「BLAZBLUE ALTERNATIVE DARKWAR(ブレイブルー オルタナティブ ダークウォー)」【BBDW】レビュー・評価！重厚なシナリオによる「読む」RPG

 

「BLAZBLUE ALTERNATIVE DARKWAR(ブレイブルー オルタナティブ ダークウォー)」（通称BBDW）がリリースされました。早速プレイしてみたのでレビュー記事です。

 

もともと「BLAZBLUE（ブレイブルー）」シリーズは格闘ゲームで、スマホではFGOに近いシステムのオーソドックなRPGとなっています。にわかゲーマーなのでシリーズの格闘ゲーム一切やっておりませんが、今作【BBDW】からはじめてもまったく問題なく楽しめます。

 

 

「BLAZBLUE ALTERNATIVE DARKWAR」レビュー

読むRPG

 

【BBDW】は膨大なテキスト量のノベルが特徴的。ボイスは無いです。基本的な進め方はスタミナ消費のステージ制RPGですけど、間に挟まるイベントのメインシナリオがかなりのボリュームとなっています。

 

メインはメインストーリーのノベルでしょう。序盤から引き込まれるシナリオ回しと演出で夢中で読み進めてしまいます。序章からかなりの長さで（けっこう歯ごたえもある）、伏線を散りばめつつ「なるほどなぁ」と関心するミステリーっぽさもある。

 

ゲームシステム自体はオーソドックス。

 

 

バトルはFGOを彷彿させるかな。仲間を最大4人まで編成してチェインを繋いで倒していくターン制バトルです。FGOに近いけど、高速早送りとオート機能があってかなり快適にプレイできます。アイテム使えば戦闘スキップもある。

 

はじめてみる

 

まずは主人公の名前（デフォルトは「レイ」）と性別を決めます。こちらはいつでも変更可能なので好きに選んでオーケーです。そしたらゲームスタートです。

 

主人公は離島（イシャナ）の魔道学園の学園の新入生で記憶がいまいちはっきりしない。気づいたらシエルという子と2人きり。モンスターが闊歩してたりどうも様子がおかしい。そして学園のカズマ、トリニティと合流して徐々に学園初日のことを思い出していく。どうやら島ごと世界とは隔離されている…という話。

 

 

チュートリアルでは基本的な戦闘の仕方を実施しながらレクチャーされます。

チュートリアル

コマンドの種類、チェインのつなげ方、エクストラアタック、オーバードライブのゲージの溜め方、ディストーションドライブ、アストラルヒート…。まあ、オートが優秀なので覚えなくてもいいぐらいまでありますけどね。

 

 

戦闘描写は流石は格ゲー会社って感じでバシバシ痛快にコンボを決めて動いていきます。アストラルヒートはFGOの宝具みたいな超必殺技で演出も見惚れるぐらいのクオリティーです。

 

一通りの戦闘説明が終わったら（全部に2戦あります）オープニングムービー。アニメのOPはめちゃくちゃかっこいいです。歌もテンションを高めてくれます。

最初のガチャは何度でも引き直しOK

 

最初のガチャは何度でも引き直しOKです。存分にガチャれます。SS級も必ず1人ゲットできるようになっています。で適度に引き直してSS級の可愛い子をGETしました。ツヴァイちゃん。

序盤の攻略方法

相性がめちゃくちゃ大事

 

とりあえず序章「観測者」クリアして1章途中まで来ましたけど、やってみた印象としては相性が死ぬほど大事です。というかほぼ全てです。FGOにおける職業によって有利不利と同じで、相性の差がモロに出ます。

 

ステージ星3取るならレベル上などの強化よりも相性が有利か影響無しなキャラを出さんと堕ちまくりです。序章なので楽勝だろうと舐めてると普通に死にます。逆にばレベル低くても相性有利なら全然いける。

 

 

属性はそれぞれ「炎」「風」「水」「土」「光」「闇」の6種類。そこまで複雑ではないですけど覚えてない内は、この属性相性図はスクショ取って頻繁に確認しましょう。

 

特に序章の終盤のボスステージ（7節「聖堂の地下④」「聖堂の地下⑤」）は敵が水属性なので炎属性だとキツイ。土属性か闇属性大正義やった。わいのSSツヴァイちゃん（炎）あまり役に立たなかった。

 

ぶっちゃけ以下ぐらい大事っす。

 

 

まじで相性が凄まじくバトルに直結します。

バトル前にチェックできるのでここは抑えておきたい。

 

 

ステージで「クエスト決定」する前に敵情報として属性が掲載されてるのでチェックするのが大事マン。序章と舐めてると死にまくるのでいい感じにRPGの攻略慣らしにはなります。

 

盾とヒーラー

 

レア度は「SS＞S＞AI」の順になってますが、職業も大事。SSやSで固めるより（コスト高くて序盤はそもそも固められんが）、盾約やヒーラーなどをバランス良く配置することが大事です。

 

チュートリアル後の10連の他にも今からはじめればチケットや石をけっこうくれし、進めても石を貰えるので無課金・微課金者もケチらずもう10連ぐらいはやっておきたいところ。クエスト星3クリアのために職種・属性は数種欲しい。

 

「盾のマーク」がタンクで「ハートのマーク」がヒーラー。堕ちずに攻略していく際にかなり重要ポジションです。

前衛・後衛

 

バトルのオート機能は優秀なのに（ここでディストーションドライブ使うなってのは多々あるけど）、おまかせ編成は属性の相性ガン無視なので自分で編成する必要がある。

 

その為にはポジション適正を覚えましょう。属性相性と違って3種類しかないので直ぐに頭に入ると思います。

 

 

こちらは秒速で覚えられますね。

 

ストーリーがめちゃくちゃ面白い

【BBDW】はRPGとしても楽しめるけど、一番のキモはノベル形式で展開される重厚なシナリオです。むしろノベルを読むためにRPGしてるといっても過言でない。

 

 

とにかくシナリオ回しが絶妙です。最初は、学園のある島ごと「異世界にでも迷い込んじゃったんあだなぁ…」なんて読み進めているとガツンと脳天を叩き割るストーリーラインとなっている。

 

序章といってもかなり長く読み応え満載のノベル。巧妙な伏線を張り巡らせ、二転三転する物語構成と、魅力的なキャラクターによる、「会話形式で進める起承転結」「シナリオを純粋に楽しむこと」がガッツリ入ってる。

 

あの時の会話、途中で「こいつ？」と思ったこと、そこからひっくり返す驚き、ミステリー漫画のようなサスペンス、息を飲む演出。そして徐々に浮き彫りになってる現状の世界のカラクリ。

 

何度も読み返したくなるほどです。シナリオは噛めば噛むほど楽しめる筆力。あそこのあのシーンはそういうことか！的なね。

 

「BLAZBLUE ALTERNATIVE DARKWAR」レビューまとめ

 

そんなこんなで【BBDW】レビューでした。FGOｂに近いシステムで高速・オート・スキップできる機能で快適にさくさくプレイできる。

 

ノベルの面白さは間違いない。ファンタジーでありミステリーのような読書体験を味わえる。そもそもメインヒロイン（？）のシエルは頑なに主人公を守るって言いまくってるけど、記憶を思い出した主人公の過去回想でも会ったばっかやん！？って感じなので、まだまだ含みがありそう。

 

壮大な物語なのは間違いない。序章だけでも、「起承転結」がギュギュッと濃縮されている。徐々に盛り上げていく構成で終盤には「うおおおお！」となる。物語の完成度が高い。これは先を進めるの楽しみだ。

 

ちなみに私はiPad (第5世代)でやってるけどめちゃくちゃ途中で落ちる。これはそのうち改善されることを願いたい。