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モーニング新連載『CITY』(あらゐけいいち)が期待大な件

モーニング 2016年44号 [2016年9月29日発売] [雑誌]

 

『日常』のあらゐけいいち先生が今週のモーニング(44号)で新連載を開始しました。

新連載のタイトルは『CITY』。最初の石像になった鳥がなんの関係ないのが素晴らしい(意外と後で実は…があるかもしれんが)。「彼女が駆ければ世界は回る」という煽り文句通り、主人公(?)の少女・南雲が回れば同時に町が回っていきます。

 

なんつーか初期『それ町』の匂いをどことなく感じますな。まあ、描かれる内容はまったく別ですけどね。「少女が町を回す」という下地こそ同じなんですけど、味付けがまったく違いますけどね。あらゐけいいちワールド全開でした。つまり『日常』のテイスト。

 

シュールで非現実的な展開に「なんで?」なんて考える必要はありません。考えるな感じろ!

また、前作『日常』は日常というタイトルなのにどこが日常なんだ!非日常じゃねーか!って感じでしたが、今作は『CITY』はタイトル通り町のお話し…多分。

第1話 人々のCITY

第1話は導入だと思うのですが、今後メインの登場人物になるだろうキャラクター達が盛りだくさん。なんかみんな強烈な個性がありそうですね。これだけ大勢キャラ出しながら、どういうキャラかきちんと自己紹介できてるのがスゴイ。1話で大体の人物像が把握できます。掴みどころないようでいてきっちり描かれてる。

 

主人公の南雲は家賃滞納してギャンブルですっからかんになるような、こち亀の両さんを女にしたようなやつであります。美人っぽいんだけど残念美人みたいな。

 

個人的に括目なのは、南雲と同じアパートに住む「にーくら」さん。新倉でいいのだろうか。下に住むだけでなく大学とか高校の後輩っぽいかな。

 

1

南雲とにーくらさん

 

「にーくら」さんは南雲によくお金を貸しているようで、かなりの常識人なんですよね。まあ、しかし常識人に見えて…あれでしょ?本当は違うんでしょ?『日常』でいえば、普段は常識人の皮をかぶっている長野原みおちゃんみたいなタイプなんでしょ?いや分かんないけど。

 

あとは、警官に土偶を届ける女性(泉わこ)と、メシ屋(洋食マカベ)の娘さん(妹キャラでもある)が注目ですね。要チェックや!なんで注目かって?そんなの決まってるやん。可愛かったからです(きっぱり)。

 

2

土偶を届ける女性 / メシ屋の娘さん

 

なかなか可愛かった。

土偶を届けた女性は天然キャラっぽいですね。メシ屋の娘さんは普通の女子中学生って感じ。とはいえ、まだまだキャラの底が見えないので印象が180度変わりそうですけど。

 

というのも『日常』もそうなんですけど、あらゐけいいちワールドの真髄はシュールなナンセンスギャグも笑えたけど、それ以上に迫真のリアクションがドツボにハマる笑いの威力あったからね。どいつもこいつも、追いつめられれば追いつめられる程に、キャラとして魅力を開花させる者達ばかりでしたから。

 

だから、1話で登場したキャラどっかで本性出す気がします。

一癖も二癖もある底知れぬ登場人物ですよ!1話じゃ南雲ぐらいしか本性見せませんでしたから。逆に言えば南雲の底が浅いってことですけど(褒めてます)。いやー、南雲良いリアクションしてますよ。

 

3

南雲さん

 

酷い顔してるだろ。ウソみたいだろ。主人公なんだぜ。

いいリアクション芸である。インパクトで畳み掛けてきますな。せっかく可愛い女の子なのに、顔芸を「可愛い」に昇華するわけでもなく「ひどく」して面白顔芸にするの好き。

町が懐かしさを感じる

背景を作者本人を描いてるのかは知らんけど、描かれている町の風景がどこかノスタルジックな気分になるCITYでした。レトロというか商店街が人情味溢れているというか。

 

4

CITY

 

どこか懐かしい。なんつーか、心安らぐとでもいうんですかね。

タイトルが『CITY』というだけあって、町並みがとても良い。心の琴線に触れます。穏やかさと温かさが感じられる町は現代人が忘れてしまった大切な何かを思い出します。まあ、アップテンポの激しい不条理なリアクションギャグ漫画なんだけどな!

 

このギャップがいい感じになっている。

シュール展開と懐かしい街並みが良い塩梅で味わい深い。

綺麗にまとまる人間関係

あと1話では、多数の登場人物があっちにこっちにバラバラだったんですけど、実は人と人が繋がっており一つに収束していく様子が実に上手いなって。一見、オモチャが散らかっているようでいてちゃんと箱庭の中で綺麗に整理されていました。モーニングの表紙「手の握手」マークも繋がってるって意味だったわけですか。

 

ふむ。つづきがたのしみですね。

1話を一通り見終わったら、カラーの見開き扉絵を確認するとさらに楽しめます。

南雲はバイトしてるし、土偶拾ったお姉さんは写真家(ただの旅人?)っぽいし、洋食マカベの面々を隠しカメラでウォッチしてるジジイがお隣さん(酒屋)だったり、本編読んだ後に見ると新たな発見有り。本編を読んだ後の扉絵がものすごく趣深いなっておる。貼ってあるポスターの違いなども面白い。

 

隅々まで読めば読むほど新たな発見できますね。

とりあえず、洋食マカベの真壁(妹)が一番ペロペロできそうかな。

 

2

 

扉絵見ると真壁(妹)の中学校は女子のレベル高そうだ。

家に遊びに来てる同級生、ジュース飲みながら寝てる娘。まだ本編に出て来てないけど楽しみですね。学校生活描かれるか分かんないけど。しかし、週刊って大丈夫なんだろうかと心配してしまう。

 

モーマンタイでした!めちゃくちゃ面白い!

 

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コメント

  1. quake より:

     「日常」の場合は、登場人物は変人ばかりだったけど、その人達に取っては平凡な日常風景だったから間違ってはいないと思う。そして、その題に騙されて放送してしまったんだろうな。教育テレビは。

  2. 匿名 より:

    「CITY」これ男性キャラが「日常」よりイケメンにしてくれて草

  3. 匿名 より:

    くそつまんないよ・・・。どんな感性してるんですか一体。

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