復活を遂げたルフィは再びカイドウと対峙! 天王山を迎えた両雄の戦いの行方は!? 一方、各地で幹部達と激闘を続ける仲間達に決着の時が訪れる。ワノ国編超佳境!! “ひとつなぎの大秘宝”を巡る海洋冒険ロマン!!
『ワンピース』102巻(尾田栄一郎)読了。
99~101巻までは繋げるとひとつのイラストになる絵巻風でしたが102巻からは単独した表紙となっています。1026話~1035話を収録。各話の感想・考察はジャンプ掲載時に書いてますのでそちらも参考にしてみてください。
『ワンピース』102巻
1026話「天王山」
四皇同士の激突は空が割れる描写でした(白ひげVSシャンクス、カイドウVSビッグマム)。ルフィとカイドウの激突で空が割れる演出が実にニクイ。新聞報道で「五皇」なんて書かれても皇帝には早いだろって印象でしたが、ここで皇帝になった感よ。
ペロスペローとジャッジを撃破。ジャッジは三大看板の一角なのにほとんど戦闘描写もなく終わってしまった…。
そういえばビッグマム海賊団のスムージーも3将星なのに殆ど戦って描写がない。
1027話「想像を超える危機」
ゾロの「せめて剣で死なせろ…!!」って台詞に剣士としての矜持が詰まってました。キングが重要キャラになるとは想像もできませんでしたね。
1028話「ブラキオ蛇ウルス」
言われてみれば確かに…。素直に受け取れば「討入」関係なくワノ国を支配下に置きたかったのかな。あとジャンプで連載追ってると「ゴムゴムの実(仮)」関連で世界政府は派遣したのかなと。
1029話「塔(タワー)」
「ストローマンズカード」〝塔(タワー)〟その意味。「古きものの崩壊」隠された意味―「新しい道」
今回の戦いのテーマにもなってる。カイドウ&ビッグマムって4皇は古きもの。「最悪の世代」による新しい時代がはじまる。
ホーキンスの占いは当たらない事に定評が出てきた(92%で勝てたはずのキラーにやられた)。ここでKOされると「…1%。ある男が明日まで生きてる確率だ(990話)」の真相語らずかな。まあ、ルフィの事だと思うけど。
- 92%を外す
- 99%を外して1%が現実になる?
1030話「諸行無常の響きあり」
ジャンプ掲載時では「KROOM」となってたローの覚醒技が単行本では「K・ROOM」と中点が入っています。後に出す「R・ROOM」と合わせたのでしょう。
ローの「ROOM」はドーム状のサークルを発生させ円内で「オペオペの実」能力が使用できました。覚醒はわざわざ作らなくても外側でも能力が発揮できる。「ROOM」を鬼哭にまとわせ、貫通させて内部から波動を生む。
「K・ROOM」という名称は「鬼哭のK+ROOM」。ローの覚醒技は「○+ROOM」で「○・ROOM」であると。後の「R・ROOM」はロシナンテの「R」。今回は鬼哭(きこく)の「K」。
1031話「科学の戦士」
1031話からサンジの眉毛が逆になってイチジたちと同じ形状に。外骨格が発現したことを表現しているのでしょう。
1032話「おでんの愛刀」
ヤマトの横乳がたくさんで満足でした。
1033話「霜月コウ三郎」
ジャンプ掲載時では「霜月道場」となってたのが単行本では「一心道場」に変更されてました。別の道場じゃない。また霜月コウ三郎の見た目も興味深い。
93巻SBS / 1033話
本当だ…。霜月コウ三郎は93巻SBSで描かれた和道一文字の擬人化したのが年取ったような顔ですね。刀の擬人化と作成者はなにか関係あるのでしょう。
そのうち閻魔の擬人化もSBSでリクエストされると思うので、その顔は霜月コウ三郎そっくりなのか?私気になります。
霜月コウ三郎最大の謎はワノ国を出国した理由でしょうか。
ゾロが「覇王色の覇気」持ちであることも発覚。ロジャーの片腕レイリーも覇王持ちだった事を考えると当然の流れでもある。覇王持ちと気付いたキングの「王にでもなる気か?」って台詞からの、決着の「閻王」は熱い流れ。
- コウ三郎「あの名刀におれは地獄の大王の名を与えた」「閻魔」
- キング「王にでもなる気か?」
- ゾロ「閻王 三刀龍 一百三情 飛龍侍獄」(1035話)
おそらくゾロの「閻王」に込めたものは地獄の王である閻魔と同じ名前の刀を従える王ってところでしょうか。技名の「じごく」も「地獄」でなく「侍獄」ですし。
1034話「サンジvs.クイーン」
女性に手を出すのは「クズ」ってのはサンジの騎士道精神。クイーンをクズと呼び、それはブラザース「ニジ」「イチジ」「ヨンジ」への例えでもある。
839話
1034話
だからこそコゼットちゃんの仇をちゃんと取れなかったことの克服のよう(に見えた)。クイーンさんがヴィンスモーク兄妹の技を使ってたのも踏まえてね。
1035話「ゾロvs.キング」
キングの種族「ルナーリア族」は気になることがたくさん。
- 「黒い羽根」「白髪」「褐色の肌」「背中に炎」の外見
- 顔にタトゥー(キングだけ?)
- 政府に報告するだけで1億ベリー
- 背中の火が消えると超スピードになれるが防御が落ちる
- 火があると超防御(あらゆる環境下で生存できるのアンサー?)
- ルナーリア族は月からの移住者っぽい
- 月で暮らしてた頃から白翼人をまとめる神?
- レッドライン上に「神の国」を作ってた
- 19の王族(創造主)に滅ぼされた
- 歴史から存在そのものは抹消されてない
レッドライン上に「神の国」を作るも、19の創造主に滅ぼされてしまいました。なぜ天竜人の先祖はルナーリア族の暮らす街を攻めて乗っ取ったのか?この辺の詳細はまだ明かされてませんし、キングはKOされたので謎のまま。
というわけで、102巻感想でした。SBSはキッド海賊団の船員が全員紹介されてて必見です。
コメント
ヤマカムさんが説を予告するのは初めてなんじゃないかな。これは期待。
「ニカ」の件を経て「ブラキオ蛇ウルス」やキングの「貂自尊皇」の描写を見ると、悪魔の実の成り立ちが改めて気になりますね。
「ゴムそのものの性質を持つ」神さまという架空?の存在をモデルにして「作られた」のがヒトヒ(長いので略)だとすると、古代種の特質もまた「想像」により作られたものでは?つまり「恐竜ってそうなのか!!?」は単なるギャグではない?などと妄想してしまいます。
恐竜はリトルガーデンで生存していたからそこからモチーフにしたんだと思う
古代種の特質はどうしてそうなった感が半端ないけどw
地味に気になっていたルフィが海賊王を知った経緯が知れて満足です
1032話のまとめ方よw