最大の目障りにもなりうる主人公の消去をもって理想郷は完成したといっていいでしょう。
一切のストレスが無いハーレムラブコメの進化系でもあります。そこではムカムカすることも、ヤキモキすることも、イライラすることもない。まさに居心地の良い最高の空間です。
なお、この流れは漫画とアニメにしか通じません。漫画やアニメは客観視点で見れるけど、主観視点のゲームやラノベでは女の子がキャキャウフフするだけの世界は出来ない。どーしても主人公を置かなきゃなりませんので。
んで、ヒロインしかいない作品は確かに理想の世界ではある。
しかし、なにか物足りなく感じてしまうこともあるんですよね。
男を排除したストレスの無い到達点のはずなのに。ラブコメの進化系だったはずの女の子だけのキャキャウフフな世界。やはり「ラブがコメらない」ことが大きい。女の子同士のキャキャウフフよりも、ラブコメの破壊力のがある。心躍るのです。(まあ、ゆるいキャキャウフフイチャイチャ百合作品が真の完成形と見ることもできるが)
理想郷・ラブコメの「さらに先の先」の世界
そこでだ。
現在のラブコメの主流を見ると、両想いの男と女の1対1になっているんですよね。
ラブコメであり、ストレスも無い理想とは単純明快なものだったのかもしれない。
たとえばみんな大好きな『かぐや様は告らせたい』である。
ラブコメしているのは白銀とかぐや様のみですからね。
他は恋愛要素には一切入り込まない。男とヒロインしかいないので、相手が最初から決まっており、ストレスも無く想い人の相違も起きない。ラブコメにおける目障りな男キャラもいないし。両想いだし。なんて理想!居心地良すぎじゃん!
他にも『からかい上手な高木さん』があるだろう。
こちらも最高のニヤリング製造機のラブコメです。
やはりこの世界もラブコメは両想いの2人だけ。西片がヒロインの高木さんにからかわれている様子に、高木さんが本当は恋する乙女なことに、全力で頬を緩めてニヤニヤする最高の理想郷である。高木さん可愛い。最高!
ラブコメのサンデー復活かと言われる週刊少年サンデーも顕著。
さすがやり手の編集長!時代の流れを読んでいる!『天野めぐみはスキだらけ』である。
幼なじみ2人のニヤニヤっぷりがなかなかどうして。良い。
「スキ」とあえてカタカナにしてるのは「隙」と「好き」をかけてんでしょう。まあこの2人は厳密に言えば両想いでは無いんだけど。とはいえまーくんが幼なじみの大切さに気付くのは時間の問題なので、やはり両想いの男と女の1対1と言える。
もう1つサンデーで期待が高い『古見さんは、コミュ症です。』がある。
古見さんを愛でる作品としても楽しめるがラブコメとしても素晴らしい。
ラブがコメるのは只野くんと古見さん2人だけであり、破壊力もかなりのもの。どーみても両想いの2人のやり取りには微笑ましくありニヤリングもできる。ストレスもない優しい世界なので幸福度がありますからね。
あと最近スピリッツではじまった『スローモーションをもう一度』も。
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こちらも大滝くんと薬師丸さんがどー見ても両想いです。
付き合ってるわけでは無いんですけどひたすらイチャイチャしています。その威力はメガトン級!ニヤニヤしながら悶絶すること多数。空に何かを叫びたくなってしまうこと無数。青春ラブコメをこれでもかと堪能できます。
これはオムニバス系作品にも通じている。人気作品の『恋愛ラボ』『徒然チルドレン』なんかも両想いの男女1組をニヤニヤと楽しむものですし。ラブコメするか知らんがヤンマガの『手品先輩』もこの系統に入れていいでしょう。
ひょっとして両想いの「男1人、ヒロイン1人」だけは僕らの求めていた理想郷の最後の到達点なのかもしれない。他キャラを混ぜた恋愛劇などいらん!両想いの男女でニヤニヤすればいいのだ!それが我らの求めた安住の地!いや、こんなの前からあるだろって言われればその通り。極論を言えば『BOYS BE…』や『サラダデイズ』に収束したのです。
目障りな「男の排除」をしまくったハーレムラブコメは俺たちの夢と希望と願望であった。しかし、主人公にストレスを感じるようになり、「男の排除」は最大の邪魔者・主人公を消した。女の子だけでキャキャウフフするヒロインしかいない理想の世界を作りました。しかし、やはり物足りなくなり両想いの男女だけのラブがコメるっつーさらなる先へ至ったのである。それは『BOYS BE…』に戻っただけなのかもしれないが。最高である。2人だけの世界!
ま、ラブコメするヒロインが1人だけしかいないので、めちゃくちゃ可愛く魅力的でなければならないわけですがね。叩き売りできるような大量生産ができませんから。大天使でなきゃならん。そして最強天使が揃っている!
大天使!
両想いの男女だけの世界…ああ、これが「全て遠き理想郷(アヴァロン)」だったのか。
現状、この手のヒロインは最高にみんな可愛いのでいちラブコメ愛好家として最高と断言するのに些かの躊躇もないわ!
コメント
分かる
1対1が一番見てて微笑ましいし、読み心地いい
主人公の男キャラが好感持てるってのがでかいな
楽カスさんと大違い
俺がシャナが良いなぁと思ってるのも一対一の関係だからだわ
やはり、両思いのペアってのが理想郷だよな
ニセなんちゃらは両思いだったはずなのにね
楽カスって何やったんやろな
些細なツッコミですが
>漫画やアニメは客観視点で見れるけど、主観視点のゲームやラノベでは女の子がキャキャウフフするだけの世界は出来ない
ギャルゲーエロゲーはわからないけれど、三人称客観視点や女主人公のラノベって結構あるからやろうと思えばやれるような……
女主人公ものはあんまし売れない傾向らしいけども
かぐや様に関しては単行本1巻でハッピーエンドとは限らないと作者言ってたような
ついでに言うと白銀とかぐや様がくっつくとは限らないとも
あのふたりを主人公として扱っていて書記ちゃんがヒロインで裏主人公が会計ってのはなんか色々気になる
会長と白銀さんはお互いの認識があのままで付き合ったら確実に会長倒れますからね…
相当無理してますし
くっついて欲しくはありますが
割とマジで付き合えないまま終わるもありそうではあります
白銀会長とかぐやと書くつもりが会長が分裂してしまった…
ちさポン・・・・・うっ頭が・・・
ハーレム物でハーレムで終わるのが一番好き。
終盤で適当にヒロイン切ってくのが最悪
両想いの「男1人、ヒロイン1人」といえば、あだち充の基本形じゃ有りませんか。
あなた、「みゆき」は読んだことありませんの?
ちょっとまって、瀬田センセってライバルポジの男じゃないの?
銀魂の妙さんはやはりゴリラENDなのだろうか
「男キャラの徹底排除」というと、アニメ「ラブライブ・サンシャイン」もそうでした
主要キャラたちの家族にすら男がいない。母親は出てきても父親は姿を見せない、姉妹はいても兄弟はいない。モブにすら男がいないという徹底ぶりはすごかったです
ボーイズビーは全部ハッピーエンドなんだっけ??
他誌の当時の類似作品でビコーズとかエンジェルビートとかは失恋する話も結構多かった気がする。
ちなみに『ANGEL♡BEAT』の方が『BOYS BE… 』より先だったり
『ANGEL♡BEAT』
月刊少年マガジン
1989年~1996年連載
全14巻
『BOYS BE… 』
週刊少年マガジン
1991年~1996年連載
全32巻
『BOYS BE… 2nd Season』
週刊少年マガジン
1997年~2000年連載
全20巻
『Because…』
月刊少年ジャンプ
1993年~1995年連載
全5巻
『SALAD DAYS』
週刊少年サンデー超→週刊少年サンデー
1997年~2001年連載
全18巻
完全にBOYS BEの二番煎じだったけど、
月ジャンでやってたBecause…って漫画は好きだったなぁ。
5巻しかないし、最後は似た話ばっかになってけど、
BOYS BEやサラダデイズよりも自分に合ってんだよな。
記事読んで思い出したが、懐かしいw
は?ふざけんな
4コマ萌え漫画を恋愛漫画の踏み台にすんじゃねぇよカス
なにが理想郷じゃボケ
連投失礼、上の人もBecause…に触れてましたね。
よく読まずすいません。
うる星やつらもハーレムまんがの王道ぞ?
純粋に読み物として面白かったです
ニセコイに小野寺さん以外のヒロインなんていましたっけ?
ニセコイのヒロインはマリーだろ。何言ってんだ。
最後の6人の右下の子何の漫画だろ気になる
幼い時にあって
再開して惹かれあって
成就したなら最高の恋愛もの
それが訳の分からない違う世界?だかなんだか、短期に右往左往させられただけの存在に浮気してそっち選んだニセ〇イ
あれは結局浮気前提の話でしかない
四年かけて酷いものを読まされてしまった
ゆらぎ荘は二巻で拉致強姦未遂の男キャラが出てたような