の敵キャラですよ。容量の都合なのか主要キャラ以外は全て「てきの○番」って表記でした。クロちゃんはそんなキャラです。「聖和台の4番」ですよ!名前なんて無い、あっても誰にも覚えられない脇役。
がしかし!しかしである。
こんな脇役を掘り下げるってんだからビックリだよ!
蘇ったクロちゃん
クロちゃんはまだ死んでない
忍にほっぺぐにゅーされて発破をかけられたクロちゃんは心ここにあらず状態を脱して素に返り、再び天才・桜庭さんに挑むのであった。
ぼく自身がなんの才能もない凡人なせいか、この手の才能も実力も無いダメっ子が天才に挑むという構図に弱い。てか、ヤムチャキャラだと思ってたのに掘り下げられて無駄に感情移入してしまった。頑張れクロちゃん!
果たして凡人は天才に勝てないのだろうか?どう頑張ってもあがいても勝てないと決めつけてしまうことこそノーを叩きつけたい。生まれついての才能や運だけで全てが決まってしまうなんて冗談はヨシコちゃんだぜ。
例えば、アニメも絶賛放送中の『3月のライオン』4巻は個人的に神巻なんですよ。
天才と言われる名人に挑む島田が収録されており、鳥肌が立ちまくる。
島田は名人の才能にビビって怯んで、それでも前に進んで挑んだ。
差が縮まらなくても自分が進まない理由にはならんと。勝てないと分かっていても挑まないって事にならないと。熱い展開であった。まあ、結果はあっさり負けたんだけどね。真に『3月のライオン』の島田と名人の試合が神ってると言うには敗北のあとである。実は一手違ってれば島田が勝っていたのでした。
鳥肌が立って震え上がったね。
ぶっちゃければ、凡人・島田は天才・宗谷を過大評価しすぎたとも取れる描写です。天才に勝利する可能性を見せた神がかったシーン。果たして凡人は天才に勝てないのだろうか。ただ過大評価して、勝手に才能を痛感して、「あ、勝てん」と諦めの境地に達しているだけではないでしょうか。
そんな凡人の意地をクロちゃんは魅せてくれた。
天才・桜庭さんに挑むクロちゃんに胸が熱くなってしまった。
桜庭さんガス欠
桜庭さんがガス欠になるのはスタメンで出ると発表された時から分かっていたことではあるが。そういえば対桜庭さん専用機(真鍋)がいたけど出る前にスタミナが切れてきてしまった感。演技かと思ったらガチだった。もう吐きそうや。さすが桜庭さんである。
同時にクロちゃんはスタミナ切れてる桜庭さんにブチ抜かれてしまった。
そしてクロちゃんはたまらず反則で手を伸ばして桜庭さんを倒してしまいます。下手したら一発レッドでもおかしくないかなり悪質なファウルです。観客からも「抜かれてすっころんだー!」「たまらず引き倒した!」「ぜんぜんフェイントについて行けてない」と辛辣な台詞が飛ぶ。
それでもだ。
クロちゃんが見せた、抜かれても手を伸ばした姿に猛烈に胸が熱くなった。
例え反則だとしても
ふつくしい…。
それはまさに、凡才が地を這いつくばりながらも、はるか頭上を飛んでる天才に対して地べたを這いながら足掻き太陽を求めて手を伸ばすようでもあった。届いたようにも見える。反則だけど、グッときてしまった。凄まじいワンシーンである。天才に挑む凡人の執念を見た気がする。何だこの泥臭い浪花節のような感動は…。
桜庭さんという超天才に挑むクロちゃんは、遥か高みに、運命に挑むひとりの人間なのかもしれない。今回の悪質な反則は、とても崇高で美しく真摯なファールに見えたね。最後また目が死んでた気がするけど、きっと気のせいでしょう。見せてくれれよクロちゃん!凡人の意地を!このまま退場(交代)したら悲しすぎる。
てか、なんで敵側である聖和台のキャラにこんな感情移入してるかっつーと、桜庭さんが全然味方キャラじゃないからに他ならない。そこが魅力だけど「桜庭さんVSクロちゃん」のマッチアップはクロちゃんを応援してしまうな!
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コメント
え、江藤さんはどこいったん?
掴み大事!江藤さん可愛いで釣らなきゃ!
久々のBE青の記事ですね
準決勝は熱かったけど敵がやはり飛び抜けた選手がいなかったので強敵といった感じがしなかったのが惜しかったですね
決勝は小早川のチートっぷりと桜庭のブチ抜く描写のカッコよさで毎回盛り上がってます
名試合の予感で毎週楽しんでますよ
龍ちゃんを仕事させないなんてちょっと小早川を舐めてました。
ただのフリーキック名手じゃない!
すでに僕の中ではクロちゃんのおかげで名試合n確定です。
龍ちゃん消しゴム食らっとる場合やないで主人公交代してまうど
あと小田ちゃん先輩と優人の区別がつきません
龍ちゃんノア以外は無双してたのでビックリ。小早川も代表クラスなのでしょうかね。
顔でなく耳で見分けましょう。耳が大きい方が優人です。
ヤマカムさんどしたんこの記事だけ全部返信して。
江藤さは可愛い。
「江藤さ」って何だよ(哲学)