『愚かな天使は悪魔と踊る』(アズマサワヨシ)読了。
悪魔の主人公と天使のヒロインが人間界にやって来て織り成すドタバタラブコメディというか恋愛勝負(?)というかヒロインをペロペロするというか。とにもかくにもヒロインの天音リリーちゃんがめちゃんこ可愛いかったです。
堕落した悪魔たちにやる気を出させるため悪魔たちのアイドルとなる人間を捜しに人間界に降りてきた阿久津雅虎。
彼は早くもアイドル候補・天音リリーを見つけ勧誘する。
しかし、リリーの正体は阿久津たち悪魔の天敵の「天使」で!?
自らの身と仲間を守るためリリーを堕天させんとする阿久津と野望のため阿久津の更正を決意するリリーの仁義なきハラグロラブコメが幕を開ける!!
リリーちゃんは良いねぇ。可愛く尚且つ扇情的に心の中の小宇宙を高めてくれます。まじ天使です(本当に天使だけど)。さらにドSだからね。天使で真正のドSだからね。「神聖のドS」である。
愚かな天使は悪魔と踊る
天音リリーちゃんぐうかわ
悪魔の阿久津雅虎はある目的のために人間界へやって来ます。それは魔界は敵対している天使勢力に勢力争いで押されており、悪魔は怠けてばかりでろくに働かない。そこで誰かカリスマ性のある者を上に立てて、魔界の住人にやる気を出させようと。
怠け者の魔界の住人に天使と戦うためのにやる気を出させるような人物。それを探す為にやって来た阿久津はいきなり見つけてしまうのであった。それがリリーちゃんである。一目見ただけで胸きゅんさせるぐらいの圧倒的な「可愛い力(ぢから)」持っています。
んで、可愛すぎて誰をも虜にするリリーちゃんこそ怠け者の悪魔達の上に立って、天使との戦いのやる気を出させるに相応しい人物だと早速スカウトするのですが…。
リリーちゃんまじ天使
なんとリリーちゃんは敵対する天使だったのでした。
そのままやられてしまう阿久津。リリーちゃん強い。超強い。このままでは浄化されてしまうと死を覚悟した阿久津でしたが、「貴様を監視下に置いた上、我の仕事に強力をしてもらうことにした」と浄化を免れ僕となってしまうのでした。
敵対する天使の僕となってしまった阿久津。
しかも恐ろしい首輪を嵌められて「罰」を与えられてしまう。
「罰」と言ってもリリーちゃん本人にも何が起こるか分からないのが難点で、実際に「罰」を与えてみればとんでもない変態プレイ状態になってしまったりと大変なことになってしまうのであった。
こうしてリリーちゃんの支配下に置かれるようになった阿久津。2人のドタバタラブコメが開始されるのであった。ま、設定とか悪魔とか天使とか難しいこと考えず良い意味で頭空っぽにして読むのに最適です。
リリーちゃんエロ可愛すぎ
リリーちゃんのこの表情よ
恍惚とした表情がいちいち心の琴線に触れてくる。
ふかふかの椅子に座っただけでこれですからね。特にリリーちゃんの生々しいというか作者のこだりが爆発してるフェチ的な描写や構図の数々はとても扇情的で滾ってきます。。せいやっ!せいやっ!せいやっ!せいやっ!(感謝の正拳突き)
また、リリーちゃんは表情の多彩さがとにかく素晴らしいんですよ。顔芸が良い味出してます。「可愛い」「エロい」「踏んで下さい」とまったく異なるベクトルの表情を見せてくるんですけど、それらどの表情を叩き出そうとも最高値のスコアを記録するのである。
普段は猫を被ってる清純派な表情も可愛ければ、メスの顔がえっちぃし、天使にはとても見えないようないい性格の持ち主で腹黒ドSリリーちゃんの顔もゾクゾクさせてくれます。リリーちゃんの表情は至高なり。恥ずかしがってる赤面が一番好きです。はい。
とても頭が悪いです(褒めてます)
第3話「ヘヴンズロード」
個人的には第3話「ヘヴンズロード」の恋愛対決(?)がお気に入りですね。
頭が悪くてとても良かったです(褒め言葉)。
阿久津はこのままリリーちゃんの僕になのを打開するために。リリーちゃんは天界に対して思う所があるらしく強力な悪魔・阿久津を利用すして力を見せつけるために。お互いが「堕天・更生(お)としてやる」とデスノのライトとLばりの戦いを開始するのであった。
その戦いとは昨日見たテレビをヒントに相手を惚れさせてやるというニヤリング対決なり。まあ心底アホでした。繰り広げられる2人の手に汗握る(?)戦いは「何やってんだコイツら…」と思いながらもリリーちゃんのぶりっ子天使っぷりに頬が緩んでしまったのも事実です。
ぶりっ子リリーちゃん
はい可愛い!
くそ!フリだと分かってるのにときめいちゃうぜ。演技でぶりっ子して陥落とそうとしてるだけなんですけど、絵の上手さとリリーちゃんの表情の可愛さでハートに大ダメージを食らってしまいます。この養殖(縁起)のくそ可愛い仕草もいつか天然(素)になるのか期待したいところです。
相手を陥落とすための攻防戦。「可愛い言動VSかっこいい言動」でお互いがハートにダメージを食らう様をボクシングで例えて描くんですが、リリーちゃんの勝負に出た捨て身の攻撃は見事だった。デンプシーロールだった。
奥義「授業中に転んで抱き着く」である。
勝負の一撃
ガバッといったー!
こんな攻撃食らったら誰だって陥落ちるわ。とんでもない一撃です。見てるだけで鼓動がドッキンコしちゃう。これは完璧に決まりましたね。抱き着くなんて、見たまんまフィニッシュホールドです。ハートを完全ホールドです。
行動の意味はよく分からんが、とにかくすごいドキドキだ!
そんなこんなで『愚かな天使は悪魔と踊る』はひたすらリリーちゃんの可愛さを味わうのである。ほぼギャグに全振りのコメディ。今後ラブがコメるか分かんないけど、天使リリーちゃんのぐうの音も出ない可愛さを堪能できました。まる。
愚かな天使は悪魔と踊る 1<愚かな天使は悪魔と踊る> (電撃コミックスNEXT)
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス (2016-12-17)
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