今週の『ワンピース』は休載です!
ルフィたちのドキドキハラハラなサンジ奪還作戦は無事に果たせるのでしょうか。
心配して夜も8時間くらいしか眠れません…って、全然心配してないな。
そうなんです!
実はサンジを取り戻すことに関してまったく心配していません。
というのもサンジには既に「○人目」という仲間の法則が適用されているからです。
サンジには68話で「4人目」ってサブタイがついてますからね。
これこそワンピで真の意味で仲間になる法則です。ワンピファンにとっては常識ですけど、知らないって人のためにちょっと説明をしましょう。
「○人目」のサブタイトル
『ワンピース』には真の意味でルフィの仲間になった時に「○人目」ってサブタイがつけられる法則が存在します。以下が、その法則が適用された話数です。
(スマフォだと見難いかも)
ゾロ | 「1人目」(6話) | 「お安い御用だ船長(キャプテン)」 |
ナミ | 「2人目」(94話) | 「ナミ!お前はおれの仲間だ!」「…うん!」 |
ウソップ | 「3人目と7人目」(439話) | 「もう一度…俺を仲間に入れてくれ゛ェ!」 |
サンジ | 「4人目」(68話) | 「お前の船のコックおれが引き受ける」 |
チョニキ | 「5人目」の表記未だ無し | ?????? |
ロビン | 「6人目」の表記未だ無し | ?????? |
フランキー | 「3人目と7人目」(439話) | 「船大工!このフランキーが請け負った」 |
ブルック | 「8人目」(489話) | 「私!生きててよかったァ!!」 |
2人目のナミ、3人目のウソップに関しては最初に仲間として加わった時に「○人目」というサブタイトルがつきませんでした。しかし、その後に旅を続けることでナミはアーロン戦後、ウソップはゴーイングメリー号を破棄後に正式に「2人目」「3人目」というサブタイトルが付けられました。
気になるのは、やはり未だに「5人目」と「6人目」のサブタイトルがつけられていないチョニキとロビンでしょう。この法則に当てはめれば、チョニキもロビンもまだ真の意味で麦わらの一味の仲間になっていないのです。モチのロンで、この2人はかけがえのない仲間ですけよ。
ここで僕は「麦わらの一味にとっての役割」としてのルフィが必要とする説があると思うんですよ。直ぐに乗船して「○人目」の法則がついたゾロやサンジなどは、それぞれ戦闘員、コック、船大工、音楽家…としてルフィがスカウトしました。
泥棒ナミから航海士ナミへ
ナミとウソップが最初に仲間になった時は「狙撃手」「航海士」としての技術が優れてると知らずに乗船しました。たまたま「狙撃手」「航海士」だったのです。
はじめてナミを航海士と呼んだ、「うちの航海士を泣かすなよ!!」は屈指の名台詞。ウソップも最初はいい奴、一緒にカヤ暗殺計画阻止のために共闘して「おれ達もう仲間だろ」と加わりましたけど、狙撃の名手と知ったのは仲間になった後。どっちも、きちんと職業として正式に加盟してから「○人目」とついたのです。
未だ「4人目」「5人目」というサブタイが付けられないチョニキとロビンは、まだルフィから職業として「麦わらの一味」にスカウトされていない。面白い奴として仲間になったチョニキは「船医」として、紆余曲折あったロビンは「考古学者」としてルフィに正式にスカウトされるはずであります。
と、話が大幅に脱線したけど。
要するにですね、サンジは既に68話で「4人目」と付けられてわけです。
コックとして正式に「麦わらの一味」の仲間になっているんですよね。故に、サンジ奪還に関しては何も心配していないしのです。むしろ気になるのはサンジの騎士道精神でしょう。
サンジの騎士道精神はどこで教えられたのか?
サンジの特長といえば女性に優しい騎士道精神でしょう。
実家のヴィンスモーク家で叩き込まれたものかと思ったものですけど、どーもそうではない様子です。サンジの子供時代は悲惨そのものっすね。
4つ子の兄弟、イチジ・ニジ・ヨンジに毎日苛められる日々である。
長女も面白がって見下すし、父親なんて「一族の恥」と突き放します。
最悪の幼少時代ですね。サンジといえば、ゼフに拾われる(強引についていく?)までは、10歳で客船コック見習いしていました。おそらく、ヴィンスモーク家を出奔したのでしょう。で、ここで気になる点は、どこで女性に優しい…騎士道精神を学んだかです。
ゼフなんて女子供容赦なかったので、ゼフのもとじゃないでしょう。
客船時代も普通のコック見習いで当時の仲間が騎士道精神持ってたとはちょっと思えないですね。やっぱり実家のヴィンスモーク家としか考えられない。しかし、親兄弟、実の姉にもバカにされる幼少時代であります。
やはり見え隠れしますね。
サンジの母親が!
母親の影がチラチラっす
誰から騎士道精神学んだかって…やっぱ母親じゃねーのってね。
「貴様の騎士道などでは誰一人守れんのだ」と言われれば怒りを爆発させるサンジだし。
これは映画のが顕著だけど、まるで過去に誰かを守れなかったことがあるみたいじゃん。なんで女性に優しいのか。海へ潜った時に女性の肖像画を意味深に見つめて表情といいね。見えるんですよ!母親の影が!チラチラと。
父親、兄弟、姉…クソとしかいえない家族であります。
まだ過去編で登場していない母親が気になって仕方ない。きっとすっごく優しかった可能性が微粒子レベルで存在するんだよね。家族全員敵だけど、唯一母親だけは違ったみたいな。戦闘員としては落ちこぼれだったサンジを慰めてくれた存在!それがサンジの母親!
「女は蹴ったらいかんもんだと、たたき込まれて育った」って母親しか思えない。この親父&兄弟には教えられんでしょ。どう見ても。
そして、可能性大で亡くなってそう。故に「守れなかった」→激おこ!プンプン丸!ですよ。そして家出してコック見習いって流れかな。違うかもしんないけど。とにかく!サンジの過去は母親がサンジの人格形成に大きなウェイトありそう。
さらに最近のサンジ過去話は謎が多い。
サンジが呟いた「お前」
サンジが実の父親ジャッジと戦っている時に「お前…辛かったよな…」と、まるで第三者に向けたかのうような台詞は今なお謎である。
サンジのいう「お前」は誰やねん
普通に考えると、弱かった過去の自分と決別したので他人のように「お前」と過去の自分に呼びかけたようにも見えるし。実は、サンジが2人いたとも取れる超意味深なワンシーンであります。考えてみたけど、現状分かりません。
そもそもサンジは2年前まで右目を出してました。過去邂逅で登場する幼少時代のサンジも右目を出しています。んで、2年後の現在は左目出してるわけです。気になる点は出してる目でしょう。メット被らされ、牢屋に入れられてるワンカットのサンジは、現在と同じ左目を出しています。
左目出す / 右目出す
謎である。
同じ過去の幼少時代サンジでも右目と左目出していると別けて描いている。
2年前までは右目を出し、集結した2年後の現在は牢屋に入れられてる時と同じ左目を出す。なにか意味があるのでしょうか。同じ服装で「3」が入ってるので別人ってことは無いとは思いますけど。二重人格とかそういうのなのか、はたまた別の区別があるのか。サンジの出してる目が左右別で気になります!
【追記】
コミック収録時では幼少期サンジの出てる目が直されていました。
ONE PIECE モノクロ版 82 (ジャンプコミックスDIGITAL)
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コメント
気付きませんでした。左目、確かにそうですね。来週が楽しみです。
尾田っちは伏線張るの天才的ですからね。
普通にストーリー追っても楽しめますけど、隅々までチェックして味わい尽くしたいものです。
いつもブログ楽しみに読まさせてもらってます。
集結した2年後の現在は牢屋に入れられていた時と同じ右目を出す。とありますが、左目ではないでしょうか?
牢屋に入れられてる時が左目が出てること気付きませんでした!どういうことか明かされる時が楽しみですね。
誤字です。
すみません修正しました。
でも、単純に尾田っちの作画ミスの可能性も微レ存ですよね(笑)
その可能性もありますけど、そこも含めて妄想するのがワンピの楽しみ方です
実はヴィンスモークの家風でサンジ父も虐待されて育ってきてそのことを客観的にサンジが……というのは
ないか……
『「麦わらの一味にとっての役割」としてのルフィが必要とする説』ですが、ルフィが必要とする時ではなく、『仲間が自らの意思を示した時』ではないでしょうか。
ナミはたまたま航海士だったのではありません。最初からルフィは航海士としてスカウトしていますし、バギー戦の際にゾロに対して「そいつはウチの航海士だ」と言ってます。
ナミがそれを受け入れなかったのです。しかし、アーロン戦の後に心を開き、自ら「麦わらの一味」の航海士として船に乗ることを決めたのです。
ウソップは最初、「おれ達もう仲間だろ」と言われ、それに乗せられる形で仲間となった。
チョッパーは「うるせェ!!!いこう!!!」と連れ出された。
ロビンは最初は「私を仲間に入れて」だったけどそこに意思はなく、エニエスロビーにおいては「私も一緒に海に連れてって」です。
3人とも「受け身」なんです。
ほかのメンバーは皆自分の意思を示して仲間になってます。
ウソップは『3人目と7人目』で意思を示しました。
今後、チョッパーとロビンにも自らの意思を示す機会が訪れるのだろうと予想します。
追記
ストーリー的にはそれぞれのメンバーの役割がありますので職業は必要ですけど、ルフィの頭の中ではあまり職業は関係ないんじゃないかな?
それこそたまたま必要な職業だったというだけで。
例えばの話ですが、ビビがアラバスタ編の後、一緒に来ていたとしたら、職業はなんでしょう?「王女」というのもおかしいですよね。
でももしビビがルフィと一緒に冒険を続けると決めたなら、『〇人目』のタイトルがついたんじゃないのかなと思います。そこにはビビの明確な意思があるから。
ジンベエにしても、ルフィは職業として勧誘したわけではなく、「ジンベエと一緒に冒険をしたい」から勧誘したのです。
一度は断ったジンベエですが、再登場したことですしこのまま仲間になると思われます。今度は自分から。自分の意思でルフィの仲間になる。『9人目』のタイトルがつくんじゃないかなと思います。わかりませんけどね。笑
それぞれのメンバーがそれぞれの夢、野望、目的のために、ルフィと一緒に歩むことを決意する。ルフィに必要とされるからではなく、自分がそうしたいから。その時に『〇人目』のタイトルがつくんじゃないかと思います。
補足
ナミに関してですが、ナミに逃げられた時、ルフィは「おれはあいつが航海士じゃなきゃいやだ!!!」とまで言っています。
アーロン編ではじめてナミを航海士と認め必要としたわけではない。たとえナミに否定され拒否されたとしても、ルフィの中では最初から一貫して「ナミは仲間であり航海士」なんです。
だからこその、この言葉。↓
「ウチの航海士を泣かすなよ!!!!」
アーロン戦後までナミが『2人目』にならなかったのは、明らかにナミ側の問題なのです。