第1王子警護 ヒュリコフ(ベンジャミン私設兵)
当分出番がないと思われたヒュリコフさん登場である。
クラピカにより2週間の念講座を受けに来たベンジャミン私設兵がまさかのヒュリコフ。「まさか敵から招き入れてくれるとはな…」とノリノリです。
あれ?ヒュリコフは、同僚のバビマイナがクラピカとビルの念能力を探り出した後に投入されるはずだったのでは…。クラピカ達の念能力が分かれば「自分の出番ですね」と言ってたので、対操作系(人を自白させる)のスペシャリストかヒットマンだと思ってたのに。普通に来てまわりを調査してます。
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また、ヒュリコフは相手が能力者かどうかが分かるスキルを持っています(念能力でなく経験)。誰にも明かしてない奥義で、「念能力者とそうでない者とで最も違いが現れやすいのが、横から見た眼球周辺の揺らぎ」だそうな。
ヒュリコフの見立てではハンター協会員以外にも「念能力」が使えるくせに使えないフリしたる者が4人いるそうです。
使えないフリしているのは誰だ?
この中に「念能力」が使えるのに隠してる者が4人いる
以前に私は今回の王位継承戦は『レベルE』の「高校野球存在意識編」に近いというか通じてると述べましたが本当に似てるよね。よりブラッシュアップして強化リメイクしている節がありますな。「高校野球存在意識編」は犯人をきちんと読めば、誰だか分かるように描いてました。
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で、今回の4人の念能力者なのにそれを隠しているのも分かるように描いてる(ように思う)。ちょっと見てみきましょうか。
「1014」号室で、使える事を隠さずに堂々と見せてるのは、クラピカとビルとベレレインテの3人はプロのハンターなので隠すことなく「念応力者」であることは明らかです。
さらに第一王子ベンジャミン私設兵は全員が念能力者(それもかなりの達人っぽい)というのは作中で明言されてる通りなので、バビマイナとヒュリコフは隠してない念能力者(そもそもヒュリコフもモノローグやし)。
この5人を除いた中で、4人も念能力者がいる。
まず、限りなく黒に近い灰色なのは第2王妃のドゥアズル所属兵でしょう。
第二王妃私設兵
ドゥアズル所属兵
クラピカの2週間念能力講座に参加表明しなかったのは、イケメン兵に手垢がつくのが嫌な第6王子タイソンと第2王子カミーラ様のみ。カミーラ様はやっぱ使い手としか考えられんな。ベンジャミンすら偵察としてヒュリコフを送り込んで来たのにカミーラ様は偵察として私設兵を送り込む必要すらないのも注目ポイント。
クラピカは以下の推理をしました。
偵察の機会すら放棄するのは能力者の中にそれを補う者が既にいてドゥアズル所属兵の警護兵で十分だと思ってるか、全ての権限を第2王子が握っているからだと考えられます。
流石クラピカである。
後半の読みで間違いなさそう。
366話の会話から察するにドゥアズル所属兵はイコールでカミーラ様の兵隊ですよね、母含めて。そして十中八九「念能力」の使い手と思われます。もう覚えてるので教えてもらう必要もない。第2王妃所属兵はカミーラ様の手駒で念能力者と見て間違いないでしょう。
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つまり、念使えるくせに隠してすっとぼけてるのは第2王妃所属兵であるスラッカとサトビの2人でしょうね。この2人は間違いない。ま、この2人は簡単に分かるイージー問題といったところかな。残り2人がイマイチ確信できない。
消去法でいこう
こいつらは無いだろ
今までの物語を素直に読めば、第3王子チョウライの私設兵の中には「(念獣について)護衛全員に確認したのですが、詳しい事を知る者が我々の中にいません」(363話)とのことなので念能力が使える者はゼロ。今回来てるテンフトリは非念能力者。
同じく第5王子ツベッパ所属兵もないでしょう。365話でクラピカに電話して「ネンジュウの情報をと引き換えに休戦協定結ぶ」とか言ってましたので、第5王子所属兵も念応力者ゼロ。マオールとロンギも使えない側。
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同様に第4王子ツェリードニヒの私設兵も362話の「念使えるのオレ達2人だけだし」とのことなので、サルコフとテータちゃんの2人だけがツェリ私設兵の中で念応力者なのである。よって、ミュハンとダンジンも非能力者。
どうでもいいけど、ツェリさんは念修行中のくせに「全員殺っちゃっていいよ」って命令してるのね。念能力者を一般人が倒すなんて無理ゲーなの分かりそうな気がするんだが。テータちゃん「念応力」についてどんな説明したんだ…。
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まあ、ここまでは素直に読めばですけどね。王子に隠してて実は念能力者だった…という可能性もゼロじゃありませんが、それいい出したら止まらんので、この場合は素直に読みましょう(富樫先生はイジワルだけどな)。
あと、第13王子マラヤームの警護兵もモノローグで「期間内に念能力を習得してきてよ!」というセヴァンチ王妃の命令があるので、念応力者じゃないでしょう。これも消してよい。
あと7人か…。
カーちんとフーちんは侍従者送ってきた上に情報無さ過ぎてなにも言えねー!
侍女を派遣するカーちんフーちん
第10王子カチョウと第11王子フウゲツは侍女を派遣してきおったわい。「非戦闘員」とか書かれてるので無しでいいのか?わかんねー。なんで警護兵でなく侍従者を送ってくんだよ!この4人の内で誰かが隠れ念能力者だしったら笑うかないが「非戦闘員」を素直に信じよう。白です!
大分消えましたね。
隠れた念能力者の4人の中でドゥアズル所属兵以外の残った2人で怪しい人物が絞られたぞい。被疑者はあと3人か…。
残り3人の内2人は誰だ?
残り3人
残った3人の中で2人の隠れ念使いがいる。
第8王子警護のムシャホは心情が怪しすぎますね。間違いなく黒だなコイツ!
王子に上手く厄介払いされた形だが…他の者には任せられない最重要任務である事は事実!
こいつは黒い!
黒い臭いがプンプンしてるぜー!
第8王子サレサレなんて真っ先に死んでしまいそうな王子の護衛ではあるし、クッソ無能王子の下に付いてるものの「王子に上手く厄介払いされた形」であり、「重要任務」としてこの「1014」号室に来ているようなり。
サレサレ王子自身はアレだけど、ママとの会話から察するに名家で部下は優秀なのかもしれませんね。
サレサレとママ
スィンコスィンコ系唯一の王子なのよ貴方は!
少しは自覚して頂戴!!
サレサレ自身は「継承戦とかクソくらえー!イエー!」とはっちゃける無能系だけど、母親やスィンコスィンコ所属兵は意識高い系なのかもしれんな。実際362話で王子が遊んでる中で私設兵(?)は「…」とかだったし。
王子に厄介払いされたのに重要任務だとか思ってるムシャホは意識高い系ママの命令で任務としてこの1014号室に来てる事が伺える。ムシャホはほぼ黒!
残り1人は第9王子ハルケンブルグ私設兵のシュジュールかユヒライですね。
どっちかが隠れ念応力者だと思うけど現状は何とも言えんので分かりません。
そもそも、ハルケンブルグは15歳で他国(多分)の世界最高ミワル大学へ飛び級&留学してて、だいぶ前からカキン帝国を離れており、尚且つ今でも歯に衣着せぬ王宮批判してるそうですからね(350話)。
そんな男の私設兵ってどういう人物なのかと。本当にカキン帝国民なのかと。国と王子のことを思う私設兵なのかと。王子に忠誠を誓ってるのかと。シュジュールとユヒライがカキン国民なのか他国民なのかが分からんので保留ス。カキン国民なら何この王子って思ってそうだしな!
ひょっとして、ハルケンブルグ私設兵なのに第二王子カミーラ様の息のかかった者の可能性あるしね。まだ何とも言えん。
追記、以下の指摘を頂きました
ハルケンブルクは「ネンジュウ」って言ってるのに
その私設兵のシェジュールは「念獣」って変換できてるんですよね
これは分かりやすいヒント
言われてみれば確かに…。シュジュールは黒っぽいですね。
まとめ、念能力隠してる者
犯人はお前だ!
・第2王子所属兵のスラッカとサトビは黒!(間違いなし)
・第8王妃所属兵で王子から厄介払いされたのに最重要任務と抜かすムシャホも黒!
・残りひとりはシェジュール(まだ何とも言えんユヒライさん)!(おそらくカミーラ様の手駒)
…であろう。
ムシャホは念とか関係ない任務で白、シェジュールに相槌してるユヒライが黒って可能性も一応有り。まあ、全然違うかも知れんが、おそらくかなりの確率でこうでしょう。はらたいらさんに3000点!
HUNTER×HUNTER モノクロ版 34 (ジャンプコミックスDIGITAL)
集英社 (2017-06-26)
コメント
サイレントマジョリティーの使い手は
「顔は見えないけどオーラは見える」ことからヒュリコフの後方にいる
スラッカじゃないかと思ってます
モノローグの口調も乱雑な感じでスラッカのキャラに合ってますし
スラッカの角度だとヒュリコフの表情も伺えそうな気がする。
背中を向けた能力者…。
サイレントマジョリティーは後ろでスタンばってるだけで、使い手はヒュリコフの前方にいても後方にいても顔は見えないんじゃ…
オーラが見えるのは後方だけですよ
ハルケンブルクは「ネンジュウ」って言ってるのに
その私設兵のシェジュールは「念獣」って変換できてるんですよね
これは分かりやすいヒント
あ!言われてみればそうですね…追記&修正しときます。
ヒョリコフさん、なんだかやりそうな予感をしてるけど……
出落ちであっさり死にそう。
画像と文字とで、凄く分かりやすい良いブログですね!
特に画像の選択が良くて、とても説明が分かりやすくなってますね!
ベレレインテ?(クイッと動いた人)だと思いました
サイレントマジョリティーの能力者は能力の段階を踏むときに
何か合図のような動きをしなければいけないのではないか
だからしきりに全員の視線が一部に集まることを望み、チャンスをうかがっているのでは?
攻撃の段階に入れば対象者は防げるのか分からんくらい強力な攻撃に見えるので
段階を踏むときの動きで能力者と疑われたり、ばれたりすると攻撃が失敗する
そして攻撃が帰ってくる死のリスクがあるのかもしれません
あっでも、単にばれてボコられる可能性を避けてるのかも
ハンターハンターの心理戦はたまりませんね
ベレレインテがクイっとやったのは、ハンターのバッジを指差したのだと思います。
ベレレインテはヒソカなんじゃないかとも思ったり。
あと犯人は銃で蛇を撃った人かなー?難しいですね
刺客はムシャホだと思います。
同じく第五王妃所属のタフディーが念使いですし
ムシャホはその人の上(兵隊長)ですから。
それより気になったのは第二王妃が兵隊長を
ルズールス(自身の3人目の子)につけてること、ですかね。
母をドン引きさせるカミーラ様はともかく、
順当にいけば、上の子(ツベッパ)についてても
おかしくなさそうなんですけど。
実は一番大事な子がルズールスとか?
いかにも金持ちって感じではなく、いわゆる最底辺の人たちに
目を向けてる感じの人だったから。
セレモニーにも、「ケ」って態度だったし(笑)
ムシャホで確定ですね
カミーラが念使える事を予測するなんて鋭いですね。
過去の記事に失礼します。
この後ヒュリコフの言う使えないふりしてる4人のうち、3人は判明しますよね。(追加記事あったらすみません。)
ヒュリコフは「使えないふりしてる」と表現しましたが要はオーラが素人じゃない、という意味で言っています。
まずハルケンの私設兵2人。この2人はハルケンの念の刻印を受けて半覚醒の状態。
あとはこの時点でサイレントマジョリティーをつけられているロベリー。能力発動のスイッチにされたことでオーラが素人と違ったようです。
あとサイレントマジョリティーの使い手で4人。