『ゆらぎ荘の幽奈さん』の千紗希ちゃん
僕らには『ゆらぎ荘の幽奈さん』があるじゃないか。
どうも最近の週刊少年漫画誌のラブコメはアカンね。メイン読者は少年よりもおっさんでしょう(決めつけ)。ラブコメの甘い糖分で日頃の疲れを癒すのが目的なのに、一番癒されるのがヤングジャンプ(青年誌)という有様である。
マガジンも僕らのマツケンがようやく卍解したのに月刊誌行っちゃうし。『AKB49』の作者の新連載は期待してたらチャンバラだし(ヒロインの入浴シーンは良かったが…)。サンデーは、かつては漫研のサンデーと言われたのに、グッとくるラブコメが無い!一番癒されるのは『BE
BLUES』(スポーツ漫画)の江藤さんという有り様である(初恋ゾンビは化けそうだが)。
もうね、バカかと。アホかと。
ラブコメとはサバンナにおけるオアシスのようなものである。
日頃の理不尽な世の中を生きる我々に、甘い癒し効果を与えてくれる。動物を飼うと得られる幸せホルモン「オキシトシン」に近い効用があります。日頃の疲れ取ったりストレスを和らげます(ソースは俺)。
僕らを最大限癒してくれた、『ニセコイ』の小野寺さんが5年間の務めを果たしました。ありがとう小野寺さん。君の事は忘れない!そこでだ!果たして、今現在進行形で乾いた僕らの心を癒してくれるの天使はいるだろうか?
それがいるんですよ!
かなりのタマです!
それが『ゆらぎ荘の幽奈さん』の千紗希ちゃんである。
千紗希ちゃん
素晴らしい…
素晴らしい。実に素晴らしい。
キモ試しといえばラブコメドッキドキイベントでは重要なウェートを絞めるのは『ニセコイ』で証明されましたね。小野寺さんは置き去りを…うっ頭が…。
そこいくと『ゆらぎ荘の幽奈さん』の千紗希ちゃんときたら。
主人公とペアになっても置き去りになりません!置き去りになりません!(大事なことなので2回言いました)
まず、登場すれば必ず受難な目に合う。
ラブコメ漫画でヒロインが受難といえば、我々にとってはご褒美のようなものだからね。むしろ千紗希ちゃんの受難大歓迎だぜ!の精神で受け止めたいところです。
そして、どう見ても主人公に恋してる節が伺える。
『ゆらぎ荘の幽奈さん』は伝説(To Loveる)路線で、生きる伝説を現在進行形で目撃中の身からすると、『とらぶる』には逆立ちしても勝てないと思ってたものですが…。いやはや、『ゆらぎ荘の幽奈さん』はラブがコメる展開も実に素晴らしいのではないだろうか。それを体現するのが千紗希ちゃんである。
素晴らしい
探偵漫画が必ず行った先で殺人事件が起こるように、ラブコメ漫画では主人公が行った先でドッキドキイベントが起こるものです。起こらなきゃ詐欺だよ!千紗希ちゃんは登場する度に主人公に惹かれていく様子が描かれるね。もう惚れてると断言していいでしょう。プラスして、必ず恥ずかしい目に合う。
将棋の佐藤紳哉7段風に言えばこうだ。
千紗希ちゃん?可愛いよね。
序盤、中盤、終盤、隙しかないと思うよ(ラッキースケベ的に)。
って違う。間違えた。
千紗希ちゃんは隙だらけだけど本質はそこじゃない。
もう一度言い直します。テイク2!
千紗希ちゃん?可愛いよね。
序盤、中盤、終盤、好きしかないと思うよ(主人公に)。
千紗希ちゃんは小野寺さんに変わる新たなマイエンジェルになれる逸材ではないだろうか?明らかに主人公に惚れてるけど、(将来の恋敵である)幽奈さんのために色々と頑張っちゃうところがね…。実に心の琴線に触れるじゃないか。東城、小野寺さんの仇は千紗希ちゃんが取る!
さらにだ。
この作品『ゆらぎ荘の幽奈さん』の括目すべきポイントは千紗希ちゃんだけじゃない。雨野狭霧というツンデレ系ヒロインもなかなかどうしてよ。
雨野狭霧.
主人公にどう見ても惚れてるけど、そこは絶対に認めない最後の一線を保ちつデレている。これこそツンデレの極みではないでしょうか?
というのもですね。
ツンデレヒロイン最大の魅力は何かといえばですね…。ツンとデレのギャップなんて抜かすのは素人で、ツンデレヒロインとは「ぷよぷよ」というのが私の持論です。ぷよぷよで20連鎖する快感はご存じだろうか。徹性感と満足度は異次元です。気持ちいいんです。ツンデレも同じ!
反動からデレた時の快感ったらね。
最も気持ちいいことでしょう。
ツンデレヒロインとは快感を楽しむものなのです!
でだ。
『食戟のソーマ』のエリナ様はふざけてんのか?
エリナ様
ソーマたちと触れ合う内にキツかった内面が柔らかくなっている様子を描く。もちろん、それはそれで素晴らしい描写の数々であり、少年漫画としては正しいのでしょう。しかし、しかしである。私は真正面から異を唱えたい。
俺が見たかったのはこんなエリナ様じゃねーよ!
(個人の意見です)
ラスボスのような雰囲気がありエリナ様が陥落ちるのは、ぷよぷよの20連鎖ぐらい気持ち良い快感を得られると思ってたのに…。強がりのお嬢様を屈服させる快感を求めてました。「泣かせてやりたいヒロイン」「全裸にしてやりたいヒロイン」「ひどい目に合わせてやりたいヒロイン」の三部門でブッチギリのトップだったのに、段々と心を開き描写はどうなんだろうか?
これは例えばの実話なんだが…。
ぢたま(某)という成年漫画家をご存じだろうか。数々の黄金伝説(文字通り黄金の聖水)を築いた漫画家として一部で有名だった。一般紙に移ればヒロインが「エッチなにのはいけないと思います」と言い出し、ブチ切れたのがDAIさん帝国さんである(原作有りなのに)。いわく「てめぇー、今まで黄金の聖水にこだわってて何をナヨいこと抜かしてんだ!」である。キレすぎぃぃぃ!!!
当時は、この人ヤベーな(頭が)と思ってたものですが…。
今ならDAIさん帝国さんの気持ちが分かる。分かりますよー!
エリナ様よ~!
俺が見たかったのは段々と柔らかくなる姿じゃねーんだよ!
ソーマの飯に屈服する姿なんだよ!
「飯食う→美味しい→ハニーフラッシュ→デレる」の黄金方程式が見たかった!
今の丸くなったエリナ様じゃないんだ。違うんだ。断じて違う。俺が見たかったのは、エリナ様が屈服してデレる姿だったんだ!今ならDAIさんの言ってた事が理解できるよ。女王様的なエリナ様を屈服させたかったんじゃ!何をナヨく丸くなってんねん!
…そんな心境です。
ツンデレ界のスターだったエリナ様は死んだ!
だがしかーし!新たなスター、雨野狭霧が現れたわけだ。
彼女を屈服させて征服して、デレさせたい!である。
征服したい
雨野狭霧にはエリナ様で達成されなかった夢を叶えて欲しい!
人の夢と書いて儚いと読む?違う!人の夢と書いて「強気で小生意気な娘が不本意ながら悔し泣きしてデレる」である。それがツンデレの醍醐味でしょうが!ツンデレのキモは征服欲だと思います!
千紗希ちゃんには小野寺さんの…。
狭霧にはエリナ様の…。
無念に儚く消えた夢がつまってる。
『ゆらぎ荘の幽奈さん』への期待値はデカい。
夢である
僕らの夢を叶えてくれるのは『ゆらぎ荘の幽奈さん』しかないと思ってます。かつてブルーハーツは「夢」という曲でこう歌った。あれもしたい。これもしたい…と。本物の夢を見るんだ!ラブコメとは人々の夢である。まる。
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