「神式一閃 カムライトライブ」のプレイレビュー記事です。
すっげー面白い!!!
まず間違いなく神ゲーと断言できるぐらい面白い。RPG史の中でも屈指の面白さです。システムの斬新さも唸る。グラフィックもキャラも音楽も素晴らしい。
それでも絶対に人を選ぶゲームです。なぜなら時間がウルトラかかるから。
「神式一閃 カムライトライブ」レビュー
パワプロのサクセスモード搭載RPG
「カムライトライブ」はパワプロのサクセスモードみたいなRPGです。
例えばRPGってストーリーだったりガチャだったりでキャラを獲得して使うじゃないですか。「カムライトライブ」はそれが出来ません。レアキャラの星5を引いたとしても戦場に投入不可能なのです。
戦闘に出す前にパワプロでいうところのサクセスモードをプレイしなきゃいけないわけ。それが「修行する」というコンテンツ。
という流れが必要なのです。
各キャラ最低でも1回はこの経過を通過しないと使えない。
あくまで本編でなく「寄り道」と侮るなかれ。
必須のコンテンツでありものすごいボリュームです。
キャラ取ってもそのキャラのパワプロのサクセス(修行)する権利を得たという感じ。
修行(サクセスモード)
主人公を選ぶ
パワプロのサクセスモードは主人公1人ですが、このゲームは主人公を各キャラごとに設定してサクセスモードをやる感じ。
パワプロくんだけでなく、猪狩守、猪狩進、早川あおい、阿畑やすしを主人公にしてクリアしたら使えるキャラになるという。
レベルがありますけど、これは修行(サクセスモード)の初期値の底上げになります。レベル1のキャラではじめるよりレベル30のキャラではじめた方が初期値は高いわけです。
仲間も一緒にサクセスモード(修行)に連れてけます。
レベル上がるし(あくまでサクセスモードの初期値底上げ)、得意な修行があるので主人公の修行の効率にもなりますし、うまく絆上げれば「絆ブースト」(パワプロでいうところの友情タッグ)できる。
甲子園に出るように試合もあるので仲間もけっこう重要。
「カムライトライブ」はパワプロのRPG版ですわ。
修行も6種類の編が用意されてる
修行だけでも6種類ある。
- イツクシマ編
- タタラ編
- 雲の国編
- あやかし園編
- ドマグラ編
- 神花の園編
それぞれイベントが異なっております。
「パワフル高校」「あかつき大附属高校」「そよ風高校」「恋恋高校」「球八高校」ではじめるって感覚で捉えて貰えればOKです。
ほぼパワプロ
星5レベル30の初期値。
「F」が2つであと「G」というステータスです。
システムはパワプロのサクセスモードとほとんど一緒です。スタミナが低いと練習じゃなくて特訓で怪我する率が高まる。調子もあります。休息でスタミナ回復、散歩で調子上げられます。
また「1の巻」「2の巻」「3の巻」「4の巻」があり、それぞれ8日の修行という期間が設けられています。合計32日でどこまでキャラを強くできるかというもの。パワプロの高校野球も3年でどれだけのキャラ作れるかですからね。
「特訓」できるのは6種類。
- 腕力
- 技術力
- 持久力
- 脚力
- 基礎力
- 集中力
これらの特訓で「力」「技」「体」「心」のポイントが貰え、キャラのステータスに振り分けられるようになります。
特訓することでスタミナが減ります。「集中力」はパワプロの精神トレーニングに該当するので、スタミナを回復しつつ「心」ポイントが得られます。
仲間と一緒の修行を繰り返すことで絆ポイントもたまり、イベントが発生したり、「絆ブースト」で修行で貰えるポイント上げたりできる。
技はイベントで習得
同じ修行(練習)を一緒にすると絆ポイントが上がって仲良くなっていく。
そうすることでイベントが発生します。別に仲良しいなくても色んなイベントが修行中に発生します。パワプロでもようあったよね。
イベントは選択肢によって上がるポイントが変わったり、スタミナや調子が変動したり。中には仲良しキャラのスキル(必殺技)を教えてくれたりして習得します。
スキルはもとから持ってるもの1つの他に3つは修行のイベントで獲得したものがそのまま自身のスキルとなるのです。
パワプロでも「チャンス ○」とか「粘り打ち」とか取れたけど、「カムライトライブ」はRPGなので裏的なスキルでなくキャラの立ち回りに直結します。ドラクエで言えば「メラ」取るようなものだからね。
捨て割り振りにスキル技をイベントで取るので、同じキャラはほぼ作るの不可能。毎回のサクセス(修行)は世界で唯一無二のキャラが完成する。
100%唯一無二のオリジナルキャラになる
32日間の修行や試合やイベントで溜まった「力」「技」「体」「心」のポイントをステータスに割り振っていきます。ステの割り振り自体は32日間のいつでも可能です。
素早さだけ振り切ったキャラが完成しました。初期のGばっかだった頃に比べればマシになった…のかなぁ。
修行は初期のレベルは勿論のこと、運も左右されるのが面白いポイントです。この辺の感覚もパワプロのサクセスモードとまったく同じなので、頑張ればオールAも夢ではないでしょう。
キャラクター完成
同じキャラで修行(サクセス)やっても、二度と同じキャラは作成できないのが「カムライトライブ」のミソよね。
32日間の修行(イベントや試合含む)はかなりのボリュームで、「オート」「スピード」「短縮」でサクサクなスピーディモードでもそれなりの時間を費やします。
気に入らなきゃ同じキャラで何度も修行(サクセスモード)することにもなるので、めっちゃ面白いけど時間が鬼のように吸い取られる。
自分だけのステータスキャラを使う
上記で作成したキャラがRPGとして使えるようになりました。
めっちゃボリュームある修行(サクセスモード)ですけど、本編は濃厚な本格RPGなのです。
元が同じキャラは1人までしか出せません。修行で何体も作った元が同じキャラだけでパーティ全部で組むというのは不可能(人物が同じでレア度や衣装が違うキャラなら大丈夫)。
修行(サクセス)で作成したキャラをRPGとして使う。これ至高なり。
愛着も最初からダンチですからね。
パワプロだってサクセスモードで作ったキャラは必然的にお気に入りで愛着湧きますよね?それがRPGで体験できるんだってんだから。これこそ「カムライトライブ」のミソよ。
戦闘はドラクエのような正面向いてる敵にコマンド選ぶターン制バトル。ターンといってもアクティブタイムがあるので、うまくいけばスピード早ければ敵が1回攻撃する間に2回攻撃できたりする。
カメラアングルがころころ変わるので大迫力のバトルが見れるのもグッド。グラフィックも綺麗でクオリティは最高峰かなと。
RPGとして名作
修行(サクセスモード)ばかり語ってしまいましたけど、「カムライトライブ」はRPGとして普通に名作です。間違いないクオリティがある。
ストーリーはジャンプ漫画のような王道で確かな熱量と少年少女の成長っぷりがある。
てか、『ナルト』っぽいです。「カムライ」と呼ばれる忍者だか侍っぽい集団がメイン基軸で、最初は試験を受ける少年少女のナルト&サスケ&サクラみたいなポジションが壮大な事件に巻き込まれていきます。
シナリオも極上ですわ。メインシナリオはフルボイスで漫画的演出とアニメに撃ち抜かれる。序盤からめっっっっちゃ面白い!
アニメ、漫画、立ち絵、吹き出し、イラスト…あらゆる演出で紡がれる物語は控えめに言って最高です。スマホゲームの中でもRPGの中でも際立つインパクトがある。
本編のメインシナリオと言うべきRPGも文句なしの出来です。
漫画も読める
メインシナリオを進めるだけでも楽しめるのにプラスアルファで漫画版まで用意されています。
そもそもチュートリアルを漫画で説明するなど、このゲームはRPGとしてだけでなく漫画も一緒に…的な側面がある。
読める漫画もまた素晴らしいんだ。より一層「カムライトライブ」をディープに楽しめるコンテンツとなってる。もちろんゲームしか興味ねぇって人は読み飛ばしてOKです。
1話読むごとに「虹水晶」貰えるので、ちゃんと読んで漫画とてし楽しむのも有りだし、高速読み飛ばしで虹水晶だけGETするも良し。漫画もハイクオリティーで違った味わいで楽しめるぞい。
「神式一閃 カムライトライブ」レビューまとめ
そんなこんなで「神式一閃 カムライトライブ」は超神ゲーと断じるに些かの躊躇もないぐらいの作品です。
本編のRPGとしてもトップレベルの面白さなのに加えて、キャラクターを修行(パワプロのサクセス)しなきゃ使えないって試みはかなり斬新ですね。
パワプロのサクセスモード好きなら100%刺さるRPGです。ただ、時間を無限に吸われるので、お手軽に楽しみたいって人には絶対に向きません。
キャラは修行(サクセスモード)で自分で育てて作ってはじめてRPGのゲームで使用可能となる。ここが面白いと思うか面倒と思うかで評価は別れるかなと。自分は最高に楽しめてます。
これは名作RPGだ!!!