今月の『かくしごと』(月マガ10月号)
えっと実質10回目かな…。
話数の表記がない上にいちいち数えるのめんどくさいので分からなくなってくるでござる。
おそらく今回ので記念すべき10回目のはず。多分。
で、感想をズバリ言いたい!
姫ちゃんの優しさに胸が熱くなったんだ。
チョコバール(現実世界におけるチョコボール)を姫ちゃんの好きなお菓子と思って買ってきてあげる可久士でしたが姫ちゃんは金と銀集める景品目当てなだけで対して好きではなかったのです。でも、優しい姫ちゃんは「わーうれしー」と笑顔で答えるのです。姫ちゃん…優しい!
まあ、確かにそーいうのってありますよね。
僕の世代だとビックリマンシール目当てで、おやつはビックリマンチョコを希望したり。まあ、まだビックリマンチョコは美味しいからいいんですけど、これがくっそまずい菓子の場合は目も当てられない。具体的に言うと、『ドラゴンボールZ』のメンコ入りスナック菓子。スナック菓子がブタの餌レベルでまずくて捨ててる子供多数でしたよ!
と話が逸れた。
そんなわけで毎日チョコバールを買ってきて貰うもチョコを食べていない姫ちゃんなのでした。チョコボールは普通に美味しいと思うけどね。
姫ちゃんはじめてのお留守番
さて、今回のお話は姫ちゃんがはじめてお留守番するというエピソードです。
というのも、可久士がカンヅメになるからである。
カンヅメ
連載している下ネタ漫画が校了通らずに描き直しをするため、ホテルに泊まって原稿を仕上げる。あー!漫画家がカンヅメって、それ見た事あります。『まんが道』(藤子不二雄)で!とはいえ最近では廃れた文化でもあるそうです。今の漫画家は家から出ない上に、環境を整えるのに非効率だからだとか。
子供の頃は「ホテルでのカンヅメ」って何か特権階級みたいに憧れたものですけど。機材や道具が必要な漫画家は「ホテルでのカンヅメ」なんて効率悪そうですけど。作家とかライター業のようなノーパソ一台あればできる仕事ならばあるのかもしれません。知らんけど。
実際に今もあるんでしょうかね。
可久士自身、はじめての体験で無駄にテンションを上げております。
もしも、今どきの漫画家で「ホテルでのカンヅメ」をする人がいた場合はただのレジャーなんだとか。
不二多勝日郎
まーたまた、ダークファンタジーの巨匠漫画家・藤田和日郎先生である。
どんだけ好きなんだよ。藤田先生大好きなのはサンデー時代からの常識ではありましたが。
久米田先生は、富士鷹ジュビロぐらい不二多勝日郎を有名にしたいのかもしれない。ちなみに、今回は藤田先生は普通にスルーしてました。前はナイスな反応を示してくれたのに。残念!昔はサンデー巻末コメントで遊んでた仲でしたが。そろそろ赤松健先生がネタにして欲しそうにこっちを見てそうです。
可久士がホテルでカンヅメになってる一方で1人お留守番をするのが姫ちゃんです。
お手伝いのナディアさんが帰ってから、テレビで心霊特集を観てしまい、さあ大変!
怖くなってしまう姫ちゃんであります。
ダメだ!姫ちゃんが怖がるところなんて見たくない。なんつーのかな。姫ちゃんはいつまでも笑っていて欲しいんです。笑顔でいて欲しい!そんな心配もすぐに解消。千田奈留が来てくれて、ナディラさんが戻って来て賑やかに。女子会のはじまりだー!
女子会だー
この女子会…プラス、六條先生と担当編集のやり取りが普段とは違う新鮮な面もあり、かつテンポと切れ味もなかなか笑えた。姫ちゃんいけるやん!
今回の可久士のカンヅメと姫ちゃんのお留守番でしたが、姫ちゃんたちを描いた方が面白かったんです。こいつは初めての体験ですよ。
姫ちゃんパートが面白い
今回ははじめて姫ちゃんパートのほうが面白かった。
この漫画、可久士パートと姫ちゃんパートに別れて二面で展開するのが基本なんだけどさ。
どー見ても可久士パートのほうが賑やかでキレてて面白かった。姫ちゃんは天使の癒し以上でも以下でもなく、姫ちゃんパートを描かれても「姫ちゃんは可愛いな」以上の感想が出てこなかったんですよ。姫ちゃん可愛いけど漫画のキャラとして動いてねーなって思ったものです。
がしかし!
ここに来て姫ちゃんパートの方が面白いという事案が発生したのである。
つまり、これは可久士がキャラ立ってて面白かったわけでなく、ただ単に絡むまわりのキャラに恵まれてただけの可能性が微粒子レベルで存在する。言い方を変えれば、姫ちゃんだっていつも可久士のまわりにいるキャラと絡めば癒しパートなだけでなく、ギャグ漫画として笑えて面白く成立するってことでもある。
だって想像してみて下さいよ!
姫ちゃんが筧亜美や墨田羅砂といった暴走機関車と絡むシーンを!
絶対に面白いよ。間違いない。うん。
姫ちゃん天使
って、ダメだー!
姫ちゃんが筧亜美や墨田羅砂なんて汚れと絡んだら姫ちゃんまで穢れちゃうよ。
うむむ。筧亜美&墨田羅砂と姫ちゃんが絡めばお笑いとしては新たな扉が開けそうですけど、姫ちゃんには汚れて欲しくない。真っ白な天使でいて欲しい。心から思うね。つまり何が言いたいかっつーと、今回も姫ちゃんはが可愛かったです。まる。
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