『ワンピース』のエルバフについて。
巨人族の総本山として近々(おそらく次?)麦わらの一味が訪れる島だと思われます。これまでもエルバフ出身の者はドリー&ブロギーを筆頭にたくさん登場しました。
今回はエルバフの気になる点をピックアップ。
エルバフの場所
1056話
エルバフの場所は新世界後半のウォーランドという島にある(866話)。さらにワノ国の隣の島であることが1071話でキッド海賊団が辿り着いたことで明かされました。
ワノ国から指したログポースを、東北はハート海賊団、真ん中(東)をキッド海賊団、南東を麦わらの一味がそれぞれ向かいました。
- ワノ国から南東の島…未来島エッグヘッド
- ワノ国から東…ウォーランド島エルバフ王国
- ワノ国から北東…黒ひげが待ち構えてた
エルバフ(ウォーランド島)はワノ国の東隣にある。
エルバフは王国
(ローラに一目惚れした求婚者)それがなんと巨人国「エルバフ」の王子〝ロキ〟!ママは涙目で歓喜してた!ローラがエルバフの王女になれば!巨人族との長年の確執も埋まり、更には世界一の強国と名高い「エルバフ」の軍隊さえも我が物にできると!(858話)
ドリー&ブロギー、オイモ&カーシー、ハイルディン…などバイキングのようなならず者が住む島ってイメージでしたが、実は王子がいる王国でありました。しかも「世界一の強国」と名高いそうな。
巨兵海賊団ではなく正式な国の軍隊を指して世界一の強国というのは興味深いですね。リンリンたちが暮らしてた村は国軍よりも巨兵海賊団に憧れる子(ハイルディン)が多かったですが…。
世界政府加盟国かどうかは不明。50ヵ国参加したレヴェリー(世界会議)には参加していませんでした。あとエルバフ周辺の魚はめちゃくちゃ大きい。
エルバフの「太陽」に感謝
冬至祭と呼ばれる「太陽の死と復活」のお祭りをする文化があります。
冬至祭は「太陽」の〝死と復活〟のお祭りよ。苦しい冬を超えて太陽も、また私達を温かく照らしてくれるの(866話)
ウォーランド島「エルバフ」は四季がある島のようで、冬にセムラという甘いお菓子を食べて12日間断食するのが冬至祭です。
「太陽の死と復活」というのは冬に太陽が死ぬという比喩的なもの。…と思ったけど、五老星の名前がガルシア・サターン聖と「土星(サターン)」と判明したので、もしかしたらエルバフに伝わる太陽の復活はもっと意味が深いかも。知らんけど。
・太陽…ニカ(ルフィ)?
・地球(アース)…?
・火星(マーズ)…五老星の誰か?
・水星(マーキュリー)…五老星の誰か?
・木星(ジュピター)…五老星の誰か?
・金星(ヴィーナス)…五老星の誰か?
・土星(サターン)…ガルシア・サターン聖
・海王星…古代兵器ポセイドン
・冥王星…古代兵器プルトン
・天王星…古代兵器ウラヌス
太陽の名前ではないけど太陽といえば「太陽の神ニカ(ルフィ)」を思い浮かべるよね。
太陽の神ニカ
もしかしたらエルバフの冬至祭「太陽の復活」というのは冬の比喩でなく太陽の神ニカを指してるかもと妄想してしまう。エルバフはいただきますも太陽に感謝しておりました。次に麦わらの一味が行くのがエルバフならニカに色々と関係してる可能性が微レ存。
エルバフの歴史
エルバフは100年前までドリー・ブロギーの「巨兵海賊団」が世界を震撼させていました。
これは100年前の手配書。かつて海という海をあらし回り、町という町を焼き尽くし世界を震撼させた巨人族の海賊団がいたのだ…。名を『巨兵海賊団』といい、それを率いた凶悪な2人の頭がなんとこの島にいる。あの2人だ。通称〝青鬼のドリー〟と〝赤鬼のブロギー〟もはや昔話の怪物…(118話)
残党の処刑時にも「こいつらが今まで世界に与えた恐怖は…」と語られており、ガチで世界を震撼させた海賊団なのでしょう。
またドリー&ブロギーの先代と思われるヨルル&ヤルルも「元巨兵海賊団船長」と紹介されていました。
866話
ヨルル&ヤルルは「全巨人族」に尊敬されてるそうです。
ハグワール・D・サウロはエルバフの巨人族を毛嫌いしてましたが、それはおそらくドリー&ブロギー時代の巨兵海賊団を指してると思われる。ヨルル&ヤルルはエルバフでなく「巨人族の英雄」なので世界を震撼させたようなわけでは無さそう。
とはいえ「『略奪より交易』それも結構、しかし我らが戦士たる事を忘れてはならぬ!」と述べてるので略奪して生計を立てたっぽい。
そんなエルバフも丁度100年前にマザー・カルメルのおかげで人間達と良好な関係を築いてると思われる。
その者達を殺せば!!エルバフの戦士達は再び軍隊を成し!人間達に復讐を誓うでしょう!!(866話)
カルメル自身は人身売買する悪党でしたが、エルバフにとってはまさに聖母だった。実際、「あんたは巨人族にとっても聖母さカルメル(867話)」と言われてる。
カルメルが100年前に「巨人族と人間との交友のかけ橋」となったのである。そこで「略奪より交易」を説いた。林業を営んでると思わしき描写が散見されるので、エルバフの木材を輸出してる思われる。それまでエルバフはならず者だったと。
エルバフの歴史 | |
?年前 | ヨルル&ヤルルの巨兵海賊団が活躍。全巨人族の英雄 |
100年以上前 | ドリー&ブロギーの巨兵海賊団が世界を震撼。他巨人族は毛嫌いする者もいる |
102年前 | ドリー&ブロギーが巨兵海賊団解散。リトルガーデンで決闘開始 |
100年前 | 巨兵海賊団残党が処刑寸前でマザー・カルメルに救われる(海軍と一芝居)
カルメルが巨人族と人間との交友の架け橋になる(本当は人身売買) カルメルが「略奪より交易」を説き林業を輸出してると思われる |
63年前 | 城でロキ王子が誕生
リンリンがエルバフにやってきて冬至祭で村を滅ぼす リンリンがカルメル&羊の家の子を食って全巨人族が嫌悪 |
22年前 | サウロがエルバフにやって来る。オハラの本回収しエルバフに運ぶ |
現在 | ハイルディンが「新巨兵海賊団」立ち上げ(麦わら傘下) |
今のエルバフが世界政府加盟国かは分かりませんが、略奪で生計立ててたのが100年前から人間と交易するようになりました。
エルバフの巨大樹
866話
シルエットのように影で描かれるエルバフにはあまりにも巨大な樹木がある。雲を突き抜けており、その大きさは半端じゃありません。
詳細不明ですが、作中で名前が出てるとすれば「宝樹アダム」かなと。魚人島に光を照らす「陽樹イブ」と対になってるかのような名前です。「宝樹アダム」についてはフランキーが以前語っていました。
ある戦争を繰り返す島に…たとえ島に住む人間が砲弾のふり注ぐ戦争を始めようが、島中の人間が死に町が死に廃墟と化そうが…ものともせず立ち続ける巨大な〝樹〟。何が起きても倒れねぇ…。人はまた、その樹に寄り添い町を…国を作る。世界にたった数本…その最強の樹の名は宝樹〝アダム〟(431話)
エルバフは「宝樹アダム」に寄り添い町を…国を作って成り立ったのかもしれん。サニー号も「宝樹アダム」で作られておりそこらの爆弾ではびくともしません。
エルバフの気になるところ
そんなわけでエルバフの気になるところでした。
- 場所はワノ国の東隣
- 人間と交易して100年
- 世界一の強国と名高いエルバフの軍隊がある
- エルバフは世界政府加盟国なの?
- 冬至祭の「太陽の死と復活」は自然の太陽?太陽の神ニカ?
- 巨大樹木は「宝樹アダム」?
- 王子ロキはブス専なの?
おそらくエッグヘッドの次に訪れる島だと思うので楽しみです。まる。
コメント
こう見るとエルバフって作中で語られてる歴史が割と最近しかないんですね。
人間と交易するようになったのが100年前、ヨルルヤルルの時代もせいぜい300年前とかそこらっぽいし。国としての歴史が浅いのかな。
だとするとフランキーの宝樹アダム話の中でして「戦争繰り返して島が廃墟に」って話は巨人族が移り住んでエルバフを造る前のウォーランド島の話だったりしないかな。何にせよちょいちょい描かれる割に意外と情報少ないエルバフのことがこれから明らかになるのは結構楽しみですね。巨人族は何かしら物語を重要なピースになりそうな匂いはありますし。