「ジャンプGIGA」に『ニセコイ』0巻が付いております。
さらに古味直志先生の読み切り『刻とキ』も掲載されておりニセコイファンならば必見といえば必見ではあります。はい。『ニセコイ』0巻は描き下ろしの漫画が掲載されているわけではありませんが、アニメDVDに付録された、つぐみとの新婚生活、マリーとの新婚生活、千棘との新婚生活(?)が収録されています。小野寺さんとの新婚はコミックに収録されておりますので。
ニセコイ0巻は新婚勢揃い!
あー、夢(小野寺さんとの新婚)また描いてくれないかー!
『ニセコイ』は近年で最もハマったラブコメ作品であり、小野寺さんは生きる希望となった女神そのものでした。ええ、大好きだったんですよ。
結果は残念でしたけどね。最近はつくづく思うね。
読者の分身たる主人公にすらイライラを覚えることが多くなったなって。読者と主人公の好きな人が違うと理想郷であるはずのラブコメも切なく悲しくなって絶望してしまうのであるんだなぁと。分身に反乱を起こされた気分になるといいますか。
ラブコメとは理想郷ですよ。
現実という名のサハラ砂漠におけるオアシスみたいなものです。乾いた僕らの心に「癒し」という名の甘水を分け与えてくれるのです。人々の夢と希望と願望で作られた理想郷なのである。それがラブコメ!
ラブコメとは俺たちの理想郷
可愛い女の子わんさか出てきて特に理由もなくモテてモテてモテまくる。ハーレムラブコメの真理である。これを一つの完成形にしたのは赤松健先生の『ラブひな』でしょう。ライバルの男も一切出て来ない読者がストレスを感じない理想郷を作り上げました。それは現在の『To LOVEる』『ゆらぎ荘の幽奈さん』なんかもそうですね。
極論を言えば主人公以外の男など邪魔以外の何者でもありません。
これが「男の排除」である。『To LOVEる』も初期はいたけど今やリトさん以外は「はい消えた!」状態ですからね。たまに出てもギャグ担当。ひたすら読者の分身・主人公がおいしい思いをする都合の良い世界。それが現在のハーレムラブコメの到達点であり、主人公以外の男などストレスを感じる邪魔な存在となっているのである。
主人公以外のカップルも不要であり、登場してもモテないとかお笑い担当です。
もし、ヒロインとの恋愛関係になろうものならとんでもないストレスを受けるでしょう。男など主人公以外いらんのです。男なんて飾りです!萌豚以外はそれが分からんのです!である。主人公以外の男を排除したハーレム系ラブコメは一見すると完成された世界かに見えます。
しかし!しかしである!
悲しいが読者と主人公の想い人が違うことでイライラしてしまいます。最大のストレスを受ける問題が生じてしまいます。真中に、楽に殺意の波動すら覚えてしまうのです。
赤松健先生は『オレンジロード』の松本泉先生との対談で、『ラブひな』は「ストレスのないまつもとワールド」と述べており、ラブコメについて以下のように語っておりました。
「ラブひな」には主人公に対する「ライバルの男」が一人も出てこないんです。それはマガジンの編集者にもハッキリと宣言しました。わたしは読者にストレスのかかることはやらない。いつまでも三角関係でヌルヌルしていたいんだと。その後、アニメにした時に、脚本家の方が、ライバルの男を出したいと言い出したんですけど、やっぱり有効活用できず後味も悪かった。それで結局「ライバルの男」という存在は、オタク業界では「ラブひな」以降はほぼ絶滅したんです。今はライバルの男どころか、「主人公の男」ですら出てこない作品もある。女の子キャラの間だけでヌルヌルしているのが主流になった。三角関係でモテまくる。わたしは毒物を抜いたんです。そしてそこから主人公の男の子まで抜いてしまったのが、今の女の子アニメの流れだと思います。
僕らの理想郷・ラブコメはさらなる進化を遂げたのである。
主人公の男にイライラするストレスすら消した理想郷が完成したのです!
人、それを「日常ほのぼの作品」と言う。
日常系作品
「男の排除」を最後までやり遂げたわけです。最後のオスは主人公。ついに可愛い女の子しか出ない、ヒロインだけが存在する世界が出来たのです。これぞほのぼのした日常系作品である。萌え系4コマなどはこれが主流でしょう。ほのぼの日常系は確かに受けている。
[まとめ買い] NEW GAME!(まんがタイムKRコミックス)
[まとめ買い] ひだまりスケッチ(まんがタイムKRコミックス)
男の排除完遂。源流は『あずまんが大王』でしょうか。
主要キャラに男がいない、いや作品に男が出ないこともある。女の子しかいない世界。ヒロインしかいない作品。そんなストレス無しの世界なんです。無菌作品ともいう。一つの到達点であります。また、百合系作品はちょっと違う。性別が「女」のオスです。
ストレスを極限まで抜いた、間違いも無い、主人公の反乱もない、可愛い女の子たちのキャキャウフフが広がっています。かわいいだけ?けっこうでないか。かわいいは正義!である。めちゃくちゃ癒される。
(続くぞい)
コメント
分かる
1対1が一番見てて微笑ましいし、読み心地いい
主人公の男キャラが好感持てるってのがでかいな
楽カスさんと大違い
俺がシャナが良いなぁと思ってるのも一対一の関係だからだわ
やはり、両思いのペアってのが理想郷だよな
ニセなんちゃらは両思いだったはずなのにね
楽カスって何やったんやろな
些細なツッコミですが
>漫画やアニメは客観視点で見れるけど、主観視点のゲームやラノベでは女の子がキャキャウフフするだけの世界は出来ない
ギャルゲーエロゲーはわからないけれど、三人称客観視点や女主人公のラノベって結構あるからやろうと思えばやれるような……
女主人公ものはあんまし売れない傾向らしいけども
かぐや様に関しては単行本1巻でハッピーエンドとは限らないと作者言ってたような
ついでに言うと白銀とかぐや様がくっつくとは限らないとも
あのふたりを主人公として扱っていて書記ちゃんがヒロインで裏主人公が会計ってのはなんか色々気になる
会長と白銀さんはお互いの認識があのままで付き合ったら確実に会長倒れますからね…
相当無理してますし
くっついて欲しくはありますが
割とマジで付き合えないまま終わるもありそうではあります
白銀会長とかぐやと書くつもりが会長が分裂してしまった…
ちさポン・・・・・うっ頭が・・・
ハーレム物でハーレムで終わるのが一番好き。
終盤で適当にヒロイン切ってくのが最悪
両想いの「男1人、ヒロイン1人」といえば、あだち充の基本形じゃ有りませんか。
あなた、「みゆき」は読んだことありませんの?
ちょっとまって、瀬田センセってライバルポジの男じゃないの?
銀魂の妙さんはやはりゴリラENDなのだろうか
「男キャラの徹底排除」というと、アニメ「ラブライブ・サンシャイン」もそうでした
主要キャラたちの家族にすら男がいない。母親は出てきても父親は姿を見せない、姉妹はいても兄弟はいない。モブにすら男がいないという徹底ぶりはすごかったです
ボーイズビーは全部ハッピーエンドなんだっけ??
他誌の当時の類似作品でビコーズとかエンジェルビートとかは失恋する話も結構多かった気がする。
ちなみに『ANGEL♡BEAT』の方が『BOYS BE… 』より先だったり
『ANGEL♡BEAT』
月刊少年マガジン
1989年~1996年連載
全14巻
『BOYS BE… 』
週刊少年マガジン
1991年~1996年連載
全32巻
『BOYS BE… 2nd Season』
週刊少年マガジン
1997年~2000年連載
全20巻
『Because…』
月刊少年ジャンプ
1993年~1995年連載
全5巻
『SALAD DAYS』
週刊少年サンデー超→週刊少年サンデー
1997年~2001年連載
全18巻
完全にBOYS BEの二番煎じだったけど、
月ジャンでやってたBecause…って漫画は好きだったなぁ。
5巻しかないし、最後は似た話ばっかになってけど、
BOYS BEやサラダデイズよりも自分に合ってんだよな。
記事読んで思い出したが、懐かしいw
は?ふざけんな
4コマ萌え漫画を恋愛漫画の踏み台にすんじゃねぇよカス
なにが理想郷じゃボケ
連投失礼、上の人もBecause…に触れてましたね。
よく読まずすいません。
うる星やつらもハーレムまんがの王道ぞ?
純粋に読み物として面白かったです
ニセコイに小野寺さん以外のヒロインなんていましたっけ?
ニセコイのヒロインはマリーだろ。何言ってんだ。
最後の6人の右下の子何の漫画だろ気になる
幼い時にあって
再開して惹かれあって
成就したなら最高の恋愛もの
それが訳の分からない違う世界?だかなんだか、短期に右往左往させられただけの存在に浮気してそっち選んだニセ〇イ
あれは結局浮気前提の話でしかない
四年かけて酷いものを読まされてしまった
ゆらぎ荘は二巻で拉致強姦未遂の男キャラが出てたような