「それでも町は廻ってる」10巻が発売されました。
なんのかんのでもう10巻ですか。普通は、日常漫画なんてとっくに飽きてくるところです。でも、「それでも町は廻ってる」はまったく飽きません。それどころか、この先の日常が興味が沸きまくりですよ。10巻は帯でビックリ仰天である。
「ファーストキス」(しかも、モーニングキス!)したり
なんだ…と…!?
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期待
これはラヴの予感がプンプンしてきますね。歩鳥がファーストキス?まさか「それでも町は廻っている」でラブがコメる?帯の煽り文だけでドキドキが止まらなくなってきます。期待に胸を膨らませてページをめくっていきます!
キスってどんな味?
きましたね、ハートフルな展開が!
事件は81話「歩鳥ファーストキス」で起こるのであった。のっけから1年生に告白される歩鳥、翌日に真田と早朝からデートをして「昨日、一年生の男の子から告白されたんよ」と相談をした上でのこの発言である。デートは「私、初めて」という台詞まで飛び出す。
歩鳥「キスってどんな味?」
真田「甘酸っぱいイチゴの味だと伝え聞いて…おる…」
「それでも町は廻っている」がラブコメ的に始まった!
歩鳥はファーストキスを経験するのであった。
ファーストキス
魚のキスかよ!
しかし、10巻収録の話はどれも良かったですね。
ご存知「それでも町は廻っている」は時系列がバラバラで、1話毎に歩鳥が1年だったり2年だったり3年だったりと、その猥雑感が素晴らしい。10巻収録の時系列は以下のようなものでしょうか。
74話「アネの日記」(2年夏)
75話「フタバ デッドエンド」(2年夏)
76話「嵐山家 家事担う」(3年秋)
77話「巣」(2年秋、21話の学園祭1日前)
78話「Delective girls2」(2年冬)
79話「歩鳥の戦争」(2年冬)
80話「謎の円盤」(2年冬)
81話「歩鳥ファーストキス」(3年春)
時系列がバラバラだからこそ、後で「お!」とか気づいたり、以前の話も一層味わい深くなるというもの。
例えば、77話「巣」は体育祭をやっているんですが「学園祭前日祭にあたる体育祭」と言われており、21話「迷路楽団」の学園祭の前日であいます。で、体育祭では…。
紺先輩
紺先輩転んだ。膝を擦り剥いてしまった。
体育祭は紺先輩に友達が出来る胸熱なエピソードでしたが、この膝を擦りむきイベントはさらに紺先輩の魅力を際立たせるのである。体育祭で左膝を擦り向いた翌日の学園祭を振り返ってみると…。
学園祭
紺先輩はニーソの絶対領域である。
この時、ニーソには意味があったんだ。
膝を擦り剥いて怪我をしているのを隠すためにニーソを装備していたというわけである。
振り返ると歩鳥2年生時の秋(10月)ぐらいは、紺先輩は制服姿もハイソックスでなくニーソなのである。これはいまいち分からない時系列の判断材料にもなる可能性が微粒子レベルで存在する…?
紺先輩のソックス
紺先輩が学校へ履いてくる靴下は3種類である。
普通の紺ソックス、縞々のオーバーニーソ、紺色のオーバーニーソの3つ。紺先輩2年時は全て普通の紺ソックス。オーバーニーソを履くようになるのは紺先輩3年時である。
紺先輩が制服でオーバーニーソを履いているのは、53話、55話、70話、71話。これは2年時の秋で体育祭の後(10月ぐらい)の可能性高し。
他の期間は全て普通の紺ハイソ。膝を怪我したのを隠すためなのではないか、と。70話では亀井堂のカレンダーが10月となっていた。体育祭で膝を擦りむいた紺先輩は、オシャレでなく怪我を隠すためにオーバーニーソを着用したと考えると、さらに可愛さアップやで。
ちなみに53話「コンタクト」(2年秋、11月ぐらい?)では月、火、水の3日間が描かれ、月曜ではオーバーニーソで水曜で普通の紺ソックスになっている。この辺りで膝の怪我が直った可能性が微レ存?つっても、ただのファッションの可能性も高いのではあるけど。
「それでも町は廻っている」は、個人的に2つの謎がある。
1つは紺先輩の進路
10巻収録の80話「謎の円盤」では来週受験であると言ってます。
来週受験らしい
来週の休みに商店街の旅行(57話)があると紺先輩を誘えば、来週は大学の入試であると。第一志望の大学は落ちたらしい(73話)けど、紺先輩は卒業したらどうなっているのだろうか。大学生かイギリスかニートか…。
2つ目はシーサイドがメイド喫茶を辞めてる事である。
10巻、76話「嵐山家 家事担う」では両親の代わりに歩鳥が弟妹の面倒を見るというエピソードであるが、サラッとこんな発言をしています。
サラッと言う
「明日の夜までタケルとユキコと3人か…」
「こりゃあメイド経験者としては、ウデの見せ所じゃないだろうか!?」
現役メイドでなく、メイド経験者と。
つまり、今はメイドではないのである。歩鳥3年時のエピソードを見れば、3年の春はシーサイドでメイド姿である事が確認できます。
3年春はメイド喫茶であった
72話「嘘つきリッちゃんの亡霊」は、61話「大怪獣、尾谷校に現れる」(3年時4月)に比べて歩鳥の髪の毛が伸びているので3年時の5月ぐらいであろうか。この時期は、まだシーサイドはメイド喫茶であった。
しかし、歩鳥3年時秋のシーサイドは…。
3年秋のシーサイド
ゲ――ッ!
普通の喫茶店になってる!
どういうことだってばよ!
歩鳥3年春(5月)まではメイド喫茶をやっていたのに秋には普通の喫茶店になってしまっている。この間に何があったのでしょうか。
何でメイド喫茶でなくなっているのか。また、歩鳥は3年秋でもバイトを続けている模様。タッツンは不明。シーサイドに何があったのでしょう。
総括すれば紺先輩可愛すぎるということです。
鯨井先輩と同じ顔なのに紺先輩にだけめがっさトキメク!僕の心の琴線を鷲掴みにする。以前にも語ったけど、寝ぼけた時に飛び出したあ、「じゃあむぎ茶で…」「どうしたんだその頭!…かわいい~」発言が未来予知だったわけだけど、紺先輩は本当に未来予知できるのであった。
未来予知
紺先輩
「ケガする夢見たんだよ。私のこういう勘、たまーに当たるんだよなー…。あれー?このシーン前に夢で見たなぁって事が起きたり」
本当に予知夢少女である。
10巻は紺先輩の魅力が凝縮されていおりました。本当は怖がりで恥ずかしがり屋の紺先輩が可愛すぎる。
75話「フタバ デッドエンド」はもはやご褒美です!
ご褒美
ブヒィィィィィ!!
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コメント
ブヒィで持ってかれたwwwwwww