あ…ありのままに起こったことを話すぜ!
おれは今週の『ワンピース』(891話「信じられてる」)を読んでたら
プリンちゃんとサンジの結婚はアウトであると気づいた。
頭がどうにかなりそうだった…。
説明しますと、カタクリお兄様大好きなブラコンのキングオブ妹・フランペが登場しました。てっきりね、言動からプリンちゃんの妹なのかと思ったものです。しかし!そうじゃなかった!そうじゃなかったのだ!
C・フランペ
(カタクリファンクラブ会長兼特攻隊長)
はい!ここに注目!
シャーロット家33女(15歳) ←重要!
ご存知プリンちゃんは「35女」です。
以前に、プリンちゃんの年齢を考えるとかなり若く(16歳か17歳)と述べ、サンジと結婚するので論理的に「14歳とか15歳の可能性もあるけど、さすがに…ねぇ?」と書いたけど、まさかまさかである。
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フランペの「33女」か「15歳」表記がミスかなんかでコミックで直されなかったら、プリンちゃんの年齢は14歳以下という、それで結婚という、非常にアレなことになってしまうでござる。
若いってレベルじゃねーぞ。
まあ、おそらく単純なミスでコミックで修正されるとは思いますが、ビックリ仰天ですね。
※追記、どうやらミスだった模様です。
【尾田さんより訂正です】
本日発売の週刊少年ジャンプ7号にて、
「C・フランペ」の設定表記に誤りがありました。
正しくは
「シャーロット家36女(15歳)」
となります。以下、尾田さんよりコメントです。
「別に気づく人はあまりいないとおもいますが、ホントにどうも、てへぺろすペローです。」— ONE PIECE スタッフ【公式】 (@Eiichiro_Staff) 2018年1月15日
それにしてもいやはや。
フランペ様、なかなかいい性格してます。
しかも見た目も、変身前のタマゴ男爵みたいな姿で気になるところです。なんて種族なんでしょうか。ワンピ世界は本当に色んな人種(人種でいいのか?)が登場しますな。それとも「悪魔の実」でこういう体型なのか。風船ガム噛んでるようだし、その能力だろうか…。
891話「信じられてる」
こいつやはり…低確率でおれと同じ未来を見てやがる!!
さて、「VSカタクリ」でしたが、なるほどそう来たかって感じですね。
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いわゆる「未来予知能力者」に対策は物量作戦か超スピードがオーソドックスな破り方です。私はてっきり、ドフラミンゴ戦からの流れで、能力が覚醒して、まわり中をゴムにして未来見ても避けきれない展開になるよ予想しましたが、大外れ。
そもそも、カタクリ自身が当然のように覚醒者でした。ルフィの能力が覚醒するタイミングは「この戦い」ではないっぽいので、逆にいつ覚醒するのか気になるところではあるが。
そうなると、残った手段は超スピードかなと。未来予知しても避けれない攻撃しかないかなって勝手に決めつけてました。そもそも、ジャンプバトル漫画では、未来予知するような相手に対しては一番使われてた伝統の勝機のパターンですしおすし。
攻撃分かっても避けれないスピード
とはいえ、ルフィがカタクリを凌ぐスピードで攻撃するというのも想像できませんでした。
どうやってカタクリに勝つんだよって思ってたら「なるほど!」と。低確率ではあるものの、「カタクリと同じ未来を見ている」ということか!
麦わらの一味で、「見聞色の覇気」の使い手といえばサンジと、ここにはいないウソップの2人。「見聞色の覇気」を極める可能性があるとすればこの2人かなって決めつけてたけど、ルフィが未来を透視できるぐらいになってしまうってことなのかな。
確かにレイリーさんは「覇気は実践の極限状態にこそ更に開花する」と言ってたし、事実ルフィはものすごい勢いで開花してるけど、さすがにカタクリを超えるぐらいの「未来予知」ができるとは考えられん。ま、ルフィは超えたいとは言ってましたが…。
カタクリの倒し方
(884話/885話)
やっぱ、少し同じような未来が見えることにプラスして、カタクリの未来予知破りは冷静で無くすことが一番有り得そうな気がします。いわく「見聞色は冷静でなきゃあ」「おれが冷静でいる限り」とのことですから。
ブリュレは「完璧な人間」「それが私達のカタクリお兄ちゃんなのよ!」、フランペは「あの人はいつでも完璧でなきゃ!幻滅しちゃう!」と、妹たち(おそらく弟も)から求められて自分でも演じてる「完璧なお兄ちゃん像」に異様なこだわりが垣間見えますからね。
一番気になるのは、おやつタイムを誰にも見せることなく、かつ自分の口が避けていることを相当気にしているというかコンプレックスを持ってる素振りだったことでしょう。
口が避けてる事はコンプレックスの様子
「おれの真の姿を見た者は生かしちゃおかねぇ!」と、すごいコンプレックスを持っているのが引っかかりますね。プリンちゃん同様に、自分の身体があまり好きでない様子。さらに謎なのは、自分の正体を知れば生かさない点。この口ぶりだと誰も口が避けてる事を知らないかのような言い回し。
これってプリンちゃんが「三つ目族」のハーフのように、いわゆる「口裂け族(?)」とかそういうのなのか別なのか。実母のビッグマムは知っているのか。そもそも、三つ子のダイフクとオーブンはどう見ても「口裂け族(?)」じゃないよね。
なんで、カタクリだけ三つ子で口が裂けてるんだってばよ!
「モチモチの実」の能力者なので、悪魔の実関係でこういう容姿になったって訳でも無さそうだし。先天的なものなのか、後天的なものなのか。
たとえば、可愛い美少女のプリンちゃんですら、「三つ目」気味悪いと母もブラザーズからも(?)ヒドイ扱い受けてたし、兄弟に知られたくないってのは分かるが、シャーロット家はひょっとして誰も知らない系なのか?
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カタクリの口が避けてることで引っかかるのは、「なぜ3つ子でカタクリだけ口が避けてるのか?」「まじでシャーロット家では誰も知らなのか?」である。明かされるか知らんが、「完璧なお兄ちゃん像」をやってるのはこれが原因なのは明らかでしょう。
で、次のおやつタイムは流石に無さそうなものの、ブリュレもフランペも完璧だと思ってるカタクリの口が避けてるのは知らんでしょう。もし、知られれば絶対に冷静で無くなるのは間違い無さそう。これがルフィの勝利につながると見てます。はい。
信じられてる者たち
3人描き、「信じる」でなく「信じられてる」がミソ
ルフィ&サンジ「おれは信じられてる!!!」
891話のサブタイ通り「信じられてる」がぐう熱い!
ルフィはカタクリを倒して鏡の中から現れると、サンジは最高のケーキを完成させてマムを止めると、仲間から「信じられてる」という台詞よ。同時に同じ台詞です。くぅー!グッとくるぜ!
ここでおれは「信じてる」ではなく、あえて「信じられてる」って台詞回しが本当に素晴らしい。「優しいウソVS真っ直ぐな本音」の果ての、仲間から信じられてるからやるんだって原理は最高の名シーンであり、「信じられてる」と堂々と口に出せるのがルフィとサンジであり、麦わらの一味ですわ…。震えましたね。
ここで注目したいのは、ルフィとサンジだけでなく、あえてカタクリも一緒に描いたことでしょう。2人が同時に「信じられてる」というシーンでカタクリも一緒にかぶせるのがワンピイズムですよ。尾田っち節ですよ。
ルフィは鏡の中から生還する、サンジは最高の美味ケーキを作るって「信じられて」います。これ、ルフィとサンジだけじゃなく、カタクリもまったく同じポジションなんですよ。完璧なお兄ちゃんですしおすし。妹たちから兄弟から国民から「信じられてる」のである。事実、フランペがあえて完璧だと絶対勝つって信じてる描写からはじまります。
そう、カタクリの立ち位置も同じ「おれは信じられてる」なのである。そして、ルフィとサンジは口に出せるけど、カタクリは2人と一緒に描かれ、同時中継状態なのに、口に出せなかったのです。
ルフィもサンジもカタクリも…ポジション的に「おれは信じられてる」なのに、この瞬間、口に出して言えず、3人同時でなく、ルフィとサンジは口に出し、カタクリは同じ状況で口に出して述べられなかったのが胸熱なのです。
カタクリ兄さんよ、あんたも「おれは信じられてる」状態なのに、同時に描かれたのに、口に出して言えなかったのは負けだよ。あんたの信じられているは、薄い!軽い!お前は「信じられてる」的な側面で負けている。そんな風に思いました。まる。
ONE PIECE モノクロ版 87 (ジャンプコミックスDIGITAL)
集英社 (2017-12-04)
コメント
現実世界でも父親が違う双子ってのは実在しまうので一応有り得ないことではないです
公式Twitterで36女と訂正あったようてす。
フランペはミスとアナウンスされましたよ
今回のビッグマム編はカタクリがボスでマムが2番手って感じだな
珍しいパターンだと思う
本心を理解されてるからこその信じられてると、完璧を演じているからこその信じられてるの違いですね
信じられてるというキーワードで見ると、麦わらの一味はポジティブな信頼ですね。
口に出してあれこれ言いませんけど、それぞれの役割をこなしていく。
信じられていると同時に、互いを信じあっている様子が描かれています。
対してカタクリの方は、こんなに敵にてこずる おに―様は見たくない、幻滅しちゃう、
と信頼というよりは、完璧を求められている、完璧なおにいちゃんという幻想を抱かれているという印象です。カタクリにとっては信じられているというよりは、
完璧なお兄ちゃん像を壊してはいけない使命感のようなものはあるかも知れませんが、
その思いを力に変えるというよりは、重荷であったり、ネガティブな方向に働くのではないかと思います。
この対比が面白いですね。
いまだ「ロングリングロングランド編」は蛇足
いやでもきっと意味があるんだと信じたい派ですが
フォクシー海賊団と闘ったとき、鏡越しのパンチを思い出しました。
自分の意志ではない攻撃→カタクリ攻略。
でもそれじゃルフィの成長にならないですね。
父親が口裂け族?と何とか族のハーフならば。
口裂け属と何とか族と何とか族と何とか族のクウォーターなら。
カタクリは実は三つ子でも何でもないんじゃないのか
もっと言って、マムの実子ではなくとも不思議じゃないな
カタクリは本当にたまたま超偶然の一撃を食らって倒れたところを部下や兄弟に見られて動揺したところをボコボコにでもしないと無理じゃないかね
ルフィが目指しているのは、見た目や立場で上下の関係がうまれることのない、平等で差別のない世界だと思います。
それこそがDr.くれはが、ルフィの中に見出した “ Dの意志 ” なのかと思います。思ったことをすぐに言って人を傷つけることもありますが、それでも基本的に自分と平等に扱い、相手の尊厳を貶めるようなことは言ってきてないはずです。多分。
ビッグマムは一見ありとあらゆる種族を自分の国に集めているものの、その実、息子や娘に醜いという理由で差別をしています。カタクリも差別を恐れて自分のほんとうの姿をさらけ出して無いのではないでしょうか。
ここに、海賊王を目指すルフィとビッグマムの大きな差があると思います。ルフィたちの懐の深さでカタクリの心のわだかまりをほぐし、あわよくば仲間にいれれたりなんて妄想。