とんでもないラブのコメりっぷりやった!
やばい。やばすぎる。何がって『ハイスコアガール』7巻ですよ。ニヤリング指数が過去最高値を叩き出したのである。ノスタルジックな気分になれるゲームネタも相変わらずですが、ラブコメ漫画として一つ上のステージにのぼってしまった。甘酸っぺぇ…。
『SS』? 『PS』? 『PC』!? そんな覇権を争っていた古き良き家庭用ゲーム発展の1996年。腰パンチーマーがオヤジを狩りゆく封鎖された渋谷で、ふたつの恋路が交差した──。
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日高さんが可愛い一面出したと思ったら、大野さんもくっそ可愛いってんだから凄い。高校生になってラブコメ戦線が一層熱くなってきましたね。それにしてもね。想像以上の日高さんっぷり。予想以上の修羅場っぷり。期待以上の可愛さでしたわ。
『ハイスコアガール』は正ヒロインは大野さんで、日高さんはあくまでサブヒロインの引き立て役。報われない可哀想な娘だと思ってました。
でも、7巻読むと「これ分かんねぇぞ…」となりましたね。いやまあ勝ち目は低いけど「ひょっとして?」があった。それぐらい日高さんは輝いてた。こういう「もしかしたら日高さんにも可能性が?」と思わせるのがラブコメで手に汗握らせるとこですよ。実に素晴らしい。
最高の修羅場
修羅場だ…
のっけからド修羅場は控え目に言って最高でしたね。宮尾とハルオの家に男同士で遊ぶ予定だったのが、途中で日高さんが加わり、家へ行けばそこには大野姉妹が遊びに来てました。ハルオの部屋に大野さんと日高さんが同時に居る!いきなりクライマックスです。
ピリピリした空間に耐えられず宮尾が大野(姉)が部屋から退場。ハルオの部屋に3人だけになってしまいました。ピリピリした空間。どう見ても修羅場。いいね!修羅場大好き。ラブコメじゃ「風呂場」と並び称される見せ場なのが「修羅場」ですから。
そして、日高さんと大野さんでゲームをする事に…。その様子が「女の戦い」でハラハラドキドキでした。日高さんの内心を見透かしたかのように叩き潰す大野さんである。ゲームという名の元で男を取り合ってるかのようなガチンコ対決です。
まあ、ゲームで大野さんに勝てるわけなんですが。強い。大野さん強い。「負けたくない!」「私も今まで積み重ねてきた」(格闘ゲームの話です)って日高さんの想いを完膚なきまで…。「完敗だ…」(ゲームが)って台詞が涙を誘います。
ゲームの勝敗以上にヒロインとしての趨勢を決したかのようでした。その証拠に大野さんは読者のハートをガッチリ掴んじゃうのでした。足踏みである。
大野さん足を踏むの図
はい!可愛い!
家に日高さんを連れてきたのが面白く無かったようで、帰り際にハルオの足を踏んづけます。どう見ても「ヤキモチ」です。本当にありがとうございました。
そういえば『スラムダンク』のゴリはこんなことを言ってた(気がする)。「ヤキモチを制するものがラブコメを制する」と。バスケットのリバウンドぐらい重要なんです。ゲームどころかラブコメまで制しちゃう大野さん強い。
そもそも、大野さんは喋らない心情見せない娘だからね。だから一挙一動で読者を喜ばせなきゃいけないわけですよ。それがヒロインとしてハンデにもなってない、見せないことで「可愛さ」を最大限引き出してる。可愛すぎるんですよ!大野さんは!
大野さんのヤキモチは天下一品ですわ。ヤキモチは他のヒロインに主人公を奪われない為の究極の求愛パフォーマンスでもあるからね。大体ヤキモチを焼くことが許されるのはメインヒロインの特権みたいなものです。つまり大野さんこそ正ヒロイン!…じゃなかった!?
不死鳥日高さんは何度でも蘇る!
私の恋人にツバつけないで
7巻はハルオが地元で居場所を無くして渋谷を拠点にゲームをするようになります。渋谷で知り合ったマユマユさんがハルオにちょっかいかけるようになるのですが、日高さんが強烈なヤキモチ焼きます。何度も焼き過ぎです。正月だってこんなにモチは焼かないぞ。
マユマユさんなんてポッと出のサブヒロインを蹴散らし「私の恋人にツバつけないで」ときたもんだ。強い。日高さん強い!今までのフラットの日高さんではなく、イラっとな日高さんである。ちょっと怖い。
って、日高さんってこんな娘だったっけ?今まで都合の良いというと語弊があるけど、一歩引いた可憐な乙女って印象だったのに(そうか?)。ハルオがゲームするのをうしろから見るのが好きな女の子だったのに。しかし、渾身の告白からのゲーム敗北を得て一回りも二回りも日高さんは強くなったのだ。
もう「うしろで見てる方が好き」と言ってた日高さんではないんですねぇ。出会ったばかりの時もプレステ借りた時もただ後ろからゲームを見るのが好きだった日高さんが、ハルオと並んでゲームをするようになる。大野さんと同じように。
ヒロインとしての立ち位置を比喩したような「並んでゲームするヒロインの大野さん」「うしろから見てるヒロインの日高さん」の構図が関係が着実に変わっているように見えます。ハルオと並んでゲームする日高さんである。今でも日高さんは後ろから見るのが好きなのかにゃ。
押せ押せの日高さん
スケベだよ悪い?
優勝!日高さん優勝です。もう一歩引いて後ろから見てるだけ~のヒロインではない。グイグイ積極的にアプローチします。肉食系女子のようです。
電車が運休し一夜を過ごすことになります(ファミレスで)。日高さんは名言を連発です。。「スケベだよ悪い?」は控え目に言ってエッチでした。
そういえば、『バキ』の勇次郎がこんなことを言ってた(気がする)。「たかだか一時間余りで乙女をメスにかえる。勝利とはそういうものだ」と。ゲームでハルオを倒した事で日高さんの中にあるメスが目覚めたのでしょう。
「スケベだよ悪い?」だって?その質問には全読者を代弁して私が変わりに答えましょう。すぅー。悪くないです!むしろ良いです。男女の最終目的地ラフテル(布団がある所)へ自分から誘うとか日高さん最高や!
日高さん可愛すぎ
めちゃくちゃに襲ってた
スケベな日高さんはめちゃくちゃ可愛かったです!ホテルへ誘うも断られ、ついに気持ちが抑えきれずに決壊します。「女子にこんな恥かかせて…むかつく男!」「どんな気持ちでアプローチしてるのか…」「めちゃくちゃに襲ってた」「ギュッとして」と全てが必殺級の技を連発。
大野さんが喋れないことで可愛さを出すならば、日高さんは台詞で可愛さを出す。名言連発で読者のハートを鷲掴みです。日高さんみたいな子にこんなこと言われたら、男冥利に尽きるってもんでしょう。この瞬間に自分の中で日高さんは大野さんを超えましたね。
台詞のひとつひとつ全てに「可愛い」がつくね。日高さんのありったけをぶつけられたハルオは観念したのか受け止めます。ギュッと返したー!どんな苦境に立たされても決して勝負を諦めない日高さんがついに…ついに…。って、え…?えぇぇ!?
※スクエニ系漫画は「マンガUP!」で無料で読める。
ハイスコアガール 7巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックスSUPER)
スクウェア・エニックス (2017-01-25)
ハイスコアガール 6巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックスSUPER)
スクウェア・エニックス (2016-07-25)
コメント
ハイスコアガールの続きが読める幸せ
ハイスコアガールは、あの問題で休載になったせいで、終わり所を見失ったんじゃないかと心配してる
休載前の作者の発言では既にクライマックスに入っているとのことだったので、後1~2巻で終わると思っていたのに終わる気配が全然無いからなぁ
連載再開したにもかかわらずすぐ終了というわけには行かず、本来予定してなかったエピソードを追加して、グダり始めてる気がする
以前休載になる前の5巻まで集めていたけど日高さんってこんな性格だったっけ?なんか随分と積極的というか逞しくなったんですね。
ところであの大野さん家の胸糞メイドってまだ出てるのかなぁ……。
萌美のことを言ってるなら、第6巻でずいぶん印象変わったよ。
ああ見えて、没収して捨てたゲームが他人のものだと分かれば、店まで足を運んで買って返す律儀なところがある。
第7巻ではじいやを大野の専属運転手に戻すくらいにはまるくなったよ。
前巻までは、ハルオ大野が順調に進んでたからなぁー、話の展開的に一回落とすのはお決まりですね
ハルオに会いに渋谷まで行っちゃう大野さんが可愛すぎて、読者として作中のガイルに感情移入してしまうw ハルオ!バカヤロウ!って感じで
大筋は1巻でかなりキレイに終わってると言ってもいい。
真面目でかわいくてゲームも好きでおっぱいも大きい
引っ込み思案という無敵小野寺さんだったのに
グイグイいかれると不安になる。7巻読むのこええ…
最終目的地ラフテルわろた
なるほど、そういう略し方(の)もあるのか
リア充海賊団のみが唯一確認したという桃源郷、か…
個人的には日高さんが好きだ
最終的に大野さんとくっつくのは分かり切っているが日高さんを応援したくなる
だが大野さんもかわいい
むしろハルオの気持ちがブレないから大野さんと結ばれるところが見たい
こんな魅力的なヒロインを描ける作者は凄い
今一番面白いマンガだと思う
マユマユが矢口春雄の腕を両胸で挟む誘惑攻撃をして嫉妬した日高小春はファイティングバイパーズにて先鋒を引き受けた時のプレイは八つ当たりその物で彼女なら似た獣化3D格闘ゲームのブラッディロアシリーズも無敗制覇出来ますね。