ピンチにゲス顔!ゴールをゲット!(←13巻の桜庭)
中学編の感動っぷりにすっかりハマってしまった「BE BLUES!」。
何度でも言うけどやべーよこのサッカー漫画は。
圧倒的に面白い。
田中モトユキ先生といえば「リベロ革命」や「あお高」でも出てくる女の子が可愛いなという印象だったんですけど、「BE BLUES!」はプラスして男に惚れてしまう。
別に僕は腐男子ってわけじゃないんですけど、ここまで魅力的な男の子を描かれたならば惚れるしかないじゃないですか。男同士の友情にキャキャウフフするしかない。
それが龍ちゃんさんだったり、宮崎だったり、優人だったり、ナベケンだったりするわけです。で、13巻は桜庭がピンで表紙じゃないですか。
桜庭さんはデレるのだろうか?
これは龍ちゃんさんにデレるかと思いきや、まったく微塵もそんな事無い!
桜庭さん
こりゃ陥落ちないわ。
Fに降格され桜庭がデレるエピソードかな…と見せかけデレる素振りすら無し。
僕は気付きました。
こいつは最期の最期にデレるんだ、と。桜庭がデレる時は、きっとワールドカップ決勝のロスタイムで最高のスルーパスを出した時にはじめてデレるぐらいなのではないか、と。
いや逆に桜庭からパスした時か。例えるなら「スラムダンク」の流川みたいなものです。男も女もフラグを立てまくる龍ちゃんさんのラスボスは桜庭なんだね。
まあ、桜庭は置いておいて。
ぶっちゃければ、私はFチームに落ちた時に酷くガッカリしたものです。
また、このパターンが炸裂したかのか。いわゆる下克上物語ってやつです。
サンデー漫画でいえば「MAJOR」の海堂編みたいな。Fチーム率いてAチーム倒しちゃう流れなのか、と。だがしかし、悪い予想は裏切られ、かつてのメインヒロイン宮崎くんも再登場させるサービスっぷりで、良い話にまとまったのではないでしょうか。
宮崎&龍ちゃんさん2人は仲良し
どう見ても宮崎は今でも龍ちゃんさんが大好きだよね!
やっぱ宮崎は同じ高校へ行って欲しかったかな、かな。
懐かしの面々も出て、Fの先輩たちもすっかり龍ちゃんさの魅力にメロメロになってしまいました。これぞ男すら惹きつける龍ちゃんさんである。
我々、読者も龍ちゃん△□×(龍ちゃんさんかっけー死角無し)と叫ばずにはいられません。
でも、今俺内部NO1サッカー漫画に君臨する「BE BLUES!」はやはり試合が見たい!
手に汗握りたい!感動したい!
そういう気持ちがある。
だからさっさと雑魚どもと戯れてないでAに復帰しろよと思ってしまうのも仕方ありません。
だがしかーし!
単行本になって読み返してみると、このF編も実は意味があったのではないかと思えてくるね。だってね、ミルコおじさんったらサラッと名采配してるんですよ。
名采配じゃねーか
やっぱただのサッカー好きなジジイじゃないね。
急造のFチームを見事に采配している。ミルコ導いてくれ!
見えるぞ!私にも将来の代表監督を務めるミルコの姿が見える!!
フフフ。「BE BLUES!」は未来の空想に浸るにも良いね。
ミルコは龍ちゃんさん達を率いて代表監督になってる姿が目に浮かぶよ。まあ、「キャプテン翼」のロベルト本郷がブラジルの監督になって立ちはだかったような展開も有りかな。
こうやって妄想を膨らませるのも、この「BE BLUES!」が名作になる予感をビンビン感じさせるサッカー漫画っぷりに他なりませんね。
で、12巻のキモといえば江藤さんなのは言うまでもありません。
はい、私にも見えました。トルシエ監督におけるダバディ通訳が。
きっと将来はミルコ監督の隣で、身振り手振り、時に自分の解釈いれて選手たちを鼓舞することでしょう。
だ・け・ど!
本当に重要なのはこちらです。
江藤さん
見てください、この激おこプンプンっぷり!
龍ちゃんさんに「アイコ」と呼び捨てにされて怒ってしまいました。
「苗字を覚えてないのは、お互い様だけど…」
「こっちは"くん"付けで呼んでやってんのに…アイコ?」
「たまたま席が前後なだけ、下の名前を呼び捨てにされる筋合いはないわ!失礼なヤツ!」
はい来ました。「失礼なヤツ」きましたよ。
これは夏目漱石的に言えば「月がきれいですね」に他なりません。
「I love you」をそのまま「愛してます」と翻訳した生徒に、日本人はそんな事言わない。そこは「月がきれいですね」とでも訳しときなさいである。
これは少年漫画でも言えるんだなー。
つまるところ、江藤さんの「失礼なやつ(キッ)」って台詞は「I love you」と翻訳できちゃうんだよね。
ほう、優希とアンナのツートップに割って入るというのか江藤さん!
完全にバリバリにフラグが立ってしまいました。こりゃ陥落(おち)るの時間の問題です。
さあ、盛り上がってまいりました。
まあ、何度もいうけど未読の方は本当に是非一読して欲しいもの。燃えます、震えます、泣けます。胸に熱いものが込み上げてくるのです。
コメント