『スタジオパルプ』（久米田康治）1巻が発売されました。
お馴染みのあのキャラもこのキャラも実は全て役者でした☆ 『かってに改蔵』『さよなら絶望先生』の久米田康治最新作。クメタワールドのキャラクター達がカタチを変えて総出演! 待望の第1巻♪
主人公の役者丸ひろ子が『かってに改蔵』『さよなら絶望先生』のキャラクターが役者という設定で登場する楽屋裏のようなスターシステム作品です。ただし、久米田先生いわく「私が生み出したキャラクターにスターと呼べる者がいないのです」とこれはＢ級スターシステムであると。
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『スタジオパルプ』
スタジオパルプへようこそ
Ｂ級…どころかC級のスターしかいない映画村。
ＢＣ級の雑多なキャラクターが雑多な物語を繰り広げるのがスタジオパルプ。
もちろん、久米田先生お得意の自虐ネタですけどね。
少なくとも『さよなら絶望先生』は3回もアニメ化して、今でもちゃんとした動画配信サイトで再放送をすることがり、半永久的に新規のファンが獲得できる形体の作品となっております（その層がコミック買うか知らんけど）。
この手の作品は賞味期限が無いので強い。『かくしごと』『スタジオパルプ』は知らなくても絶望先生は知ってる若者は多いです。原作漫画もマガポケとかでリバイバル再連載すりゃええのにね。ま、絶望先生でＢ級Ｃ級だったら、Ａ級って何だよって感じです。
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久米田先生ファンにはたまらない
『スタジオパルプ』の特徴は往年の久米田キャラ（といってもメインは改蔵と絶望先生）が、役者でその漫画を演じてた体で、良い意味でキャラの使いまわしができる点でしょう。
改蔵キャラと絶望キャラのコラボレーション！
これは久米田先生のファンにはたまらない、オールスターのような作品なのです。
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役者丸ひろ子を主人公として、改蔵キャラと絶望キャラに絡んでいつもの久米田節で話を転がしていきます。野球で言えばセパ交流戦！改蔵＆絶望のコラボ！しかも、役を演じてた設定なものの、出てくるキャラはそのまんまです（褒めてます）。
改蔵と絶望先生が同じ話に登場してる…なんて豪華な競演！
久米田作品です
これは久米田漫画ですわ！
スターシステムの過去キャラ流用しながら、やってることは当然いつもの久米田先生です。久米田テイストといいますか、日常のあるあるネタを膨らませる、他作家へのやっかみやネタ化、羅列などが満載。
例えば、競演NGの話では「久米田康治と畑健二郎も同じ雑誌ＮＧ」とか言い放ったり。読み切りで共演したことも何度かあるのに、本当っぽい、微妙にリアルなネタを取り上げたり。自分の期待されてる役割を分かってる感じですね。はい。
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羅列ネタでは変わらない生もの情報が満載。
特に絶望先生連載期は、週刊連載とはいえ数日前のスキャンダルがネタになってたりしましたからね。常に新鮮なネタを提供する姿勢！今作『スタジオパルプ』も新鮮なネタが満載です（そうか？）。
例えば夢の共演の羅列。
・生ハムとメロン
・中村昌也と梅田賢三
・トラランプとマコーレカルキン
・慎吾ちゃんとキムタク
・フジテレビとライブドア
・岡田武史と北沢豪
・いがらしゆみこと原作者
・久本雅美とウッチャン
・夢と時間
・おぼんとこぼん
・若貴兄弟対決
・チャトランとチャトラン
・高島礼子と高知東生
・桑田と清原
・チャゲと飛鳥
・水谷豊と成宮くん
・水谷豊と高樹沙耶
・山口とリーダー
・松居一代と船越英一郎
赤字はコミックで新規に書き足されたネタ。
このネタが収録された楽園の公式雑誌掲載（書籍扱いなので販売早い）は2017年3月5日です。それでも1年以上前。すでに賞味期限切れの芸能ネタが見られますが、コミック収録で新たなネタを仕込む姿勢に頭が下がります。
ちなみに、巻末の文章によると『スタジオパルプ』のコミックに関してアレコレしてたのは「今はGWの早朝4時です」とのこと。2018年の5月上旬、期間は元TOKIO・山口メンバーのネタ満載でしたしね。
でも、やっぱりコミック発売されると賞味期限が微妙に…。
せっかく休まずＧＷに『スタジオパルプ』のコミック作業して新鮮なネタ入れたと思われますが…。芸能界の旬の移り変わり早いと思いました（小並）。
豪華オールスター
凄いメンバーだ
『かってに改蔵』の改蔵は高橋、『さよなら絶望先生』の糸色望むは佐々木が演じている設定。役者丸ひろ子は既存の久米田キャラを演じていた役者たちをゲストに迎えて絡んでいく…というのが『スタジオパルプ』のストーリーでした（過去形）。
1巻を読んだ方ならご存知だと思いますが、改蔵（高橋）と羽美（小林）と地丹（佐藤）の3人の出番がどんどん増えていきます。1巻の途中から、役者丸ひろ子と改蔵の3人がレギュラーとして他のキャラと絡むようになっております。
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え？もうこれ『かってに改蔵2』じゃん！
このことに関しては巻末の長文で以下のようにコメントされております。
ここに世界で初めて「B級スターシステム」という新たな方式が誕生したのです。そんなシステムが機能するでしょうか？するわけありません。Ｂ級スターは他の役を演じることが出来ないのです。どんどん地が出ちゃうのです。結果、同業者からは『〇ってに改蔵2』じゃんなどと揶揄される始末。
だったら最初から…
以前、弟子である畑健二郎先生の新連載『トニカクカワイイ』について、最初から「2」描けっつーのとか言ってましたけど、最高のブーメランになってる久米田先生の身体を張ったギャグであることがわかります。
ホント、見苦しいねぇー。
だったら最初から、改蔵2描けっつーの！！
いや、私は改蔵2で良いと思いますよぉ（フォロー）。
完全に『改蔵2』
Act.8
1巻収録の終盤はどう見ても『かってに改蔵2』となってます。本当にありがとうございました。ただね、まだ1巻収録まではギリギリで役者丸ひろ子は主人公してます。ギリギリ話に絡んでるし中心にいる。
1巻は正確に言えば役者丸ひろ子と改蔵メンバーの漫画ではある。まあ、私は楽園で先を読んでるので2巻は役者丸ひろ子さんが主人公に留まってるか怪しくなりそうな匂いを感じてますが…。
うん。これ完全に『かってに改蔵2』です！
だがそれでいいのだ！むしろ主人公変えて伝説になって欲しいぐらいの期待がある。あくまで個人の意見ですけど、役者丸ひろ子を中心に話を転がすより改蔵メンバー中心の方がキレ味あるからね。面白いかんね。
『かってに改蔵2』でいいと思います！
読者投稿コーナーねぇ！？
『かくしごと』に続いて『スタジオパルプ』にも読者の投稿コーナーがありませんでした。久米田ワールドは読者投稿も合わさってこそより輝くと思うんだけどなぁ。
もちろん、本編と久米田先生の文章が面白いのは当然ですよ。
巻末の長文「『楽園』の取説」「スターシステムの取説」「Ｂ級スターシステムの取説」「久米田康治の取説」は必見です。
加賀愛ちゃんが可愛かったです
加賀愛大好きとして今回スポットが当たったのは控えめに言って最高でしたね。 pic.twitter.com/WBSZtYGsxI
— 山田 (@yamakamu) 2016年11月3日
『スタジオパルプ』は改蔵2であることは間違いないんですけど、さらに絶望少女のナンバーワン（当社比）の加賀愛が絡むことによって、さらに味が出てる（と思う）。愛ちゃん変わらぬ可愛さで満足です。はい。
もう改蔵メンバーに絡む絶望少女でもいいしね。
『スタジオパルプ』で最も期待すること！それは、相変わらずのサイコパスっぷりを発揮してる羽美ちゃんに唯一対抗できそうな子がいることでしょう。そう！絶望少女の木津千里である。
名取羽美ＶＳ木津千里
なにこの夢の対決！Act.3ではニアミスしてるので、真正面から対峙したらどうなるのか？これこそ夢の競演である。夢の対戦である。『スタジオパルプ』でしか実現できないカードだと思いまーす！まる。
『かってに改蔵』が無料で読めます
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【無料で読める作品】
・湯神くんには友達がいない
・だがしかし
・初恋ゾンビ
・H2
・名探偵コナン
・神のみぞ知るセカイ
・史上最強の弟子ケンイチ
・MAJOR
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無料ですので通学や通勤のお供に是非アプリを入れてみてください。
コメント
謙遜してるはずなのになんかね…うん
ほぼ改造＋絶望っぽいけど南国アイスキャラはどのくらい出てくるのだろうか･･･
後藤先生役も高橋なのだろうか。
それから、役者丸ひろ子は本当に広島出身ですか。それともあれは悪口ですか。
山田さんにはスポットあたらず。。
＞名取羽美ＶＳ木津千里
なにそのゴジラ対ガメラｗｗｗ
サンダ対ガイラと描こうとしたら、より適切なのがすでにあった
いやむしろ伽耶子VS貞子