『バキ』の新シリーズが注目されてる週刊少年チャンピオン。
先週からひっそりと(?)ひとつの柔道漫画がスタートしました。
その名を『もういっぽん!』(村岡ユウ)である。
これが控えめに言ってめちゃくちゃ面白くなりそうなんです。いや、まだ2話だけど既に超面白いです。コミック出るの当分先でしょうけど是非チェックしてみてください。超期待大です。
<1話が読めます>
超期待大の『もういっぽん!』
柔道漫画といえば、『柔道部物語』を筆頭に汗臭いものと、『YAWARA!』のように爽やかな青春モノがありますけど、この『もういっぽん!』の作者である村岡ユウ先生は圧倒的に前者の作風でした。
ヤンジャンやスピリッツやチャンピオンなどを渡り歩き、「汗臭さ」とか「泥臭さ」を前面に押し出してる感じだったんですよ。ボクシング漫画からこだわりの柔道漫画を描くようになっていき、やたらと描かれる女の子が可愛いくなっていきました。
『むねあつ』『うちこみ』のヒロイン
ヤンジャンで『馬鹿者のすべて』を描いてた頃からは考えられないほど、脅威的なまでの女の子の可愛さをたたき出してました。特に『うちこみ』の佐倉ちゃんはめちゃんこ可愛かった。
男臭いストーリーの中で一種の清涼剤というかオアシスになってました。暑苦しさをウリにしてはヒットしなかったのか、可愛い女の子が読者から求められたかは定かではありませんが、ついに可愛い女の子だけの柔道漫画へ至ったのである(誉めてます)。
めちゃくちゃ可愛い
もういっぽん
で、この『もういっぽん』はめちゃんこ良いです。
作風自体は以前と同じような印象ですが圧倒的に輝いてる。清々しさが半端ない。なんたって女の子可愛いんだからね。これ至高なり。
同じ「汗」でも、坊主頭のオスが流すものと可愛い子が流すものでは全然意味合いが違いますからね。圧倒的に後者を僕らは求めるわけです。だって暑苦しい男が流す汗なんてただ単純に汚いと思うが、可愛い女の子が流す汗はペロペロ舐めたいじゃないですか!
メイン4人はみんなみんな可愛い。
これだけでもう期待が湯水のごとく沸いてきます。湧いてくる汗はフルーティーでいいスメルがしそうだからたまりません。
素晴らしい青春がある!
青春200%
この作者前からキメるコマというか、青春の1ページを切り取るのがやたら上手いって感じだったのですが、今作でもそれは健在。というか最高に眩しい。
中学時代は部員2人しかいない女子柔道部。最後の大会も惨敗でしたけど、帰り道のシーンが「うおおおおお!」と拳を握りしめてしまうぐらい輝いておりました。ふつくしい…。青春柔道漫画の幕開けです。
まだどうなるか分かりませんけど、主人公の未知(柔ちゃんヘア)と、相棒のメガネ娘の早苗。中学最後の大会で未知を破った永遠、剣道部の南雲さん(競技転向する?)の4人が織りなす青春柔道漫画になると思われます。
4人共同じ高校へ進学して、なにかが起きそうな予感がプンプン。
すごい面白くなりそうだ
一本!
1話ラストの1本を取るシーンは震えたね。鳥肌っ立った!
主人公の未知ちゃんはそれほどの強豪ってわけでは無さそうですが、随所に才能の片鱗を見せており今後の成長次第ってところでしょうか。中学最後の大会で敗れた相手・永遠をブン投げるシーンは凄まじいの一言です。
柔道の試合で一本取る気持ちよさを思い出せるとともに、タイトル通り「もういっぽん!」と。高校では柔道辞めて女子高生らしい青春を送りたいと決めてたのに再び柔道部に入ると決めます。
見開きで一本取るところは呼吸を忘れるぐらいだったぞい。
ブン投げるシーンが鳥肌
圧倒的描写の投げ
一瞬!だけど閃光のように!そんなワンシーンを切り取った感じでした。あれですね。音楽漫画の凄いシーンで音が聞こえてきそうな、あの感動を味わえます。
見開きを使って描かれるブン投げるシーンはマジで震えさせられましたよ。スポーツ漫画でこういう「うおおおおお!」的な心震わさられるシーンだと、その凄いプレイ自体は静粛という表現がピッタリかな。時が止まったというか。そんな凄まじいシーンが描けるのはこの作者の力量あってこそでしょう。
芸術的にすら思える一本シーンに背筋を震えさせられるのです。
見事な一本の描写の上手さに、物語をさらに盛り上げる要素として際立っています。こいつは本筋の柔道の試合もすっげー盛り上がる予感です。一連のシーンを鳥肌なしで見ることが出来ない激しい熱量を生み出す投げでした。素晴らしすぎる!
ソフト百合にも期待大
あらあら、まあ…(笑顔)
何よりも期待したいのは百合百合しさなり。みんな未知ちゃん大好きなのがスケスケスルーだぜ。剣道部の子は剣道へ誘ってますが柔道へ転向するのかな。未知が大好きで一緒に部活したいってのが見え見えで微笑ましいです。そして、南雲さんも未知が好き好き大好きな様子。
中学最後の大会で才能の片鱗を見たのか、もっと前から因縁という名のフラグがあったのか分かりませんが未知に話しかけたくて必死だったし、柔道部に入って一緒に青春したい気持ちがなかなかどうして。実にニヤニヤしてしまうね。
でも、現状では最も未知ちゃんと深い繋がりなのは中学の柔道部からの相棒の早苗かな。2話の中学時代の思い出からの親から止められてたのに入部の流れは美しい友情を見ましたね。
そして、3人から好かれてる未知ちゃんは「超」が付くほど天然でタラシです。はい。ラブコメにおける鈍感主人公の系譜がある。これは3人の美少女をドキドキさせるのは確実でしょう。ハーレム百合的な意味でも期待大ですわ。
まだ始まったばかりですが、「キャキャウフフ」部活と「熱すぎる」部活としても両面楽しめそうかな。「女子柔道漫画」&「百合漫画」としても名作になる予感です。まる。
コメント
こういうのでいいんだよ、こういうので
絵柄も好みだし、ソフト百合あるならコミックス発売したら買ってみようかな
ヤマカムさんの期待大≒今後は記事に取り上げない
バチバチが不意に終わってしまい、チャンピオン見るの少なくなったなと、思ってた矢先に楽しみな連載が始まった。
動きを切り取る描写が秀逸で、女版「帯ぎゅ」の方向性かなぁ?
百合百合しさを押し出しても人気は出そうだけど、大作になって欲しいところ。
佐藤タカヒロ先生のイヤッハーーーーー!を超える描写があるだろうか
むねあつは嫌いだった 特に主人公の目が怪しい 小春=まぁまぁ