『ドメスティックな彼女』115話 告白
最近の『ドメスティックな彼女』がなかなかどうして。
自分の中にある本当の気持ちに気付いたナツオがモモのジェットスクリーム全裸告白アタックを断ってルイのもとへ走って告白するのであった。ただただ単純であり、だがしっかりと「好きだルイ」という告白はとても感動的ですらあった。その告白は本心でありとても誠実で不覚にも胸が熱くなってしまったのである。
いやしかし冷静に考えるとナツオはクソ野郎以外の何者でも無いわけでして。
これはあれですね。普段は周囲に迷惑ばっかりかけているような不良がちょっと良い事すると周囲の好感度がうなぎ登りになるのと似ている。
例えば、某ニセコイの主人公は一見すると誠実で良い子ちゃんぶってたけど終盤にクズでカスっぷりを見せつけてヘイトを集めたじゃん。あれの逆バージョン。ナツオのように最初っからクソで最低野郎だとちょっと誠実なことすれば、普通のラブコメ主人公以上に誠実に見えてしまうマジックだ。みんな騙されんなよ!
ラブコメの醍醐味である
まあ、ナツオかクソ野郎なのを前提としても、今回の『ドメカノ』は最高であった。
どーも流石景先生の作品だと心の中でファイティングポーズを取ってしまう傾向があったんだけどさ。何で昼ドラみたなことやってんの?とか思ってました。身構えてたんですね。そんな中で今回のエピソードはすっげーグッときてしまったのである。これぞ青春!これぞ恋愛もの!これぞ物語の山場!というものがスパークしていました。はい。
ある意味では、自分は流石景先生に戦いを挑んでいたようなものだったのかもしれない。
何か認めたく無かったとも言える。隙あらば文句を言うぐらいの姿勢だったのである。
童貞男子高生をラブホへ連れ込みシャワー浴びてベッドで横になりながらこの台詞は最高にロックだと思いました。 pic.twitter.com/OPP6dgZir8
— 山田 (@yamakamu) 2016年1月26日
そんなどちらかといえば作品を斜めに読んでたクソ迷惑読者な僕でも今回の話はすんなりと素直に感動してしまった。いやはや、流石景先生に白旗を上げてしまう。そもそも俺は今まで一体なにと戦っていたんだ…と冷静に我に返ったぐらいです。
告白からのルイがまた良い。「ふつくしい…」と思わず呟いてしまうぐらい綺麗でした。そうか!これが「それくらい好きになっちまったから。だからきっともうどうしようもねえんだ」というやつか。なるほど。
それにしても、ルイの嬉し泣きがすごく可愛らしい。
「また泣かしてんな俺…」「いいのこれは初めてのやつだから」のやり取りとはじめての嬉し泣きにはカタルシスすらありました。良かったねという感情よりもルイの表情が全てを持っていった感がある。
やったね!ルイちゃん大勝利
ルイのはじめての嬉し泣きの破壊力!
すごい良いフェイスですよ。キン肉族のフェイスフラッシュ並です。
スカウターを一瞬で爆破させる「可愛さ力」を計測してるわ。
この大舞台で自己ベストの可愛さを叩き出してくるとはねぇ…。ルイは恐ろしい子だよ!文句無く作中で最高傑作に可愛らしい表情をここぞで見せたといえる。これはあれですね。「勝負顔」ってやつですよ。女性の勝負下着みたいなもので、ここぞの場面で魅せるヒロインのとびきりの決めフェイス!
絵からも、ここが決め時!ルイの可愛い表情の集大成!って思いがビンビン伝わってきます。
まさに物語の「ここぞ」ってシーンで「ここぞ」の勝負顔を出したルイルイの大勝利です!こんな勝負顔見せられちゃね。読者はハートブレイクショットを食らったように動けなくなりますって。心も盗まれますって。素晴らしいの一言です。
綺麗なハッピーエンドとなったことで、文化祭のいや一つの物語を読み終えたって満足感がありますね。はい。まあしかし、普通のラブコメならくっ付いて終わりなんだけど、これ『ドメカノ』なのよねん。
ヒナ姉がまた出てきて揺れ揺れするんでしょ?ひゃっはー!ここからナツオクオリティをいかんなく発揮しそうだぜ。『ドメスティックな彼女』というタイトルなので「彼女」は1人だけだと思うんだが…。
ここからがほんとうの地獄だ…(多分)
[まとめ買い] ドメスティックな彼女(週刊少年マガジンコミックス)
コメント
記事にあるようにこっからヒナ姉絡んでぐちゃぐちゃになっていくだろうな
今週は神回でしたね!
何故マガジンはテニス漫画以外まともなラブコメが無いのか
この先が本当に怖いなあ
最近、ナツオとルイのラブラブっぷりが幸せ満開なだけに、この後のことを考えると心が今から痛むわ。
これで終わりなら神漫画だ終われた