『かぐや様は告らせたい』238話:かぐや様は別れたい
今回のサブタイは直球で「かぐや様は別れたい」です。
表紙が切ない。ここまでかぐや様の扉絵表紙でメイン2人は向き合うか背中を預けてるコンビだったのに後ろ向きでまさに「お別れ」感を出しております。
ここまで雪の日ってなかったよね。作中の季節は夏直前だし、何とも含みのある扉絵です。
238話「かぐや様は別れたい」感想・考察
結婚の話
かぐや様に結婚の話が来ていた。四条グループのせいで窮地になってる四宮家を建て直すため、かぐや様を嫁に出すことで関係修復する。政略結婚の駒ですね。
案の定というか読者の大半が予想した展開ではあるかなと。
相手は四条帝で間違いないでしょう。原典「竹取物語」を踏まえてもね。
ここで気になるのは四条帝の思惑です。
四条帝めちゃくちゃ有能説
というのもかぐや様にも白銀に対しても味方のようなコメントを残していました。
信じて欲しいな。僕は君の力になる為にこの学園に来た(230話)
頼むぜ御行。お前がどうにか出来るならそれが一番良いんだからな?(230話)
かぐや様とは約束を破った負い目なのか、力になる為に学園に転校して来たと。白銀がどうにかできれば一番良いんだぞと親友ポジっぽい事をコメントを本人に告げてる。
それでいて、前回の意味深な帝くんの計画通りに進んでると言ってましたからね。
柏木「(かぐや様の結婚が)これで思い通りになった?」
帝「…まぁ、今の所は」
かぐや様の結婚の話が四条帝の思い通りの展開であると。これって裏を返せばかぐや様との結婚話が持ち上がるのは四条帝の計画通りということである。政略結婚の話は四条のほうから持ち掛けたのかな。
また、コミックス216話でマキちゃんは四条家も一枚岩でなく「帝を上手くコントロールして事を運ぼうとする人達もいる」と内情を語っておりました。
- かぐや様と四条帝の政略結婚話は帝の計画
- 四条も一枚岩でなく帝を利用する勢力がいる
- 帝はかぐや様と白銀の味方である(重要)
これらを踏まえると、裏で帝が暗躍してるのは明らか。四条グループのきな臭い勢力を利用して、かぐや様との結婚話を計画して進め、ここぞでかぐや様&白銀の為に動くと推測される。具体的にどうするかは知らんが…。
四条帝△□×(死角無し)ですよ。
ただ、これだと白銀が何もしないのでどこかで何かが起こり、やっぱり白銀は凄い展開になると思いますが…。何にしても帝めちゃくちゃ有能っぽいんだよなー。
四宮家の次男は「虹正」「青龍」?
石上に言付けでフェードアウトしようとしてたかぐや様を無責任なんじゃ?と思ったりもしましたが、女子高生が背負いうにはあまりにも重いものだったなぁと。
しかし、気になるのは四宮家次男の名前が変わってる件である。232話では次男の名前が初出で「虹正」と言われていましたが今回は「青龍」となっている。
四宮家 | |
当主(父) | 四宮雁庵 |
長男 | 四宮黄光 |
次男 | 四宮虹正?青龍? |
三男 | 四宮雲鷹 |
長女 | 四宮かぐや |
まあ、それぐらいどーでもいいキャラって事でしょうか。長男・黄光の腰巾着らしいし、四宮総裁の器じゃないらしいし。名前を忘れるぐらいのモブなのは確定か。本編に出ない事も十分あり得る小物やね。
四宮黄光と白銀父の因縁
知ってるか?そいつの親父は昔、俺に噛み付いてきてな…。何年かして結婚して子供もできた後に会社ごと叩き潰してやった。
ここに来て黄光と白銀父に因縁があったことが明かされる。
白銀父が経営してた工場を潰したのは四宮家だったのはかぐや様の口から語られてけど、四宮グループの経営戦略や排除でなく長男・黄光の私怨だったことを伺わせる爆弾発言である。
一体、黄光と白銀父に何があったのだろうか。すぐに仕返ししたわけじゃなく、わざわざ白銀父が結婚して子供も出来た幸せの絶頂期なタイミングを狙ってぶち壊してやったというのがえげつない。
まだ妄想の範疇だが非常に気になるのは黄光のこの発言である。
俺だって学生時代は好きな女も居た。でもオヤジに無理矢理別れさせられて今の嫁と結婚した!お前が学生の時位は好きにさせてやろうってのは同じ道を辿った兄としての情け…
以前、学生の時は好きなようにしていいが結婚は駄目で長男の俺が決めると言ってたのはこういう過去があったからなのか。
黄光も学生時代は好きな相手がいたという発言はちょっと含みありまな。白銀父を私怨でぶっ潰してやったぜ的なことを聞いた後だとね…。白銀父の大学時代の話が思い出される。
(白銀母とは)大学のゼミで知り合って。まぁ、それはそれはモテる子だったから必死になって口説き落としたもんだよ。だが、その分高すぎる理想を抱えてる女性だった。
白銀母とは大学のゼミで知り合ったという云々。モテる子でめちゃくちゃ理想が高い人だったそうな。具体的には「社長の妻としての地位」。白銀父は必死になって口説き落としたそうな。
なーんかね。ひょっとして黄光が好きだった女って…。と思ったり思わなかったり。凄まじいNTRの応酬だけどね。
いや考えすぎか。
いやいやでも何か色々と符合するような。
白銀父ユーチューバーで成功し、引っ越す前に白銀母が帰ってくるんじゃ…と読者の多くが想像したものです。結局未登場でした。白銀家は新居へ引っ越しちゃっただけに白銀母が出るなら…?。まあ、まだ妄想の範疇ですけどね。
ドロドロ展開と闇落ち大好きな赤坂先生ならさもありなんである。
四宮雁庵の真意
最終章で明かされた父・雁庵の真意である。妾の名夜竹と目の前のかぐや様の区別もつかない半分ボケた雁庵の独白は感情を揺さぶってくるし、花火エピソードの連れない態度だったのも納得させてくれた。
そうか。種尽きててもおかしくない高齢の妾が生んだかぐや様は実子か分からずどう接したらいいか分からなかったわけか。なんだろうね。可哀想なすれ違いの連続だった。これに尽きる。
ここまで四宮家のアレコレも判明しただけにね。可哀想なお話だった。これに尽きる親子ですよ。かぐや様の心を凍り付かせるような四宮家の教育をしたのは三男・雲鷹だったしね。それも情状酌量の余地ありです。てか三男こんなにしたのも長男やしな。
ここまで判明したなら、もう親父・雁庵の酷いことは花火回で冷たい態度取っただけだもんね。
だから死の間際で仮に血が繋がってなくても娘だって、かぐや様に真意を伝えたのは良かったなぁと素直に感動です。んま、実子なのは間違いない(と思う)。三男・雲鷹とそっくりだもん。色んな意味で…。
でだ。仮に前述した黄光のアレコレが事実だとしたらヤバイよ。超やばいよ。
かぐや様が黄光2世になるのは火を見るより明らかじゃん。だってですよ。このままサヨナラこれっきりなら、白銀は早坂さんとくっ付くのは自然の流れと言えるもん。一緒に暮らしてるもん。同棲してるもん。
イフ未来でかぐや様ブチ切れ案件まったなしですよ。そうなったら『監獄学園(プリズンスクール)』のラストと同じではないだろうか?いけない!復讐は何も生まない!その道は駄目だー!ですよ。
と、ここまで熱く色々語ったものの、あくまでも推測・考察なので全然違う展開になるかもしれませんけどね。今後が見当はずれだったら…
最終章に相応しい盛り上がり。ところで藤原さんは未だに行方知れずです。
コメント
私怨で自分の家族と人生をぶっ壊した男の妹だと知りながらも優しく接してた白銀パパまじ聖人
そして結局長男も親父も四宮家の呪いの犠牲者みたいになってるんやな…と
でもまぁ四宮一代で築いたのが親父だっけね、自業自得か…
青龍白虎朱雀玄武で黄光(黄龍)の息子説が出てる
かぐや様闇落ちさせるなら早坂より藤原でしょ
最後の「許してにゃん」の破壊力…
家の方針で別れたところパパに掻っ攫われたのかな。
黄光からしたら白銀家に二度も屈辱を受けるのは許せんだろうな。
勝手にかぐやに期待して自分の家族の命を守れと騒ぐ部下は重荷だろうな…
どうせ他でいいポジション得られなかったからかぐやに取り入っただけだろうに。
帝はかぐやと婚約するつもりっぽいね。
御行にチャンスを与えると思うけど、御行に負けるつもりは無さそうかな。
帝も眞妃も柏木も自分が一番ではあるけど、かぐやの幸せもしっかり考えてそれぞれ行動してると思う。
会長に相応しいのは書記ちゃんだと思うんだよね
藤原さんがジョーカーで全てをひっくり返す切り札になるとか…
ゆるしてにゃんの手がねこになっていない
やり直し