『ワンピース』77巻を読破。
SBSで重要な事が書かれていました。
23巻のウソップギャラリーに投稿したのが『僕のヒーローアカデミア』の堀越耕平先生だったというのもビックリでしたが、77巻の回想シーンでモネとシュガーが登場しないのはなんでという質問に尾田っちは以下のような解答。
シュガーとモネは、あの事件の後の加入となります。大変不幸な環境からドフラミンゴに救い出された二人は、9歳と17歳の姉妹で、ファミリーの為、命をはる覚悟があります。”悪魔の実”を与えられたのは加入後です。ドフラミンゴは人の育った”環境”を重視しますね。
あ、察し…。
なるほどね、ドフラミンゴは環境を重視する。
モネとシュガーの姉妹は今から13年前に大変不幸な環境からドフラミンゴに救い出されたんですって。これ本編で描かれないのかしら。そりゃ、喜んでモネはドフラの為に死にますって。
もの凄く納得である。
ローを迎えた理由も、ベラミーをゴミクズ扱いしたのにも納得だ。ドフラミンゴが家族と認めるのは理由があったわけだ。
ドフラちゃんの事情
ローを正式にドンキホーテファミリーに加える事にしたのは、ローの絶望を知ったからでしょう。16年前、新入りだったローを最初は相手にしませんでしたが、「白い町 フレバンス」の本を読んだ後に、改めて正式にファミリーの一員に迎えられました。
最初は相手にしてなかったのに正式に家族へ迎える
「ドフィがいちいち新入りの相手するか」、からの~、「ロー…お前をここへ読んだのは他でもねェ。お前を正式にドンキホーテ海賊団(ファミリー)の一員に迎える事にした」。と、なったのはローの絶望的な過去を知ったからだ。
そりゃねぇ、もうね、ベラミーじゃ最初から無理だったのだ。
ベラミーは家族としては迎えられないっすわ
例え、ベラミーがチンピラでなくても家族に入れてくれなかったでしょう。
どんなにドフラに忠誠を誓おうとも、役に立とうとも、ドフラミンゴはベラミーを最初から絶対に正式なファミリーに加えない。
なぜなら、ドフラミンゴは環境を重視するから。
そういえばベビー5ちゃんも絶望の過去がありました。
ベビー5ちゃんの過去
どうも貧乏な村で生まれたらしく、役に立たない上に、いっぱしの飯を食らうと口減らしとしてママに捨てられてしう。
これがベビー5ちゃんのアイデンティティになって必要とされたいと願う今があるわけですけど。ベビー5ちゃんも、大変不幸な環境からドフラに救われたのでしょう。
描かれてませんが、半魚人のデリンジャーの過去も壮絶な絶望だっただろう事は容易に想像できる。おそらく、ドフラが家族と認めた他のファミリーも絶望の過去があるのでしょう。ドンキホーテファミリーに正式に加入できるのは、家族になれるのは、絶望を知る者のみである。
悪には悪の救世主が必要なんだよ
ンドゥールにおけるDIO様みたいな。それがドフラミンゴなのだ。クソみたいな人生を歩んだ者を好む。ドフラミンゴも同じクソみたいな最悪の体験をしたから。同じ境遇の者を家族として迎える。一緒に復讐する。だって、ドフラミンゴは復讐者だからただの傷の舐め合いの気もするが。
先週の感想でドフラの信念を語ったがもっと突っ込めば。
ドフラミンゴの信念、海賊のシンボルは、海賊の夢を否定するという最初から単純明快なものだったわ。絶望を知る海賊の復讐の信念!
海賊が夢見る時代は終わる
黒ひげにクソと言われた「夢見る海賊が終わる」という新時代。
なんてことはない、ドフラミンゴがはなっから夢なんて見てないからね。まじで悪夢しか見なてないから。終わるというか終わらせる、みたいな。
ドフラミンゴは絶望を知る復讐者である。
この世界を全て破壊する悪夢を見る。人の夢が終わらないならば、人の悪夢も終わらねぇ!恨まれていこうじゃねぇか、破壊を目指せば、ねじ伏せるケンカもあらぁ!それでこそ夜叉だ!
夢を見るルフィが仲間と共に夢を叶えるなら
悪夢を見るドフラは仲間と共に悪夢を叶える
夢を見る男VS夢を見ない男
この構図が燃える。この対決が熱すぎる。
今週の『ワンピース』782話のサブタイはズバリ”悪のカリスマ”である。
凄まじいタイトル。
個人的に注目したいのは、まさに悪のカリスマであるドフラミンゴが夜叉となるまでの小出しの過去回想。ドフラミンゴはいかにして、外道、人非人、鬼畜、悪鬼、地獄の底から来た奴原になったのか。
王になる
祭り上げられました、とさ。
ドフラは今が41歳なので10歳で父親を殺した事を踏まえると、今から31年前の出来事ですかね。トレーボル18歳、ヴェルゴさん10歳、ディアマンテ14歳、ピーカ9歳でしょうか。ギャングみたいな組織かな。で、王の資質に惚れ込んでトレーボルはボスの座をドフラに譲った、と。
力として、銃だけでなくイトイトの実も復讐する力としてトレーボルから与えられたのは、結構計画的にドフラを育てたのかな。
ドフラなら高みへ連れてってくれると。最高幹部達は、幼少の頃のドフラにある”王の資質”に当てられ、子供だったドフラミンゴをこれでもかと祭り上げる。弱っちいドフラを守り、まさに天竜人のようにチヤホヤしてあげました。
元天竜人のドフラが、人間以下の扱いを受け、再び同じように天竜人のような扱いを受けたことは、やっぱ嬉しかったのでしょうかね。家族、こいつらしかいないと思うね。まあ、これが家族か?ローの言うとおり自分にとって都合がいい奴を家族って言ってが的を得ている。このドフィ(弱い)が今のドフィ(強い)になるまでの過程、私気になります!
しかし、今回の幼少のドフラは気になる。ズバリ言って孤独である。
孤独の王様
滲み出る孤独臭が半端ない。
1人ではなく家族が出来て5人になったけど独りみたいな。
ドフラミンゴは、拳銃とイトイトの実の復讐する力を与えられた。天竜人に父の首を差し出しても、天竜人に戻れなかった。その時、誓ったのである。「(天竜人の牛耳る)この世界を…全て破壊してやる!」、と。この世界への復讐を誓った。夢など見ない。悪夢しか見ない。
だから、ファミリーと肝心な所が咬み合わない。
だってですよ。ファミリーはドフラミンゴに夢を見てるから。
ドフラミンゴに夢を見る
「ドフィ…お前には”王の資質”がある」
「ドフィ、おれ達はお前の全てを肯定する!」
「―かわりに…”夢”を見せてくれ!!」
夢を見ない、夢見る時代を終わらせるドフラミンゴに夢を見るファミリーである。
「男が男に夢を託して何が悪い!」と言われればまったく悪くない。
だが、ドフラに夢などあるのか。天に選ばれたドフラに夢を見てひれ伏す最高幹部、そのドフラは何を見てるんだろうか。孤独だ。
つまり、何が言いたいかっていえば幼女時代のベビー5ちゃん(^ω^)ペロペロって事です。
幼女時代のベビー5ちゃん
圧倒的可愛さである。
そういえば、ドフラミンゴにとってファミリーの面々は大切な家族だし、ファミリーの面々にとってもドフラミンゴは大切な家族だけどさ、ファミリーの面々同士では微塵も家族じゃないのな。ラオGがベビー5ちゃんに言い放った「便利な女」は絶許!
コメント